936:194:2022/11/16(水) 17:30:30 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その5 228基地の危機その3
空を覆い尽くす大きさを誇るマザーシップ。
そして、それを護衛する様に展開する六機のテレポーションシップ。
SF映画その物な光景に、EDF兵士達は息を呑む。
隊員C「あれはなんだ!?」
イオタ2『街みたいにでかいぞ!』
イオタ1『宇宙船・・・なのか?』
隊員B「まさか・・・エイリアンだってのかよ!」
人型特重機動戦艦・大和にいる柏木達も、少々驚いている。
歴史改編の影響で戦力が強化されているとは思っていたが、まさかマザーシップまで投入してくるとは思わなかったからだ。
柏木「この時点で、マザーシップまで出してくるとは・・・」
フェル「容赦無さ過ぎデショウ・・・」
神崎「それだけ嵐山君達が挙げた戦果が、凄まじかったという事だな。向こうも異常事態だと、判断したんだろう」
神崎「だが、ここで奴を仕留めれば一時的に侵攻を止められるかもしれない。ここが正念場だ」
神崎の言う通り、マザーシップを仕留める事が出来れば戦局に大きな影響を与えるのは確実だ。
逃す事無く、ここで仕留めておきたい所だ。
神崎「みんな、ここが正念場だ。マザーシップを撃墜し、敵の意図を挫くぞ」
艦娘達&戦娘達「「了解!!」」
937:194:2022/11/16(水) 17:31:00 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
改めて気合を入れる面々。
それに呼応するかのように、テレポーションシップが蜘蛛・・・侵略性外来生物β及び強化型・・・侵略性外来生物βPlusを投下。
更にマザーシップからドローンが発進。こちら側に襲い掛かって来た。
隊員『円盤だ!円盤が出てくるぞ!』
隊員『これはテロじゃない!侵略だあああああ!』
隊員『おい、この悪夢はいつ覚めるんだ?俺はベッドで目を覚ます。そうだろ!』
軍曹「パニックを起こすな!冷静になれ!民間人、あれは一体なんだ?奴等を倒す手段は有るのか?」
パニックになりかけていた兵士達を一喝し、嵐山達にアドバイスを求める軍曹。
ここまでの戦い振りから、それだけの実力が有るのを認めて信頼している様だ。
嵐山「小型の円盤はテレポーションシップ。怪物達を投下してくる輸送船です。大型のはマザーシップ。奴等の中核戦力の一つです」
軍曹「弱点は有るのか?」
嵐山「はい。まずテレポーションシップですが、金色の装甲は俺達の武器では破壊出来ません」
嵐山「ですが、ハッチ内部の赤く光る部分・・・転送装置は金色の装甲に守られていません。そこを攻撃して破壊すれば、撃墜出来ます」
嵐山「マザーシップも基本は同じです。奴は超大型砲台を展開しますが、砲台本体と周囲に三つ存在するチャージ機は破壊可能です」
軍曹「チャージ機?」
嵐山「砲台は緑色のエネルギー弾を二発地上に放ちますが、チャージ機一基に付き更に二発エネルギー弾を増やします。破壊すれば、エネルギー弾を減らせます」
嵐山「砲台を破壊すれば、機体下部の転送装置に攻撃を加える事が出来る様になります。そうすれば、テレポーションシップ同様に撃墜出来ます」
軍曹「つまり・・・どちらも下側が弱点、と言う訳か」
隊員A「下に潜り込むだと?無謀過ぎる!」
隊員B「あの怪物共とドローンの数を見ろ!あの大群のど真ん中に突っ込むとか、正気じゃねえ!」
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思いもよらない方法に、軍曹隊のメンバー達が無謀だと声を上げる。
だが、武蔵がその言葉を一蹴した。
武蔵「怪物やドローンと際限なく戦う方が、余程無謀だ。現状、それ以外の倒し方は存在しない」
GR隊長「・・・いいだろう。連中に一泡吹かせるぞ」
GR副長「一つ貸しだ、民間人。いずれ返してもらうぞ」
Sp隊長「他に手段が無い以上、やるしかない様だな」
軍曹「決まりだな。お前達、行くぞ!」
隊員B「・・・仕方ねぇ。民間人達がやるって言うんだ、俺だけ帰る訳にはいかないな」
隊員C「・・・やりましょう!」
他に手段が無いという事も有り、覚悟を決める隊員達。
かくして、228基地を巡る最後の戦いが始まった。
まず並行世界側の様子だが、空戦戦娘達が人型特重機動戦艦・大和とフリンゼ・サーミッサの援護を受けつつドローンを拘束。
その間に陸戦戦娘達及び艦娘達が地上の蜘蛛達を駆除していく。
戦娘達と艦娘達の、予想を遥かに上回る戦闘力に蜘蛛達は翻弄され、押し返すどころか次々と駆除されていく。
援護すべきドローンも、戦娘達に翻弄されて自身を守るのに手一杯な状態だ。
そうこうしている内に、六駆の四人による集中攻撃を受けて早くもテレポーションシップの一機が撃墜された。
隊員A「向こうも戦闘を開始・・・凄い!早くも1機が撃墜されたぞ!」
隊員B「あんな小さな娘達が!?夢でも見ているのか!?」
軍曹「俺達も負けていられないぞ!突撃する!」
隊員達「「「イエッサー!!」」」
939:194:2022/11/16(水) 17:32:00 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
EDF隊員達も負けじと突入する。グラントMTXで蜘蛛が粗ごなしに吹き飛ばされ、FGZハンドガトリングが蜘蛛を一匹ずつ始末していく。
更に生じた穴にグリムリーパー隊及びスプリガン隊が突入し、その穴を押し広げていく。
