銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの向こうには(ry・超大陸日本クロス 神崎島おウマさんVS日本ウマ娘 第十八話「ウマと馬の濃い一日だそうですその2」
「南無南無…。」
「神様仏様対州要塞姫様、どうかお恵みおー…。」
「何故拝むのじゃ…?」
ウマ娘達から拝まれてる対州要塞姫の姿があった。
それを見て困惑するのは駆逐艦霓ことマシュ・キリエライト。
他にカノープスのイクノディクタスとツインターボがいる。
「ネイチャさんやタンホイザさんも何やってるのでしょう…。」
「何でも対州さんが御稲荷さんでもあること判明しまして実家が商いをしているネイチャとタンホイザが拝み始めまして…。
残りの方も皆さん後実家が商店や経営者の方々が…。」
「イナリは自分に所縁ある神様だから験担ぎしとくって言ってたぞー。」
「その辺の狐連れてくるよりはマシですが…。」
マシュの困惑に答えるイクノディクタスとツインターボ、マシュは二人の返答に頭を抱えた。
徹夜で頑張って頑張り抜いた結果がサイテーな爆発オチとなった突撃ドゥス夫婦。
( ゚д゚)こんな顔をしていたらおウマさん含め異世界電ちゃんの世界の追加人員が更に来たと連絡来て更に( ゚д゚)こんな顔になった。
なんでも一時閉じたが異界化したトレセンは異界と繋がりできちゃったのでその境界も完全に閉じなアカンのでそこら辺の人も呼んだのだとか。
で、そんなことを電から聞かされながらフェルさんと柏木、それに理事長の秋月やよいは絶賛移動中である。
「完全に閉じるってどうして?」
「聞きますが柏木さん。開いた時の対処、出来るのです?」
「う、そう言われるとキツい…。」
「それでイナヅマサン誰呼んだのデス。」
この電に対する呼称がチャンではなくサンになってるフェルが尋ねると電は映像を出す。
「先行して縁断ちの最高峰・草薙剣の現在の使用者であるアルトリアさん、
それに島の祭祀の良く知る智さん、夜海の大穴封じてる夜海戸大神様まで呼んだのです。
おウマさん達と違い直接来れなし艦艇使うと大騒ぎになるのでアルビオンさんに連れて来るように頼みましたが。
ご希望あれば艦艇で呼ぶのも吝かではありませんが。」
「ブッ!騎士王にズドン巫女にケロちゃんにメリュ子!?なんでズドンとか土着神の頂点とかヤバいの居るんだよ!?」
「あの…そのズドンと呼んだ方の方は航空都市艦ではなく島の源為朝さんのご子孫で分霊をその身に降ろされてる方なのです。
後、夜海戸大神様はその人ではないのですが…まあ、最近は諏訪の神と習合されかけて色々と大変みたいなのですが。」
「ロボ朝の子孫で擬似鯖とかヤバさ上がってるだろ!ケロちゃんがケロちゃんと習合ってなんだよ!?」
「ロボ朝さんは別にいるのです。私達の世界の為朝公は人間でいらっしゃいましたし。」
「マサトサン、他の人もサーヴァントサンがいるなんて大概デスヨ!?というかアルトリア顔大好き社長サンやメリュ子サンのお父サマが大変なコトに!?」
「あの…お二人とも生身なのです。私達の世界のアヴァロンで眠ってたアルトリアさんとアルビオンさんは先の大戦でティアマト様がお産みになられたお子様なのです。つまりはアルビオンさんはマシュちゃんの姉でもあるのです。」
「属性過多デスヨ!?」
「それらの話良く分からんが話戻すが、それで閉じるのは良いがその後は?また開いたでは話にならないぞ。」
映像見て吹き出す柏木、騒ぐフェルさん対しやよいは閉じた後はどうするのかと尋ねる。
「完全に閉じた上でトレセン学園のウマ娘による祭りで封印維持する方針なのです。」
「そうか。」
電の返答に納得するやよいはそう言えばと思い出す。
「疑問、柏木長官と柏木大臣には同行理由を説明したのか?」
「あ…そういばしてませんでしたね…。」
「聞くの忘れてたわ…。」
「そういえばワタシも言われるがままついて来たダケデシタ。」
やよいの言葉にアチャーという顔をする電は二人に説明始める。
