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銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第六話「ウマと馬の夜は長いようです」
「ちい…かなりの人数が入ったか…!!」
「あれだけの数が押し寄せたんです。しょうがないかと。」
「生徒も職員も全員上のデメテ…DMに移動してたのは不幸中の幸いですが。」
同じ頃のトレセン学園。
過激派流入の懸念から警視庁から増員の一部として派遣された公安の山本は部下の長谷部と下村、
SATや機動隊を連れトレセン学園の門から続く道を走っていた。
警察だけでなくそれ以外にも国防軍などそれなりの人数がいた。
山本らに並走するのは日本の何でも屋・特危国防軍の大見ら陸上科。
「俺らまで動員されるとはなあ…。」
「仕方ないですよ。」
「しかしアレと一緒に行動か……(汗)。」
それに加えこういった状況などありとあらゆる状況に対応可能な国防陸軍のある意味精鋭達であった。
「女神と転生馬の安寧を守れと内なるソウルが囁いている…。」
「クッ…!静まれ俺の右手…」
皆様御存知トミー率いる国防陸軍邪気眼派であった。
彼らは学園に侵入した運動家らを捕縛する為にここにいた。
先のゴーストウィニングの件で警察の威信傷つけられた上に更に今回ので悲劇起きれば相当数の首が飛ぶ。
警察としては何としても被害を出すわけにいかず、陸や特危に頭を下げて戦力を融通して貰っていた。
この世界の警察はある意味頭の下げ時というものを理解していたのだろう。
ちなみにウマ娘達は上にいるために被害が出る心配はないのは幸いだった。
しかしこのトレセン学園何かがおかしいと山本らの頭が警鐘を鳴らす。
先程から10分ほど走り続けているが校舎にもたどり着かない。
「気のせいか…何か寒くないですか…?」
「下村さん。あんたも感じてたか…なんというかこう背筋がゾクゾクするというか。」
「止まれ!」
「何ですか冨永中将?」
冨永は周囲を景色を見て舌打ちする。
「連環のコトワリに閉じ込められたか…。」
「連環の。」「コトワリ?」」
「多分ループしてるってことだろ。」
「ええ…あ、本当だここさっき通った場所だ…。」
咄嗟に山本は自分のスマホを立ち上げるがGPSは受信出来ていない。
「お前ら。スマホのGPS受信できてるか?」
「え…あれ?GPSが受信出来ない?」
「こっちもだ…。」
その場の全員が困惑する。ついでPVMCGの空間座標も確認するがこちらも座標不明。
全員がありえない事態に困惑する。
「一体何『ギャアアアアアア―――――!?』が、何だ!?」
「悲鳴!?」
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山本や冨永らは声の方へ駆け出すと今度は直ぐにその場に着いた。
たくさんの人影らしきものがそこにはあった。
「警察の人!?良かった助けてくれ!化け物に襲われたんだ!!」
「保護してくれ!!化け物が来る前に!!」
「これで助かる!!」
口々にそう言葉を掛けられるが山本達は顔を青ざめ後ずさる。
後ずさらなかったのは大見や冨永達。
その声発した存在がこちらに近づいてくる。
「どぅシタ?早助けてクれヨ!!」
「早く早くはやくはやく外へ早くそとへハヤクハヤクハヤクソトヘソトヘ連レtttttttttttttttttt!!」
「助けてタスケてタスケテタスケてタスケテタスケタスタスタスタスタタタタタタタタ。」
近づいて来る存在は人ですらなかった。
あるものは下半身がなく腕でこちらに近づき、或い上半身が真っ二つとなりバランスを崩しながら、
或いは巨大になり瞳のない頭だけで転がって来る。
「ヂラールかこいつら!?」
「全く訳が分からん!総員射撃開始!!」
大見達はスタンブラスターを撃ち込むが効果がない。
「やむを得ん。実弾に切り替えろ!!」
火線が飛ぶ。しかしこちらも効果がなく、そうしている間にも近づく元ヒトの何か。
「く、来る「なのです!!」「やああっ!」、な!!」
それらが取り憑こうとする刹那纏めてそれらは吹き飛ばされる。
その場に降り立つは二つの影。
「君達は…!」
「電君に浜風君!?」
知人に似た容姿の二人だが格好が違う。
二人共艤装とセーラー服ではなく紫色の鎧と盾らしきものを持っている。
電と浜風らしき人物に大見は質問する。
「一体全体これはどういうことなんだ?」
「話は後なのです…と言いたいですが皆さん混乱されてる様なので端的に言うと現在トレセン学園は異界となっています。」
