346:弥次郎:2022/12/26(月) 23:02:09 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS 「女神を振り向かせて」証言録



『駒になる人間が集まったのはいいが、軒並み健康状態が悪いな……』
『インプラントとサイボーグ化で解決できるから問題はないはずだが?』
『それでも解毒などは必要になる。しかし、何故だ?』
『それについてだが、どうやら、合成食糧の水増しに重金属汚染や放射能汚染された素材を使っていたようだ。
 難民にまで潤沢な天然食料をねん出することが難しいためだったようだ。難民キャンプの環境も劣悪なようだしな』
『なるほど、だからダミー会社に応募が殺到したわけか』
『仮にも駒として使える人的資源を腐らすどころか、積極的に害するとは、度し難いな』

  • ギャラクシー船団残党の会議にて。「G&R」という会社を興し、人材を難民から集めたがその難民の状態にあきれ果てた。




『BETAとかいう生物、やはりバジュラなどとは比較にならん低俗な生物のようだな』
『ああ、インプラントによる洗脳も、個体には効果が薄い。最低限の自我しかないようだ。
 ひょっとすると、こいつらは人工的に作られた可能性がある』
『その根拠は?』
『ハイヴとかいう奴らの基地、定期的に物を宇宙へと打ち上げていると聞く。
 そんなことをする必要がある生物が自然に生まれるか?』
『……なるほど、生体工作機械ということか。資源を採掘し、それを宇宙に送り出させる。
 そしてそれを回収するのがこいつらを作った連中と』

  • ギャラクシー船団残党の研究者たちの会話。連合とは別のアプローチから、BETAの正体に近づいていた。






「妙な手術をされたが、おかげで病気がすっかり治ったぜ!」
「俺、衛士の試験に撥ねられたってのに、乗れる体にしてもらえた!
 歩兵や車両であいつらと戦う羽目になるかもしれなかったから助かったぜ!」
「給与の支払いがいいなぁ…お情け程度の金しか手に入らなかったのが嘘みたいだ」
「住むところも快適な住居が用意されているからな……ほんと、怪しい会社だけどよかった」
「一生ついていくぜ、どうせ故郷には戻れそうにないしな」

  • 「G&R」に雇用された難民たちの声。ギャラクシー残党が思う以上に喜び、忠誠を誓う難民が多かった。





「難民共が減って、だいぶ余計な出費が減ったな」
「ふん、あの連中にはあの程度の人材でも十分のようだからな」

  • ギャラクシー船団残党の動きを評してAL5委員会。ギャラクシー船団残党が何をしているかを理解していなかった。





「例の作戦への工作はどうなっているのかね?」
「申し訳ありません、大統領。
 どうやら、地球連合という組織はかなり手ごわいようでして……」
「御託はいい。CIAにいくら投じているのかを思い出してほしいものだ。
 いざとなれば強硬策は使えるが、ことはスマートに終わらせたいのだよ」
「かしこまりました」

  • CIA長官と大統領の会話。工作を続けていたCIAだが、地球連合により悉くが阻止されていた。

347:弥次郎:2022/12/26(月) 23:02:58 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

「大洋連合からの供与品は……ここが使いどころだな」
「なんとか錬成が完了した部隊は動員できそうです。
 突撃級さえも容易く撃破できる戦車や自走砲……実戦で性能を確かめる良い機会です」
「ああ。それにアンチレーザー爆雷といったか、アレが大量に配備されたのはありがたいことだ」
「京都などで活躍した装備品でしたか……重金属雲などと違い、汚染もないというのは素晴らしいですな」
「おかげで戦術機の損耗は抑えられそうだ。いざとなれば、空に逃げられるからな」

  • マゼラ・アタックや61式戦車、あるいはアンチレーザー爆雷の投射車両を前にして、帝国軍軍人の会話。





「数えるのもあほらしい数の空母と輸送艦だな……」
「まだ沖合の方にも控えているそうですよ……」
「せめてこちらも劣らないように、とは思っていたが、これではな」

  • 舞鶴軍港にて。帝国海軍も戦艦をフルで動員していたが、やはり数的にも質的にも主力は大洋連合のそれで占められていた。





「こっちに回せ、そうこっちだ!」
「こんな簡易なものでレーザーを防げるのか……?」
「帝国技術廠のお墨付きだそうだぞ。重光線級の照射を受けても全く害を受けないらしい」
「にわかには信じがたいがな……」
「まあ、上が認めたんだ。それを信じるしかあるまいよ」

