878 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/05/25(木) 00:17:11 ID:p580161-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [197/212]
憂鬱スパロボ 未来編エグゼネタ
STARRYにて
「そう言えばぼっちちゃんどうやってシェードマン作ったの?ナビのカスタムって高いよね?」
「音響専門のナビ昔手に入れようとしたら50万位した・・・セールしてるなら教えて欲しい」
「あっ、あのえーっと・・・」
〈キキ、私は彼女に作られた訳では無く。制度を利用して彼女の元に来たナビだよ〉
「あっ、そっそうなんです。シェードマンは国の制度に申請したら来たナビで妹にもスパークマンってナビが・・・」
「そんな制度あったっけ」
「うーん・・・なんか習った様なそうでない様な・・・」
〈ナビ更生制度と言う。犯罪を犯したナビやオペレーターから犯罪等を強要されていた場合に持ち主から引き離して新しいオペレーターに斡旋する制度。
彼女の申請に私が選ばれたのだよ・・・最も、本来はそう言った犯罪を犯したナビに関しては本人の親族に渡る場合の方が多いがね・・・〉
「へー・・・って、じゃあシェードマンもしかして結構ヤバい人?」
〈キキ、否定はしない。これでも裏社会では一寸した有名人でね・・・ひとりの妹が主となったスパークマンはどうやらオペレーターに問題が有った様な事を本人から聞いたな〉
「同じ制度で一緒に来たのに知らないの?」
〈同じ組織や傾向のナビが同じ家庭等に渡らない様にしているという事は聞いている。
居場所に関しても定期的に報告しなければ成らないから面倒な面も有るが・・・それさえクリア出来るのであれば、私の様に高性能なナビを得られるという利点も存在する。
過去の私の同僚も私が出所する時はまだ施設に居たが今は何をしているのか・・・〉
(そう言えば私、シェードマンの昔の事については何も知らない・・・いつか話してくれるのかな?)
バンドを始めたばかりの頃の結束バンドメンバー内に於ける会話の一部。
中学最後のクリスマス、雑誌に載ってた今のバンドマン達の流行は独自のカスタムを施したナビであると見た彼女はカスタムナビを手に入れようと専門店やインターネットを知らべていた。そんな中、中学に外部講師を招いた講演会でナビの更生制度を知り、カスタムナビ等も制度を利用して手に入る事を知った彼女は親に頼んで制度に応募することを選択する。
そして、クリスマス当日、彼女とその妹のふたりには制度で選ばれたナビであるシェードマンとスパークマンが渡される事となった。それが原作とも違う彼女の運命を動かしていく事に成る。
879 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/05/25(木) 00:17:43 ID:p580161-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [198/212]
「ボッチちゃん普段は動画投稿してるんだよね?何処で投下してるの?」
「あっ・・・何時もは家の周りや下北エリアの外れに有るネットショップ横から入れるエリアで・・・」
「アレ?そこって・・・」
「普段は厳ついナビが居て封鎖してる。ウラインターネットに繋がってるって噂もある場所」
「え・・・?」
「聞いたことあります。勝手に入ろうとした何処かの学校子達が皆ナビデリートされたってSNSで話題になってましたね」
「えっ、えっ・・・でもシェードマンは普通に・・・」
〈キキキッ・・・そう言えば言って居なかったか・・・確かにあそこはウラインターネットに繋がっている。
とは言え余計な事をしなければ静かなエリアだがね、あの辺りは裏の住民でも近づかないエリアだ。その分余計な因縁は付けられない。〉
「■■■■ーッ!!!!」
「ご、後藤さんが一瞬で灰に!」
「あー・・・行き成り聞いてびっくりしちゃったんだね・・・」
〈済まない脅かし過ぎた様だ・・・だが、裏インターネットに繋がっているというのは本当だ。余計な詮索は火傷では済まなくなるから普通は入らない事をお勧めする。〉
バイト中の会話に於けるメンバー内の会話の一部。シェードマンを手に入れて以降、ネットへの演奏のアップロード範囲を広げていたひとりで有ったがその中には裏インターネットも含まれていた。
元々、シェードマンが裏にも顔が利く事から裏の住人達も彼が居ても気にも留めない為、裏インターネットでも活動も楽な物であり静かなエリアという事で彼女も気にも留めずにそこから繋がるサイト等にも動画をアップしていた。
その演奏は以外にもウラの住民にも評判が良く、彼女の演奏は意外な所や人物達にも広まっておりそれをひとりが知ったのはN1グランプリに出場してからである。
「・・・あれ?でもシェードマン、熱斗君達もあのエリアと似たような所、訓練の場所にしてるよね?アレは大丈夫なの?」
「あっ復活した。」
