174:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:24:37 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
日本大陸 ゾンビアポカリプス世界


アポカリプス・ナウ!時は1999年。世紀末!

世は日米ソによる三国冷戦が続いていた世界。
トップをひた走る日本に対して差を開けられ続けるアメリカとそれ以上に低迷を続けるソ連は大きな焦りを抱いていた。

それが両国を追い詰め、疑心暗鬼を加速させたのかは今となってはわからないが、1999年のある日にソ連の核攻撃から第三次世界大戦がはじまったのは事実だ。

致命的だったのは米ソ両国共に自国の防衛よりも日本への核攻撃を優先したことである。
それだけ両国が日本を恐れていたという証拠であるが、当事者である日本からすれば迷惑極まりない話であった。

しかし現実は残酷。米ソ含む主要国は核攻撃により壊滅的な被害を受ける中で技術力では突出していた日本は比較的上手いこと迎撃に成功していた。

最も関東圏は守り切ったが仙台や大阪、福岡などは吹き飛んだし、核爆発由来のEMPは全国の民間電子インフラをずたずたにし、衛星網はケスラーシンドロームで機能しなくなり、各地で巻き上げられた放射能物質含む爆炎は日本を含めた世界全土で程度の差はあれど放射能にまみれた大地を作りだした。


こうして一日かからず第三次世界大戦は終結。既存世界の大体は滅んだ。しかし人類は絶滅していなかった!!
当たり前である。核攻撃されたのは主要地域と主だった軍事基地がある地点のみ。田舎や地方にまでは落ちてこないのだから。
最もその後の混乱諸々で二次、三次被害が出たので結構な数の人々が犠牲となってはいるがなんやかんや言って結構な数の人々は生き残ってはいた。


そんな世界で奇妙なことが起きた。何とゾンビが現れたのだ。
まあこれが単純な話でアメリカとソ連が研究していた生物兵器が漏れ出して生き残った人々に感染したというだけなのだが、これが意図したのことか偶然なのか今となってはわからないことである。

厄介なことに米ソはそれぞれ別の型の生物兵器を研究していたようで、米国型はウィルスを基にした初期感染力の高いタイプ。ソ連のは寄生虫を基にした感染力は低いが長期間残りやすいタイプの二つである。

ここで更に可笑しなことが起きる。既存生物やゾンビを中心にまるでゲームや映画のような変異体が現れたのだ。

こちらもなんてことはなく高濃度放射能汚染に晒されたゾンビや無発症キャリアと化した生物たちが突然変異を起こしたわけである。

こうして世界中に変異能力持ちのゾンビウィルスや寄生虫が広がっていった。


そんな中での日本。何をしていたかと言えば普通に国内の復興に手を割いていた。

元々島国であるんで周りは海のため外から病原体が持ち込まれる可能性が低く、尚且つ衛星を始めとした既存の通信インフラが壊滅していたため外国の状況はさっぱりであった。
このため日本が国内のことに一息ついた時には世界中でミュータントやらゾンビやらモヒカンが跋扈する世紀末となっていたという寸法である。最悪だね。

気づけば日本国内にもいつの間にかゾンビが発生してきている始末で、日本政府もてんやわんやであった。


結果だけで言えば現状確認出来る限り最も強力な組織である日本政府が四苦八苦しながら米ソのZウィルスへの予防薬を作り上げどうにかこうにか国内の平穏は維持することに成功した。
しかしそもそも政府機能が崩壊している海外は相変わらず世紀末であり、ゾンビも元気に現役。
また既存生物から変異したミュータントの類は相変わらず猛威を振るっている。

国内においても復興の遅れる地方と人口が集中しすぎた都市部など問題は山積み。

日本としては正直国内に引きこもっていたいのも山々だが将来のことを考えると永遠と籠っているわけにもいかず、気は余り進まないが仕方なく外の調査や進出を行い始めているのが現状である。

175:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:25:33 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇年表

  • 1945年
第二次世界大戦終結。
独伊中枢軸と日米英ソ連合の戦いは連合の勝利に終わった。


  • 1945年後
方針の違いにより日米ソの仲が割れる。三国冷戦始まる。
同時に戦後世代に夢幻会の面子が登場し始める。


  • 1970~1990年代
ある程度の勢力を持てた夢幻会勢力が本格的な活動開始。

夢幻会は改めて権力中枢に食い込むためと、いざという時に生き残るためにもなりふり構わず技術開発始める。
冷戦の恐怖と21世紀の便利さ再現のために猛進状態となる。

ここらから日本と米ソは急激に差が開き始め、両国が日本への危機感を募らせていく。


  • 1999年
第三次世界大戦始まる。一日程度で終結。
米ソを始めとした主要各国は互いの核報復により崩壊。
日本は進んだ技術力を持って国家機能を維持したまま潜り抜けることに成功した。


  • 1999年
関東圏を守り抜いた日本政府は被災した地方の救済と復興を開始。
大陸化していることから被災者や被災地域も広く、復興作業に追われる日々となる。
このため日本は国内に目が向き、国外への意識が低下する。