  • 帝国の交渉にて急ピッチで進められる臨界半透膜の塗布作業の様子。



「なんで国連軍の武器弾薬が足りてないんだ…」
「こっちに入っていないのか……って、なんじゃこりゃ!?長刀!?」
「おいおい、こっちは短刀ばっかりだぞ」
「国連や米軍からの供出分のはずだが……ふざけているのか、こいつは!」

  • 舞鶴に集められた物資に交じる、明らかに悪意のある装備品。その出所は国連軍や米軍であり、現場の血圧をあげることになった。



「OSは間に合いそうにもないわね……まあ、慣熟間に合っている方がおかしいんだけど」
「何とかなりませんか?」
「あんたらの練度がおかしいって言ってんの!なんであんた以外も1か月足らずで完全に使いこなしているのよ!?
 ぶん回したせいで戦術機の方が持たなくなってんのよ!?わかってんの?」
「ご、ごめんなさい……」

  • 帝国軍から、大洋連合製のOSの解析を依頼されていた香月博士とそのテストを務めた武の会話。流石に帝国軍衛士の慣熟は間に合わず。





「見送るしかできないというのは、歯がゆいものですね……」
「殿下が動かれては、あまりにも影響が大きすぎます故」
「なればこそです。かの地のことは聞き及んでおりますから……」
「……は」

  • 光州ハイヴ攻略作戦について悠陽と一目連の会話。

348:弥次郎:2022/12/26(月) 23:03:36 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

「あの野郎ぶっ〇してやらぁ!(意訳)」
「ステイ、ステイ!(意訳)」
「あの舐め腐った態度ふざけんな!(意訳)」
「迂闊に刺激するとG弾使われてやばいから!(意訳)」
「次元兵器をあんな連中が持っているとか、デフコン1案件だわ!(意訳)」

  • 国連でのアメリカの態度にぶちぎれた統合軍とそれを諫める地球連合軍の会話(意訳)。



「あいつら生意気にも時間制限設けているけど、大丈夫なん?(意訳)」
「余裕よ(意訳)」
「けど、なにかあるかわからんから、こっちでも保険をかけておくわ(意訳)」
「具体的には?(意訳)」
「衛星軌道上からバトル・フロンティアで消し飛ばす(意訳)」
「地図の書き換えどころか半島が消し飛ぶのはさすがにまずいんだけど…(意訳)」
「大丈夫、ちゃんと手加減するから(意訳)」
「ほんとに手加減してね!現場で頑張っている兵士たちをまきこんじゃ不味いからね!?(意訳)」

  • 統合軍と地球連合軍の会話(意訳)その2。




「現地でのテストと思えば楽な仕事だな」
「まあ、下手すりゃ数機だけでハイヴなんて吹き飛ばして更地にできそうだけど」
「実際、データ上だとハイヴにまともに撃ち込んだら岩盤までぶち抜けるみたいだしな……」
「それをやっちゃ、他の国のメンツを潰しちまうのが難しいところか」

  • ライグ=ゲイオスを任された小隊員たちの会話。




「せっかく海軍の出番があると思えば、敵より怖い味方の警戒か」
「ピケットラインを構築してお客さんにお帰りを願うだけの仕事とか、やる気でねぇわ」
「部隊長の籤運が良ければ上陸組になれたのにな……畜生」
「そういうなよ。G弾なんてのがまたつかわれたら、俺たちの安全は保障されない。
 それどころか、この惑星が吹っ飛ぶかもしれないんだぞ?」
「そんなのを使ってくる連中の気が知れないわ」

  • 大洋連合海軍の兵士たちの愚痴。彼らの主任務は上陸支援のほか、後方から来る招かれざるお客におかえりを願う仕事であった。

349:弥次郎:2022/12/26(月) 23:04:41 HOST:softbank060146109143.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
細かいネタはこっちで拾う感じで…

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2023年01月24日 10:12