726:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:16:55 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
一発ネタ 日本大陸クロス物 退廃世界



時は近未来…
人類は勝利した。

宇宙からの来訪者である鉄虫、ラプチャー。
深海からの亡霊。深海棲艦。
コーラップス汚染から生まれるE.L.I.Dミュータント。

様々な困難に直面した人類は苦戦しながらも、これらに打ち勝ち、地球における霊長の座を死守した。

しかし人は争うもの。
未だ脅威の残党が蔓延る中で人間同士は再び同族との争いを始めた。


旧大陸を支配する強権国家連邦。
新大陸の支配者たる企業たちによる同盟。
そして太平洋の覇者であり人類の防人こと極東。

人類は3つの勢力に別れなおを争いを続けていた。
新たな脅威がいつ現れるとも限らない中で…












〇年表

2XXX年。深海戦争勃発

2XXX年。日本。対深海棲艦用バイオロイド艦娘を投入。太平洋戦線の戦況が好転する。

2XXX年。欧米各国が遺跡技術やオリジンダストを使った人造艦娘。KAN-SEN(カンセン)の開発に成功。
欧米方面からも反撃が始まる。

2XXX年。太平洋上の最大規模ハイヴの攻略に成功。深海棲艦残党。アフリカ方面へ撤退。
人類は同戦争の勝利宣言。同時に戦争の終結も宣言する。


2XXX年。欧州にて疲弊したEUと新ソ連による衝突が発生。欧州戦争勃発。
遺跡技術と自動人形の大規模運用を行った新ソ連の勝利に終わる。欧州地域の併合を開始する。
アメリカはこれに強く反発。米ソ間の緊張高まる。

同年。日本では太平洋に潜伏していた深海棲艦残党内の穏健派と秘密裏に和平を結ぶ。
同穏健派は以降日本勢力内に匿われた。


2XXX年。世界は平穏を取り戻した。しかし国家間の対立や国内の暗闘は激しさを増すばかり。

この頃から艦娘を始めとする非人類知性体への人権問題を巡り、日本国内でも保守派と改革派の衝突が頻発し始める。

2XXX年。宇宙から謎の機械生命体ラプチャーが襲来。ラプチャー戦役が開始される。
各勢力間の睨み合いは一旦棚上げされた。

2XXX年。既存人類からも改造可能な戦闘用バイオロイド・ニケが開発される。
同年。日本は異端技術の大々的な運用を開始。独力で太平洋上のラプチャーを一掃する。

2XXX年。ラプチャーの司令固体を日本の特務部隊が撃破。ラプチャー戦役終結。
しかしアフリカを中心にラプチャーの残党が各地に残り問題となる。

日本では他国に秘密で撃破したのとは別の鹵獲した司令固体を鹵獲。研究を開始。


2XXX年。世界中の国々は疲弊し、国家体制に限界が見え始める。
アメリカ大陸では企業の力が増し、ユーラシア大陸では余力を残した新ソ連へ合流する国々が相次ぐ。

同年。日本がコーラップス汚染に関する画期的な予防方法と治療方法を発表。
同汚染や関連病に関する治療研究が一気に進む。

727:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:17:50 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
2XXX年。企業の増長を危惧した米政府が各企業へ強い規制を行う。
各企業はこれに反発。両者の中が一触即発状態となる。

同時期。ユーラシア大陸ではイギリスを除く欧州の併合を達成した新ソ連と、それに対抗するインド・中国連合の対立が深まる。

一方日本国内では既得権益を是とする保守派と大改革を是とする改革派の対立が抗争にまで発展。
内戦状態となる。


2XXX年。ユーラシアにおいて新ソ連と印中連合の衝突開始。統合戦争と呼ばれる。
結果は新ソ連の勝利で終わり、ユーラシア大陸はほぼ新ソ連によって統一されることとなる。


同時期。南米の小国にてバイオロイド製造企業による政府転覆事件が発生。
これを大企業群が支援。各地で企業の一斉蜂起が発生する。
アメリカを始めとする各国が武力を以ての鎮圧を開始。企業側も企業連合を結成し、これに対抗。後に連合戦争と呼ばれる。
結果はバイオロイド戦力を上手く用いた企業側が勝利。南北アメリカ大陸の国家は解体され、新たに企業が支配するパックスエコノミカ体制が発足される。


同時期。日本では保守派と改革派による内戦終結。異端技術を有する改革派の勝利に終わる。
改革派は国土復興、政治改革と共に周辺国との軍事的な連携を深める方針を取る。


2XXX年。鉄虫襲来。鉄虫戦争勃発。人類は再び団結し、これを迎え撃つこととなる。

2XXX年。ヒュプノス病が流行。しかし日本がこの奇病に対する画期的な予防技術を公開。
同奇病は急激に収束していくこととなる。後に日本によって治療方法も確立され、予防法と共に世界へ無料公開される。

