822:194:2023/08/05(土) 19:55:29 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?番外編その6 「ながと」級攻撃型潜水艦(二代目)
「ながと」級攻撃型潜水艦(二代目)
全長:564m
全幅:130m
基準排水量:687000t
満載排水量:978600t
固定兵装
艦首大型ゼル兵装スペース×1(艦首から100mの所に設置)
ゼル兵装スペース×8(艦橋前後に1基ずつ・左右船体側面に2基ずつ・船体下部に2基ずつ)
Mk45改VLS40セル(艦橋前後に20セルずつ) 48式極超音速巡航ミサイル「回天」
オプション兵装
533㎜魚雷発射管×8門(40式魚雷若しくは38式USMを発射可能)
1500㎜対装甲魚雷発射管×4門(52式1500㎜対装甲魚雷専用)
Mk45改VLS40セル 48式極超音速巡航ミサイル「回天」
ハイパー重粒子レーザー砲×1
艦首超大型レーザードリル×1
艦載機:海襲改を最大36機搭載可能
機関:空間振動波機関・斥力波動重力制御機関+ハイクァーンプラズマロケットスラスター
※出力等不明・機密による
装甲兼構造材:次元溝完全対応型ヤル研式特殊化合張硬繊維装甲及び高出力エネルギーシールドを使用
速力:公称250ノット※一説には最大300ノットも可能という話もある
乗員数:常用100名・戦時130名・艦載機要員150名
同型艦:「ながと」「むつ」「ふそう」「やましろ」「かい」「せっつ」「さつま」「かわち」「ひぜん」「ひご」
「ひだ」「おうみ」「えちご」「みかわ」「さがみ」「りゅうきゅう」「えぞ」「いずみ」「たんば」「たんご」
823:194:2023/08/05(土) 19:55:59 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
【解説】――さて、今回はスキュラの生息地に攻撃を仕掛けた艦隊の数的主力である潜水艦、「ながと級攻撃型潜水艦(二代目)」の解説をしていこう。
長年に渡り、国防海軍の潜水艦の主力を担ってきたながと級だったが、出現からかなりの時が経ち、老朽化が避けられなくなってきた。
何故今まで更新されなかったのかというと・・・ぶっちゃけ、筆者の貧相な頭では中々良いアイデアが浮かばなかっt←殴
- もとい、現段階でも仮想敵(中独)の潜水艦との性能差を鑑みて、即急に更新する必要性が薄かったからだ。
とはいえ、流石にいい加減更新しないのもまずい。老朽化もさる事ながら、潜水艦乗り達の士気を保つのも限界に近付きつつあったからだ。
更に言うと、丙世界での戦いを鑑みるにより高性能な艦である事に越した事は無い。
そんな訳で・・・やりたい放題ヒャッハー・・・ゲフンゲフン、あらゆる可能性を追求する集団でもあるヤル研と二度お仕置きされても全く懲りようとしないスケベスカートな工作艦とメロンな名前の軽巡洋艦が
例によって悪乗り・・・ゴホンゴホン、最先端を行く潜水艦の設計・建造に着手する事となった。
しかしながら、その道のりは平坦ではなかった。何せ潜水艦故にその機能を追求したら、大体同じ様な艦の外見となってしまう。
かと言って、丙世界には全長1000mにもなる潜水母艦が3隻も居るのである。あんまり小型で地味なのも、それはそれで向こうで舐められてしまいかねない。
まぁ実際にはそんな真似をする人間は殆ど居ないのだが、だからといって無難な物では技術者としての沽券に関わる。何か・・・何か独自性を保ついい手段は無い物か?
そんな事を考えながら設計図とにらめっこする明石と夕張だったが・・・なかなかいいアイデアも浮かばず、設計図も真っ白な状態だった。
工廠で頭を悩ませる二人。とそこに、はっちゃんこと伊8潜水艦がやって来た。
はっちゃん「・・・二人共、何を悩んでいるんですか?」
明石「ああこれ?・・・ながと級二代目の設計図なんだけど・・・いいアイデアが思い付かなくて・・・」
夕張「・・・・・あ、そうだ!はちちゃん、同じ潜水艦として『こんなだったらいいな』っていう希望みたいなのは無い?」
はっちゃん「え!?き、急に言われても・・・」
明石「どんな些細な事でもいいから!」
鬼気迫る様子ではっちゃんに詰め寄る二人。何日も徹夜している為か、必死な様子である。
そんな二人に内心ドン引きしながらも、困っているのを放置するのも可哀そうだという事で、何とかアイデアを考える。
そして、出た答えはこれだった。
はっちゃん「・・・んーと、そうですね・・・。潜水艦と一言で言っても、任務に応じてその姿は変わる訳ですからね。何を求めるのかにもよりますが・・・」
はっちゃん「・・・共通の船体をあらかじめ作って置いて、目的に応じて一部を変更した物を複数建造出来る様にするとか?」
夕張「具体的には?」
はっちゃん「・・・艦橋とそこから後ろの部分はどのタイプも共通で・・・艦首の部分をそれぞれ『魚雷戦重視の多数の発射管』『対地攻撃重視のVLS』みたいに分けるとか・・・」
キュピィィィィィン!!