同時期の海外ではゾンビ病が蔓延し始める。アメリカのウィルスタイプ。ソ連の寄生虫タイプが猛威を振るい始める。


  • 2000年代
海外でゾンビ病とモヒカンが猛威を振るう中で日本はそんなことを知らずに国内の復興に当たっていた。

そんな中で2000年代末頃に国内にてゾンビ病感染者が確認される。
日本政府及び夢幻会。ここでようやくゾンビの存在を知る。

一時期復興途上の地方を中心に日本国内でも一時多数のパンデミックが起きる。

樺太事件。新潟鎮圧戦。沖縄パンデミック。北九州防疫戦争。横浜事変。名古屋騒乱など。
これらに対して維持していた正規軍戦力を用いて鎮圧。

原因が外にあることが判明したため、日本は復興途上ながら徐々に国外へ目を向け始める。


  • 2000年代後半
国内外で突然変異したミュータントが発見され始める。高濃度放射能と二種のゾンビ病の影響で変異したと思われる。


  • 2010年代突入
日本。本格的に軍を海外へ展開させ始める。

ゾンビ病治療薬開発のためのサンプル確保開始。ヨモツヘグイ作戦と命名。
国外または孤島にて研究施設を建設し、そこへ海外に置いて確保したゾンビ病患者を収容し始める。



同時期。
日本国内においては核直撃地域以外の復興が進むが、防備とインフラが整った都市部に人口が偏りすぎ、地方人口の激減に悩まされることとなる。

また人口希薄となった地方においては変異したミュータントやヤクザや半グレといった反社会勢力の拠点化、一部地域で迫害された適合者たちの反発、国外からひっそり入ってきた違法入国者たちの巣窟となる事例が多発。

そして都市部でも人口が集中しすぎたことによって労働人口が激増とWW3戦後世代の誕生により仕事にあぶれる人々が増大。
仕事を得られなかった人々が犯罪に走り都市部や郊外の治安が悪化していることが問題視された。

同時に国外へ派遣している正規軍への負担も問題となり、日本は新しい壁へと突き当たることとなる。


  • 2010年代
日本。国内改革の時期。

国内の問題に対して民間自衛法及び国土再開拓法制定。
民間自衛法は国が許可を出した民間業者においては武装を認め、都市部における犯罪者、地方にはびこるミュータントやゾンビ、反社勢力などへの対応の委託を行うもの。
いわゆる民営賞金稼ぎの誕生である。

国土再開拓法は都市部であぶれる労働人口を国が主導して改めて地方へ移住させる法律。
国の支援の下で人口希薄化した地方地域の再開発を行うというもの。
これにより食料生産能力の改善と都市部及び地方の治安回復を狙っている。
字面だけでは棄民的な印象があるが、国が定めるレベルの安定が得られるまで軍による警護を含める手厚い支援が存在しているため、割と安全だったりする。
都市部では仕事にあぶれた人々を中心に以外にも志願者が多い。

176:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:28:18 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
この二つの法の制定と政府による重点的な支援により、以降徐々に地方の再開発と治安の改善が進むこととなる。


  • 同2010年代
海外派兵した部隊が東南アジア到達。残存していた現地民の幾らかと交流開始。後に東南アジア地域は日本勢力圏と認識される。
しかし周辺地域から流入する無法者や軍閥、ミュータントなどにより中々安定した状態とは程遠かった。

同時期オセアニア地域に到達。
オーストラリアは主要都市が壊滅し、ゾンビとミュータントとモヒカンにより治安が崩壊。
完全にマッドマックス状態。
ニュージーランドは核攻撃からも免れていたが、羊が変異したミュータントとの争いに負け、生存域の過半が失われていた。

日本は両地域に介入。将来の資源及び食料供給地帯とする目論見であったが、戦力不足もあり一部地域を占領するだけで終わる。
以降日本が納得するレベルの治安状態に改善されるのは2050年代まで待たねばならない。


  • 2020年突入
米ソのゾンビ病サンプルを確保のため各国の当該研究機関跡または巨大医療機関跡に部隊派遣し、サンプルや研究資料を確保するためのイザナギ作戦開始。

ソ連極東地域の研究施設及び、アメリカ・アラスカ領地域の軍事基地において有用なサンプルデータの回収に成功。
しかし距離の問題から米ソ両国の中枢部分への潜入は見送られた。


北米にてゾンビ病に対する免疫を持つ人物を確認。当該人物確保のために正規軍が投入されるイザナミ作戦が行われる。
当該人物を巡って海外のカルト教団、国軍残党、世紀末集団などと交戦発生。
これら全てを退け当該人物を確保。
国外の研究拠点に護送後、本人の協力を取り付け特効薬の開発始まる。

免疫保持者の協力により米国型Zウィルスへの予防薬、初期症状治療薬が完成する。
限定的ながら米国型Z病への対抗策が完成する。残念ながら治療薬に関してはまだまだ研究中。

177:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:28:57 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 2020年代半ば。アフリカにてソ連型ゾンビ病寄生虫を殺す特殊細菌が見つかる。
このサンプルを確保するために日本は艦隊を派遣。アメノヌボコ作戦開始。

当該地域においてゾンビ病に適応した自称新人類軍及び現地のレジスタンス勢力との争いに巻き込まれるハプニングがあったが、襲ってきた新人類軍を容赦なく吹きとばしてサンプルを確保。
国外研究所へ移送後に治療薬の研究が開始される。

2010年代末頃にソ連型Z病への予防薬及び初期症状治療薬完成。既存ソ連型への対抗策が完成された。

以降Z病関連に関しては変異タイプと新型ワクチン開発のいたちごっこが続く。


  • 2020年代末事
海外において様々な組織が勃興し始める。
新人類を名乗る適合者たち。旧国軍母体の強権的勢力。武力を頼みに成りあがったモヒカン軍団。生存者たちが寄り添い合い設立された都市国家グループ。生き残った政府関係者が作り上げた新国家など。

これらの勢力による争いやテロに日本も巻き込まれ始め、対応に四苦八苦する。


  • 2030-2040年代
極東ロシアにて旧ソ連軍及び旧中国軍を母体とする北方連邦建国。
戦後に日本が領有していたカムチャツカ半島をめぐってカムチャツカ紛争勃発。
大戦前からの戦力を揃えていた日本が勝利。後に講和。


北米にて勢力が増してきた旧政府派、新人類派が衝突。第二次南北戦争発生。
旧米軍基地に残っていた核弾頭を巡る争いに発展。これを危険視した日本軍が介入。両軍を蹴散らし発見した弾頭を破壊。


第二次南北戦争後。北米にて都市国家連合と中米のレコンキスタ軍の衝突開始。
ハワイ・アラスカの日本軍はこれを静観。


中央アジアにおいて聖戦連合と北方連邦の武力衝突発生。北連が中央アジアに向き極東の緊張感が減る。


欧州において第四帝国と神聖十字教国による衝突発生との報告がなされる。
日本は情報収集に努める。


帝国と十字教国の争いにロシア人民共和国が介入。三つ巴の情勢となる。


南米方面ではミュータントの大規模スタンピードが発生。
初期鎮圧に失敗し南米において多くの生存圏が失われる。現在パナマ付近においてレコンキスタ軍が対応中。



  • 2050年代
日本国内の地方復興率がWW3終戦直後から見て7割を超える。
時の首相により戦後脱却宣言がなされる。この時期から新時代と区別され始める。

夢幻会関係者も冷戦時代に活躍していた世代の多くはこの世を去り、現在はその後継者たち主流となり国を動かしている。

未だ生きている人物たちも引退し、ようやく緩やかな老後生活を送っている。

178:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:29:46 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇日本の設定

戦前は夢幻会なし。単純な国力でごり押しして大国の地位についていた。
第二次世界大戦では途中まで中立でいたが中国がやらかし、連合側で参戦。
独伊中の枢軸を米英ソと仲良くボコった。

戦後は思想の違いから米ソと決裂。米ソ自身も対立したため三国冷戦が起きる。
米国が資本主義、ソ連が共産主義。立憲君主制維持したままの社会保障を富ませた自由資本主義という珍妙な政治を行う日本の三つに分かれた。
日本は自分達は自由民主主義ですよ!と反論したが、他国からは日本式自由社会主義と呼ばれる。


夢幻会を始めとする転生者たちは戦後に出現開始。
戦争を乗り切った戦時中、戦前世代が強く、戦後世代である夢幻会は権力基盤の掌握に四苦八苦しており、冷戦中盤において転生知識を用いた先進技術を用いて影響力確保に奔走することとなる。

嶋田さんたちは冷戦末期に出現。冷戦中は若手組であった。

転生者の努力により日本の技術力が格段に向上したが、これに対して米ソは警戒心を強くする羽目となる。
そのせいか他の要素があったのかはわからないが、ソ連は1999年まで存続し、アメリカも日本への警戒を持ち続けた。


1999年に核戦争こと第三次世界大戦が開幕し、終結した際にも進んだ技術力による迎撃網により関東圏を守り切ることに成功している。

しかし米ソが日本へ攻撃を集中したことと大陸化した結果守る範囲が広すぎたことが災いし、地方では撃ち漏らしからの核被災が頻発する。
仙台、札幌、福岡、佐世保、大阪など地方の大都市圏の幾つもが壊滅。
同時に国内外の戦力も壊滅した部隊が出ており、政府機能は守り切ったが国家や軍隊としては半壊状態となる。

WW3においては数千万単位の犠牲者が発生しており、戦後も二次被害、三次被害、容赦なく起きる各種災害のせいで戦前に5億近い人口だったのが、2000年代末には4億人を下回っている。

