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銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第十二話「ウマと馬じゃなくて電と電なようです」


トレセン学園の会議室の一つ、そこでは何ともいえない空気が漂っていた。


「電なのです…。」


その人物は電を見て呟く。右手を上げると電も右手を上げ、左手振れば左手を振る。
どう見ても鏡写しである。


「電だわ…。」

「電ね…。」

「ほ、本当に電ちゃんがもう一人いる…。」

「はらしょー新しい特型だ。」

「あの子が向こうの特型の末妹とな。」

「ホントに特型…?陽炎型の間違いじゃないの?」

「えっと…電ちゃんというか浜風ちゃんの妹じゃ…?」


お分かりの通り此度トレセン学園の警備として派遣された超大陸神崎島の暁型四姉妹に加え、吹雪、漣、叢雲、五月雨の初期艦である。


「確かに似てないけどもの凄い失礼なのです…ちゃんと艤装は特Ⅲ型のものなのです。霓ちゃん!」

「はい!」


電は敢えてマシュを霓と呼び、その言葉に艤装を出すマシュ。
電と同じセーラー服にハイソックスで上着の裾にはⅢのバッジ、背負うは煙突に防盾そして12.7cm連装砲と三連装の魚雷発射管。
紛うことなき特Ⅲ型・暁型駆逐艦である…ティアマトの影響で尻尾あったり角あったりするが…。
それを見ると超大陸側の叢雲や五月雨は納得し謝罪した。


「ごめんなさい疑ってしまって…。」

「疑って悪かったわね。だけどそっちの特型は二十五番艦まで存在したのね…。」


小さいけど平行世界故にそんな差異も存在するのだと思う叢雲に他の者も同調する。
その上で五月雨はふと思ったことをマシュに質問する。


「そういえば霓ちゃんて建造はいつ?ロンドン海軍軍縮条約の内容も違ったのかな?」

「そういえばそうねえ…。」

「ねえそこら辺どうなの?」

「いえ…その…。」


ちょっぴり言いにくそうなマシュに電が助け舟を出す。


「霓ちゃん事情があって建造は先帝陛下の御代の末…特型だけでなく大日本帝国海軍として最後の艦でもあるのです。」

「ちょっと待って先帝陛下の御代って…平成ってこと!?建造されてから何年も経ってないじゃない!!?」

「戦後に建造って何があったの?それに宝具だっけ?あれ使ってたし…。」

「まあ、色々と事情があるのです…。詳しくは柏木さんかフェルさん辺の上げる報告書でも見て欲しいのです。」

「…まあいいわ。その深海棲艦みたいな角や尾も色々理由ありそうだし。」


驚く超大陸側の艦娘に言外に今は深く追求しないで欲しいと頼む電に疑問の矛先を納める超大陸側艦娘達。
それはさて置き超大陸側の電は何やら喜んでいた。

176:635:2023/02/19(日) 23:15:30 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp

「でもこれで電もお姉ちゃんなのです!妹が出来たのです!!」

「電、それはないと思うわ。」

「向こうの特型だから私達関係ないと思うわよ。」

「電、私もそう思うよ。」

「なのです!?」


姉妹から総ツッコミが入った。
そんな暁型を他所に電が叢雲に質問する。


「そういえばトレセン学園に押し寄せた運動家なんかは成れの果てや生き残った方以外は警察などが阻止したようですが…。
野党、マスコミ含めその後は?」

「野党に関しちゃ問題ないわ。あの神様が余程怖かったらしくって党内であなた達とウマ娘関係は手出し無用が通達されてるわ。」

「違反者は除名処分て言ってるから余程怖かったんでしょうね…。」


五月雨が補足する。


「運動家共だけど堕ちたのは警察の鑑識とヤル研に回されたわ…まわ分かりきってたことだけど彼らじゃお手上げ。
ついでに家族や仲間の運動家にも一応生きてるってことで確認の為に対面させたけど…大体それで仲間の運動家は心が折れたわ。」

「仲間があんな生物とも死体とも言い難い存在になったですもの仕方ないと思うわ…。」

「で、堕ちたのても生き残りも大方の家族が受取拒否よ。
今の世の中そんなのが身内と知られれば村八分どころじゃないわ。
成れの果てなんかはそんな化物家の墓に入れられるか!とか言ってた家族もいるらしいわ。」

