612:名無しさん:2023/01/08(日) 10:46:15 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
【ネタ】OGクロス会話集・ファンタジールート編 【時系列デタラメ】 その3
「おたくら自分たちの技術で星の世界まで行けるんだろう?
なんで俺を雇ったんだ?」
「ふむ……そうだな、例えば火をつける方法にしても火打石を使う、弓錐を使う、ファイヤーピストンを使う――こっちだと魔法を使うなんてのもあるか。
まあいくつもの方法があってそれぞれ原理が違うわけだ。
その原理を調べる事で、他の分野を発展させる貴重な発見があるかもしれない」
「その貴重な発見のために俺を雇ったと」
「まあ、理由の一つではある」
魔導式ロケットを設計中、大洋連合の技術士官に質問をぶつけるオラシオ・コジャーソ 。
返ってきた答えに一定の理解を示す。
618 名前:名無しさん 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx ID:xxxxxxxxxx
ついに今日から新9条とスパイ防止法施行か。
外圧がなければ大きな変化を迎えられない我が国の情けなさよ……
619 名前:名無しさん 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx ID:xxxxxxxxxx
アカい連中が元気になるだろうなぁ……
620 名前:名無しさん 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx ID:xxxxxxxxxx
【悲報】大洋連合の北別府副大臣、『国防を真面目にやらない国は見捨てる』(意訳)と宣言
621 名前:名無しさん 投稿日:20xx/xx/xx(x) xx:xx:xx ID:xxxxxxxxxx
>>620嘘ついてんじゃねえ!
「あなた方が選んだ政府が我々と交流をやめるつもりであれば、こちらはそれを受け入れる」って程度だろだっただろ!(絶望)
平成日本の某掲示板の書き込み。
「な、何んだ貴様ら!! 離せ!! 私が何をしたというのだ!?」
「したじゃないですか、中国に対して情報漏洩を。
どれだけあなたが偉い学者先生でも、犯罪者であれば見過ごすわけにはいきません」
スパイ防止法施行後、初めての逮捕者が日本学術会議から出る。
「どのような理由で安全だと判断したのですか?」
「そ、それは私の研究――」
「研究? あなたはここ数年間、まともに論文を書いてないじゃないですか。
どんな研究をしてきたというんです?」
怪獣が安全だと前政権に断言した学者を、テレビ番組で締め上げる漆畑教授。
生物学に人生をささげてきた彼からすれば許せる存在ではなかった。
「さて開拓省が出来たわけですが……」
「前の連中のせいで大幅に後退しちまったからな。こりゃ伊丹と菅原に、さらに頑張ってもらうことになりそうだ」
「前政権が不義理をやらかしてしまいましたからね。
それでも技術を提供してくれる連合には頭が上がりませんよ」
新しい日本政府、前政権のせいで後退した宇宙開発をなんとか進めようする。
613:名無しさん:2023/01/08(日) 10:46:55 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「つまり……あのモンスターにはパワーレンジャーのように巨大ロボットをぶつけるのが最適解だと?」
「はい」
「そして連合は成功例を提示して、軍は130フィートクラスの機体――ベヘモスを導入しようとしていたが政権交代と同時に廃案になったと?」
「はい、その通りです」
「何という事だ!!」
議会で怪獣事件についての説明に呼び出された米軍高官、出る前に政府に脅されるもエルギヌスを数合わせの為引っ張り出された訓練用バルガが撲殺する動画など地球連合から渡された情報を全て公表する。
「随分、顔ぶれが変わりましたね」
「くっ……」
政権交代後の防衛省の制服組と背広組の会議の一幕。
前政権や今は亡き財務省と仲が良かった背広組は、『大掃除』されていた。
「陸上自衛隊30万、海上自衛隊10万、航空自衛隊10万、加えて新設される航宙自衛隊10万。さらに予備自衛官を陸海空あわせて40万を目指す――か。
将もその規模に合わせて二階級から三階級ないし四階級にするって言ってるが、そんなに一気に変えられるかよ!」
「しかし米国はもうあてにできんし、連合だっていつでも助けに来てくれるってわけじゃない……」
「給与は上がったけど、増えた仕事の量がそれ以上なんだよなぁ」
怪獣事変後、新体制を目指して七転八倒する自衛隊幹部。
「これが機動兵器部隊の徽章か」
「かっこ悪いですね……まるで火星大王だ」
人型機動兵器部隊の部隊徽章を受け取った、自衛隊隊員の反応。
「あれで社交性あったんだな、伊丹の奴」
「こいつら本当に使い物になるのかよ……」
怪獣事変以降は人型機動兵器が使い物になると広く知られ、新隊員にオタク系の連中が多くなって頭を抱える陸上自衛隊幹部。
後にそういう新隊員に限ってASなどの人型機動兵器への適性が高いと判明し、さらに頭を抱えた。
「予算と人員を増やしてもらったのはいいが……有事の際は、海上自衛隊の指揮下か」
「法改正でそうなったとはいえ、受け入れるのに時間がかかりますよね……」
護衛艦並みの重武装と防御フィールドなどの新装備を搭載した新型巡視船に、複雑な心境で乗り込む海上保安庁職員たち。
614:名無しさん:2023/01/08(日) 10:47:50 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「良いのか? その――タンタルとニオブであったか?
