343 名前:657[sage] 投稿日:2023/06/29(木) 21:29:51 ID:121-84-29-63f1.hyg1.eonet.ne.jp [77/168]
憂鬱SRW アポカリプス直前戦間期支援ネタ「次世代機の潮流」


「フォーミュラ計画…ですか?」

「その通りだ中佐、これは我が大西洋連邦の次世代MS開発計画…共同開発機構と海軍研究所(サナリィ)が提言したものだ」

「肥大化するMSを高効率最適化を目指すプロジェクトだが…我々としては再び新しい『G』を作るための計画でもある」

「コードネームF90…技術屋共はNext-Strikeとも呼んでるがね」

アラスカ JOSH-A参謀本部

融合惑星におけるヴォルガーラ襲来からしばらく後、アラスカの参謀本部へとアウグストに呼び出されたハンター
そこで渡されたのはMSの次世代技術を検証するための計画にテストチームとして参加せよという辞令であった。


「全身にハードポイントを増設し、全環境対応ミッションパック…疑似人格コンピューターによるパイロット負担の軽減…」

「ストライカーパックシステムやカラミティの拡張性をさらに強化した機体だ…ストライクに関わった中佐なら馴染み深いと思うが」

「既に機体自体はF90のプロトタイプであるF89をベースに開発は済んでいる…あとは中佐達の実働データの収集がメインとなる」

「しかし今更ストライクの発展機ですか?オーガスタで第5世代MSとしてオデュッセウスガンダムとそれに付随するユニットが開発中と聞きましたが…」

「あれはほぼワンオフの機体だよ戦場とパイロットを選びすぎるのが欠点なのだよ、十全に扱えるのはフラガ少佐や君のところの赤の姉妹のようなNT…もしくは強化人間がいるのだよ」

「共同開発機構の思惑はともかく軍としては戦場を選ばずあらゆる環境で運用できるMS…ストライクの後継機が欲しいということなのだよ中佐」

「ストライカーパックの需要は消えず…ですか、その辞令拝命致します」

同上

F90の開発理由を語るアウグスト
その後、ハンターの教導隊「ムーン・ハンターズ」はF90開発チーム『FF(ファステスト・フォーミュラ)』として再編され
先行試作型のF90、一号機から三号機までが部隊に配備される


「三号機は複座式…?」

「メインパイロットはユウヤか…コパイは私かイーニァか?」

「この子…なにかたりないような…」

納入された三号機を前にして ユウヤ、イーニァ、クリスカ

三号機のテストパイロットに選ばれた三人であるが、
三号機は唯一複座式であり、イーニァは三号機に何かが足りないと本能的に察する。



「そう言えば大洋とユーラシアも技術限界を図るためのMS開発計画を立ち上げたと聞いたが…ユーラシアと大洋はアナハイムが開発担当だったな?」

「それに関しては既に形になっているようですねMSA-0120ドライグという名前ですが…」

「…ゼントラーディのパワードスーツか?」

ハンターとユノー会話

大洋所属の月面企業アナハイム・エレクトロニクスがイスルギのCE出張部署と共同開発として出された資料を確認するが、
そこに映っていたPVにはパッと見ではゼントラーディ系の兵器と誤認されるような外見であった。

344 名前:657[sage] 投稿日:2023/06/29(木) 21:30:31 ID:121-84-29-63f1.hyg1.eonet.ne.jp [78/168]
用語解説

フォーミュラ計画

第5世代MS到達により高性能大型化するMSを原点に立ち返り20mサイズのMSへとダウンサイジング&高効率化を目指す計画
共同開発機構などから提言された計画であり、かつて否定されたMSの小型化構想を大西洋連邦を巻き込んで立ち上げた計画であった
ジェガンサイズのMS、プロトタイプモデルであるF-89をベースにハイエンドのダウンサイジングMSの開発計画であったが…?

ガンダム F-90

大西洋連邦と共同開発機構の共同開発によって完成した大西洋連邦が求める「次世代のストライク」
全身にハードポイントを持ちそれに対応するミッションパックを装備することにより、
ストライカーパックシステムを越えるあらゆる戦場に対応する事が可能な機体であり、
高い拡張性により水中戦闘や新機軸の推進システムであるミノフスキードライブ推進システムの装備も視野に入れられている。
最初は15mサイズのMSとして開発されるはずであったが大西洋連邦が拒否したため、20m前後サイズの通常MSの範囲に抑えられている。

更に新開発の地球連合軍のエースを参考とした疑似人格コンピュータによりパイロットの負担軽減、操縦の簡略化も行われている。
初期ロットはハンターの一号機、ユノーの二号機、ユウヤの三号機が開発され、三号機にはサイコミュ運用も想定された複座式となっている。
ハンターが参加した開発チーム「ファステスト・フォーミュラ」により様々なミッションパックがテストされ、

それは共同開発機構が次期ハイエンド小型主力機として開発されるF91へと反映されるはずであったが…?


MSA-0120 ドライグ

ハンターとユノーの会話で登場した大洋とユーラシア向けのハイエンドMS
F90と違い、技術限界を検証するための計画「D計画」として立ち上げられ、汎用性ではなくMSの性能限界検証を重視し、第5世代MSのダウンサイジングを目指した機体

アナハイム・エレクトロニクスが威信をかけて開発しており、イスルギ重工にも協力を要請しプロジェクトTDの技術が大量に導入されており、
技術素体として鋼龍戦隊に配備されていたAMフェアリオンを参考にし、フェアリオンの量産機としての立ち位置を持つ機体である。

最新技術であるミノフスキードライブ技術を利用した擬似重力兵器ハイ・インパクトガンと呼ばれる武装や革新的なシステムも導入されているとの噂だが…?

またゼントラーディ系の技術も導入されているため既存のMSより異形感が非常に強い外見となっており、
連合側に帰順したゼントラーディやメルトランディのエース達も注目している機体となっている。

345 名前:657[sage] 投稿日:2023/06/29(木) 21:31:28 ID:121-84-29-63f1.hyg1.eonet.ne.jp [79/168]
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最終更新:2023年08月03日 10:40