269 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/05/02(火) 22:33:49 ID:sp49-98-38-198.msd.spmode.ne.jp [2/8]
近似世界

【地中海海戦】
地中海海戦(ちちゅうかいかいせん)は、第二次世界大戦中の1942年10月から同11月にかけて、地中海全域の広大な海域を舞台にして、日本海軍と枢軸国海軍の間で交わされた一連の海戦の総称である。
地中海制圧を目指して侵攻する日本軍を、枢軸国海軍が総力を挙げて迎撃する形で発生した。


【戦力】
日本:
  • 航空母艦 8
  • 護衛空母 10
  • 戦艦 10
  • 重巡洋艦 17
  • 軽巡洋艦 24
  • 駆逐艦 87
  • 航空機 約1500機

枢軸国:
  • 航空母艦 4
  • 戦艦 11
  • 重巡洋艦 11
  • 軽巡洋艦 18
  • 駆逐艦 96
  • 潜水艦 151
  • 航空機 約2000機



【両軍の前提】
  • 日本
対枢軸開戦に伴い欧州への派兵を決定した日本は、大まかな計画としてスエズ運河~地中海のラインを確保してからのイタリア半島上陸を企図していた。
米国と共同で侵攻を進めている中国戦線では、中国沿岸部の確保に成功した段階で日本海の安全はある程度安定化していた。そのため、海軍戦力の転用が可能となった時期であり、欧州方面での制海権確立が提案され始めていた。

ドイツが大規模な増援を送り込んだ北アフリカの枢軸軍は、独機甲師団の快進撃により7月にはエル・アラメインで英軍に大打撃を与えてスエズ運河に王手を掛けている状況だった。
それを受け、7月18日より軍令部は次期作戦の指導大綱の作成研究を開始、21日に「地中海総作戦大綱」が決定され24日に裁可された。同日には図上演習が4日間に分けて行われ、それらの研究を元に26日に次期作戦の呼称を「捷号作戦」とし、作戦区分が決定された。

捷号作戦では、地中海を一気呵成に制圧してアフリカと欧州の枢軸軍を分断する為、海軍戦力の半数以上を投入することが決定し、三軍共同での地中海全域に渡る攻撃計画が立案された。


[第一打撃群]
正規空母:翔鶴、瑞鶴、大鳳、雲龍
戦  艦:大和、武蔵、信濃、紀伊
重巡洋艦:古鷹、加古、青葉、衣笠
軽巡洋艦:那珂、神通、川内、阿武隈、有金、昼原
駆逐艦:24隻

[第二打撃群]
正規空母:鳳翔、赤城、加賀、蒼龍
戦  艦:長門、陸奥、扶桑、山城、伊勢
重巡洋艦:妙高、那智、足柄、羽黒
軽巡洋艦:阿賀野、能代、矢矧、酒匂、大淀、夕張
駆逐艦:24隻

[第三戦闘群]
戦  艦:日向
護衛空母:龍驤、瑞鳳、龍鳳、祥鳳、隼鷹、飛鷹、大鷹、神鷹、海鷹、冲鷹
重巡洋艦:高雄、愛宕、摩耶、鳥海、最上、三隈、鈴谷、熊野、利根
軽巡洋艦:名取、五十鈴、長良、木曾、大井、北上、多摩、球磨、龍田、天龍、鬼怒、由良
駆逐艦:40隻

揚陸艦:秋津洲、日進、瑞穂、神威、吉備津、神州
揚陸指揮艦:飛騨

その他、掃海艇・補給艦・輸送艦多数

270 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/05/02(火) 22:34:56 ID:sp49-98-38-198.msd.spmode.ne.jp [3/8]


  • 枢軸国
諜報活動を経て日本軍による地中海侵攻を察知した枢軸国は、その対応策に苦慮することとなった。
陸上では、東部戦線でレニングラードやモスクワを陥落させウラル山脈近郊まで敗走するソ連軍を追撃し、北アフリカでもアレクサンドリアやカイロを包囲下に置くなど、全体的に優勢に推移していた。
また、英ソ両国進駐下のイランでも、親独勢力を扇動して暴動を引き起こす等、時間があれば地中海世界の完全な制圧も不可能ではなかった。
しかし、ここで地中海が連合国に制圧され、北アフリカと欧州が分断されてしまった場合、アフリカの貴重な資源地帯を喪失してしまうことに繋がる。
特に、リビアの油田を有するイタリアは強く警戒し、地中海に侵入する日本海軍を撃退する計画を立案するに至った。
独仏も、地中海が連合国の手に落ちた場合南欧全域が危険に晒されると考え、9月までにはイタリアの防衛計画をへの協力を表明した。