その利益の一部を我が国に譲渡するのは」
「ええ、採算さえ合えば実際に物が入ってくる方が重要ですので」
「わしが生きておるうちは良いが、息子が欲を出すかもしれん」
「そういうことはよくありましてね。採掘技術も利用法も販路もないのに、現地政府が欲張って鉱山を接収して外国人を追い出した結果、誰も得しなくなったという事例が」
「ふむ。連合と日本あっての利益であるということを、息子や家臣にはきちんと理解させねばならんな」
地球連合立ち合いの元、日本とエルベ藩王国の資源採掘交渉が行われる。
エルベ藩王国にある鉱床は量、質ともに規格外であり、日本の政財官を騒がせた。
「随分、大野に目をかけているようだな」
「ニュータイプだからですかね? カミーユなんかもそうですが飲み込みが早い。
だから色々教えてやりたくなるんです。俺のチームを譲ることも考えてますよ」
「チーム?」
「カットマンやトレーナーなどのサポートチームですよ。
格闘技もある意味団体競技なんです」
食堂での迫水中佐と坂本臨時大尉の会話。
坂本は大野雄大を総合格闘技の次代を担う若手であると考えている模様。
「美男子と美少年がくんずほぐれつ……」
「た、たまりませんわっ!」
フガクの改修のためファルマート大陸に一時戻った際、総合格闘技の練習をしている坂本光と大野雄大に熱い視線を向けるファルマート帝国の親衛隊。
「これが頼まれていたやつだ」
「おおっ、ありがとう。
ところで坂本大尉は映像ソフト以外何か集めてたり?」
「映像ソフトの初回特典でついてくるフィギュアは大切にしているが、どちらかというと二次小説を書く方が好みだ。
ネットに上げたのやつがたまたま編集者の目に留まって、ノベライズを手がけたこともある」
「そりゃすごい。さすがは東大文学部ってところか」
萌えは分からないが試合前の計量時に仮面ライダーのコスプレをするくらいには燃えは分かる坂本光、伊丹陸尉に地球連合世界の仮面ライダーシリーズの映像ソフト(布教用)を貸し出す。
「あれですかー、大洋連合の船っていうのー?」
「フガクというらしいですよ。なんでも新兵器の寒冷地テストのために来たんだとか」
「どんなのか楽しみねー」
寒冷地のテストの為、スオムスを訪れたフガクを眺めるいらん子中隊。
「大野雄大臨時少尉です」
「Oh no! You die! アハハハ」
「おっかない名前……」
「言われると思った……」
自己紹介した大野雄大、リベリオン人のオヘヤとブリタニア人のビューリングの反応にげんなりする。
615:名無しさん:2023/01/08(日) 10:48:28 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「あれが大洋連合の……すごい」
「――負けるもんかっ!!」
迫水隊の戦いを見たウルスラ・ハルトマンと穴吹智子。
ハルトマンは目を輝かせ、穴吹は闘志を燃やした。
「グレイ・デス?」
「新聞とかでそう書かれてるみたいね」
「従軍記者がいる前線司令部めがけて飛んできた攻撃を真横から撃ち落として、次の一撃で攻撃してきたネウロイを倒すなんて派手な真似したんだ。あだ名くらいつくさ」
「あんなの成功するのは3回に2回くらいだよ。アムロ大尉とかじゃないんだから」
いらんこ中隊から自分に異名がついたと知らされ、顔をしかめる大野雄大。
あだ名を嫌う人の気持ちを深く理解した。
「ねえ、ちょっといい?」
「……はぁ……はぁ……何?」
「総合格闘技――だっけ? その大会は戦争で開催されないんでしょう?
それなのになんでそこまで鍛えてるの?」
「あー、そうだな……もし突然終戦を迎えて総合格闘技の大会が開かれることになったとしよう。
それで開催一か月前に運営から、『メインイベントで王者と戦うはずだった挑戦者がケガで出れなくなった。代わりを探したが見つからないから出てくれ』って言われて出る事にした。そんな時にそれまで怠けてて、一か月だけトレーニングしたとしていい結果を出せると思う?」
「それは……無理ね」
「降ってわいたチャンスをつかめるのは、日が当たらなくても備え続けた人間だけだと思う。
僕は何年かかってでも、坂本さんやドモンさんレベルの格闘家になりたいと思ってるんだ。
理想通りの現実じゃないからって、腐ってる暇はないよ」
「チャンスをつかめるのは、備え続けた人間だけ……腐っている暇はないか……」
フガクに搭載されたタンクベッドで睡眠時間を削ってまでトレーニングを続ける大野雄大に、質問をぶつける穴吹智子。
返ってきた言葉が穴吹智子の心に刺さる。
「穴吹少尉! 何が――な、にあゃにやってんの!?」
「ま、待て! 勘違いするなぁ!!」
「何を言うんですか! この愛は勘違いじゃありません!」
悲鳴を聞いて部屋に飛び込んだ大野雄大、迫水ハルカに押し倒される穴吹智子を目撃してパニックを起こす。
616:名無しさん:2023/01/08(日) 10:49:15 HOST:p370219-ipbf404imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
以上です。
まとめへの転載は自由です。
同性愛はともかく無理やりはいけないんだぞ。
最終更新:2023年01月24日 12:59