新ソ連、企業連合共にこれに追従。日本が発表したデータを参考に両勢力も独自にヒュプノス病の治療が確立される。

2XXX年。鉄虫戦争終結。鉄虫の最大コロニーを日本の特務部隊を中核とする国際連合軍が撃破。以降残存鉄虫の行動が急速に鎮静化していく。

同時期。鉄虫内の会話可能な司令固体の幾つかが日本へと降伏。日本はこれを匿うことを決める。


2XXX。鉄虫戦争により既存国家の多くは体制維持に失敗。
企業連合を中心とした北南米の同盟、新ソ連を中核にしたユーラシアの連邦、日本を盟主とした東アジア・オセアニアの極東の三勢力に再構成される。
この際アフリカは三勢力への合流を拒んだ勢力、現地勢力、深海棲艦、ラプチャー、鉄虫の残党が入り乱れる暗黒大陸となっていた。


2XXX年。極東が兼ねてより深海棲艦や鉄虫の一部を匿っていたことが発覚。
これに対して連邦と同盟が人類への裏切りだと非難。
両勢力は結託し、極東へ攻め込む。極東戦争勃発。

2XXX年。極東の誇る異端技術兵器により攻め込んだはずの連邦、同盟の両軍が壊滅的な被害を受ける。
極東政府は両国へ講和を打診。両国ともに極東のお情けの形という屈辱的な講和となる。


2XXX年。極東戦争の敗北の原因を巡り連邦と同盟の関係が悪化。軍事衝突にまで発展。
北極が主戦場となったことから北極戦争と呼ばれる。

2XXX年。北極戦争終結。両者得る物のない痛み分けに終わる。


2XXX年。連邦の極東ロシア方面にて亡命者の取り扱いから極東勢と軍事衝突に発展。
オホーツク事件が起きる。
極東は報復として極東方面の連邦艦隊を撃滅。事件は一方的な結果に終わる。
連邦は事件以降に極東不可侵条約を締結。極東ロシア方面において戦力の回復に努め始める。


2XXX年。極東内において同盟内の一部企業による穏健派深海棲艦の拉致計画が行われ、失敗する。
極東勢は報復として同盟の太平洋拠点ハワイへの攻撃を開始。
ハワイ紛争始まる。

2XXX年。同盟は尻尾切り気味に計画を行った企業を粛清。関係者を極東へ差し出し、紛争は終結。
同盟の被害はハワイの非武装地帯化と太平洋方面軍の半壊のみで済む。以降同盟も極東と不可侵条約を結ぶ。


2XXX年。連邦、同盟。両者共に極東と不可侵条約を結んだ関係上、武力が互いにむき出す。
大西洋及びアフリカを舞台として小規模な衝突が相次ぎ、両国の関係が再び悪化。一触即発状態となる。

同時期。極東は本格的な宇宙開発を宣言。鉄虫戦争以前から進んでいた宇宙開発を再び再開する。

728:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:18:40 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
日本大陸 某所 夢幻会会合


