103 :ひゅうが:2012/02/28(火) 19:01:19
――戦後カリフォルニアで出てそうな小説(笑)ネタ
ドラコ・オーバービレッジ著「ザ・ワールドオブ・ファイブミニッツレイター」
【あらすじ】――サクラメントでジョギングをしていたはずのリトルフィールドは、ふと気が付くとどこだか分からない場所を集団で行進していた。
そこは、時間が5分ずれて現れた「もう一つの
アメリカ」だった。
「もう一つのアメリカ」はアパラチアの地下に建設され、人口はたった50万人に減少していたが、自由と民主主義を忘れずに駐留している列強軍を相手に第2次世界大戦終結後もゲリラ戦を繰り広げていた――
【用語解説】
- フリーダム・オブ・アメリカ・・・地下を拠点に活動するもうひとつのアメリカ合衆国。
この世界ではアメリカ合衆国は大西洋大津波の被害が半減しており、1943年末に至ってもロング政権が継続。
結果として日本を筆頭にした列強軍による最後通告「赤坂宣言」以後も戦争が継続され、1943年4月1日のシカゴにはじまり同年末までに9か所(ニューヨーク、フィラデルフィア、ボストン、デトロイト、ノーフォーク、ダラス、ピッツバーグ)の原爆投下と主要都市46か所への戦略爆撃・弾道弾攻撃により治安は崩壊。
1944年のアメリカ本土上陸作戦「天号作戦」により日独伊英とメキシコ、アルゼンチン軍により北米大陸は分割された。
その際行われた連邦軍によるBC兵器無差別使用と、その結果の自滅により列強各国はアメリカ合衆国の解体を決定した。
アパラチア山脈地下の炭鉱や鉄山跡を掘り下げて建造された地下要塞を除いて。
それが「フリーダム・オブ・アメリカ」である。
フィリピンから帰還したジョセフ・スティルウェル中将の指揮のもと1942年中から極秘裏に移動が開始された。なお、彼は1945年7月にリッチモンドに投下された強化原爆の炸裂に巻き込まれ戦死している。
最終更新:2012年03月05日 22:05