「侵入者の大半は何故かウマ娘の皆さんの勝負服媒介に顕現したウマソウルや人間体で実体化した馬の魂の皆さんが捕まえ人のままですが…、
異界故に少なくない人数が人外へと堕ちました…。」
「外へ被害は広がらないでしょうが取り敢えず対州ちゃん…いえ深海棲艦を止めなくては…。」
「現在、姫級深海棲艦がお一人凄いおこでいらっしゃいます…それが異界化の原因です。
と、電お姉さん対州さんがいらっしゃいました!!やっぱり凄いおこです!!!」
「まあ…ゴーストウィニングさんの事件の経緯と顛末聞けば対州ちゃん凄い激怒するのです…。
しかも原因があんなことになってるのに残ったのも全く反省しないし…凄く祟るのです…。」
学園の奥から威圧感を出して黒く巨大な何かが歩いてくる。
その背後に揺れるのは、
「九本の尾…?」
「バカでかい狐!?」
「しかも何か大砲が付い…!!?」
巨大な九尾の狐、そうとしか言えない存在。凄まじい威圧感と恐怖で全員が膝を折り、電らしき存在が叫ぶ。
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「マシュちゃん!冷静になって貰う為に時間稼ぎなのです!!合わせるのです!!」
「はい!暁型駆逐艦霓了解です!!」
「「其は全ての疵、全ての怨恨を癒やす我らが故郷…顕現せよ!【いまは遙か理想の城(ロードキャメロット)】!!」」
光が溢れ白亜の城が顕れると威圧感と恐怖が和らぐその時誰かが動くように促す。
「皆様、今の内にこちらへ!」
その声に促され大見や山本、冨永達はその場を後にする。
「ここまで来ればもう影響は受けないでしょう。」
声に導かれ全力疾走し九尾の狐?と艦娘?ニ名の戦闘の場を後にした大見は息も絶え絶えだった。
息を整え顔を上げると目に入ったのはテレビで良く見る顔、そして周囲には他に誰もいない大見は呟く。
「メジロマックイーン…?それに他の者は…。」
「ウマ娘の、ではありませんわ。柏木さんの御報告を知っていらっしゃるとは思いますが…。」
「並行宇宙のってやつか…。」
「大見さんとは向こうでは演習などでお知り合いなので変な感じですわね。」
「それで姫級深海棲艦によって異界化しているという話だが…姫級とはいえ深海棲艦一人でここまでのことが出来るのか?
いや姫級ならば可能なのかもしれないがここは陸だぞ?艦娘や他の深海棲艦も呼べば。」
明らかにおかしいと大見はメジロマックイーン号に質問する。
たかだか深海棲艦一人、極論すれば神崎島の者達を呼べばいいのではないかと。
「対州さんが如何様な存在か知らなければそういう感想も言えますわね。
対州さんは深海棲艦ですがそれだけではありません。
対馬で蠱毒と太母伊邪那美命の御遺体を使用した核兵器が使用された際に殺された人々の悲嘆と怨嗟、
神をも受け入れる器を持つ巫女と同地の人々の報復の願いそれらに彼の地の神も応え、
そして対馬に持ち込まれていたティアマト神を召喚するモノを抱えを生まれ落ちた伊邪那美命とティアマト神直系の最も新しき祟り神ですわ。」
息を飲む大見を他所にメジロマックイーン号は溜息を吐き言葉を続ける。
「それに艦娘や深海棲艦の投入も現実的ではありません。彼女はティ連技術も使用された要塞の深海棲艦ですわ。
対馬では初戦において大和型ニ隻を始め、二航戦や他の艦娘も合わせ総勢百隻以上を同時に投入しました。
しかし過半の艦娘が大破に追い込まれ戦艦大和に至っては一度轟沈させられています。ティ連技術で改修された艦娘が…です。」
「戦艦大和を…轟沈…?」
戦艦大和轟沈、その言葉に大見の背筋に冷たい汗が流れる。
中途半端な数の艦娘や深海棲艦の投入では現在の対州要塞姫相手では蹴散らされるだろうとメジロマックイーン号は言う。
「まあ、そこは電さんとマシュさんのデミサーヴァント姉妹に任せておけば大丈夫でしょう。」
「電ちゃんとデミ・サーヴァント姉妹???」
嫌な汗も束の間、話が大見の想定しない変な方向へと行く。
「あら?柏木さんからお聞きではないですの?先程の電さんといたもう一人は電さんの妹さんですわよ。」
「いや一部聞いていたが…彼女浜風ちゃんじゃないの???」
「いいえ、カルデアのデミサーヴァントでシールダーで暁型と特型の末妹の霓でもあるマシュ・キリエライトさんですわ。」
大見、( ゚д゚)ポカーンである。
「じゃ、じゃあさっきの人の様な化け物は…?」
「怪異…妖怪、魔物なんでもよいのですが向こう側の存在。捕まれば二度と現世に戻ってこれませんわ。」
某真夜中お散歩ホラゲーがよぎり大見、再びの( ゚д゚)で固まったその時。
