955:194:2023/05/07(日) 18:45:30 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その17 新たに交わる二つの世界


少佐『あれが・・・ティ連の工作艦・・・』

本部『遂にこの世界を探し当てたか。感慨深いな・・・』

オペ子『本当に・・・本当に、こんな日が来るなんて・・・・・』


遂にやって来た超大陸世界からの増援。
この場にいる全ての兵士達に新たな希望を与える光景を前に、皆が明るい表情をしている。
オペ子に至っては、感動の余り半泣き状態だった。
そんな彼等に、工作艦から通信が入る。


新見『はじめまして。丙世界、そしてEDFの皆さん。日本政府を代表して派遣されてきました、新見と申します。以後、お見知りおきを』

多川『日本国特危国防航空宇宙軍准将、多川信次といいます。本艦隊の護衛部隊の指揮官としてやって来ました』

シエ『同ジク日本国特危国防航空宇宙軍准将、ソシテ多川信次ノ妻デモアルダストール人、シエ・カモル・タガワ。日本名『多川詩愛』ダ。ヨロシク頼ム』

パウル『本艦・第一工作艦の艦長を務めております、ディスカール人・パウル・ラズ・シャーと申します。よろしくお願いします』

横手『日本国軍・戦娘軍の指揮官を務める、横手平文戦娘軍大将です。以後お見知りおきを』


映像付きの通信にも驚いたが、やはりというかシエさんとパウル艦長の容姿に本部達は驚愕している。
一方は爬虫類から進化した人型生命体であり、もう一方は西洋風ファンタジーに出て来るエルフに非常に酷似しているからだ。


新見『・・・・・あ、あの・・・どうしました?』

本部『・・・・・ハッ!も、申し訳ない。新たな異星人の人達に姿に驚いてしまって』

多川『まぁ初見では、無理も無い事ですけどね』

本部『コホン。では、改めまして私が・・・』

956:194:2023/05/07(日) 18:46:00 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
改めて自己紹介をする本部達。
因みにストームチームも、嵐山達が持つPVMCGでこの通信を見ており、メンバー達は造成されたモニターで新見達の姿を見ている。


兵士B「うおっ!本当にフェルさんとは違う種族だ!」

兵士A「生放送とかで知ってはいたが、やはり知識だけと直に見るのだとは違って感じるな」

兵士C「しかももう一人は、エルフっぽい人ですよ」

GR副隊長「しかも、まだまだ他の種族も沢山居るんだろ?その人達も来るのか?」


とまあこんな感じで、暢気におしゃべりしている。
他の兵士達も彼等の周りに集まって、食い入る様に映像を見ながらあれこれ話し合ったりしている状態だ。


柏木『やれやれ、やっと来てくれましたか。待ち侘びましたよ』

多川『あら、柏木さん達も出撃していたのですか?』

フェル『ハイデス。物量差で押し切られソウだったデスヨ』

大見『おーおー柏木ぃ、とうとうお前も人型戦車デビューってか?』

柏木『何言ってんだオーちゃん。一応俺、民間人よ?緊急避難とはいえ、本来なら大問題になり兼ねねーんだぞ?』

大見『そう言うが、一応お前はティエルクマスカ連合防衛総省長官殿だろ?アニメの主人公達に比べたら、まだマシだろーが』

柏木『フォローになってねーぞ』

少佐『・・・え、えーと貴方は?』

大見『おっと、失礼しました!自分は特危国防陸軍大佐・大見健と申します!柏木長官殿とは高校の同期でして・・・』

957:194:2023/05/07(日) 18:46:30 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
改めて大見が自己紹介をし、普段とは違う畏まった物言いに柏木がツッコミを入れる形となり、思わず笑い声が零れる。


パウル『さて、一つお聞きしますが・・・何とも凄い有様ですね』


戦場に残されている怪物達の死体や各兵器の残骸を見ながら、パウル艦長が感想を述べる。


柏木『ええ。しかもこちらの世界と繋がった影響なのか、ゲームに出てこない新型の敵まで出て来るし』

大見『マジか!?』

柏木『マジもマジだ。カマキリやサソリの怪物に過去のEDFシリーズの敵。更には別ゲームの敵まで出て来るし』

多川『何とまぁ・・・』

柏木『まぁ原因は此方の世界との繋がりの有無。あと何より作者と原案者が、自分の好みとか思いっきりぶち込んでくるのが一番の要因だな』

フェル『マサトサン!メタ発言は厳禁デスヨ!』

パウル『・・・まぁ、その辺も後程協議していきましょう。因みにこれらの処理って、其方ではどうしているのですか?』

少佐『主に回収班がサンプルを入手し、後は軍の部隊が処理しますが・・・』

パウル『あ、ではこちらでデータ取りも兼ねてパパっと処理しちゃってもいいでしょうか?』

オペ子『え?』

パウル『この量だったら・・・二時間も有れば跡形も無く処理出来ますよ。あ、必要な兵器のデータがありましたら後で言って下さい。其方に提供しますので』

本部『りょ、了解した・・・』

958:194:2023/05/07(日) 18:47:00 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
そんな訳で、急遽戦場掃除を行う事に。兵士達を退避させた上で、十隻の工作艦が横一列に並ぶ。


パウル「さて、それでは・・・作業開始!」

オペレーター「了解!」


パウル艦長の号令と共に、残骸や死骸にディスラプターを照射する。時に大まかに、時に繊細に照射を行い、見る見る間に原子レベルで分解していく。
この光景に現場の直ぐ傍にいる兵士達も、映像を見ている本部達も呆気に取られている状態だ。