今日も今日とて日本を、そして極東勢力を牛耳る夢幻会による会合である。
最も今回というかここ最近は会合と言うよりも愚痴吐き大会となっているようだが…


「この世界さぁ。何か可笑しくない?」

「まあ俺たち自身が転生者なんて可笑しい存在だし今更だろ」

愚痴を吐いているのはいつのもの面子。
嶋田を始めとした東条さんや近衛さん、南雲さん、古賀さん、山本さん。あと辻―ん。

「だってさ。他の国ディストピアじゃないですか!」

「どうしてこうなったぁ…どうしてこうなったぁ…」

「慢心、環境の違い…まあ俺達も大変で、他所の連中への対応が出来なかった結果と言うべきか」

「私たちも保守派との争いで忙しかったですからねぇ」

「あの内戦と世界がこんなせいで経済も上がったりですよ」


日本内戦。ラプチャー戦役以降に起こった保守派と改革派による武力衝突である。
夢幻会側は勿論改革側。そして保守派がどういった者たちだったかといえば…

「伝説、シアワセ、ミツハマ、ヨロシサン、サカタ、キサラギなんかの暗黒メガコーポ…」

「人を人と思わぬ既得権益者たち。人を人と思っていないのだから人以外の扱いは更に酷い」

「クソでち。獣とはきゃつらのような者どもを言うでち」

「まあ言ってしまうとラスオリ人類、ニケ人類、忍殺企業。その他諸々のロクデナシの集まりってとことでしたよね」

「そいつらまとめてぶっ倒してまともな社会を再構築するのに時間かかったからなぁ」

「犠牲者も出た…」

「ああ…まさか富永さんがな…」

「瀕死の重傷負ってならばと魂魄憑依実験第一号になってそのまま成功。
今じゃ日本を代表するエースの一人だしなぁ」

「でもあの人その前から積極的に戦ってたからなぁ。深海棲艦やラプチャーとの戦争を終結させた特務部隊の隊長あの人なんだぜ…」


愚痴はまだまだ続く。

「それが終わったと思ったら次は周辺地域の安定化作業。遠い他所様まで手を回す余裕なんてとてもとても…」

「オムラやレンラクはどうなったけ?」

「あいつらは紛争の時にこっち側に付いて今でもいい空気吸ってるよ」

「あと倉崎の爺さんもう100近いのに何であんなに元気なんだろな…」

「サイボーグ化もアンチエイジング技術も魂の移し替えもやってない素であれだしな」


「こっちに保護求めた深海棲艦の穏健派はどうなってたっけ? ねぇ南雲さん」

「あそこの首魁があんたの嫁さんだものな。なぁ南雲さん?」

「美人な嫁さんで羨ましいねぇ。なぁ南雲さん?」

「偶然助けただけって言ってるでしょ!弄らないでくださいよ!あと妻は元気で今もお腹に第五子がいますよ」

「艦娘やら深海棲艦やらバイオロイドやらと結婚した人も結構いるよなぁ」

「まあお相手がいるだけマシだしな」

「こんな世界だけど未だに独身な俺達よ…」

一部のモブ夢幻会員の悲しみも見て取れる中でも話は続く。


「ところで原作勢はどうなってましたっけ?」

「情勢が情勢だからな。原作なんてもう存在しないくらいハチャメチャだが… いるぞ」

「グリフィン&クルーガー社は連邦にて確認。そこでジャンシアーヌ女史…漫画版の主人公だな。それを確認している。
同時に銀髪片メガネの男性も確認。こっちも指揮官のようで、身体的特徴から四コマの男性指揮官でしょうね」

「ラスオリ側は…まあ原作では風貌は不明ですが、アフリカにてラビアタ・プロトタイプと共にいるところを見るに彼が主人公なのかと」

「こっちでもラビアタは脱走してみたいだしなぁ。ところでアフリカで何やってるんだろ」

「ラビアタの方は多分同盟から逃げて潜伏しているのでしょうね。推定主人公の方はいつ合流したのかは不明ですね」

「原作でも何か厄いこと匂わされていた主人公だし、こっちの世界でもなんか訳ありそうだよなぁ」

729:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:19:33 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
「因みにグリフィン&クルーガー社の主人公コンビもアフリカに派遣されてますね。
両主人公が邂逅するかもしれません」

「ニケ主人公は今のところ確認されていない。というか候補者が多すぎて絞り切れていないな」

「まあブラック業務でひぃひぃ言ってる前線関係者は多いからなぁ」


「国家間の関係は…まぁまぁってところか」

「連邦とも同盟とも少し前に一戦したばかりだ。当分はこっちにちょっかいかけてこないだろう」

「代わりに大西洋かアフリカで火の手上がりそうですけど… アフリカにいる推定主人公たちは大丈夫でしょうかねえ」

「元々原作なんて存在しているかも怪しい世界だからなぁ。まあ我々は陰日向から応援と少しの手助けしかできん」

「今アフリカに展開しているのはどこの部隊でしたっけ?」

「星座部隊と死神部隊だな。重サイボーグ化や意識の電子化を達成した連中だ」

「皆転生者ですけど、ノリノリでやってますからね… 痛い子の連中も張り切ってますし」

「あいつら仲いいからなぁ。任務区域違うけど、頼まれたらかっとんでいくのもやぶさかでもないと言ってたし」


「宇宙開発はどうでしたっけ?」

「順調だぞ。もうすぐ永住可能な循環型コロニーが完成する予定だ」

「月面基地の建設や火星の調査も順調。我々は一足お先に宇宙に出させてもらいましょう」

「今作っているコロニーや月面都市の安全性が確認されれば、問題となっている難民も吸収可能となりますしね。
速い所市場を増やさないと経済的にやっていけませんよ」

「今はよくても将来がね…不安なんだ…他所の国はあんなんだし」

「そういや知ってるか?なんか最近南極付近で怪しい集団が目撃されているらしいぞ」

「え、南極連邦もう出来るの?まだドルフロのシナリオ進んでないじゃん」

「鉄血やパラデウスの存在は確認されているが… 現状シナリオがどこら辺走ってるのかわからんからなぁ」

「元々色々な物語が入り組んでますし、我々もそれを盛大に爆破したりしているので、どこがどう進んでいるかの推測も難しいんですよね」

「取りあえずは宇宙進出を進めながら当面は静観かね… しかし南極連邦が推測通り遺跡技術の深いところまで掌握しているのなら少々厄介なことになりそうだな」

「そのための宇宙艦隊整備ですよ。あれだけの予算投入してますからどうにかしてくれねば困ります」

「オリンポス計画の産物か…どこまで原作の機械の神に近づけるかねぇ」

「計画通りいけば艦隊勢揃いの暁には軌道上を完全に支配できますが、まぁ他所もそんなことを指くわえて見ていないでしょうしね」

「やれやれ。我々の苦労はまだまだ続くということでしょうかね」

「魂魄憑依なんて技術のせいで死んでも働かされるしな!(やけくそ)」


こうして夜は更けていく。
人類が明かりを手にしてから労働時間が飛躍的に伸びたように、ある程度魂を掌握できるようになってしまったからには、死んで逃げるなんてこともできなくなってしまった昨今の転生者事情。

