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武理天ネタ 日本ヌン様昔話
昔々のことじゃった…武理天のある里を本土出身の若者が訪れた。
若者はその地の文化の素晴らしさに魅了されその信仰に惹かれていたそうな。
そしてその若者が訪れた里にはケルヌンノス大明神という神様が祀られる社があった。
ケルヌンノス大明神は狩猟の神様としても尊崇され猟師や武理天マタギらからの信仰が特に厚く、
彼らは狩りの前にケルヌンノス大明神に祈りを捧げ豊かな獲物を祈願したそうな。
若者はケルヌンノス大明神に長期間の猟の祈願を捧げる供物を得るために猟師たちとともに山に入った。
ところが彼らが狩りをしている最中に大雨が降り始め山に取り残され道に迷ってしまった。
そこで若者は神に祈りを捧げた。すると突然若者らの近くの草むらがガサガサと動いた。
熊かと若者らが身構えると毛むくじゃらで二本の鹿の角を持つ巨体な何かが現れた。
熊とも猫とも似つかぬ姿に若者らは恐れ慄いた
しかし、それは嵐を起こす雨雲を追いやり大雨を止ませた。
その姿に若者らはこれは山の神かと思ったそうな。
そしてその山の神は若者達に自分に着いてくるように促し山の神に着いていくと直ぐに山の入口に着いたそうな。
若者らはが無事に帰れたと喜びあっているといつの間にかその山の神は姿を消していた。
若者らは里に帰るとことの次第を里長や和尚さんに伝えると和尚さんはそれは間違いなくケルヌンノス大明神であると言った。
和尚さん曰くケルヌンノス大明神は山で人が道に迷うと里まで連れて行ってくれる慈悲深い神様とのことじゃった。
若者らはケルヌンノス大明神に感謝しその社に多くの捧げ物をした。
若者はその奇跡的な体験によってケルヌンノス大明神に強い信仰を抱くようになったそうじゃ。
若者は本土の故郷に戻るとケルヌンノス大明神を祀る神社を建立しその信仰を広める様に努めた。
その後ケルヌンノス大明神の信仰は日本中に広がり多くの人々が自然界や動物、豊かさ、繁栄、豊穣、再生、そして生命力を司るケルヌンノス大明神に祈りを捧げるようになったのじゃ。
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以上になります。転載はご自由にどうぞ。
日本昔話に出ても違和感のないヌン様から連想したネタでした。
最終更新:2023年05月06日 00:06