897:ナイ神父Mk-2:2022/12/23(金) 00:45:05 HOST:p618133-ipngn1902akita.akita.ocn.ne.jp
憂鬱スパロボ 台詞集その86
ファンタジールート クロスネタ
光輝く裏側で その3
「…コレを使用するんです?」
「その予定なんだが…エネルギーの問題が残ってる…」
「コレをチャージまで持ってける物であの世界においておけるとなると、ドロスか或いは新たにAF用の動力を持って行くか…」
「運ぶ事だけならビグダブデ2両で行ける筈だが…」
「ビグダブデ級二隻を動力車輛にした列車砲って事ですか…」
「本来ならAFを持ち込む案件では有るが現状ではな…」
連合軍士官の会話の一部。連合本土に於いても未だ有力な機動兵器を主戦場や警戒地域から動かす事は出来ず、その為にF惑星に置ける対ネウロイの戦いには本腰を上げられないでいた。しかし、現地国家の体制の限界が迫る今その現状を座して見る事も出来ず連合では出来る限りの支援を行う事も決定された。その中で持ち込まれた対ネウロイ用の切り札は連合が融合惑星に於けるとある遺跡にて掘り出した図面を元に再生した、旗艦級AF用の主砲に比肩する巨大砲台であった。
「技術協力に感謝します。」
「いえ、此方としても急務ではありましたので…」
「しかし…意外な所から魔力の過剰吸引問題の解決策が出ましたね…」
「ええ、坂本少佐に感謝しないと」
連合軍の技術官とウルスラ中尉との会話の一部。元々新型のジェットストライカーの開発は敵ネウロイの超音速機への対応によって開発を急がれていたが試作されてたMe262は一度稼働すると使用者の魔力を吸い尽してしまう問題が残されていた。
それが意外な方法で解決されたのは、極東で開発された坂本少佐の烈風丸改造において作られたエネルギーの過剰吸収の防止装置がそのままMe262の問題解決に繋がることとなり、先行量産型の配備は一気に進む事となる。
「ほう…コレが新しい…いい刀だな」
「気に入っていただけた様で何よりです。」
「銘は?」
「備前長船兼光・・・それを見本として旧世紀において鍛造法が確立された模造品の一つですが…実戦的にも使用できるだけの強度を備えています。また、此方の施設で希少金属を使用して鍛え直し刀身の魔力伝導能力の向上、装飾自体も一種の魔導装置となっている事からウィッチが使用するに十分な能力を発揮するかと」
「それってすごく値段が向上しているのでは…」
「大した額ではありませんよ」
坂本少佐及びその副官と連合技術者との会話の一部。連合では彼女の独自に開発した兵装を預かった代わりとして別の装備を渡す事を決定。無銘の刀と呼ばれる特殊な武器に悪魔を用いて再錬成した武装を渡す事を決定した。また、この武装に対してウィッチが魔法力を通して使用することを前提に、再錬成による魔力に対する伝達補助を行える物質を刀身に蒸着させた他、各部に装飾が施される等改造が進められている。
898:ナイ神父Mk-2:2022/12/23(金) 00:45:36 HOST:p618133-ipngn1902akita.akita.ocn.ne.jp
「で?意気揚々と息巻いて出て行った物の結果はアレと…」
「はあ、如何にも小型のみな事を侮って先行し過ぎた様でして…」
「この事は出兵先の勢力に抗議しておくとして、やはり連携の問題は小さく無いか…」
「はい、単独運用或いは同クラス兵器とのみの連携を前提とした超重量兵器に多脚戦車、無人機と全く異質な兵器同士の連携と言うのは流石に難しい様子で…」
「配置や役割の考慮が必要か…」
連合軍士官同士の会話の一部。大規模作戦の為に集められた惑星派遣軍では有った物の、それを編成する側はある種の多忙を極めていた。その理由は多くの兵器は特定状況に於けるある種の完成系として作られている事で諸兵科連合の構築が非常に難しくなっている事があげられた。試験的に戦線に出した際にはとある高機動型の大重量兵器が単身で前進し、結果として前線に展開していたネウロイ軍本隊の集中火力を浴びて当兵器との連携前提で開発された無人機及び随伴の大隊が全滅するという事態を引き起こしている。
「それで?何で俺らは突出した間抜けの尻拭いに出なきゃならないんだ?」
『出身が同じな以上連帯責任って奴よ、それにこっちの最新世代がこうも簡単に数に圧倒されて撃破されるなんて信じたくないってのが派遣軍全体を統括する上の本心みたいでね…』
「余所が破壊したかも知れないから機密確保の為に自分たちで回収したと…一寸前まで歴史の事業でしか出てこない様な兵器が互角に戦える戦力に負ける訳がないと息巻いてたのにまぁ…」
「意気揚々と出て行って一発KOに今更慌てて対策とか動かされるこっちはいい迷惑ですよ…っとこの丘を越えたらロスト地点ってこりゃぁ…」
「少佐、多分機密の回収は無理です…」
『なんだ、面倒に成ったからと言って文句は…』
「違います。ロスト地点が完全にクレーターです…敵の攻撃地点の着弾部分は欠片も残って無い…」
「プラズマ砲の着弾やあの時の巨大レールガンだって此処迄デタラメに吹き飛びはしねぇぞ何喰らったんだ…」
上記突出部隊と同郷出身士者で構成された部隊の通信の一部。突出した部隊の派遣先の勢力としては自国兵器の優位性には大きな自信を持っており、派遣先の世界が歴史に於いて数世紀は昔の勢力と戦う存在であるという事からある種の楽観を示していた。
派遣されていた戦力も同惑星においては、通常兵器群を完全に上回る上位戦力として存在している兵器体系における最上の戦略兵器である事からもそれは伺えた。しかし、蓋を開けてみればある種の独断専行となった部隊の全滅を以て完全に混乱状態に陥る事となり、同世界の常道として行われる敵からの分析を避ける為の兵器パーツなどの回収が行われる事となった。
そこで待っていたのは20万トンクラスの重装甲を誇る機体のバイタルパートが完全に消滅し、わずかにそこに機体が居た事を示す推進装置の残骸が残っているのみであったことが、更に衝撃を与えている。
899:ナイ神父Mk-2:2022/12/23(金) 00:46:20 HOST:p618133-ipngn1902akita.akita.ocn.ne.jp
以上です。wikiへの転載は自由です。取り敢えずは裏でどうやって派遣軍同士動かしてたかとかをば…
最終更新:2023年08月19日 18:19