187 名前:635[sage] 投稿日:2023/05/29(月) 10:26:23 ID:119-171-250-164.rev.home.ne.jp [8/10]
「このトレセン学園の生徒さんのご家族が今来ているのです。」
「知ってる。」「上のデメテルサンだけでは宿泊施設足りずにヤルバーンに場所の確保要請シマシタシ。」
「トレセン学園の生徒には海外の方もいるのです。」
「いるな。」「居マスネ…急遽デスガ臨時入国許可出しマシタシ。」
それが何かという柏木とフェルに溜息を吐く電。
「この間の件が国際問題に成りかねないのでお二人に対応して貰わなくてはならないのです…ファインモーションさんとか…。」
「そうだった!!」「ご両親ハ!?」
「今、距離があるのでファインモーション号さんに行って貰って諸事情も説明中なのです。
という訳でここからはこちらの日本とティ連の政治のお話なのでお二人でなければならないのです…日本政府にも問い合わせ来ていたようですし。」
電の言葉に頭抱える柏木とフェル、よくよく考えれば当たり前だった。
海外要人の子女のいるトレセン学園へ犯罪者の侵入許した挙げ句に彼女らは異常事態に巻き込まれたのだ。
日本政府やティ連として説明に当たるべきだった。諸々の出来事で後回しになっていたが。
「ゼル通信のセッティングはしましたが場合によってはこちらに来るかもなのです。」
「どうしよフェル…俺腹が痛い。」
「…もう腹括りマショウ…マサトサン。」
「あ、ファインモーションさんも同席、彼女の希望で見届人としてその場にデメテル様とおウマさんの三始祖さんも同席するのです。」
「「ええええ!?」」
話はタマモクロス号に戻す。色々と衝撃的なことをタマモクロス号から話された飯崎らは皆呆然とした表情をしている。
関係者な為にしれっとそこにいて湿布をペタペタを貼りまくっていたゴーストウィニングは呆然とする何時もと違う飯崎に気づき話しかける。
「主さんどうしたの?」
「………。」
「主さん?」
「ゴースト、行くよ。」
「え?ゴースト号?「行くよ。シンザン号持ってくからそっちのセントライト号の方抱えて。」う、うん。」
神馬と初代三冠馬、ぐるぐる巻きのミイラと化した二人を医務室に放り込んだゴーストウィニングはゴーストウィニング号に連れられ学園の方に降りてきた。
ゴーストウィニング号曰く家族と久方ぶりに会う主さんにずっと引っ付いているのは野暮とのこと。
ウマ娘としての人生経験の浅いゴーストウィニングはそんなものかと思う。
そしてそういやゴーストウィニング号も馬→おウマさんの期間考えると経験は自分とそんな変わんないんじゃないかと聞いてみようとして、
遠い目をしているゴーストウィニング号に気づいた。
その表情に最近聞いてはいけないことがあるのだと知ったゴーストウィニングは口を噤む。
メジロマックイーン号にどれだけ食べても体型変わらないと聞かされたときのメジロマックイーンとか。
キャンペンガール号にお腹出過ぎじゃないかと問われたスペシャルウィークとか。
ナイスネイチャ号に褒められ過ぎて頭が沸騰したナイスネイチャとか。
ツインターボが自分をキツいとこに追い込む…というか自己にドSでドMなのが趣味というか生き方そのもの領域であるの知ったツインターボ号とか…、
最後は色々とお労しかった。
そんな中、学園中がざわついているのにゴーストウィニングは気付いた。
ゴーストウィニングの耳はそれらの声を聞きピクピクと動き続ける。
「なんか…皆騒いでる。」
「そろそろ国交祭に参加する予定の生徒の家族が到着する予定だし、残りのおウマさん達もそろそろ来る頃だし。」
「そういえば今朝、セイウンスカイ号達残りの黄金世代も来た…。」
ゴーストウィニングはその時の光景思い出す。
セイウンスカイはセイウンスカイ号の前でゴーストウィニング号に勝ったことを自画自賛してみた。
すると凄い凄いとセイウンスカイ号に子供みたいに抱き上げられてクルクル回され褒められまくって赤くなっていた。
傍目から見た雰囲気は祖父と孫とかそんな感じだったそうな。
「マシュがアレが紙装甲で使う反動技…とか言ってたっけ。」
「セキメンスカイさんのことは忘れてさしあげろ。」