[イタリア海軍]
航空母艦:アクィラ、スパルヴィエロ、ファルコ
戦  艦:コンテ·ディ·カブール、ジュリオ·チェザーレ、アンドレア·ドリア、カイオ·デュイリオ、リットリオ、ヴィットリオ·ヴェネト、ローマ、インペロ
重巡洋艦:トレント、トリエステ、フィウメ、ゴリツィア、ポーラ、ザラ、ボルツァーノ
軽巡洋艦:アルベルト·ディ·ジュッサーノ、アルベリコ·ダ·バルビアーノ、バルトロメオ·コレオーニ、ジョヴァンニ·デレ·バンデ·ネーレ、ルイージ·カドルナ、アルマンド·ディアス、ライモンド·モンテクッコリ、ムツィオ·アッテンドーロ、エマヌエレ·フィリベルト·デュカ·ダオスタ、エウジェニオ·ディ·サヴォイア
アッティリオ·レゴロ、シピオーネ·アフリカーノ、ポンペオ·マーニョ、ジュリオ·ジェルマニコ、ウルピオ·トライアーノ
駆逐艦:64隻
潜水艦:71隻


[フランス海軍]
航空母艦:ジョッフル
戦  艦:リシュリュー、ジャン·バール、クレマンソー
重巡洋艦:アルジェリー、デュプレクス、フォッシュ、コルベール
軽巡洋艦:ラ·ガリソニエール、ジャン·ド·ヴィエンヌ、マルセイエーズ
駆逐艦:32隻
潜水艦:35隻


[ドイツ海軍]
潜水艦:45隻

271 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/05/02(火) 22:37:10 ID:sp49-98-38-198.msd.spmode.ne.jp [4/8]
【大和型戦艦】
全長:325メートル
全幅:45メートル
基準排水量:98,300トン
速力:30ノット

武装:
  • 45口径51cm砲 3連装3基9門
  • 54口径12.7cm両用砲 連装12基24門
  • 連装噴進弾発射機 4基
  • 7.6cm連装速射砲 20基
  • 20mm6砲身回転式機関砲 20基

乗員数:2300人

同型艦:
大和、武蔵、信濃、紀伊


概要:
大和型戦艦は、日本が第二次大戦期において唯一、新規に設計・建造した戦艦。
大戦前のドイツ海軍の急速な拡大によってワシントン条約が事実上失効した為に建造が開始された。
この艦は、昭号計画が順調に推移した際に後々発生が予想される、米の「600隻艦隊構想」で再就役するアイオワ(もしくはモンタナ)級戦艦への対抗馬となることを前提とした設計となっている。
その計画方法はユニークで、まず最初に“80年代式近代化改装”したミサイル戦艦として設計し、それをベースにして40年代式砲装型戦艦へ“先祖返り”させるという手法で設計が行われた。
イラン・イラク戦争にも投入されたが結局、戦艦という艦種自体の利点の減少や費用対効果の悪さもあって20世紀中に退役することとなる。







【吹雪型駆逐艦】
全長:143メートル
全幅:14.3メートル
基準排水量:4050トン
速力:34ノット

武装:
  • 54口径12.7cm両用砲 連装3基6門
  • 単装噴進弾発射機 1基
  • 7.6cm連装速射砲 3基
  • 20mm6砲身回転式機関砲 4基
  • 4連装対潜迫撃砲 1基