「熱斗君ってひとりちゃんにネットバトル教えてる子だっけ?まだ中学生なんでしょ?流石にそれは無いんじゃ・・・」
「けど、初めて会った時シェードマンと前から知り合いみたいだし・・・」
〈あーっ・・・、彼等に関しては気にするな・・・例外だ・・・〉
「え、でも・・・」
〈彼等は彼等で色々と事情があるのだよ・・・(流石にネビュラやWWW壊滅に小学生の時から協力していたと聞いても信じないだろうしな・・・)〉
「熱斗くんってもしかして案外不良?」
「ご家族と上手く行ってないとか?」
「そんな筈・・・でもこの前人相悪い人とも親し気に話してたしなぁ・・・」
〈今度のライブに来た時に本人に聞いてくれ・・・本人の居ない所で他人の口から言うべき事では無いからね〉
上記会話の続き。
N1グランプリ応募後、自分のネットバトルの腕が壊滅的であることを自覚したひとりは、それを解決する為にシェードマンの勧めで科学省の依頼掲示板に依頼を掲載。それを見て応募してきたのが熱斗とロックマンであった。
当初こそ何度も戦った因縁の相手という事で警戒もあった彼等でだったが、ひとりが真剣にシェードマンのオペレートを行おうとする姿やシェードマンが素直に応じている様子から、彼等に協力を決める事となる。
とはいえ、元よりダークロイドで単体でも強力なナビであるシェードマンの訓練となると通常のインターネットでは行えず、止むを得ず熱斗達はウラインターネット深くでの訓練を行う事を決めた。ウラインターネット7エリア周辺での訓練は、確かにひとりとシェードマンのオペレート能力を強化する事になり、訓練が非常に効果的であることは立証された。
ウラの奥で訓練を行うという関係上必然的にウラの住民と会う事も多く、偶々再開したシャドーマンのオペレーターであるダークミヤビやフレイムマンを通してヒノケンと親し気に会話する熱斗達の姿は、彼の社交性を示すものであり度々ひとりを溶かしている。
880 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/05/25(木) 00:18:26 ID:p580161-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [199/212]
「喜多ちゃん今日遅かったね、どうしたの?」
「お待たせしました、ちょっと友達と話してて・・・最近後藤さん、ネットバトルとか練習とか色々頑張ってますから私も何かできないかなってコレ!」
「うわ、バトルチップじゃん。しかも、こんなにたくさん!」
「昨日インターネットして居たらネット商人セール開いてまして、調度良いかなって・・・」
「喜多さん・・・あっ、ありがとうございます」
〈・・・このチップ・・・本当にネット商人が売っていたのか?〉
「そうですけど、どうしたんですか?」
〈少し、チップを傾けてくれ〉
「こうですか?」
〈そうだ・・・チップの図柄の色が変わって居ないか?〉
「あ、本当だ、この角度にすると色が変わる・・・」
〈直ぐにこのチップを持ってオフィシャルにネット商人の事を話しに行け、今ならその商人も恐らく近くのエリアに居る。〉
「このチップ一体何なんです?唯のチップじゃ無いんですか?」
〈それはダークチップだ。〉
「え!?ダークチップってナビに悪影響が出るって言うあの?」
〈そうだ。・・・何故だ、ネビュラもDrも既に・・・(それに気のせいか・・・あのチップから感じる闇の気配、あれではまるで・・・)〉
(あれ?シェードマン今Drって言った?何か知ってるのかな?)
結束バンド初ライブ直前のバイト直前に於ける話。この頃を境に世間では再びダークチップが流行を見せ、それと比例する様にナビの暴走事件が後を絶たなくなる。オフィシャルが調べた結果としては今回撒かれたダークチップが以前流行した物より毒性の強い物である事が原因であると公式発表が為されている。
下北沢を中心にばら撒かれたチップだけでも数千枚以上であるという事が通報を受けて件のネット商人の逮捕に寄って判明するものの、そのネット商人事態も違法ルートから手に入れた物であった事から、途中で捜査の為の手がかりはぷっつりと途絶える形となりそれ以上の追跡は不可能となっている。
881 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/05/25(木) 00:19:45 ID:p580161-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [200/212]
取り敢えず。二回目のライヴ出演前位までのお話をば…
882 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2023/05/25(木) 00:20:18 ID:p580161-ipngn1402akita.akita.ocn.ne.jp [201/212]
失礼以上で投下を終わります。WIKIへの転載は自由です。
最終更新:2023年06月03日 21:14