また行政能力の限界と放射能汚染から食料生産能力が著しく低下しており、食料供給こそが目下最大の問題となっていた。

政府はすぐさま各地の調査と復興を開始。外洋に派遣し、生き残っていた戦力も国内へと帰国させる。
被災地の生き残りは政府機能が残っている関東圏を始めとした各地の都市圏に避難してくることとなり、地方の空洞化と都市圏の人口圧迫が起こる。


大凡10年間ほど国内の復興に余力を割くがその最中でどこからか上陸してきた米ソのZ病感染者が確認。日本国内でもパンデミックが起きる。
幾多の事件が起きたが戦前からの軍隊を維持出来たため、全て鎮圧。
2010年に入り改めて国外の情報を得るために改めて部隊を派遣。世界の情勢を改めて認識した。


その後は色々頑張って2020年代にZ病ワクチンを開発し一段落したが、その頃には海外も復興を済ませた新勢力が台頭し始めており、改めて国家vs国家の情勢が再燃し始めた。


単純な国力そのものは戦前と比べて激減しており、2050年代においても戦前と比べてその国力は半分もない。

またWW3時に発生したボコボコ衛星破壊合戦のせいで未だ衛星軌道上は酷いケスラーシンドローム状態が続き、新しい衛星も飛ばせなければ、弾道弾の弾着管理も覚束ないレベルとなっている。
このため国外における状況把握能力が戦前と比べ著しく劣化している。

それでも戦後の世紀末世界では世界有数の国力を持つ国家であり続けている。

179:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:31:32 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 戦力
冷戦全盛期は米ソに劣らない規模の戦力を持ちながらも東南アジア一帯を影響下に置いていた。
WW3時に軍も国内外で核攻撃に晒され大打撃を受ける。
戦後は国の余力不足から再建は余り進まず、むしろ規模は縮小されている。

対外勢力との衝突が加速しだす2030年代からは本格的な再建が開始されており、国内のことは民営PMCや武装退役軍人会、警察戦力などに任せ、正規戦力は海外への展開能力再取得に力を入れている。

特に他国の核運用能力の再取得を恐れている日本政府の意向によって度々海外の核弾頭や原潜などが関わる紛争に介入し、それらを破壊している。
また上記の核関連以外にもZ病関連においても積極的に運用されており、ブラックオプス(非正規戦)を行う比率も高い。
このため日本の部隊は未だ復興途上の海外では一種の戦場伝説扱いされている地域もある。


海軍は全盛期には7個艦隊を数えていた自慢の艦隊戦力もWW3の際に半分以下となり、戦後は予算の関係もあり解体が進み一個艦隊とその予備のみが現存する程度となる。

長らく輸送及び対地支援のみが仕事であったが、2030年の北連との衝突を契機に大規模な再建計画が開始。
戦前ほどではないが改めて代艦の建造や対艦装備の新規開発などが開始された。

2050年代には交代要員含めた原子力空母が3隻のみ。どれも艦歴50年を過ぎているため新時代宣言以降は新しい代艦建造計画が立てられている。
同年代においても戦前からの戦力を受け継ぐ世界最大の海軍として有名。


陸軍は国土復興のために最も早く再建が進められ、戦後初期においては就労対策として職を失った人々の受け皿にもなった。
以降は国内の地方再開発や国外の調査拠点開拓などに用いられている。

装備は対ゾンビ、対武装難民、対ミュータントを前提として対正規軍装備が削られ、機動性と使い勝手が優先された装備となる。
具体的には戦車、自走砲、ミサイル戦力の削減。歩兵装備が優先され、他は装甲車、歩兵戦闘車、ヘリ、パワードスーツ戦力の増強など。

対外勢力が再興し始めた2030年以降は改めて対正規戦用戦力が整えられ始めている。


空軍は戦後になり仮想敵が消えたため大きく規模を削っている。主に核攻撃用の大型機などが削られ、対地支援戦力と輸送機がメインとなった。
戦後初期は地方の人々の救助や支援がメインとなり、中期は海外へ派兵される軍の展開。

2030年頃のカムチャツカ紛争から改めて航空戦力の重要性が再確認され、新型機開発と対空任務が本格化する。

2050年代頃では冷戦全盛期には及ばないが、それでも世界最大規模の航空戦力となっており、日本が世界最強である理由の一つとなっている。


核戦力に関しては第三次世界大戦時に大いに消耗し、戦後も復興への予算抽出のために大きく削られている。
しかし戦後の世界においてはほぼ唯一と言っていい核運用能力を維持したままの国家である。




  • 日本政府
WW3後には世界で数少ない戦前から途切れずに運営・維持されている組織。

大凡戦前と変わらない体制ではあるが国土復興省や民営自衛管理省など戦後になり新しく設立された省庁も少なくない。

国内の復興から海外への展開までを行っており、影響力も2030年頃までに戦前の勢力圏まで回復している。

またカムチャツカ半島やアラスカ、ハワイ、オーストラリア、ニュージーランドなどにも海外調査用の拠点を設置し、その多くを実質的に併合している。

これらは地方が荒廃し、食料生産能力が大きく削れたことの補填とするためでもある。

180:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:32:15 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 技術
WW3後において数少ない戦前と同レベルの技術レベルを維持している組織。
戦後に関しては余力の少なさと国土復興を優先したため新規開発は停滞していたが、Z病関連と放射能関連に関しては研究が継続された。