乗員:320人
同型艦:130隻

1930年代に建造がスタートし、細かな設計を随時改良しながら最終的に130隻が就役した一等駆逐艦。
太平洋からインド洋まで広がる広大な海域で活動する為の居住性と、米海軍を仮想敵とした高い戦闘能力を両立する為に、他国の軽巡洋艦に匹敵する程に大型化した船体と豊富な武装を備えている。
本来、性能や必要性から言えば主砲はせいぜい単装2基で十分だったが、諸外国から変に疑念を買いたくないので態々、従来どおり連装で3基も積んでいる。
初期建造型は噴進弾発射機の代わりに61cm6連装魚雷発射管を搭載していたが、第二次大戦勃発と共に速やかに改装された。
武装を除く船体容貌は史実たかつき型・たちかぜ型護衛艦の印象に近い。





【阿賀野型軽巡洋艦】
全長:180メートル
全幅:17.9メートル
基準排水量:10200トン
速力:33ノット

武装:
  • 60口径15.5cm両用砲 3連装3基9門
  • 54口径12.7cm両用砲 連装4基8門
  • 連装噴進弾発射機 2基
  • 7.6cm連装速射砲 6基
  • 20mm6砲身回転式機関砲 6基
  • 4連装対潜迫撃砲 2基

艦載機:回転翼機 2機
乗員:990人
同型艦:37隻

概要:
1930年代に建造が始まった、第二次大戦期における日本海軍の主力二等巡洋艦。
高発射速度の自動砲を備える防空艦であり、主力艦の護衛や偵察任務、駆逐隊の旗艦任務まで広く投入されていた。
艦後部に多目的回転翼機の運用機能を有している。
武装を除く船体容貌は史実はたかぜ型護衛艦の印象に近い。

272 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/05/02(火) 22:39:06 ID:sp49-98-38-198.msd.spmode.ne.jp [5/8]


【古鷹型重巡洋艦】
全長:210メートル
全幅:22.3メートル
基準排水量:14900トン
速力:33ノット

武装:
  • 55口径20.3cm自動砲 連装3基6門
  • 54口径12.7cm両用砲 連装4基8門
  • 連装噴進弾発射機 2基
  • 7.6cm連装速射砲 10基
  • 20mm6砲身回転式機関砲 10基

艦載機:回転翼機 2機
乗員:1700人
同型艦:26隻

概要:
主力艦の護衛や小艦隊の旗艦任務、対地火力支援等幅広い任務に活用された主力一等巡洋艦。
主砲は一門あたり毎分12発を発射可能な自動砲であり、長距離対空射撃も可能な両用砲である。
外見としては史実高雄型に、あさぎり型護衛艦の雰囲気のエッセンスを加えた感じとなっている。


【翔鶴型航空母艦】
全長:326メートル
全幅:78メートル
基準排水量:87500トン
速力:33ノット

武装:
  • 54口径12.7cm両用砲 単装4基
  • 7.6cm連装速射砲 4基
  • 20mm6砲身回転式機関砲 4基

艦載機:標準80機前後
乗員:5000人以上
同型艦:
翔鶴、瑞鶴、大鳳、雲龍、天城

概要:
次世代の主力艦として建造された超大型空母。全長300メートル超えの巨体に相応しく、諸外国のそれを圧倒する性能を持っている。
主機関に加圧水型原子炉が採用されており、このことは第二次大戦中~戦後にかけては最重要機密とされていた。



【龍驤型護衛空母】
全長:235メートル
基準排水量:28000トン
速力:27ノット

武装:
  • 54口径12.7cm両用砲 単装1基
  • 7.6cm連装速射砲 2基
  • 20mm6砲身回転式機関砲 2基
  • 4連装対潜迫撃砲 1基

同型艦:35隻

概要:
船団護衛や対潜哨戒、上陸支援に用いられる小型空母。カタパルトを搭載しており固定翼機と回転翼機の両方を十分に運用できる。
正規空母よりも小柄だが、その能力は諸外国の正規空母にも引けを取らないものとなっている。
外見的には大鳳をSCB-125した感じの雰囲気がする。

273 名前:奥羽人[sage] 投稿日:2023/05/02(火) 22:41:55 ID:sp49-98-38-198.msd.spmode.ne.jp [6/8]
文字数が多くなりそうなので、とりあえず以上となります。
軽巡洋艦の有金、昼原はそれぞれユーコン(アラスカ)とピルバラ(オーストラリア)になります。
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最終更新:2023年06月23日 19:58