一応魂だけになっても寿命みたいのはあるけど、それでも働く期間が増えるのは明白である。
頑張れ夢幻会。頑張れ転生者。今回ぶち込んだ作品が今後どんな厄いネタ追加で出してくるかわからないから今後も要注意だ!

730:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:20:05 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇国家

  • 極東
正式名称は極東地域を中心とする太平洋・インド洋地域との広域防衛条約である。

主に西太平洋一帯から東南アジア、オセアニアまでを勢力圏とする。
三勢力の中では最も規模が小さい。


遺跡技術を根幹とする連邦。異星技術を積極的に利用した同盟。
それらとは全く異なる独自の技術体系を持つ。

出処は違えど既存科学技術に属する連邦、同盟のそれとは違い、出処不明で既存科学、物理学では説明のつかないその技術は異端技術と呼ばれている。

極東の運用する異端技術及び異端兵器は高い戦闘力とコストパフォーマンスを誇るはずの連邦と同盟の兵器を圧倒しており、一部では遺跡もしくは異星技術すら使った超兵器ですら歯牙に掛けない性能を誇っている。

また技術体系が全く違うせいか、他2勢力による解析も遅々として進んでいないありさまである。

3勢力の中で国力的に劣る極東が侵略者たちの残党を相手にしながらも他2勢力相手に互角以上に立ち会えているのは、この謎の技術によるところが大きい。


政体としては少々政府の権限が強いが旧時代的な民主国家と言える。
今となっては時代遅れとも言えるような旧時代的な自由民主主義を続ける唯一の国である。

このため正直ディストピア気味な他と比べると非常に住みやすい。
旧時代的な国家福祉による保証は民間人の生活を支え、健康的な経済体制は人々に健全な労働と生活を与えている。

またバイオロイドや自動人形といった非人類にも人権を与えていることで有名。
何よりも一部の深海棲艦や鉄虫とも共存に成功しているなど他勢力との比べ、技術以外も異端な面が大きい。

このため連邦や同盟の一部からは人類の裏切り者や時代遅れの老害などと批判されている。


このように旧時代的な価値観で生活できる有様は他所から見れば楽園のように思われているようで度々亡命者が発生している。
そして自国の体制の否定と捉えられる亡命者の発生と人材の流出は尚更他勢力の危機感を煽り、極東と衝突する負のループが起きている。

最も極東自身はこの定期的に表れる亡命者や難民を快く思っておらず、余り積極的には受け入れていない。
極東が優先するのは元々の自勢力内の人々の繁栄であり、他所の人間まで進んで面倒を見たいとは思っていないと言うのが正直なところである。
このため難民、移民関係に関しては割と閉鎖的。

一応補足すれば外からの移住者を完全に拒んでいるわけではなく、毎年数千人単位で正規の許可がでる亡命者や難民などもきちんと存在している。
逆に言えば万単位の無秩序な難民の受け入れは行っていないという証拠でもあるが。

それでもと極東の地にすがろうとする人々の存在が消えるわけではない。
彼ら違法に極東勢力域内に滞在しようとする違法難民や亡命者は、それらを支援する違法グループや犯罪組織の手助けの下で定期的に極東内へ侵入し、違法滞在者となっている。
これら違法な国内滞在者やその支援グループの存在は極東内における定期的なボヤ騒ぎの原因となっている。


また全方位で他勢力に勝っているわけではない。
例えば経済的にも見せかけは永遠と価値を膨れ上げさせている同盟や統制経済気味な連邦と違い、旧時代的な自由経済を主軸としているため以外にも脆弱。
市場を広げるにしてもこの時代では限界があり、このためにかつては穏健派の深海棲艦や鉄虫との共存してまで市場を広げた経緯がある。

また国民保護に積極的な姿勢も福祉予算の増大という負の面を抱えており、大量の難民や亡命者の受け入れに否定的なのはこのため。
計画的に受け入れるならまだしも突発的に大人数が流れこみ予想外の予算が増大することを極東の財政事情は認めていないのである。

