178:635:2022/11/27(日) 20:28:52 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp

銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第五話「ウマと馬は上に上がるそうです」


「はぁ…お漏らしですか…詳細は漏れていないようですが…。」

「謝罪ッ!!本当に申し訳ない!!」

『こちらも申し訳ない。』


夜も更けた頃のトレセン学園の一室。
電やらおウマさんやら神様方の目の前で見事なDOGEZAを披露するのはトレセン学園の学園長秋川やよい&画面の向こうの超大陸版柏木。
窓の側に立つ電が溜息を吐き窓に降ろされたブラインドに隙間を作るとその先には幾つもの投光器の明かりが見え多くの人間が押し合い圧し合いしてる。
トレセン学園の警備と警察、そして。


「全くマスコミに運動家共は…。」


トレセン学園の正門前でトレセン学園の警備員と警察がトレセン学園への不法侵入を図るマスコミやら動物愛護やら平和活動の運動家を食い止めている。
彼らはあいも変わらず報道の自由やら国家による弾圧やら叫びながらトレセン学園への侵入を正当化しようとしているが、
警察の方はもうあの事件の大失態が未だに生生しく記憶されているのでそれはもうもう死物狂いでマスコミらを止めている。


「こっちでも名誉妖精國妖精は変わらないのですね…。」

「は?名誉妖精國妖精…?」

「電達の世界でアレら指す言葉なのです…命名は妖精國女王のモルガンさんなのですが。
しかしその漏らした人物、身内の持ってる情報をドヤ顔でネットに晒すとかリテラシーってものもっと学べなのです…。」

『妖精國のモルガンて…。』


さらりと更にとんでもない情報漏らす電。
電達、より正確に言えばおウマさんと神様方の一部情報がマスコミにバレたのは情報を伝えられたJURA理事会の役員…ではなくその身内からであった。
その身内、役員が仕事用に使ってるPCの情報を盗み見てはネットに公開していたようで今回も同様にネットに公開。
それを嗅ぎつけたマスコミやら活動家やらがトレセン学園まで押し掛けているというのが今回の騒動である。
お陰で道の向こうの寮にウマ娘達が帰れなくて困っている。
電は再び溜息を吐く。


「取り敢えず昼間に話題に上った滞在中にJURAの開催する中央のレースへの出走の件ですがナシということで…、
流石に何もお咎めなしと言う訳にも行きませんので…。」

「うむ…やむを得まい…。」

『ああああああ…サイレンススズカが東京競馬場で走るトコ生で見られると思ってたのにぃぃぃぃぃ…。』

「柏木さんにはご愁傷さまという他ないのですが昼のレース見れただけ良しとして下さい。
後、アレらが正門前に陣取ってるので今夜は生徒を寮に帰さない方がいいと思います。」

「うむ…明日にレースやイベントなどを控えているの者もいるが寮で休めないので体調面が心配だがやむを得まい。」

『こっちも出来るだけ手を打ちますがもしもがあるのでそうして貰えると有り難い。』


ちなみにの頭にレースやイベントやめるという言葉はない。
そんなことすればあれらの思う壺であるのからだ。


「ああ、それで宿泊についてですがどうするおつもりで?」

「うむ…災害時用に備蓄してある布団などもあるので体育館や教室を活用しようかと…。」

「ああ、だったら…社会勉強も兼ねて上に行くのはどうです?」

「は?上?」


にこりと笑いながら上、正確に言えば機神でありれっきとした軍用艦艇でもあるデメテルを指差す電。


「ボソ(対州ちゃんがあれらにおこなので残ると言ってるので学園内が変色海域化する恐れあるので他に被害出てもいけませんし…)」

179:635:2022/11/27(日) 20:29:31 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp




「凄い!凄い!一瞬でシュバババーンて!!」

「興奮しすぎですよターボ、気持ちは分かりますが。」


興奮するツインターボを宥めるイクノディクタスだがその彼女の尾もブンブン大きく振られている。
その近くではトウカイテイオーとマヤノトップガンが話をしているが、


「あれが瞬間移動ってやつ…。」

「マヤノ分かっちゃたの?」

「マヤノワカンナーイ…ガガガピピピピピ-。」

「マ、マヤノー!?」


マヤノトップガンいつものようにはいかずマヤ分かちゃったにならなかったので処理が追っ付かずにエラーを吐いて宇宙マヤノ猫になってたり。
そんなトレセン学園全ウマ娘とトレーナー等関係者がいるのは機神デメテルの中の転移用ホールである。
そんな機神デメテルの中は未来的古代ギリシャというか星間都市山脈的な感じの意匠で異国情緒とSFチック溢れる感じで皆興奮しっぱなしだ。