2030年までにはZ病関連の予防・治療薬の開発に成功し、2050年代までには放射能除去や治療の技術もかなりの進みを見せている。

また転生者のテコ入れにより冷戦時代からパワードスーツ開発が研究されており、1999年には初期的な実用パワードスーツの開発に成功していた。

しかしWW3の発生により運用ノウハウ構築と研究は中止状態となる。
その後は戦後復興の役に立つのではないか?と2000年代半ばから改めて研究が再開。
2010年代には民間モデル含めて大々的に配備数が進み始める。
2050年現在では民間の開拓民や賞金稼ぎから海外に展開する正規軍歩兵まで頼りにされるみんなのお供となった。




  • 武器
大凡戦前のものを使いまわしているが中には新規開発されたものもある。

前述の通りパワードスーツは戦前から研究が進んでおり、WW3時には実用モデルの試作も済んでいたため、改めて開発再開されてからはとんとん拍子で開発が進み、実戦配備された。

性能はパワーアシストが主軸でトンデモ機能はないが装着者の持久力と膂力の大きな改善に成功。
より大火力の火器の保持と連射を可能としておりゾンビやミュータント相手に優位に立つことに成功した。
防弾装備は既存品の流用が主だが外国勢力が復活し始めた2030年以降はこちらの研究と開発も進んでいる。
パワードスーツの膂力により更に重く防弾性能の高いチョッキの類も運用可能になった。

銃器に関しても戦前の物が主流。日本は戦前から一貫して6.5mm弾とそのカービンモデル弾薬が主流であったが、狙撃中や機関銃の弾薬として7.7mm弾も運用していた。

戦後になり対ゾンビや対ミュータント戦において余計な損耗を避けるために遠距離から高威力の銃弾を大量に叩き込む必要性が出てきたため、この7.7mm弾を用いた新型ライフルが開発された。
対ゾンビ、対ミュータント戦を念頭に置かれたこれはセミオートライフルであり、開発年に因んで三式ライフル(2003年式)と命名された。

後に正規軍を中心にパワードスーツの配備が進むと、フルオートモデルである十一式が開発され、そちらに置き換えられた。

後にこの三式ライフルは民間自衛法の下で廉価版モデルが民間に大量に供給され、民間業者におけるスタンダードライフルとなる。

この他ではパワードスーツ着用歩兵が運用するために改造された12.7mm重機関銃のカービンライフルモデルや民間を中心に新規開発のショットガンや9mm弾を流用できるサブマシンガンが多く誕生している。

181:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:33:32 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇ゾンビ病
冷戦期の米ソが開発していた生物兵器から引き起こされる病の総称。

詳しく言うとウィルスタイプの米国型と寄生虫タイプのソ連型に分けられるのだが、戦後に年代を経ていくたびに変異しており、既に米ソが研究していたころの面影ない。

両者共に感染すると狂犬病を悪化させたような症状を起こし、罹患者を狂暴化させ周りの人間を襲い始める。
罹患者から傷つけられた外傷から感染し、また新たな犠牲者が生まれるというサイクルを持つ。

本来は狂犬病の延長線上程度の代物だったのだが、WW3における核攻撃によって引き起こされた高濃度放射能汚染が原因なのか大きく変異。

感染または寄生した対象を大きく変異させるというトンデモ現象を起こし始めた。
罹患者は体組織に急激な変異を伴い、代謝能力が退化し、血液が粘液化、血管と内蔵機能も変化。
内蔵が機能を働かせなくとも身体を動かせるようになり、頭部を破壊、または身体から切り離さない限り死ななくなった。
俗に言うゾンビ化である。


ゾンビ化には段階があり、感染初期段階では身体機能そのまま理性がなくなり、狂暴性が増す。いわゆる走るゾンビとなる。
この段階で多くの罹患者や肉食行為によるエネルギー摂取を行い、後の肉体を動かす基礎エネルギーとなる。
因みにこの場合のエネルギー摂取とは肉食のこと。
噛まれた場合は大凡数秒で狂暴化する。感染から24時間過ぎると完全に脳の理性機能が破壊され手遅れとなる。


感染し時間が過ぎていくと代謝能力と運動能力が低下していき、第二段階となる。こちらは走らないゾンビ。しかし耐久力が激増している。
また長時間の行動を可能としており、行動可能時間は初期状態に摂取したエネルギー量と第二段階で摂取したエネルギー量で賄われる。

第二段階となった感染者は個体差はあるが大凡3~5年はエネルギーを追加接種せずとも活動可能となっている。

以降はこの第二段階に固定されるのだが、長い時間を経て追加のエネルギーを取り続けた場合大きな変異を伴うことがある。
変異の内容は様々で高い身体能力の復活、外見の大きな変貌、異常な肥大化など。
この手の変異は周辺環境の違いや大概圧力など様々な要因によって引き起こされる場合もある。

182:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:34:25 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
感染後も適切な処置をすれば対処可能。
初期状態は罹患個所を素早く切り離せれば身体への浸透を防ぐことを可能。また後に罹患から24時間以内なら治療可能な薬品も開発された。
最も感染から時間が過ぎれば過ぎるほど投与した後にも脳機能に障害が残る可能性が上がるので、治療薬の投与は感染してすぐが望ましいとされている。

同じく後に開発された予防薬に関しては8割以上の可能性で感染したとしても高熱や身体の激痛程度で済む。
具体的には特に酷い症状のインフルエンザ程度。

しかしゾンビ病側も変異を繰り返しているため、完全な予防は実現できていない。
このため2050年においても年に三回の変異型対応ワクチンの摂取が義務付けられている。

また一応予防薬を摂取しておけば、対応していない変異型に感染しても治療薬の投薬可能時間が大幅に伸び、後遺症が残る可能性が低下するため事前摂取が推奨されている。
内容的には噛まれても狂暴化しない、治療薬のリミットが72時間ほどに伸びる、治療後も脳への後遺症が残る可能性が少ないなど。


元々対人間用生物兵器が元だからか人間以外には感染してもゾンビ化しない。
最も病気のキャリアーにはなるので油断は禁物である。
また寄生虫型、ウィルス型両方ともきちんと焼く、煮込むなどの高熱調理すれば死滅する。
このため戦後は生食関係がほぼほぼ壊滅した。



前述の通し米国型とソ連型の二種が存在しているため単一の薬品で対応するのが困難。
このため様々なタイプの治療薬が開発されている。
また寄生虫型とウィルス型の混合タイプも発生したため、対策の難易度が爆上がりした。
寄生中型そのものにウィルス型が共存している形である。
両タイプの混合型は変異率が非常に大きく、また凶悪な変異をすることで有名。
2030年以降では外国における新規罹患者の大半がこの混合タイプである。


ゾンビ病対しては様々な対策が取られてきた。
初期は隔離政策と消毒政策の徹底で抑え込み、パンデミックが発生した際も対応兵装を装備した部隊で武力鎮圧することで対抗していた。

日本においてはその後一足早く両タイプの予防薬が完成したため少なくとも勢力圏内では新規感染者は激減している。
治療薬も存在しているが、こちらは比較的初期症状の患者のみが治療可能なもの。
既に感染して時間が立ちすぎている場合やゾンビへの完全な転化した場合は治療不可能である。

国外においても戦争から生き残った勢力や、新しく勃興した組織が幾度か治療薬の開発を試しているが技術力と研究、生産インフラの関係からその経過は芳しくない。
2050年においても海外においては隔離と消毒、討伐といった物理的な手法がゾンビ病への主な対抗策であり、一部の国において初歩的な予防薬が開発できたかどうかといった具合である。

このため日本から提供されたまたは横流しされた予防薬や治療薬が高値で売買されており、中には武力を伴った奪い合いに発展している地域も存在する。

183:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:35:16 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇変異物たち
核戦争後の世界ではゾンビ以外にも新たな脅威が出現しだした。


  • ミュータント
ゾンビ病とは関係なしに変異した既存生物の総称。
大凡は核戦争の影響による高濃度放射能による突然変異や適応だが、中にはゾンビ病に対抗して変異したのではないかと思われるものもある。

大型化した虫や甲殻類たち。足が生えて陸も活動範囲となった魚類。巨大化した肉食植物。相変わらず強い熊。狂暴化したウサギなど。

大凡大型化と雑食化、または活動範囲の広域化などが変異の内容だが、既存の生き物が巨大化し、人間を襲ってくるだけでもかなりの脅威である。

大半は最も通常の銃火器で対応できるため正規軍ならば問題なく対応可能。しかし民間業者や自警団からすれば変わらず脅威と言える。

実のところどうしてこんな変化が起きたのか詳しい理由はわかっていない。
調べた結果なんとなく多分放射能汚染のせい…という理屈をつけただけである。



  • 能力者
適合者または超能力者ともいう。
ゾンビ病に罹患したものの自力で克服した結果何かしらの身体能力が向上した人々を適合者。
または多大なストレスを受けた影響なのか超常的な能力に目覚めた人々を超能力者と呼ぶ。

大凡フィクションで見られる超人的な身体能力や超能力そのものだが、大体は連携の取れた正規軍に勝てない。
戦車なんか出てきた日には殆ど対抗できない程度であり、制空権なんて取れようはずもない程度である。

最も余裕のない戦後時代では有力な戦力として見られており、軍や民営PMCや駆除業者などに引っ張りだこだったりする。

地域によっては異物と見られ排斥されたり、差別されることも多い。
また逆に新時代に適応した新人類と称する能力者たちも存在しており、北米の新人類派や欧州の第四帝国などがそれである。

