468 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/03/06(月) 02:05:02 ID:p577057-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [82/209]
憂鬱スパロボ
アポカリプス 86惑星編
錆銀から真銀を削りだす
「少佐、大丈夫ですか?」
「何がですか?」
〈無自覚・・・だと相当な問題ですが、どう思います?〉
〈簡易スキャンでわかる範囲でのバイタルには、特段の変化は有りませんが・・・〉
ミレーゼ少佐と補助を行うリーガルリリー達アンドロイドズの会話の一部。
共和国への各国による本格侵攻以降、ミレーゼ少佐は一応の亡命者と言う扱いで保護を受けており、連合軍基地内の執務室にて多くの時間を過ごす事となっている。その際には連合側の雑誌等も持ち込まれていたが、アンドロイドや高度強化者向けのファッション誌に掲載されていたプラス技術ページを開いて上の空な状態と言うのは、アンドロイド達を不安にさせる事となる。
「では共和国制圧の際の占領軍と共和国人員の双方への監視はELS系、ウィルス適合者、高度プラス施術者を中心とする兵士という事で宜しいでしょうか?」
「それが一番穏当だろう・・・特に共和国側は我々に対しても有色種という事で侮ってくる以上は、明確にこの惑星の住民ではないという事を示さなければ成らないからな・・・」
「本来は余りこうした運用は良く無いのですがね・・・」
「事態が事態だ、止むを得ん」
連合軍内に於ける歩兵部隊の会話の一部。
連合に於いては共和国制圧に向けて動きに関しては止む終えない状況となっていたが、それでも占領軍の軍人が過激な行動に出る事を抑止しなければ成らない事や、その過程で共和国人に対して指示を出さなければならないという事態が問題視されていた。現行に於いて連合は、基本的に惑星内の住民に合わせてヒューマノイドタイプのアンドロイドや人員を多く送り込んでいたが、そう言った人員はやはり共和国人からすれば劣った存在と見做され、指示に従う可能性が極めて低かった為である。
その為、連合としては非人型の兵力を投入する事によって明確に星歴惑星とは違う人類である事を示す形で対応を行う事が共和国に対して決定している。
469 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/03/06(月) 02:05:46 ID:p577057-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [83/209]
「一応の準備は出来たが・・・殆ど当て付けだな・・・」
「白銀種もそれなりに居るがかなりの数が有色種が高官として付く事に成って居るからな」
「とは言え共和国の行動が行動ですからね・・・在外共和国市民の反発を鑑みれば仕方がないかと」
「今の共和国への激しい反発から生まれた国な以上は通りか・・・」
正統共和国政府設立を行う各国関係者の会話の一部。
他国に残っていた共和国の国民の反発は激烈であり、各国としても対応を考えざるを得ない状況となっていた事から、在外の旧共和国関係者における政治的な関係者などを集めての正統共和国政府の設立が決定される事となった。コレに関しては所属となる共和国国民の感情も鑑み、トップも白銀系の人物ではあるものの混血の人物が選ばれた他、多くの政府上層の立場となる人員に関しても有色種系の人員から選ばれる形となり、国内情勢的には旧共和国以上の多民族融和を進めるという形と成って居る。
「共和国製の戦力はやはりこれしかないのか・・・」
「基本的には・・・とはいえ、流石にコレでエイティシックス達と同じことをしろとは言えませんからね・・・主力に関しては連邦から提供を受けた旧式のヴァンナガンドと、連合から売られたKMFが主体となるでしょうな・・・」
「どうしても政治に左右される形になりますな・・・」
「設立その物が政治である以上はな・・・」
正統共和国軍設立に関しての各国の会話の一部。
共和国制圧に当たり、各国では85区以外の旧共和国領土東部を割譲する事を決定した。それを見越して、政党政府としては早期に体制を整える為に軍の設置等も行う事が決定されたが、共和国軍兵器の多くは既に失われており、残っているのはヘリとジャガーノート程度であったことから他国の兵器を中核として群を構成せざるを得なかった。現状としては在外共和国明から募った兵士達から構成される事となる。
470 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/03/06(月) 02:07:30 ID:p577057-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [84/209]
短いですが以上です。取り敢えず弥次郎氏のネタ関連のセリフネタをば…
最終更新:2023年08月27日 15:46