このため近年の宇宙進出に関しても新しい市場の開拓という意味合いが強い。


最近では仲の悪い他2勢力や尽きない難民問題、エイリアンや深海棲艦残党に付き合うことに飽き飽きし、前述の経済問題も合わさりもっぱら宇宙開発に力を注いでいる。
現状他勢力の妨害を受けながらも順調に開発を進めているようである。

731:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:20:52 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
…真実。
異端技術とはいわゆる異世界技術である。

幾度かの転生によって他世界の技術を記憶している転生者たちが、今までの転生ライフで覚えている別世界の技術共の再現に成功したのが異端技術と呼ばれているものの正体である。

覚えている限りの他世界の知識と魂を解析して入手したオカルト知識。
そしてこの世界特有の遺跡技術や異星技術。かつて存在していたオカルトの残滓などを組み合わせて独自に作り上げたものが異端技術だ。

最も前述の通り再現するためにこの世界特有の技術も取り入れている。
日本やその周辺に存在している遺跡から得られた技術やオリジンダスト系技術などがそうである。
また後に深海棲艦やラプチャー、鉄虫などから得られた技術も取り込んでいる。


異端技術の例として小は概念を付与して見かけからは思いもよらない火力や防御を実現する概念付与や魂を憑依させて擬似的な無人機とする魂魄憑依など。
大は位相をずらして攻撃を避ける位相防御や限定的ながら擬似的な時間停止技術までを実用化している。

これらの技術は遺跡技術や異星技術を持つ連邦や同盟相手にも互角以上に渡り合える代物であり、極東の軍事力の支えにもなっている。

反面民間にも流通しているのは、この世界における既存技術が中心である。
これは防諜の意味もあるが最大の理由として一般人の理解度とコストパフォーマンス的には元から根を張る既存科学による代物が一番手堅いという理由が大きい。

結局のところ民間で必要なのは感覚的に使えて、複雑な操作や知識の要らないコストパフォーマンスに優れる代物というオチなのである。


逆に国防の面では異端技術はフル稼働しており、量を担当する無人機から質を担当する艦娘、専門パワードスーツ部隊や魂魄憑依型サイボーグなど幅広く運用されている。


また医療関係においては高度医療の類として異端技術が積極的に利用されており、ヒュプノス病やコーラップス液汚染を最も安価で安定的に治療できる。

極東が真っ先にこれらの治療を可能とした結果、人材の流出を止めるために他勢力でも治療研究が行われ、この世界においてこれらの治療や予防だけはどの勢力でも劇的に進んだのは行幸というべきか。


この得意な技術力は今までの戦争でも勿論活躍した。

始まりである深海戦争。多くの既存国家の崩壊を決定づけたラプチャー戦役。現在の世界体制が確立した鉄虫戦争。
そして合間合間に繰り広げられた人類同士の抗争。
いずれの争いも無事に生き抜くための力として異端技術は活躍したのである。

732:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:21:33 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 連邦
正式名称は統一ユーラシア連邦。
ロシアが中心となり他国を制圧して統一した大連邦国家である。

その特徴は強力な中央集権体制であり、専ら政府と軍が大きな権限を握っている点にある。

国内のマスメディアの多くは政府の管轄下で、軍の執務は全てに優先される。
政府や軍による圧政や監視が多く、かつてのソ連や中共を彷彿とさせる超管理社会である。

最も秩序が失われて等しいユーラシア大陸においては、これでも人が生きていけるだけの秩序を取り戻した勢力としてそれなりに支持されている。

国民の自由は大きく抑圧されているが、その分政府や軍派強固で日夜ミュータントやエイリアンから国や国民を守っている。
また元がロシアを中心として復興された新ソ連が母体のため以外にも国民保護には力を入れており、同盟程極度の格差社会や差別社会でもないため案外生きるだけならそこまで苦労はない。
労働者保護に関しても積極的で人間と自動人形、バイオロイドとの労働関係はきっちりと分別されている。
このため経済的、軍事的にも混沌としていたユーラシア大陸に秩序をもたらしてという意味では非常に大きな意義を持つ勢力である。
何せ新ソ連に併合される前の国家では自動人形やバイオロイドによって職を追われた人間や深海棲艦やラプチャーによって住む場所を失った人間は珍しくなかったのだから。


反面その広すぎる支配領域を完全に掌握しているわけではなく、各地でエイリアンの残党や未だミュータントに占拠された旧国家由来の都市群、反連邦ゲリラなどが蠢いており、多くの地域では未だ管理の域届いた都市域の外に出れば身の安全は保障されていない。


人権関連に関しては基本的に既存人類が無条件に認められており、自動人形やバイオロイドの類に関しては通常人権は認められていないが一定の成果による授与や資金による買い取りが認められている。
非人類においても成果と資産によって人権の入手が認められているのだ。

最も三勢力の中で最も強権的と言われる連邦政府相手では人権というものがどこまで己の安全と生活を保障してくれるかわかったものではないが。
これは非人類にも、そして純人類相手にも同様に言えるのはある種連邦の掲げる平等の証明かもしれない。