日本においては発生当初から政府が保護を行った。
後に民間自衛法が適応されてからは地方開拓者や自警団、ミュータントハンター、賞金稼ぎなどで活躍しだし、民衆に好印象で受け入れられている。
2050年代ではある種の才能または個性程度で受け入れられている。
因みに日本においては能力の発露や適合者となるよりもぶっちゃけ軍のパワードスーツを着込んだ方がずっと強かったりする。
パワーアシストと7.7mm弾は偉大である。

実は彼等能力者についても何でこんな変異を身に付けたのか詳しい理屈は判明していない。



  • アノマリー
WW3後に世界各地で確認された不思議な現象の総称。

動き回る電気の塊、重力が反転している謎の領域、正体不明のクリスタルが四方八方に生え出した施設など。

原因も理屈も良くわからない物、ことを人々はアノマリーと呼んだ。

中には空間が歪んでいるやら死者の声と姿が見られるやら過去の世界がフラッシュバックするやらのガチオカルト現象の報告も存在している。

日本を含める大体の人々が近づきたくない存在と認識しているが、一部のカルト教団などでは積極的にアノマリーの入手などを行っているという噂もある。

184:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:36:00 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
〇外国の勢力

戦後になり改めて誕生してきた勢力のこと。
初期は旧軍の残党や軍人崩れなどが多かったが時間が経つにつれ組織化され、一つの国家や勢力となっていった。

最も戦前からの軍備を受け継ぐ正規軍を有する日本と比肩する勢力は2050年の世界を見渡してもどこにもいない。

また放射能汚染やゾンビ病の蔓延、ミュータントの誕生などのおかげで戦前よりも人類が安全に使える土地が激減しており、戦後に誕生した多くの国ではその国土の広さと比べて国力が低い傾向にある。



  • 北方連邦
2030年頃に誕生した国家。通称北連。
中国の北半分からモンゴル、極東ロシア及び中央ロシアに掛けて広がる大陸国家。
旧極東及び中央ロシアを統一したロシア系軍閥と中国北部を掌握した中国系軍閥が手を組み誕生した。

荒廃した戦後世界では結構上の方に位置する国だったりする。
陸上戦力は豊富だが航空戦力はまだ少数で海上戦力はほぼほぼ絶無。

同2030年に日本が占領し続けていたカムチャツカの領有権を巡って武力衝突。しかし軍の規模と質で勝る日本に圧倒され敗北から講和した。

以降は日本を恨んだり恐れたりと複雑な感情を貯め込んでいる。因みに日本側は煩い野犬くらいにしか思っていない。

以降はオホーツク海やチェコトを境に日本を睨んでいたが、中央アジア地域において聖戦連合と衝突。
そちらが主戦場となり極東地域の緊張は一時的に緩和されている。



  • 聖戦連合
中央アジア地域にて誕生した部族連合。世紀末式のイスラム教を国教に掲げており、父祖の地(ということになっている)である豊かな中央ロシア南部と地下資源が期待されるウイグル地域を奪うべく北方連合へ戦争を仕掛けた。

欲しい物があると父祖の物という理屈を掲げで無理矢理殴ってくる国。

北連との紛争は2年程度で終結したが、以降も度々小競り合いを起こしては北連との間で緊張が続いている。



  • 北米三国志
南部の旧政府派、北・東部の新人類派、西部の都市国家連合に別れて永遠と小競り合いを続けていた地域。

旧政府派と新人類派による第二次南北戦争が発生。エスカレートしていく戦いの中で旧政府派が旧軍基地に残された核弾頭を手に入れようと行動しだしたため、これを危険視した日本軍が介入。
旧政府派、新人類派問わず邪魔者を蹴散らし、旧軍の核弾頭を破壊した。

このため第二次南北戦争は自然停戦。両勢力共に首脳部が吹き飛ばされてしまい、現在ロッキー山脈以東は様々な軍閥や生存者グループが戦い合う紛争地域と化している。

そんな中で西部の都市国家連合は日本怖ぁ…と思いながら静観し続けて生き残ることに成功した。
因みに都市国家連合はアラスカやハワイの日本領と交流がある。



  • レコンキスタ軍
中米を中心に興隆した新興勢力。再征服の名の通り周辺地域を武力で併合し巨大化した国。
軍の名の通り、国家が軍を持つというよりも武力集団が巨大化して国家みたいになったというのが適切な勢力であり、ドでかいレイダー集団みたいなものである。

独自通貨を発行し、奴隷制が復活している。
しかしゾンビやミュータントの駆除には積極的で適合者や超能力者でも差別なく受け入れ、商人や農家などを保護し、実力があれば出世できる実力主義の集団のため能力がある人物や第一次産業従事者または保護下に入った行商人などにとっては生きやすい国でもある。

粗方中米は制圧し終えたので北米地域にも侵攻を開始。
流石にこれはヤバいやろと思った西部の都市国家連合が迎撃を行い西部への流入は防いだ。

しかし第二次南北の結果、主だった勢力が吹き飛んだ南部地域には雪崩れ込まれており、生き残っている戦前の産油施設を手に入れている。
なお日本が怖いのでそれより北には進んでいない。

