963:194:2022/11/18(金) 17:55:31 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その6 主要キャラ達との初会合
攻防戦終了後、228基地指揮官や軍曹達主要メンバー達(軍曹隊・グリムリーパー隊・スプリガン隊)と嵐山達、そして並行世界の面々・・・柏木達との初会合が行われる事となった。
既に目を見張る戦果を初日に上げた事が総司令部の目に留まっており、この基地に総司令・作戦司令本部・情報部少佐とその部下(オペ子)が来る事が決定しており、
事前のすり合わせは必須だったからだ。
その前段階として、展開していた戦娘を代表してレイが嵐山の前に降り立つ。
レイ「嵐山さん、お疲れ様です。ご無事で、何よりです」
嵐山「君達が上空を抑えてくれたおかげで、敵を効率よく殲滅出来た。有難う」
レイ「いえ。・・・それはそうと、其方に居る民間人の方々は?」
嵐山「・・・別の世界線でストーム1をやっていた者達だ。こちらの世界に来た時、すぐ横に並んでいた」
レイ「え、ええっ!?!?」
まさかの回答に、レイが驚きの声を上げる。
主人公であるストーム1は、確か一人だった筈。
それがこの場に四人も居るとは。予想外にも程が有る。
嵐山「これも、君達との世界と繋がった影響かも知れないな。だが、これは嬉しい変化の一つだ」
イッチ「ほえー。まさかの主人公が四人とはねー」
レイ「あっと、驚いてばかりもいられないですね。柏木さん達に知らせないと」
そう言って、柏木達に通信を送るレイ。
当然ながら柏木達も驚いていたが、驚いてばかりもいられない。すぐそこに軍曹達も居るのだ。
まずは姿を見せるのが先決だ。
レイ「皆さん、今人型特重機動戦艦・大和に連絡を入れました。此方に私達の世界の全権大使の方々がやってきます」
軍曹「やってくる?」
隊員B「あの大型ロボットか?今空中に浮いているじゃねーk」
964:194:2022/11/18(金) 17:56:01 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
隊員Bが言い終わるかどうかの所で、光の柱が三本立つ。
そして、柏木・神崎・フェルの三人が転送されてきた。
その様子に、軍曹達も驚きの声を上げる。無理もない。何もない空間から人間が現れたのだから。
しかもその内の一人は、明らかに地球人では無いのだ。驚くなと言っても無理だろう。
隊員B「な、何も無い所から現れやがった!?」
隊員C「何てテクノロジーだ・・・」
隊員達が驚く中、柏木達は自己紹介を始める。
柏木「EDFの皆さん、はじめまして。ティエルクマスカ銀河星間共和連合で連合防衛総省長官を務めております、『柏木 正人』と申します。以後、お見知りおきを」
神崎「日本国所属・神崎島鎮守府の最高責任者、『神崎 博之』提督と申します」
フェル「日本国外務大臣兼副総理を務めてイマス『フェルフェリア・カシワギ・ナァカァラ』。日本名・『柏木迦具夜』を言いますデス。呼びにくいナラ、『フェル』と呼んで下サイデス」
三人の自己紹介が終わるが、みな呆気に取られて反応が無い。
基地の襲撃と言い彼等の存在と言い、現実味が湧かないからだ。
とはいえ、何時までもフリーズしてもいられない。228基地の指揮官は、強引に自身を再起動させて応対する。
指揮官「・・・ゴ、ゴホン!も、申し訳ない。つい固まってしまいました。私が、この基地の指揮官です」
柏木「貴方がこの基地の最高責任者という事で、間違い無いでしょうか?」
指揮官「は、はい。え、えーと其方の・・・神崎提督、でしたか?かなり高位の方と見受けられましたが・・・」
神崎「ああ、一応元帥を務めております」
指揮官「元帥!?し、失礼しました!!」
階級を聞いて、思わず直立不動となる指揮官。
見ると、軍曹達も同じ様に直立不動の体勢を取っている。
その様子を見て、神崎達は思わず苦笑する。
965:194:2022/11/18(金) 17:56:31 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
神崎「あー、そんな直立不動にならないで下さい。EDFとは無関係な組織ですし」
指揮官「はっ!ですが、流石に最高位のお方に失礼だったかと!」
柏木「まぁまぁ、そう固くなっていては話が進まないですし」
指揮官「そ、そう言っていただけるのは幸いです。では、最初にお聞きしますが・・・貴方方は一体何者なのですか?敵性勢力と戦っていた以上、敵では無いみたいですが」
フェル「そうデスネ。まずは私達が何者で、何処から来たノカを話しマショウ」
そう言って、自らの事を話す。
自分達は金星軌道上に現れたゲートからやって来た、並行世界の存在である事。
その世界の日本は、別の銀河からやって来た異星人の国家・ティエルクマスカ銀河星間共和連合の主要加盟国として所属している事。
かつての軍艦や競走馬が擬人化したキャラ達が自分達の国に表れ、実際に暮らしている事。