824:194:2023/08/05(土) 19:56:29 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
その時明石の頭に電流が!
どうやら、何かアイデアが思い付いてしまったらしい。
明石「はちちゃん!ありがとう!いいアイデアが思い付いたわ!」
一体どういうアイデアなのか?
疑問を浮かべる二人に、明石は自らのアイデアを披露する。
二人の反応は対照的だった。夕張は明石同様に滅茶苦茶興奮し、対するはっちゃんは少々ドン引きしている。
はっちゃん「・・・・・え、えーと・・・そのアイデアはともかく、そう言うのを提督に通さずに勝手に作って大丈夫なのですか?」
明石「大丈夫大丈夫!そもそも提督は丙世界に出向していて居ないし、作ってしまえばこっちの物!何より前の三つと比べたらやや大人しめ!流石に今回は提督も怒らないと思う!」
夕張「そうそう!それに新しい物を作るには犠牲はつきもの!今回のそれは『これまでの常識』なだけ!私達が作らなければ、他の人が遠からず作るだろうから、怒られる要素は何も無し!」
はっちゃん「・・・・・」
完全にハイになっている二人。思い付いたアイデアを実用化する事に頭が一杯になっている様子である。
はっちゃんは
(ああ、今回もどキツイお仕置きをされるんだろうな)
と内心で確信したが、敢えてそれを指摘しようとはしなかった。
そんな訳で新たに建造されたのが、今回紹介する「ながと」級攻撃型潜水艦(二代目)だ。概要を見て行こう。
825:194:2023/08/05(土) 19:56:59 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
まず艦の大きさだが、先代と比べて大幅に増加。90万トンを超える超大型の艦となっている。
とはいえ、丙世界の潜水母艦は元より乙世界で建造された潜水艦『ヴィクトリー』よりも小さいが。まぁこれは水中での運動性能も有る程度重視した結果であり、この2隻よりも遥かに小回りが利く。
何より、水中速力は先代を大きく上回る公称250ノット※一説には最大300ノットという、前人未到の速力を達成している。
これは機関に空間振動波機関・斥力波動重力制御機関+ハイクァーンプラズマロケットスラスターを搭載しているのが大きい。
この機関を搭載した事により水中は勿論の事、やろうと思えば空中や果ては宇宙空間での戦闘も可能となっている。
更に次元溝完全対応型ヤル研式特殊化合張硬繊維装甲を採用する事で、エネルギーシールドと併せる事で地球製艦艇としては初となる次元溝への単独潜行及び戦闘が可能となった。
武装も強力であり、新型の48式極超音速巡航ミサイル「回天」を始めとする各種ミサイルを装填しているVLSが40セルに、ゼル兵装スペースが8基。
そして特筆すべき事として、艦首から100mの所に大型ゼル兵装スペースを装備。これにより、任務に応じて艦前方の構造を変える事が出来るのだ。
ある種の武装換装システムとも言うべき物であり、様々な形状が用意されている。取り敢えず便宜上オプション兵装と称するが・・・個性的なラインナップとなっている。
まず基本となる533㎜魚雷発射管を8門備えたタイプ。これは魚雷及び対艦ミサイルを発射可能なシンプルな物となっている。
次は1500㎜対装甲魚雷発射管を4門備えたタイプ。文字通り世界最大の口径を誇る超大型魚雷であり、対プライマーを想定した52式1500㎜対装甲魚雷を専用で運用する。
因みに魚雷と銘打っているが、空中及び宇宙では機関をロケットモーターに・誘導装置をグラビティ―センサーに変更する事で超大型ミサイルとして使用する事が可能となっている。
お次は追加のVLS40セルを装備する対地攻撃タイプ。元々装備されているVLSと併せる事で、48式極超音速巡航ミサイル「回天」を目標に雨あられと振らせる事が可能だ。
他にも、ふじ型戦艦と同じハイパー重粒子レーザー砲を装備するタイプや、艦首超大型レーザードリルを装備するタイプも用意されている。
艦載機は海襲改を最大36機搭載。船体下部のハッチに注水した状態でハッチが開き、そこから発進する。それ以外にも艦上部にも発進口が有り、水上ならばトラクタービームによる発着艦も可能だ。
そしてこれだけの大きさを誇る艦ながら、乗員数は常用100名・戦時130名・艦載機要員150名と少ない。大半は実質ダメコン要員といっても過言では無い。
丙世界で初陣を飾った同艦は期待に違わぬ戦闘力を発揮。52式1500㎜対装甲魚雷の釣る瓶撃ちでスキュラの巣を完全に粉砕してのけた。
それは良いのだが・・・・・丙世界から帰還した神崎提督がこの艦のやりたい放題振りを書類と写真で確認して卒倒。