2050年現在では北米では都市国家連合と睨み合いながら東部で新人類派や旧政府派の残党と地元勢のゲリラに悩まされ、南米方面ではパナマを境に大増殖したミュータントやゾンビの大軍としのぎを削っている。

185:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:37:06 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • 南米
細々とした生存者グループや旧軍の生き残りなどが存在していたがミュータントのスタンピード(大増殖と巣渡り)が起きた結果現地勢力の殆どが壊滅してしまった。
そして生活基盤を失った人々を中心にゾンビ病が流行り、これまた大量のゾンビ軍団が形成された。

結果、南米の過半は人類の生存域から脱落している。
現在はパナマに流れ着いてくるミューラントやゾンビを中米のレコンキスタ軍が押しとどめている。

日本は南米中を埋め尽くすミュータントやゾンビを見て、うわぁ。近づかんとこ。と介入に否定的。



  • 第四帝国
欧州の中央欧州地域に建国された国家。
適合者や能力者が中心となっている国であり厳格な身分制度が敷かれている。

より強い能力者や適合者が上位で、能力の弱い異能者たちが下層階級で能力を持たない一般人などは奴隷階級とされる。

豊富な能力者集団を揃えており、その武力を以て周辺地域を併合していった。
南欧の神聖十字教国と対立している。

日本からは場所が離れすぎているため、そんな勢力がいるんだなぁくらいで余り興味を持たれていない。



  • 神聖十字教国
旧イタリアを中心に仏南部や一部のバルカン諸国などで構成されている宗教国家。
世紀末の到来から宗教に縋る人々が増えたためバチカン内の試練派と呼ばれる人々が動いて建国された国。
国名の通りキリスト教が国境となっている。

試練派は世紀末の到来を超えるべき試練としており、宗派、派閥の垣根を超えて手を取り合い、この試練を乗り越えるべしと主張している。

能力者至上主義を掲げる第四帝国と対立中。
2030-2040年代にかけて幾度も衝突しており、一度大きな戦争にまで発展した。
その際には途中でロシア人民共和国が介入してきて、戦況が有耶無耶のまま自然停戦となった。

日本は宗教怖いなぁ。放っておこう。くらいの感覚で彼らの事を見ている。

186:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:38:13 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
  • ロシア人民共和国
白ロシア地域から欧州ロシア地域を支配する国家。
支配域は膨大なのだが、その殆どが放射能で酷く汚染されており、まともに活用できる土地は非常に少ない。

このため戦前から用意されていた地下鉄網の方に彼らの主要な生活空間が存在している。
地下鉄網を通して欧州ロシアから白ロシアまで繋がっており、このため地下帝国とも称される。
地下鉄が限定的ながらも機能しており、これを用いて迅速な人員輸送が可能。
自国領内なら高い展開力と輸送力を誇る。

反面、地下空間故に生活の場が限定されており、このため汚染の少ない土地で暮らすことを夢見ている民衆が多い。

また旧ソ連の全てを受け継いでいるわけではなく、核戦争のゴタゴタで情報が途切れてしまったものや、核爆発により吹き飛んでしまった区画も存在しており、特に旧ソ連軍関係の部署に対してのほとんどアクセスが出来ないでいる。

このため思ったよりも重武装に関しては充実しておらず、火力面では他国に劣る部分が大きい。

また旧欧州ロシア地域を全て掌握しているわけではなく、共和国に敵対的な独立勢力や反政府勢力などが四方八方に存在しており、日夜共和国政府の頭を悩まし続けている。

第四帝国と十字教国の争いに関してはチャンスと見て横やり入れたが普通に撃退されてしまい、帰って二か国の警戒心を煽る結果となってしまった。


実は欧州において日本が最も注視している存在。
旧ソ連軍の残存している核ミサイルを発射施設ごと入手する可能性が一番高い勢力として最大級レベルの警戒態勢を敷いている。

既に同国国内には日本の息がかかった人物が多数潜り込んでおり、核ミサイル関連が彼らの手に渡ろうものなら日本からすぐさま大型機が飛んできてミサイルをぶち込む算段となっている。



  • 中東
完全に戦国状態。石油やオアシスを個々に手中に収めている有力者たちと、それに抵抗する反対勢力や、それらと関係のない無法者などが多数存在している。

近年では石油資源を狙った中央アジアの聖戦連合がちょっかいを掛けてきており、各地で度々戦闘が起きている。



  • アフリカ
暗黒大陸再び!日本から見ても殆ど実情が判明しておらず、特に内陸部に関する情報はほぼ入ってきてない。

沿岸部の人々から聞いた話や噂から推測するにミュータントとゾンビとモヒカンが跋扈する世紀末世界となっている可能性が高い。

187:トゥ!ヘァ!:2023/01/16(月) 17:38:57 HOST:FL1-122-133-221-61.kng.mesh.ad.jp
投下終了

少し前に話題を振ったゾンビ世界ネタです。

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最終更新:2023年05月31日 14:15