日本の神様の奇跡によって、日本自体が超大陸化している事。
この世界以外にも二つの世界とゲートで繋がって、盛んに交流している事。
今回この世界へは、今から五年後に飛来する敵のタイムマシン『リング』の制御装置の破壊で発生した事故を利用して、この世界線へとやって来たという事。
予想の斜め上を行く事ばかりで、指揮官は元より軍曹達も目を白黒させている。
指揮官「へ、並行世界!?タイムマシン!?!?」
軍曹「並行世界同士を繋ぐゲート!?どこにそんな証拠が!?」
フェル「証拠の映像なら有るデスヨ。ケラー軍曹」
軍曹「ケラー?」
フェル「私達の国、ティ連における敬称デスヨ」
そう説明しながら、PVMCGを展開・操作するフェル。
見た事の無い機械が突然出現した事に驚く軍曹達。そして、再生された映像には金星軌道上の黒い穴とそこから出現するデロニカ等の映像が再生される。
軍曹「・・・ほ、本当に世界間を繋ぐゲートだというのか」
フェル「ハイデス。それと・・・今からとても大事ナ事を言いマスガ、どうか怒らずに聞いて下サイネ」
そう前置きして、一番重要な事を話す。
この世界が、自分達の世界で発売されているゲーム「地球防衛軍6」の世界その物であるという事だ。
文字通りの爆弾発言に、指揮官達から抗議の声が上がる。
指揮官「こ・・・この世界が、其方の世界で発売されているゲームの世界その物だと!?」
Sp隊長「幾らなんでも、言って良い冗談では無いと思うが!?」
指揮官は元より、今まで黙って聞いていたスプリガン隊長まで抗議の声を上げる。
だが、柏木達は続ける。
柏木「皆さんの気持ちはよく分かります。ですが・・・これは紛れもない事実です。証拠も有ります」
966:194:2022/11/18(金) 17:57:01 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
そう言って、自身もPVMCGを展開。ゲームの動画等を複数再生する。
隊員B「イヤイヤイヤ。幾らなんでも質の悪い冗談だろ!俺達がゲームのキャラな訳・・・マジかよ・・・(即堕ち二コマ並感)」
軍曹「・・・ここまで色々と一致している以上、信じるしかない、か・・・」
GR隊長「・・・ゲームの中で自分が動いている様を見るとは。複雑な気分だな・・・」
嵐山「ショックなのは分かります。自分とプロフェッサーも、同じ気分でしたから」
軍曹「どういう事だ?」
嵐山「次は、自分達の事を説明します」
そう言って、嵐山は自分と残りの三人の事を話す。
自分達はプライマーのリングの事故を利用して、プロフェッサーと共に記憶を持った状態でやり直しをしていた事。
リングの事故を起こす為の打ち合わせをしている時に並行世界の人々と出会い、協力関係を築いた事。
残りの三人は、それぞれ違う時間軸にてストーム1として戦っていた事。
四人のストーム1が何故この時間軸に集結したのか。それに関しては誰にも分からないという事。
壮絶極まりない内容に、やはり目を白黒させる軍曹達だったが・・・ある意味納得もしていた。
敵の弱点を熟知し、プロである自分達顔負けの戦いをやってのけているのだ。事実だと判断するしかなかった。
軍曹「・・・戦いに勝利する為に、何度も戦いを繰り返していた存在・・・か」
GR隊長「道理で、何度も死線を潜り抜けて来た目をしていた訳だ。俺達とは比べ物にならない程の実戦経験を、積み続けているのだからな」
隊員B「・・・とても民間人呼ばわり出来ねーな。ゲーム通りに『大将』と呼ばせてもらうわ」
そうおどけるゴリさんこと隊員B。
少しばかり、場が和む。
指揮官「・・・成程。皆さんの素性はよく分かりました。ですが、そのゲート?でしたか。開くのが五年後という事は、その間の補給は」
柏木「あ、その辺りは心配有りません。ティ連のハイクァーンという技術で、弾薬や燃料・補修パーツとかを作り出す事が出来ますので」
神崎「それに、トーラルシステムの救難信号を利用してこの世界の位置を特定して、ディルフィルドゲートと呼ばれるゲートでこの世界と我々の世界を繋げます」
神崎「とはいえ、膨大な数の並行世界から探し出す必要が有りますから直ぐにとはいきませんが・・・半年から一年程で、位置の特定をする事が出来ます」
指揮官「は、ハイクァーン!?並行世界間を繋ぐ!?」
隊員B「そんな技術まで有るのかよ。反則だぜ」
フェル「ハイデス。とはイエ、それまでの間は現有戦力とEDFの皆さんトデ、力を合わせて頑張るしか無いデスヨ」
指揮官「成程・・・分かりました。総司令達には、自分が事前に話を通しておきます」
神崎「それと、プロフェッサーも呼んで下さい。彼も、この後の行方に関わって来る重要人物ですので」
指揮官「分かりました」
967:194:2022/11/18(金) 17:57:31 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
