696 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/03/21(火) 00:25:56 ID:110-130-209-191.rev.home.ne.jp [82/138]
それはお言葉に甘えまして…

征独世界戦車フローチャート①


 ・九七式中戦車

  我らがチハたん。ノモンハンに急遽投入され、同事変が長引いたことが原因で割と早い段階でチハ改に移行している。
  この時代の戦車としてはけして悪いものではないが、フランス軍の潰走に巻き込まれて欧州で大損害を被る。
  ダンケルクなどで大量に鹵獲された車両は一部は国策映画でさらし者とされ、大多数は軍や親衛隊で再利用されている。

  実際の戦闘様相やキルレシオなどを見ると、ドイツ軍がまだ2号戦車や38(t)戦車が主体なのでかなり活躍していた。
  しかし敵国に大量に現物が渡ってしまい、詳細が丸わかりという実情から新型戦車の開発と配備が促進されることになる。
  哀れチハたん。恨むならサレンダーモンキーを恨んでくれ、あいつらのエラン・ヴィタールは何処に行った。


 ・百式中戦車

  大量のチハ喪失とドイツ軍の機甲戦備を前に、チハ改を原型としつつ開発が行われた中戦車。史実の三式中戦車相当。
  日中戦争による浪費がなく工業力が比較的健全なので、主砲に撃発式の75ミリ砲を採用。変速機に油圧補助を採用。
  ニセコ軽量鋼板ベースで完全電気溶接を行い、エンジンも統制型ディーゼルながら過給器により300馬力程度は有する。

  チハ改と極端に車体規模が変わらないことから、造兵廠や民間企業、国鉄工場の既存ラインの転用も可能であった。
  そのため生産配備は比較的順調に進んでおり、アフリカの戦いの頃には国軍戦車隊の主力を再建し担うことになる。
  中期型以降はボフォース高射砲改造砲に主砲を換装し、やや機動力を低下させつつも終戦まで戦い続けた。


 ・M3中戦車

  合衆国から供与された最初のレンドリース戦車。設計的には過渡期で車高が大きく、被発見率が高いなど問題も多い。
  その一方で工業製品としての信頼性と完成度は国産戦車を大きく凌駕し、無故障戦車とさえ一時は言われた。
  また旧態然とした武装配置も歩兵直協にはかなり有効で、機甲科だけではなく歩兵科からも喜ばれた戦車だったりする。

  そしてM4戦車配備に伴う在庫セールと言わんばかりにとにかく沢山貰い、発達余裕も大きいことから様々な派生型が生まれた。
  本国ではT40という試作で終わった自走対戦車砲(ボ式75ミリ搭載)、自走155ミリ榴弾砲、戦闘工兵車、自走高射機関砲等多岐にわたる。
  支援車両という側面を含め日本陸軍の機械化に貢献した戦車であり、垢抜けない外見に反してかなりの活躍を見せることになる。

697 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/03/21(火) 00:26:51 ID:110-130-209-191.rev.home.ne.jp [83/138]

征独世界戦車フローチャート②


 ・三式中戦車

  やればできる子である国軍機甲本部や三菱が、前線から本土が遠い利点を用いて作り上げた35-40トン級大型中戦車。
  主砲には英国よりパテントを購入した17ポンド砲を搭載、当初より3名配置のバスケット構造砲塔を採用。
  砲塔と車体にも最大限傾斜装甲を用い、駆動系は信頼性の高いM3を参考としたエンジン、変速機、サスペンションなどを用いている。

  イメージとしては「旭日の鉄騎兵」に出てくる三式。マーリンエンジンをライセンス生産してるので、ミーティア搭載も可能かもしれない。
  それが駄目な場合は史実チリと同じ旧式水冷ガソリン550馬力で走ることになるかもしれませんが。
  性能は概ね満足できるものの百式系列と比べ格段に大きいため、生産数は頑張って年産1000台に行けばいいかな…(遠い目



 ・M4中戦車

  大正義シャーマン戦車のエントリー。派生型の開発も含めて本当この子、何でも出来るんですよ。欠点らしい欠点がない…
  本気になった合衆国の工業力が生み出すレンドリースにより、ほぼ間違いなく戦争中盤以降の数的主力を担う戦車。
  ドイツ装甲部隊の恐怖を味わっているので3インチ砲搭載型を求め、不思議な顔をしたAGFも、まあ他国の軍隊だから良いかと承認。

  車体が鋳造だったり溶接だったり、エンジンの系統が多数に渡ったりするけど、三式に比べても総じて信頼性は大きく高い。
  和製ファイアフライのように17ポンド砲も乗る。オープントップなら90ミリ砲も搭載できる(M36)ので、歩兵支援でも大活躍。
  本当に信頼性と汎用性が高く、なんだったら日本陸軍がM4を卒業するのがすごく難しくなりそうなレベルの名戦車。



 ・五式重戦車

  開戦前より覚醒し日本の国政、戦略にエントリーした夢幻会の技術陣が「将来45トン型戦車」の名称で開発を実施。
  史実と異なり維持され発展も遂げた基礎工業基盤の恩恵を受け、何とか実用化に漕ぎ着けた大型戦車。
  砲塔と車体は手堅い電気溶接構造で、傾斜構造を用いていることからドイツ系戦車と間違えられることもしばしば。

  試作陣地高射砲を改造した55口径105ミリ砲を装填補助機とともに、3名配置の大型砲塔に搭載している。
  1000メートルで200ミリの貫通力、貫通後の大加害力を誇り、装甲も砲塔正面で130ミリまで強靭化した。
  ミーティアエンジンをガバナーなしで動かしているので機動力も高いが燃費は極悪、配備可能なのは数個戦車師団が限界?

698 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/03/21(火) 00:27:39 ID:110-130-209-191.rev.home.ne.jp [84/138]
以上でございます、作り上げて思ってしまったこと。
M4が便利すぎる…そりゃAGFだってこいつが主力って押すし、
英軍ですら実質の主力戦車となりますよ。
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最終更新:2023年06月18日 22:23