武蔵「な、何て技術力だ・・・」


思わずそう呟く武蔵。自身が使用する装備の一つにディスラプターがあるが、あそこまで細かな制御は望むべくもない。


戦場「・・・いやはや、反則にも程が有るだろ」

飛島「味方で本当に良かったわ・・・」

嵐山「ああ。俺達四人がこの場にいる事と、彼等の助力。この時間軸で、決着を付けろという事だ」


嵐山の言葉に、三人も頷く。今まで何度も繰り返して来た地獄。その悲劇を、ここで終わらせる。
この光景を見ながら、四人は改めて心に誓ったのだった。

そして兵士達が見守る中、宣言通り二時間で作業は終了。残骸も死骸も、綺麗さっぱり無くなった。


パウル『予定通り、二時間で作業は終わりました。如何だったでしょうか?』

本部『・・・あ、ああ。其方が如何に凄いのか、痛い位理解出来たよ』

少佐『・・・コホン。先程言っていたデータですが、アルゴ及びスカヴェンジャーのデータを後ほど頂ければ有難いのですが』

パウル『こちらの『情報』に無い新型の奴ですね。では、後程と言わず今そちらにお送りします』

959:194:2023/05/07(日) 18:47:30 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
そのやり取りと並行し、交代要員としてやってきた三世界の人達が工作艦から転送されて、仲間達と再会していた。


大和「長門さんに陸奥さん!それに翔鶴さんに瑞鶴さんも!」

長門「一年振りとなるな、皆。ここまでの奮戦、本当にご苦労様だ」

神崎「長門達も、よく留守を預かってくれた。感謝する」


一年振りとなる再会に、思わず笑みを浮かべる艦娘達。
戦娘達も


レイ「麗華ちゃん!」

麗華「久し振りね、レイ。一年間、よく頑張ったわね。ユウ君達も、元気にしてるわ」

レイ「うん。一年間、子供達のお世話を有難う。麗華ちゃんも、双子が生まれたばかりだったのに」

麗華「いいのいいの。平文さんや他の皆も色々と手伝ってくれたし」

ジュリィ(スホーイ27の戦娘)「・・・久しぶりね、レイ」

ラーチェ(ミグ29の戦娘)「一年間お疲れ様」

カイ「私達ガ来タカラ、モウ安心ヨ」

ラン「キュウヤナナ達モヨク生キ残ッタナ。安心シタゾ」

オーシャ「暫クハ私達ニ任セテ、ユックリ英気ヲ養ッテネ」

レイ「うん!皆、本当に有難う・・・」

960:194:2023/05/07(日) 18:48:00 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
そんな感じで言葉を交わしている所に人影が。横手だった。


横手「レイ。そして皆。よく頑張ってくれた。無事に再会出来て、俺も本当に嬉しいぞ」

レイ「・・・平文さん!」

イッチ「会いたかったよー!」

いちご「よかった・・・こうして無事に会えて・・・!」


労いの言葉を掛ける横手に群がる戦娘達。やはり1年もの間、会う事が出来なかったのだ。任務とはいえ、やはり寂しさが募るという物だ。
そこに軍曹隊が通りがかり、麗華の姿を見て驚愕する。


兵士B「うぉ!?あの娘・・・レイに瓜二つだぞ!?」

兵士A「肌の色とかは違うが・・・ビックリする位瓜二つだ」

軍曹「レイ、彼女は一体・・・」

レイ「あ、はい。改めて紹介しますね。私達の仲間の一人で、蒼空戦娘の横手麗華ちゃんです」

麗華「初めまして、横手麗華といいます。麗華と呼んで下さい」

軍曹「蒼空戦娘?」

961:194:2023/05/07(日) 18:48:30 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
初めて聞く単語に、思わず疑問を呈する軍曹。レイ達は蒼空戦娘とはどんな存在なのかを、軍曹達に説明する。
暴走したナノマシーンの手で兵器型生命体にされてしまった事。ティ連側が用意した特殊端末及びリンクを断ち切るプロトコルのお陰で、そのナノマシーンの支配から解放された事。
その後は戦娘達と力を合わせて、蒼空大戦を終結させる事に成功した事を、順に説明した。


軍曹「・・・・・そうだったのか。すまない!辛い過去を思い出させてしまって」


そう言って頭を下げて詫びる軍曹。部下達も沈痛な表情をしている。


麗華「あー軍曹。頭を上げて下さい。確かに過去の事は、とても辛い物でした。ですが・・・」

カイ「今ノ私達ハ、ソレヲ乗リ越エテココニイマス。ダカラ、気ニ病マナイデクダサイ」

ラン「ソレニ、コレガ無カッタラ平文ニモ会エナカッタ訳ダシナ」

ラーチェ「私達の自慢の旦那様だからねー」


そんな事を言い合う戦娘達。
頬を赤らめつつも幸せそうに喋る戦娘達を見て、軍曹達は横手の事を見ながらこう思った。


「モゲロ」


と←殴

962:194:2023/05/07(日) 18:49:00 HOST:KD106154148078.au-net.ne.jp
以上です。本来ならゲート開通と新兵器達のお披露目パレードとなる予定でしたが・・・戦場掃除や仲間達の再会シーンが思った以上に増大してしまったので、次回に持ち越しとなりましたorz
そして戦娘に、ニューフェイスが登場。これまで旧ソ連兵器な戦娘が一人も居なかったので、今回改めて作った次第。設定とかはまた後程(力尽きました←殴)
次回は当初予定のゲート開通と新兵器達のお披露目パレードの回となります。お楽しみに。
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最終更新:2023年07月16日 20:19