協力関係の構築と円滑化の為、指揮官達が行動を開始。
流石に内容が内容だけに、直ぐには信じて貰えなかったが・・・最終的には基地に直接訪れて対談する事が決まった。
二日後、指揮官他基地の人員達が敬礼する中、柏木達と総司令達との会談が始まる。
最初は半信半疑だった総司令達も、目の前の様々な証拠(フリンゼ・サーミッサ・人型特重機動戦艦・大和等)や存在(フェルさん・艦娘・戦娘・ストーム1達)の数々を
実際に見た以上、信じるしか無かった。
総司令「・・・信じるしかない様だな。しかし、我々の相手・・・プライマーが未来から来た火星人だとは」
本部「しかも攻撃理由が『自身の生存の為』である以上、妥協の余地は無いかと」
少佐「覚悟を決めるしか、無い様ですね。さて、貴方達四人ですが」
そう言いながら、嵐山達に相対する少佐。
だが、言うまでもなく四人の答えは決まっていた。
嵐山「我々も、EDFの兵士として戦います」
軍曹「・・・良いのか?今のお前達は民間人だ、あれだけ戦った後にこういうのは何だが・・・戦いから降りる事も」
嵐山「いえ、軍曹。これはもう、自分達だけの問題では無いのです。繰り返して来たループ・・・死んでいった仲間や沢山の人々・・・それ等の思いが、我々を突き動かしているんです」
飛島「どの周回でも、歴史改編の結果、沢山の人々が死に絶えました。その仇を討てるのは・・・我々しか居ません」
戦場「そう、我々しか居ないからこそやらねばならないのです。全ての人達を代表して・・・『やつらに一発くらわせる』事を」
武蔵「ここで我々が降りたら、死んでいった仲間や人達の無念・・・それを晴らす人が居なくなる。何より・・・自分自身を許せなくなる。何と言われようと、最後までやり遂げます」
軍曹「・・・」
覚悟を決めた四人を前に、何も言えなくなる軍曹。彼等は、どれだけの人々の思いや無念を、その背に背負っているのだろうか。
それをはかり知る事は、自分には出来ない。
968:194:2022/11/18(金) 17:58:01 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
少佐「分かりました。以後、貴方達はEDF所属となります」
軍曹「少佐!?」
少佐「彼等の戦闘力は極めて貴重です。何より・・・覚悟を決めて進む事を決めた者を止めるのは、誰にも出来ません」
軍曹「・・・・・ハッ」
少佐「それから、私の部下を貴方達に付けます。きっと助けになる事でしょう」
オペ子「よろしくお願いします!」
本部「・・・では、今後の戦争に備える為に、ここで新たな遊撃隊『ストームチーム』の結成を行う」
本部「スプリガン、君達はストーム4。グリムリーパー、君達はストーム3。軍曹、君達はストーム2。そしてストーム1は・・・お前達だ」
本部「以後、この四チームが合同で戦う場合はこのコードネームで呼称する。分かったな」
ストームチーム「「「「イエッサー!!」」」」
P「総司令、参謀、私から提案が有ります」
参謀「何かな?」
P「はい。今後の戦争を勝ち抜く為にも、全人類の英知を結集しなければなりません。その為にも、有能な科学者を1人でも多く、できるだけ集めて下さい」
P「敵の詳細を更に知る事、ティ連との兵器の共同開発、やらなければならない事は幾らでも有ります。お願いします!」
プロフェッサーの言葉に黙って耳を傾ける参謀。
一頻り聞いた後、徐に口を開いた。
参謀「科学者は呼ばない」
P「参謀!?」
参謀の言葉に、思わず驚愕と絶望の表情を浮かべるプロフェッサー。場の空気が固まる。
だが、言葉には続きが有った。
参謀「・・・まずは政財界の有力者からだ。世界を動かすぞ」
微笑みながら茶目っ気のある言葉を述べる参謀。こうして、少なくともEDF側の意思が固まる。
一方、プライマー側もこれ以上の攻撃・侵略の停滞は看過出来ないという事も有り、攻撃を再開。奇妙な停滞を迎えていた戦況は、再び動き出そうとしていた。
969:194:2022/11/18(金) 17:58:31 HOST:ai126149098028.54.access-internet.ne.jp
以上です。EDF側と並行世界の方々との初会合の様子でした。
個人的には、一番驚いたであろう事はまず間違いなく
「自分達の世界が、ゲームの世界だった」
と言う事実でしょうね。とはいえ、数々の証拠が有る以上は信じざるを得ませんが(汗)
後半は、この時点でのストームチームの結成と、6で複数回繰り広げられたプロフェッサーと参謀のやり取りが繰り広げられる事に。
なお並行世界の面々は、実際のゲーム中のやり取りを生で見れて、ある意味感動すらしておりますw
取り敢えず、EDFだけでも一枚岩になって事態に対応する事になります。
一方で、プライマー側も攻撃を再開。新たな敵とかも出現予定ですので、お楽しみに。
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最終更新:2023年01月14日 09:20