「はいはい、皆さん一列に並んで下さーい!」


そう電が呼びかけウマ娘が整列を始めるとおウマさんらが何か持って来る。
リストバンドの様な何かが入った箱を皆抱え配り始める。


「これが各部屋のキーも兼ねるので無くさないように注意して下さい。」

「それってもしかして!!」

「はいPVMCGなのです。」


ウマ娘の質問に電は笑顔で答えウマ娘達から歓声が上がる。
ウマ娘達はPVMCGを受け取ると腕につけてウマホを造成してみたり、ゼルキーボード作って操作したり、PVMCGそのものを弄くり回したりしている。
ちなみに一部PVMCGはウマのご先祖様が厳重な結界施した結果某サイボーグウマ娘のマシンブレイカーにすら耐えるという快挙?を成し遂げている。
このPVMCG(簡易シールド付)のウマ娘への配布は神様方やおウマさんの情報が外に漏れた時点で柏木との話で決まったことだった。
柏木曰く野党や運動家が何するか分からなず、フェミニストと名乗る何かによる彼の凱旋門賞馬の悲劇も記憶に新しい今日この頃である。
こんなに直ぐにバカをやるやつはいないと思いたいがとは柏木の談。
そして電は少し話したいことがあるとやよいを連れ出しウマ娘らのはしゃぐ声の響くホールを後にする。


「(柏木さんの希望的観測は外れておバカさんはいるようですが…。)」


暗い廊下でやよいとついて来たマシュを引き連れ電は浮かない顔をしていた。
他の者に分からぬ様に網膜に映る映像を見て電は溜息を吐く。
その瞳に映るデメテルの各種観測機器及び学園の警備機器が捉えてる学園内のデータである
学園に残っていた全ての職員や生徒をデメテルに上げたいま誰も居ない筈、しかし学園敷地内で動く人間の動きをセンサーは捉えていた。


「理事長さん。ちょっと電は外に出てくるので後のこと宜しくなのです。」

「何かあったのか…?…ちょっと待てそれは!?」


そう言うと電は姿を変え、やよいはその姿見て戦慄する


「ああ、流石に公序良俗反するのでマサカリは出さないのです。」

「いやそうではないく!」


電は茄子色の鎧と鈍器もってた。


「電お姉さん私もお供します。」


駆逐艦霓ことマシュは同じくスベテノイノチニ-とかゼツボウノホトリーとかハシリーダスーとか歌ってるCMで見た様な姿で茄子色の鎧と鈍器持ってる。


「では逝ってくるのです。」


武装した二人は廊下の夜の闇に消えた。

180:635:2022/11/27(日) 20:31:11 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


「二人は何を…。」

「デメテルの子達の家で火遊びをしている子がいるので残った対州がおこになってるので被害が外に出ないように行ったのです。」

「すわっ!?」


急に耳元で声がして飛び退くやよい。
その声の元は豊穣の角と星の海を映す瞳を持つ女神ティアマト。


「あの様な武装をして…?それだけ相手が驚異と…?」

「いえあの程度は相手に成りえません。どちらかと言えば対州のおこを外に出さない為です。
対州は豊穣神ですが生まれが生まれ故に祟り神としての側面が大きいのです。
かつての対馬と似た輩がいて似たようなこととしていればおこになれば自然と祟ってしまうのです。
なので対州のおこで現在下の学園はあなた達に分かりやすく言えばホラー作品の様な異界と化しているのです。
生身で生きて帰れるか分からない場所。生きていてもあなた達に対しやらかした面々と同じかそれ以上になってるでしょう。」


顔を引き攣らせるやよい。自分の学園がそんな魔境と化してるとは夢にも思わないだろう。
さて、とティアマトは言う。


「わたしも少し用事が出来たので少々席を外します。」

「な、何を…。」

「わたし達のことがバレたことで一部のダダで議会がこんな夜遅くに急遽招集されているでしょう?」

「ああ…。」

「ちょっと釘刺しに行ってきます。」

「ちょ!?釘を刺すって!?」


そういうとティアマトは足元に原初の海を作りズブズブと沈んでいく。


「行ってしまった……。」


後にはやよいだけが残された。

181:635:2022/11/27(日) 20:31:41 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ。

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最終更新:2023年01月14日 10:14