217:加賀:2022/12/28(水) 15:31:08 HOST:p4163136-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp


一式戦『隼』三型(終戦時 飛行第13戦隊所属 坂井三郎機)


全幅 10.9m
全長 8.92m
全高 3.085m
翼面積 22.60㎡
自重 2,500kg
正規全備自重 3,100kg
発動機 ハ115-Ⅲ(1,430馬力)
プロペラ ハミルトン・スタンダード可変ピッチ3翅直径2.80m
最大速度 608km
降下制限速度 700km
航続距離 2600km
武装 機首 13.2ミリ機関砲(ホ103)2門(各240発)
   主翼 13.2ミリ機関砲(同上)2門(各250発)
   30~250kg爆弾1~2発ないし夕弾2発


【概要】
日本陸軍が開発・改良型として採用した『隼』三型である。発動機は『栄』の最終型であるハ115-Ⅲ(栄32型)であり離昇が1,430馬力と『栄』発動機の有終の美を飾るには相応しい事もあった。
また、防御に関しても二型からの13ミリ厚を四枚重ねた防弾鋼板を搭載し、燃料タンクも12.7ミリ対応防弾タンクに有しておりそう簡単には着火しないよう工夫されていたのを踏襲している。
だが、重量が増えた事で航続距離が低下したものの戦争後期には関係なかったので気にする必要はなかった。
速度も九五オクタン価の航空ガソリンが使用可能だったので600キロを越える事になった。ちなみにYZ作戦で鹵獲した100オクタン価の航空ガソリンでは630キロを記録している。
また、隼特有の低空での加速性能は変わらずであり追い詰めたつもりが逆に撃墜されるというパターンが連合軍では多かった。
この三型が登場したのは昭和18年の12月でありニューギニア戦線は撤退中だったのでニューギニアに登場する事はなかったが初陣は翌年のトラック諸島迎撃戦であった。この迎撃戦で飛行第13戦隊が参戦し同戦隊に出向していた坂井三郎飛曹長は敵機6機を撃墜する戦果を挙げている。
その後、三型は比島決戦、沖縄決戦にも参戦し数多くの機を撃墜する。最後の奮戦は占守島の戦いであろう、同島に派遣されていた三型4機がロケット弾を搭載して出撃、竹田浜に展開していた警備艦『キーロフ』を攻撃して同艦の搭載爆雷が誘爆して爆沈させるという戦果を挙げている。
他にもビルマ戦線では停戦の最後まで三型が飛び続けビルマの制空権を死守している。
なお、戦後は機体の解体もあったが100機程がタイに無償で提供されたり再編した日本空軍の第13飛行隊等にも隼三型が一時期配備されていたりした。
現在は基地の展示機にされていたりしているが『飛行第13戦隊』の後援会により1機が復元され展示飛行をしたりしている。

218:加賀:2022/12/28(水) 15:33:32 HOST:p4163136-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp
栄32型の馬力がオリジナルだったからすっかりこっきり忘れていて慌てて書き直しました。(何)
武装も陸海軍の共通の13.2ミリ機銃に修正したので違和感はありますが……まぁ大丈夫でしょう。無論弾薬は空気式信管のマ弾もあります。

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最終更新:2023年01月15日 09:23