「!!!?」
「大見さん!」
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大見の背中に何かが纏わりつき背筋に氷を入れられた様な感触がしゆっくりと自身の背後を見る大見。
背中の存在と目が合い固まる大見。
『あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”』
うめき声を上げる目から黒い水を流す青白い肌のヒトガタが背中に覆い被さっていた。
「どいて下さいまし!!」
メジロマックイーン号が大見からヒトガタを無理やり引き剥がすと次の瞬間に辺りを光が照らし青白いヒトガタが消えていく。
「な、なんだ一体…あれは…。」
「ふぅ…ぶっつけ本番でしたが成功しましたわ…大見さんアレは怨霊や悪霊という類の存在(もの)ですわ。
学園に侵入した方々が夜海…異界に飲まれた成れの果てですわ…。」
どっかで聞いたホラーゲームの様な話をするメジロマックイーン号の姿を呆然と見る大見。
そのメジロマックイーン号の手には同じくどっかで見たようなモノが。
「それは…?」
「ああコレですの?光画とは魂を写し取るものとされてますでしょう?
それを利用して向こう側で作り上げられたあれらを封じる道具ですわ。
まあ使うためには素養がいる上に私達の様な存在でなければ怨霊より悪影響を受けますが。
今回必要になると思ったのでデメテル様にお願いして造成して頂いて持って来ましたの。」
何となく影を写しそうな機械しかも完成版である。
そしてメジロマックイーン号は大見に動くように促す。
「さあ!電さんたちが対州さんを抑えている間に残りの人の救助や霊や怪異を封じますわよ!」
何となく和風ホラゲー(全乗せ)が始まりそうでげんなりする大見であった。
その時、メジロマックイーン号のPVMCGが通信を受けて鳴りゼルモニタを造成する。。
「これはテイオーから…?」
『マックイーン!聞こえる!?』
「何かありましたの?テイオー。」
その通信先はデメテルにいるトウカイテイオー号からであるが何か焦っている。
その背後にはウマ娘のセイウンスカイやミホノブルボンの姿が見える。
二人はトウカイテイオー号の前に割って入る。
『フラワーが!フラワーが!!』
『緊急事態!フラワーさんに緊急事態です!』
「お二人共落ち着いて下さいまし!?」
『ええい!二人共どいて!!』
トウカイテイオー号はセイウンスカイとミホノブルボンを押しのける。
『マックイーン、ニシノフラワーが見当たらずPVMCGの信号も詳細な位置を検知出来ないんだ…。
で、ニシノフラワーと最後に話した子から聞いたら明日提出する課題を教室に忘れたこと思い出したらしいんだ…。』
「まさか…。」
『うん、ニシノフラワーのPVMCGの信号はマックイーンの近くから発信されてる…異界化したトレセン学園に降りちゃったらしい。』
まだ夜は長いようだ。
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ちなみにその頃の大見やメジロマックイーン号から逸れた他の人達の現在(一部)。
「パクパクデスワ!!」「オカワリ!!」「ゴッハン!!ゴッハン!!」
「メジロマックイーンとオグリキャップとスペシャルウィークに助けられたと思ったら…。」
「カフェテリアに連れてこられて食事勝手に始めたんだが(汗)。」
「何故勝負服?(汗)」
なお破天荒筆頭馬のウマソウル…。
「クックックッ、芦毛のウマ娘。事件解決の為に俺を選ぶとはな…任せておけ、この邪気眼にかけて全てを鎮めてみせよう…ククク。」
「オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ…。」
「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス…!」
「百億の鏡のかけら......小さなともしび......とらわれた天使の歌声。」
「やべえ(汗)…ウマソウルゴルシちゃんもしかしてやべえ奴ら助けちゃった…?上から三番目、邪気眼じゃねえなんか違うの混ざってんぞオイ…。」
さらなるにハジケリスト質がいた。
347:635:2022/12/08(木) 14:56:40 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp
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最終更新:2023年01月14日 10:22