そして、生じた大きな隙を逃さず嵐山が突撃。グラントMTXで蜘蛛を出オチしながら転送装置にダメージを与えていく。
他のメンバー達の攻撃も加わり、致命的ダメージを負ったテレポーションシップが爆発。力無く地面へと墜落していく。
隊員A「やったぞ!」
隊員B「ざまーみやがれ!」
隊員C「俺達でも倒せる!人類は勝てるぞ!」
軍曹「本来テレポーションシップの下は怪物によって守られている。まさか怪物を掻き分けて地上から近付いて来るとは、思っていなかったはずだ!」
軍曹「残りも同じ要領で、殲滅するぞ!」
そこからは、まるで互いに競いあうかの様に一機・また一機と撃墜していく。
程なくして六機全機が撃墜され、蜘蛛達も排除。残るはマザーシップだけとなる。
マザーシップはドローンのみならずタイプ2ドローンも投入。更に巨大砲台で地上を焼き払おうとする。
が、その程度ではもはや止める事は出来ない。攻撃が巨大砲台に集中し始める。
レイ「嵐山さん、チャージ機は私達が破壊します。そちらは砲台本体を!」
嵐山「了解した。チャージ機は彼女達が片付ける。俺達は砲台本体を破壊するぞ!」
飛島・戦場・武蔵「「「了解!!」」」
嵐山の合図と共に、それぞれの狙撃武器・・・ライサンダーZ・ライジンα・リムペット・スナイプガンZD・35ミリバトルキャノン砲が次々と叩き込まれる。
砲台が瞬く間に煙を吹き、遂には破壊される。
原作6のナンバー8の様に、エネルギーが逆流して本体が爆散するという事は無かったが、危険を察知して殿のタイプ2ドローンを発進させつつ、離脱に掛かる。
嵐山「逃がさん!!」
嵐山達が未だ閉じていない転送装置に追撃を加える。更にフリンゼ・サーミッサと人型特重機動戦艦・大和の主砲が叩き込まれる。
発進中だったタイプ2ドローン諸共転送装置に被弾。大爆発を起こす。
機体表面に次々と火柱が上がり、高度を落としていくマザーシップ。墜落中に内部から大爆発を起こして爆散した。
940:194:2022/11/16(水) 17:32:30 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
隊員「やったぞー!」
イオタ2『今度こそ、基地を守りきったぞ!』
隊員「EDF!EDF!」
隊員B「なんてこった。本当にやりやがった!」
隊員A「あのデカブツを撃墜するなんて」
隊員C「あいつ等、すごいぞ」
軍曹「ただの民間人達では無い。そして、あの謎の軍勢。話を聞いた方がよさそうだな」
そんなやり取りをしている所に、さっきまで縮こまっていた先輩がやって来た。
先輩「僕は帰っていいかな?」
軍曹「安全なところに連れて行ってやる。心配するな。」
かくして、後に『228基地攻防戦』と命名される事になる、同基地の長い一日が終わった。
開戦初日の奇襲で数々の戦果を挙げていたプライマーだったが、それ等をも吹き飛ばす甚大過ぎる被害に青くなる。
量産し辛いヒュージアンカーが早くも四本も失われ、おまけに虎の子のマザーシップ・・・後にナンバー6と呼ばれるはずだった物が開戦初日に失われたのだ。
凄まじい戦闘力を誇る謎の軍勢に、異常な戦闘力を見せる人間。しかも異常な人間は、観測されていた一人だけでなく何と四人も居るのだ。
さしものプライマーも対策を講じなければならなくなり、実に一カ月もの間侵攻や攻撃が停滞する事となる。
初期の奇襲で大きな被害を受けた人類側も態勢の立て直しに奔走しており、この間は奇妙な停滞期を迎える事となる。
941:194:2022/11/16(水) 17:33:00 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
以上です。228基地攻防戦、ラストはマザーシップとの戦いと相成りました。
プライマー涙目で、草も生えない状態です(ヲイ)。いや、実際開戦初日にこれだけの被害を受けたら、彼等でなくても青くなりますわ(汗)
今回撃墜に成功したのは、マザーシップ・ナンバー6。前作5終盤に、潜水母艦・セイレーンを撃沈した奴です。なので、開戦初日にセイレーン撃沈のフラグが折れましたw
正体不明の謎の部隊が現れ、更にストーム1が四人。さしものプライマーも対策無しで侵攻する訳にもいかず、侵攻や攻撃が停滞。
人類側も立て直しに奔走しているので、戦争は一時停滞を迎えます。
次回は、228基地にて軍曹達と並行世界の人達との会合。更にEDFのお偉いさん複数が来る予定です。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。
942:194:2022/11/16(水) 17:34:38 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
誤字を見つけたので修正を。
936
- 誤 人型特重機動戦艦・大和のいる柏木達も、少々驚いている。
↓
- 正 人型特重機動戦艦・大和にいる柏木達も、少々驚いている。
wiki掲載時に、修正をお願いします。
943:194:2022/11/16(水) 17:38:47 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
もう一か所確認。おお、もう・・・orz
939
- 誤 雲が粗ごなしに吹き飛ばされ、、FGZハンドガトリングが蜘蛛を一匹ずつ始末していく。
↓
- 正 蜘蛛が粗ごなしに吹き飛ばされ、FGZハンドガトリングが蜘蛛を一匹ずつ始末していく。
wiki掲載時に、修正をお願いします。
最終更新:2023年01月14日 09:18