78 :ひゅうが:2012/03/02(金) 03:31:35
【もしかしたら通るかもしれないルート】

――宇宙歴795年3月・・・
「銀河帝国」は「自由惑星同盟」に対し宣戦を布告。
「帝国の実働戦力たる共和議会軍」はフェザーン・イゼルローンの両面から怒涛の侵攻を開始した。

連ねるは、帝国領内の宇宙要塞を改装し作り上げられた「機動艦隊群」18個、艦艇35万隻。
「大反乱」とその後の「革命」による内乱状態から立ち直るために貴族領の大半を直轄化し、賦役を課すことで作り上げられた巨大な軍事力を行使しなければもはや銀河帝国には未来はない。
交易国家フェザーンの富を奪ってなお、帝国臣民は血を欲していたのだった。
それを率いるのは、「共和議会軍」に属しながらも出自の秘密を抱えるラインハルト・フォン・ローエングラム。
すさまじい葛藤のもと、幽閉された叔父と「解放された国民」の意思に従って彼は進む。

迎え撃つは、自由惑星同盟軍「第1統合艦隊群」司令長官レオン・パエッタと同第2統合艦隊群司令長官 アレクサンドル・ビュコック。
宇宙艦隊総参謀長 ヤン・ウェンリーのとぼけた瞳が宇宙の闇を鋭く射抜く。


そして銀河の海の向こうでは、巨大なる勢力を味方につけようと両陣営が暗闘を繰り返している。
蹂躙される辺境星域。同盟・日本連絡線は断ち切られバーラト星域とエア星域は分断される。共和議会軍の作戦目標は達成されたかに見えたが・・・?


次回、銀河憂鬱伝説 第XX話――「同盟領侵攻」。

夢幻の歴史がまた一ページ・・・。


(BGM:新世界より)

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最終更新:2012年03月06日 21:27