「さもありなんなのです。」

「まあそれでもめげない運動家もいるんだけどね…マスコミも以下同文だけど…。
野党支持してる活動家、野党が止めるのも聞きやしない。」

「ホントあいつら性質悪いのです…名誉妖精國妖精なのです。」

「名誉妖精國妖精って一体…。」

「ブリテン異聞帯の妖精國の妖精にしか見えないという私達の世界の俗語です。妖精國からいらした方の一言から広まった最近の言葉ですね。」


電の呟きへの補足するマシュ。
そして電は少し心配する。


「しかしまたやらかしそうなのです…。」

「白豚とかみたいなもんか…ま、それ防ぐ為に私達が来たんだけどね。」

「後あれらのせいでウマ娘さんたちのレースやらイベントも潰れてちょっと可哀想なのです…。」

「イベントねえ…。」


叢雲は指で顎を撫で五月雨が呟く。


「そういえば戦争とかあったりしたから大きなお祝い事って最近あまりないね。
ティ連の国交祭とかもこの日本のが最後だ「それなのです!」ふえ…?」



さてお昼の十二時を回ったトレセン学園では授業も中止なので学園には誰もいない…といことはなくカフェテリアに全校生徒が集結していた。
外出許可が降りず食事できるのがここしかないし仕方なし。
そしてその場には各トレーナーや残ってたレジェンド武勇とかゴーストウィニング号の主さんこと飯塚とか牧場関係者とか…。

そして空にはあいも変わらずにデメテルさんが浮かんで学園周辺には検問が設けられ軍と警察が詰めている。
時折警官と押し合いになる革命家(自称)とかいう痛いのもいるがどうでもいいこと。
他にはトレセン学園上空に浮かぶデメテルというインスタ映え納めるに来た猛者もいる。無論コッチの方は周辺に配慮してる。
で、ウマ娘の皆食事を終えて造成されたゼルモニターに目をやっているとウマウマ動画が映し出されていた。
そのトレセン学園公式チャンネルである…カイチョーやら副会長とかも出たりするのだが…二人は現在ここにいるのでいない人物といえば。

177:635:2023/02/19(日) 23:16:42 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp


「ゴルシ…?」

「ゴールドシップぐらいしかいませんわね…。」


大丈夫かと心配するトウカイテイオーとメジロマックイーンらチームスピカメンバー。
対して近くに座っていたトウカイテイオー号とメジロマックイーン号はあんまり心配していない。


「多分大丈夫だよ。ゴールドシップ号も一緒みたいだし。」

「ええええ…ゴルシがもう一人…?」

「心配が増したのですが…。」


それに対しメジロマックイーン号は心配することはないと言う。


「大丈夫ですわ。あの馬鹿孫はあれで御皇室に仕え御召し馬を務め上げる才の持ち主…やる時はやる子ですわ。」

「ゴルシが…。」「御召しバ…?」


顔を見合わせる二人。
御召しバといえばウマ娘の中でも一握りそれこそある意味重賞勝利より難しいとされたりする上、
ウマ娘自身やそのウマ娘の家に取っても凄まじい名誉な職である。

始まるウマウマ生放送であったが何か既に爆発してる。
その中、宙を舞う赤い勝負服×2は何やら採石場らしき場所に着地しポーズキメる。
あれだ仮のお面付けたバイク乗り的な感じの。なお一応学園内の筈である。


『あたしは技のおウマさんゴールドシップ1号!』『あたしは力のウマ娘ゴールドシップ2号!』

「やる時はやる…子…?」


メジロマックイーン号に向く視線、彼女は頭抱えていた。やる時はやるの意味が違うと。



ウマウマ生放送放送前ウマ娘ゴルシちゃん&おウマさんゴルシちゃん号


「そういやゴルシちゃん号や、異界化の時何してたんだよぉ。あたしですら歌って踊ってたんだぜ?」

「ああ、あん時かあ…厨二の軍人助けてなあ…。呪文唱えだしてな…異界だろ?成功しちまってなあ…。」

「おい…ゴルシちゃんドン引きだぜ…。」

「変なの呼びそうなってな…割り込んでくれたあたしらの世界の大百足さま出てきたちゃったんだわ。
たしかにあの怪異とか瞬殺レベルの神さまだけどさあ…虫嫌いのベロちゃん卒倒しちゃうから頼んで帰って貰った。」

「どんなの何だ?」

「ほれ。」(全長数百メートルの百足の画像、ゲート柏木ムッスメ付き)

「うわあ…卒倒で住むのか…ソレ…。」

178:635:2023/02/19(日) 23:17:21 HOST:119-171-248-234.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ

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最終更新:2023年07月02日 17:21