技術体系的には遺跡技術と呼ばれるものを主軸としている。
これはいわゆるオーバーテクノロジーの類でユーラシア大陸各地で発見されている古代文明の遺跡を解析し、得られた技術群のことを指す。

この技術の取り入れと自動人形の大規模組織運用を積極的に行った結果新ソ連がユーラシア大陸を統一したのである。

以降も遺跡技術は連邦の根幹を支え、異星技術を大々的に取り入れた同盟や出所のわからない異端技術を振りかざす極東相手にも対応できるだけの戦力となっている。

軍事体制的にはこれら遺跡技術を用いて開発した兵器を中心に運用しながらも自動人形や無人兵器、バイオロイドなどで足りない数を補助している。
またこれらの無人兵器や自動人形などは正規軍兵士が指揮しながら一つのグループごとに運用する戦術が通例である。

最もこの遺跡技術には問題もある。
遺跡技術の根幹をなすコーラップス液による汚染の氾濫を起こし、それによる病とミュータントの誕生。それらによる一部人類領域の放棄などの問題が発生している。
これらは長年の連邦上層部の悩みの種であった。

現在では極東が特効薬と予防薬を開発し、それに連邦や同盟も追従した結果ある程度の抑制を可能としている。

またラプチャー戦役や鉄虫戦争における両エイリアンの残党もユーラシア各地に潜伏しており、未だ残るコーラップスミューラントと共に連邦を悩ましている。
このため軍事力の全てを同盟や極東相手に振り分けることができず、度々両勢力との衝突で後れを取っている原因となっている。

これに関して連邦では多数の民間PMCを用いて対応している。
正規軍を用いるには微妙と思われる出来事に対して、これらPMCを用いて対処させているのだ。

連邦においてPMC産業は経済的に重要な立ち位置に属しており、連邦民に関しても立身出世の手段の一つとして認識されている。


国家間の関係は極東も同盟も敵視しているが、現在は両方とも小康状態が続いている。

極東とは数年前に極東ロシアにおけるオホーツク事件において大敗を期しており、以降は不可侵条約を結んでいる。
この事件により連邦における極東方面戦力が枯渇しており、現在でも万全に回復したとは言い難い状況が続いている。

逆に大西洋やアフリカを舞台として同盟と度々衝突しては負けとも勝ちとも言えない争いが繰り返されており、両者間の緊張が再び高まっている。


モデルはドールズフロントラインの新ソ連。
遺跡技術のほぼ独占と更なる解析に成功したifの姿といった具合。

733:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:22:19 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 同盟
正式名称は南北新大陸における独立企業同盟。
連合戦争時に発足された企業連合を母体とする比較的新しい陣営であり、三勢力の中で最も経済に優れる。

連合戦争において既存国家を解体し、大企業たちが国を運営している勢力で、三勢力の中で最も格差が大きくディストピア味が強い。

バイオロイド関連の技術を主に扱っており、他の国が行っているような労働者保護などはせずに積極的にバイオロイドを労働へ投入している。
このため国内の既存労働者の多くは職を追われているか、企業の都合の良い労働者して扱われている。
そのせいで犯罪に走る国民が後を絶たないが、それらもバイオロイドや企業に雇われた兵士などにより無理矢理鎮圧している。

度々国外へ逃げようとする人物も後を絶たないが、空海の移動手段が企業に独占されている同盟では太平洋と大西洋が物理的な障壁となり、上手く逃げ出せる事例は非常に少ない。
同盟の海域から逃げ出せたとしても極東や連邦の警備部隊に捕まり送り返されるか、最悪撃沈される可能性もあり、何なら未だ度々海に出てくる深海棲艦やラプチャーの残党、変異したミュータント生物などに沈められることも多々ある。

またこういった逃亡難民、または有用な亡命者が原因となり極東や連邦と衝突することも後を絶たない。


技術はオリジンダストを使用したオリジンタイプバイオロイドや同物質を使わない人体改造式バイオロイドなどがメイン。
またラプチャーや鉄虫から得られた異星技術も積極的に活用している。

反面新大陸には遺跡が存在しないため、遺跡系技術では連邦に後れを取っている。
系統が全く違う極東の異端技術に関しては何がなんやらである。


軍事力に関しては同盟には中央正規軍と呼ばれる統一軍隊が存在しており、専ら他勢力との戦争ではこれが対応している。

他国と比べバイオロイドや無人機、改造人間の比率が大きくとしており、三大勢力の中で最も“無人”化が進んでいる。

また一応は好き勝手に動かせない正規軍とは別に各企業ごとに自前のPMCを保有していることが多い。
正規軍とは違い、好き勝手に動かせる戦力のため度々これらを使って企業同士の暗闘や他国への工作、アフリカへの侵攻。はたまた正規軍同士の戦争にすら駆り出されている。
装備の規模や質は企業に寄ってマチマチだが、中にはPMCの方が本命と言わんばかりの重装備を整えているところもある。