二時間後に目を覚ました神崎提督は、二人を呼び出して説教したのだが・・・・・
神崎「私の居ない間に、何勝手にこういう自重を捨てた艦を建造したんだ!!」
本気で激怒しているのだが、二人も一向に引かない。
明石「何を言ってるんですか!これ位の大きさの艦でないと、向こうでも舐められます!何より、使い勝手よし!やまと級やふじ級・しょうかく級と比べれば十分に大人しいじゃ無いですか!!」
夕張「そうです!ドリルを選択式にしただけでも十分に自重しています!これまでの常識が犠牲になっただけで、誰も迷惑を被っていないじゃ無いですか!!」
826:194:2023/08/05(土) 19:57:29 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
全く反省していない二人の詭弁に、神崎提督の堪忍袋の緒が切れた。
とはいえ、R-18なお仕置きは効果無し。子作り禁止もこの少し前に二人共出産しているので、これも効果が薄い。
と言う訳で・・・・・今までで一番キツイお灸を据える事にした。
神崎「・・・・・・・・・・分かった。よーく分かった。・・・・・大淀、大和」
大淀「はい」
大和「全く・・・反省しないのがいけないんですからね」
明石・夕張「「えっ!?」」
その直後に、明石と夕張の首筋に手刀が叩き込まれ、二人の意識が刈り取られた。
二人が漸く目を覚ますと・・・何故かカプセルの様な物の中にいた。
しかも二人だけでなく・・・何故かエラー娘と失敗ペンギンも居た。
何が起こっているのか分からず、戸惑う二人。そこに、二人が目を覚ましたのを確認した神崎提督が声を掛ける。
神崎「・・・・・二人共、目を覚ました様だな」
明石「え!?ちょ、ちょっと提督!?これはどういう事ですか!?」
神崎「二人が余りにも反省しないので、とびきりの罰を受けて貰う。・・・では、お願いします」
神崎が声を掛けると同時に出て来た、青い祭服を着た老人。かなりドン引きした表情をしている。
そう、察しの良い人はもうお分かりだろう。ここは、東京都新宿区の某所に有る、あの館である。
老人「・・・・・本当にいいのかね?」
神崎「ええ。はちの証言によると、この二人も『新しい物を作るには犠牲はつきもの』とほざいていたとか。ならば、自らその言葉を実践して貰おうじゃないかと」
何をされようとしたのかを察した二人。文字通り必死な表情をしながら必死にカプセルを叩く。
明石「待って!待って下さい提督!反省します!しました!だからここから出して下さい!!!!!」ドンドン
夕張「もう許可無しで浪漫には走りませんから!!!!!」ドンドン
エラー娘「もう悪戯しないから勘弁してくだせぇ!!!!!」ドンドン
失敗ペンギン「キューキュー!!!!※『俺は無実だ』と言っているらしい」ドンドン
因みに、その光景を何故か柏木とフェルの夫婦がカタカタ震えてお互いに抱き合いながら目撃させられていたりする。
- 帰って来たばかりだというのに、何とも災難である(大本営発表)
その後どうなったのかは・・・ここに居た面々以外誰も知らず、また柏木・フェル夫婦も口を割ろうとはしなかったらしい。
827:194:2023/08/05(土) 19:57:59 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
以上です。戦況に応じて艦首部分をその場で変更する、ぶっ飛んだ潜水艦と相成りましt←殴
いやはや、中々アイデアが降りてこない中で必死に頭を絞って出て来たのが、こういうネタだった訳です(ヲイ)
あ、スキュラの巣への攻撃でドリルを使用しなかったのは、スキュラがわんさか居る状況でドリルで突撃は流石に無謀過ぎるという、常識的な判断の結果だったりします。
あ、明石と夕張へのお仕置きですが、笑ってはいけないを連載中だった時に出てたネタを使用させてもらいました(ヲイ)
- ぶっちゃけこれ位やらないと、この二人は反省しないんじゃないかなと(汗)。巻き込まれた柏木夫婦は災難だったなt←殴
最終的にどうなったかは・・・皆様のご想像にお任せします(ヲイ)
さて、次回からは再びウマ娘ネタの戻ろうかと思います。お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。
828:194:2023/08/05(土) 20:01:58 HOST:KD106154149161.au-net.ne.jp
誤字を見つけたので修正を。
825
- 誤 丙世界で初陣を飾った同艦は機体に違わぬ戦闘力を発揮。
↓
- 正 丙世界で初陣を飾った同艦は期待に違わぬ戦闘力を発揮。
wiki掲載時に、修正します。
最終更新:2023年08月14日 17:10