188 名前:635[sage] 投稿日:2023/05/29(月) 10:27:13 ID:119-171-250-164.rev.home.ne.jp [9/10]
暫しテクテクと歩いてると家族と一緒のトレセン学園の生徒が多くおりウマ娘達は皆家族に抱きしめられている。
あんなことがあって初めての家族との再会である。
異界とか怪異とか…そしてゴーストウィニング号との別れ…娘がどれだけ傷付いたかと気が気でないのだろう。
実際の所は別離(笑)なので然程ダメージなく寧ろウマ娘ファンの家族ががアレ過ぎてお労し過ぎた事例の方の精神ダメージがデカイ。
そんな抱きしめられたウマ娘の中にニシノフラワーの姿もあった。父母に泣かれ抱きしめられて困惑が深い。
ゴーストウィニング達に助けを求める視線向けるがゴーストウィニング達は首を横に振る。
「ニシノフラワーも大変だね。」
「寧ろあっちの方が修羅場よ…。」
「あ…(察し)。」
そう言うゴーストウィニング号の指差す方向見るとマラトノカノチウ号が大人のウマ娘と男性に抱きしめられ盛大に泣かれて困惑していた。
近くではその二人の子なのか男の子がキョトンとし、アドマイヤベガがうんうんと頷きアドマイヤベガ号が遠い目している。
『ごめんね!育ててあげられなくてごめんね!』
『あ、あのアヤベさんのお母さん?私はあの子本人じゃなくてウマソウルの方…お姉ちゃん遠い目してないでタスケテ…。』
『カノチウ号…諦めが肝心よ…。』
アドマイヤベガ号の言葉に反応する男女。まあ、アドマイヤベガの両親だろう。
『カノ…。』『チウ…?』
『マラトカノチウ号、馬としてのその子の名前よ。』
競走馬、ウマソウルとしての名を与えれれなかった子が名を得たと聞いて更に泣くアドマイヤベガの両親なのであった。
ゴーストウィニング号の目には映るがそのマラトカノチウ号らの上ではアドマイヤベガの妹御本人がマラトカノチウ号にゴメンナサイと手を合わせていた。
「ねえゴースト号、あっちも修羅場じゃない?」
「うん…あっちもあっちでしょうがない。」
今度はゴーストウィニングが指差す方向を向くとスペシャルウィークとスペシャルウィーク号とキャンペンガール号が金髪の女性と共にいる。
スペシャルウィークのお母ちゃんである。
スペシャルウィーク号のウマソウル継いでくれた子を立派に育ててくれてありがとうとキャンペンガール号に言われて号泣している。
スペシャルウィークも立派になったと言われて泣いてる。
『お”か”あ”ち”ゃ”あ”あ”ん”――!!産”ん”て”く”れ”た”お”か”あ”ち”ゃ”ん”か”私”立”派”に”な”っ”た”て”ぇ”ぇ”ぇ”!!』
『スペ――――!?力強過ぎるぅぅぅぅぅ!?』
『あらあら仲が良いわね。』
『お母ちゃん…そういう問題じゃないと思うべ…。スペ、離してあげないとお母ちゃんの顔青くなってるべ。』
『お母ちゃん…?お”か”あ”ち”ゃ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ん”――!?』
お母ちゃんを力一杯抱きしめた濁音混じりのスペシャルウィークの声がトレセン学園に響いた。
「……別な意味でも修羅場だ。」
そう呟くゴーストウィニング号の耳に泣き声が届く、スペシャルウィークの大声を覆い隠すかの様な悲しみを込めた声。
その声にスペシャルウィークは泣き止み、スペシャルウィーク号始めその場の誰もが声の方を向く。
そこにはオロオロするトレセン学園の生徒、そして一人の幼いウマ娘が泣いていた。
幼いウマ娘は泣き叫ぶ。
「なんで…!お姉ちゃん…どうして…?どうしてゴーストウィニングさんとゴーストウィニング号がお別れしなくちゃいけないの!?」
その言葉を聞き暗い顔をするトレセン学園の生徒の家族達。
彼らは見たのだ画面越しとはいえウマソウルとウマ娘の別れを。
なお、この場のトレセン学園の生徒達は皆頭を抱え外との認識のズレを認識した。
自分達にとってのあの出来事の顛末と外から見た真実は決定的に違うのだと。
最終更新:2023年07月05日 23:19