これら正規軍やPMCは単純な戦力比やコストパフォーマンスと言う点では三勢力の中で最も優れているはずなのだが、後述の理由で余り勝率は良くない。


政治体制としては大企業群による合議制となっている。
最も内部では企業同士の暗闘が日常となっており、組織としてのまとまりは今一。
各企業が独立性を理由に割と好き勝手に動いている。

このため戦力的には優位に立っているはずの連邦に対して連携の悪さから度々敗北を期している。
軍事的に負けている極東相手に関しては言わず物がな。

また各企業が独自に他国や工作を仕掛けていることも多く、それが理由で他二勢力との武力衝突に発展することも多い。

そして中央正規軍においては、その内実は各企業がスポンサーとなっている部隊ごとに軍閥が形成されており、真実政府により統一された軍隊ではない。

また軍事を人以外に任せきった関係と軍事的被害に関して無頓着なきらいがあり、一種の経済活動と見ている側面が強い。
ここに上述の軍閥体制が加わり、自分の派閥の部隊以外が損耗する分には国内で優位になるという考えが蔓延しているため軍事行動に関しては足の引っ張り合いが酷く、敗北したとしても自派閥部隊以外ならば余り危機感を持たない。

彼らが本気で危機感を持ったことは鉄虫戦争と極東戦争くらいである。

このため強い軍事力を持ちながらも勝率は余り良くないという非常にアンバランスな結果をもたらしている。
同盟内の暗闘の余波にて他国と戦っている。それがこの国の現状と言えよう。


元ネタはラストオリジンの企業たちや勝利の女神ニケのアークなど。
この世界で一番ディストピアらしいディストピアである。

734:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:23:03 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇他設定

  • 自動人形
人型アンドロイドの総称。構成するパーツのうち機械の比率が大きいものを指す。
バイオロイドと比べてなお安いのが特徴。


  • バイオロイド
同じく人型アンドロイドのこと。構成パーツのうち生体パーツの比率が大きいものを指す。
ぶっちゃけると製造企業ごとの区分によってバイオロイドや自動人形の名が適当に割り当てられているだけである。


  • 無人機
人型ではない無人兵器の総称。人型だと自動人形や戦術人形やらに分類されることもある。
ラスオリにおけるAGSなどもこの括り。


  • 艦娘
深海戦争の最中で日本が繰り出したアンドロイドの一種。
異端技術の中でもオカルトに寄った技術をふんだんに使った代物であり、このため各国は艦娘の模造が出来ず、初期は日本が各国向けに製造した分を受け取って戦っていた。

深海戦争以降は人権が認められており、世界が三大勢力に落ち着いた昨今でも市民や兵士として良く見かける。

深海戦争が終わって久しい現在では余り追加の製造はされていないが、逆に今でも兵士をやっている艦娘を見た場合は十中八九歴戦の兵士と言える。


  • KAN-SEN(カンセン)
日本からの艦娘供給に頼っていられないと各国が独自に開発した艦娘系アンドロイドの総称。
解析した艦娘や深海棲艦の技術や既存のバイオロイドや自動人形の技術を用いて開発されたもの。

設計段階から対深海棲艦用に開発されており、このため水上戦闘では無類の強さを誇る。
海上戦力としては今でも一級品であり、各勢力で海上歩兵としての製造が続いている。

原作アズールレーンと違い現地の人類が自力で開発した存在であり、このため原作におけるメンタルキューブやセイレーン要素がほぼ皆無。
艦娘と比べて科学率が高いのがカンセンである。


  • ニケ
バイオロイドのうちオリジンダストを使わないものの総称。
このためオリジンダスト系のバイオロイドより安い。

元々はラプチャー戦争中にあぶれた難民たちを戦力化するために開発された改造人間の総称であり、現在量産されているニケはそれらのクローン。

女性型ばかりなのは表向きは自動人形や艦娘と同じく市民に威圧感を与えないためであるが、実際は設計段階からそういった目的も考慮されていたため。
元が邪魔な戦争難民を兵器とする計画だったため、扱いがかなり悪い。

現在でも同盟などでは度々ニケへ改造される人間は少なくなく、連邦や極東においても凶悪犯をわざとニケへ改造して懲罰部隊として運用している例がある。

原作ニケと違い人間からニケへ改造しても現在では記憶喪失や精神錯乱はほぼないので安心して欲しい。
出なければ懲罰にならないからだ。
なお男性からニケへ改造することもこの世界では可能である。


