110:弥次郎:2023/01/14(土) 21:10:23 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS 「鋼鉄の裁定 -あるいは天空神の見定め-」証言録2



「艦長、もはや……」
「うむ、覚悟を決める時……ィ!?」
「ソナーに感!これはBETAではありません!?」
「艦が……急上昇しています!?」
『圧壊寸前だったがセーフ……だといいのだが』

  • 突撃級に攻撃を喰らい圧壊しつつあった潜水艦、ザク・マリナーにより強引に海上へ復帰。艦内の乗員は宇宙を背負った。




「なぜ、我が艦の乗員たちを……」
「彼らの怪我の治療もありますので、今はそういうことにしていただきたく」
「負傷者ではない人員まで抜かれては困るのだが……」
「どうか納得していただきたい」

  • 艦長のニールの抗議もむなしく、「治療のため」として連行されていく米海軍兵たち。彼らの内側にあるモノを明かすのは憚れた。




「うわあああ、化け物ぉぉぉ!?」
『落ち着いてください、敵ではありません』
「ああああ!?い、いった……あ……」
『ああ、跳弾して自分を攻撃してしまうとは……早急に治療に入ります』

  • 乗り込んだパンテオンを恐怖から攻撃した兵士、自分の撃った弾丸が跳弾して自分にあたってしまい、応急手当てを受けることに。



『うお、航空機が……ってぇ!?』
『なにが、起きたんだ……?』
『戦術機になった、のか?』
『ありえないだろ、そんなの……』
『見間違いじゃない、俺だって見たぞ!?』

  • フロンティア船団からの増援であるVFを主体とした航空隊、近接航空支援で戦術機部隊を援護した。なお、VFを見た衛士たちは混乱した。





「ケーニッヒ・モンスター、ケルディム、セラフィム小隊が予定地点に到着と報告がありました」
「よろしい。まだまだ湧いてくるBETA共を吹き飛ばしてやれ」
「了解。CPよりケルディム、セラフィム両隊、攻撃を開始せよ!」

  • バイコーン級などに分乗していたフロンティア船団の艦載機、特にケーニッヒモンスターなども順次発進し、戦線に加わった。





『で、でかい……!?』
『暴力の塊みたいだな……』
『あ、やば……!?』

  • ケーニッヒ・モンスターを目撃した衛士たち、異形の可変攻撃機に恐怖。この直後にその砲撃力も見せつけられ、失神した。

111:弥次郎:2023/01/14(土) 21:11:18 HOST:softbank060146109143.bbtec.net


『主任、よろしいでしょうか?』
『何ーキャロりん?こっちに武器を向けているゴミムシ共のことかな?』
『ええ。どうやら、主任の存在が邪魔なようなので』
『ちょっと待ってね……あーあーゴミムシ共、聞こえてるかな?」
『……』
『うーん、オープン回線でも返答なし。そして武器を向けてきている。
 聞こえてる?ん?「パン!」「ダダダダダ!」うん、おまけに攻撃してきたね』
『可能な限り捕縛を。まあ、相応の覚悟をしている相手と思われますが……』
『了解!』

  • アメリカ陸軍の援護に赴いた主任、明らかに敵意を向ける部隊に包囲され、攻撃を受ける。



『こういうの苦手なんだよね……』
『しかし、ジャミングと電子兵装破壊で無力化はできました。主任、そちらに回収班を送ります』
『ま、悪いけど所詮はゴミムシだね』
『選別の素養さえありませんね』

  • 数分と経たず、全滅した謎()の部隊。ジャミングをかけ、さらに電子兵装を焼ききったことにより、自爆などさせずに捕獲した。




「空母や揚陸支援の戦術機母艦がやられたのはまずい。
 また、母艦級による攻撃を受けているばかりでは被害が広がる。至急艦隊を一時下げ、G弾を……」
「口を開けばG弾G弾と。貴方はそれしか言えないのですか?」
「なんだと、貴様!」
「我々地球連合及び日本帝国、フロンティア船団、大東亜連合が指揮権を委譲するまで、貴方や貴国には指揮権はありません。
 意見を述べることを否定はしませんが、国連で決まった指揮権移譲の時間までまだ時間はあります。
 もう少し落ち着かれては?」
「こうしている間にも兵士たちが前線で死んでいるんだぞ!どうするつもりだ!速やかに解決すべきだ!」
(どの口が言うんだか……)
(自国の兵士を積極的に犠牲にさせる国の指揮官は、所詮こんな程度でしかないか)

  • 総旗艦の薬来における会話。米国からの指揮官は散々G弾使用を喚いたが、どの国も塩対応を貫いた。




「まあ、こうなるわな……」
「映像記録を残しておくって、柴島提督もあくどいことをする」
「あとでしらを切るつもりだろうって言っていたし、ね。アメリカが信用ならないことを証明するいい証拠になるよ」

  • 薬来の指揮所におけるやり取りを記録する大洋連合の兵士。のちにこの映像と音声は暴露され、一層米国不審を煽ることになった。




(おかしい、おかしいぞ!作戦は失敗するようになっているはずだ!
 CIAも軍も抱き込んであれほどの工作をしたのだ!なのに、なぜ……!
 まさか、察知された……?ありえない!ありえないぞ!
 そうだ、裏切り者だ!祖国を裏切った奴がいたんだ、そうに違いない!)

  • 一向に停滞の気配を見せないオペレーション・ジュピターに焦りを見せる米国指揮官。見事な顔芸を披露。

112:弥次郎:2023/01/14(土) 21:13:08 HOST:softbank060146109143.bbtec.net

以上、wiki転載はご自由に。

作戦が進めばこういうことも起こるよねって……

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最終更新:2023年01月24日 12:20