  • 侵略者
海からの刺客深海棲艦。宇宙からの来訪者ラプチャー。人類の天敵鉄虫。
大凡はこの三つ。

どれもが人類文明に大きな打撃を与えたが、その悉くが極東の特務部隊によって司令部を落とされ敗北した。

現在でもそれぞれの残党が世界中に存在しているが、組織的と言える規模の残党はアフリカ大陸に存在しているグループのみである。

一部は極東やアフリカの現地人類などと共生しているのも存在する。


  • アフリカ大陸
幾度かの侵略者の戦争やその合間の人類同士の争いによって実質的に放棄された大陸。
現在では旧国家残党、現地人類、各種侵略者残党、汚染やコーラップス液によるミュータントなどが跋扈している暗黒大陸。
度々三大勢力における小競り合いの舞台にもされている。

735:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:23:41 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 技術
既存科学に加え遺跡技術、異星技術、異端技術の三つが存在している。

遺跡技術はドルフロの、異星技術はラスオリやニケのものが類する。
異端技術は大凡シンフォギアの敵側の技術やら型月の魔術やらを想像してもらえると大凡正解。
最も技術として似たようなもの再現しただけなので、原作における欠点の多くが解決もしくは改善されている。


  • 時間停止技術
極東の誇る異端技術における最たるものの一つ。
詳しくは相対時間の相違にいる主観的な時間停止技術という。

広範囲展開型ステイシスフィールド内における物理運動の低下と時間魔術再現による肉体加速を併用した疑似的な時間停止である。

ステイシスフィールドにより範囲内の物理的な運動速度を低下させ遅延化、そこに意図的な超高速思考と疑似時間加速を合わせ、個人的な主観において時の止まったかのような極遅感覚世界を作るというのが真実。

つまるところ時が実際に止まっているわけではなく、相手の動き遅くして尚且つキリツグの時間魔術固有結界モドキで自分の身体と思考だけ加速させた結果、主観的には時間が止まっているもしくは物凄いスローモーションとなっている状態にしているのだ。

無論実際に世界を止めているわけではないのでロードローラーだ!みたいなことはできない。
また単純に超加速状態で動くので肉体への反動が強い。これは純粋な物理法則によるものなので原作キリツグのような世界からの修正力による反動とは別物。

このためこの技術を用いた戦闘を行う人物は魂魄憑依によって機械もしくは別の身体へ乗り換えておくことが推奨されている。
もしくは極度のサイボーグ化を行っても可。


  • 異端技術関連の哨戒

ステイシルフィールド:翻訳すると停滞力場とかになるあれ。
デッドスペースのアイザックさんとかが使っていたやつ…を再現しようとしたもの。

流石に原作デスペ程の物は作れず、一定範囲内の物理的な速度を少し遅くする程度に落ち着いた。
使い勝手良さそうなものだが、遅くした分を超えるだけ相手が身体や思考を加速すれば相殺されてしまうため言うほど万能ではない。
またフィールド圏内より迅速に離脱するという手段でも攻略されてしまう。


疑似時間加速:時間魔術の再現により肉体及び思考を超加速させる技術。
型月シリーズの衛宮切嗣が使っていた固有時制御を再現しようとしたもの。
実際には時間加速というよりは物理法則の限定的な書き換えによる肉体と思考の超加速といった具合に落ち着いた。
単純に技術として似たような効果を再現しようとしたものであるため、原作のような世界の修正力による反動というものがないのが特徴。
逆に超加速した分だけの肉体への負担が凄まじいことになっている。

生身の肉体でまともに使うと即死不可避のため、実戦利用するためには脳保護前提の重度サイボーグとなるか魂魄憑依技術を用いた人造の身体に移ることが推奨されている。


魂魄憑依:幾度かの転生の果てに研究結果を引き継ぎ続けた結果ある程度魂というものの存在に触れることに成功した結果誕生した技術。

己の魂をコアと呼べる別の物へ憑依させることが可能となる。
反面安定した未だ安定した技術と言えず、一度魂を離すと元の身体に戻せなくなる。
この理由については不明であるが、魂と魄の関係によるものではないかと推察されている。

このため魂魄憑依の施術が行われるのは志願者か重度の肉体喪失者のみとなる。
この場合の肉体喪失者とは死亡判定されているが、未だ魂が肉体から完全に離れていない状態のことを指す。

ある意味死んでも働けます!を実現したものだが、別の物体に離された魂は徐々に消耗していき、ある日を境にコアとなっているものから存在がはがれてしまう。
いわゆる成仏である。成仏と称しているが実際には何が起こっているのか判明しているわけではなく、辛うじて剥がれた魂は別次元への存在が移されていることが確認されているのみである。

736:トゥ!ヘァ!:2022/12/31(土) 18:24:56 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
投下終了

ラスオリのやつでなんか知らんかった新たな敵の情報が大陸スレの方とかで出てたけど、問題ないやろ。よし!!

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最終更新:2023年01月24日 13:13