829 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/08/07(月) 19:28:23 ID:FL1-60-237-27-130.kng.mesh.ad.jp [245/292]
スパロボクロス 融合惑星の新時代


「戦術機は機動戦力として扱うべし」

オーシア連邦における戦術機運用戦訓。

米大陸戦争(BETA大戦後に起こった第二次南北戦争と北南戦争を合わせた争いのこと)において旧米ソ軍は戦術機による都市戦は被害が多いとの経験から戦争中盤から都市制圧はAS、都市郊外及び上空などにおいては戦術機による制圧と運用を分けるようにした。

これが戦時中では上手く戦果を挙げており、以降オーシア及びそれから戦術機運用を学び取ったユニオン(旧フルメタ世界日米)やISAF(旧パトレイバー世界米露)などでも基本の運用体制として学ばれる。
また米大陸戦争で旧米ソと衝突したレサス共和国(旧中南米連合)において同様の戦訓を獲得しており、オーシアと似たような運用体制を確立している。



「ASと戦術機の運用分類について」

こちらは両機種の運用について。
以前から戦術機を扱っていたオーシアと、以前からASを扱っていたユニオンでは運用部署が異なることが有名。

オーシアにおいてASは強化外骨格の延長線上とされ歩兵部隊の兵器として運用されている。
ユニオンでは戦術機はヘリの代替兵器として扱われており、こちらは陸軍騎兵隊管轄となっている。

またこれらとは別に両国の海兵隊ではどちらも機甲兵器として扱われ、海軍や空軍などでの扱いも違ったものとなるなど国によって運用体制が違う、または真逆になるなど黎明期の融合惑星を表す事例として有名であった。



「バルキリー相手は戦闘機の時に落せ。人型になったら手が付けられん」

ユニオンVF狩り部隊で語られる逸話。

融合惑星では度々バンデットやテロリストが駆るVFが脅威とされており、西暦基準の国々を大いに悩ませていた。

多くの国は対応できる国の傘下に入るか傭兵を雇うなどで対応していたが、オーシア、ユニオン、ユージア、上海など独自に対応していた国も少なくない。

ユージアや上海などは持ち前の技術力で対応していたが、当時技術力で後れを取っていたユニオンやオーシアではVFに対抗することは簡単なことではなかった。

このためVF狩り部隊と呼ばれる専門部隊を設立し、単独または少数で現れるVFを扱ったバンデットを相手にしていた。

このVF狩り部隊で語られた逸話が上記のコメント。

世代の古いVFではエネルギー転換装甲はバトロイド時のみの展開であったため、ファイター携帯やガウォーク形態の方が装甲が柔かったことから発せられた言葉。

逆に基礎性能で圧倒されているため装甲が強化されるバトロイド形態の方が彼らにとって強敵だった模様。

なおファイター形態時でもE転換装甲が対応される比較的新しいVF(VF-19あたりから)については犠牲前提での対応となる。
また大量のバンデットが襲来した際の対応については国家を挙げて迎撃しろで対応が統一されている。

830 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/08/07(月) 19:29:22 ID:FL1-60-237-27-130.kng.mesh.ad.jp [246/292]
「野良ゾイドは野生動物と同じです。きちんと生態を知り、それに対して対応すれば恐れるべきことはありません」

ゾイド世界から来てもらった学者の言葉。

融合惑星誕生からある程度月日が経った後にはゾイド世界から野良ゾイドの類が他の世界に分布し始めており、これらが問題視されていた。

その際に各国は連名でヘリック共和国やガイロス帝国からゾイド学者を招聘し、それらへの対応を願った。

結果その際の講義において語られたのが上記のセリフである。

ゾイド世界の学者たちの言い分は飾り付けない言葉で言えば武力で駆除できないなら共存しておけということである。

何とも雑な言い分であったが、生態は野生動物と同じなのできちんと学べば酷いことにはならないというのが彼らの言い分であり、実際各野良ゾイドの生態を学び、対策を実行してからは野良ゾイド被害が激減したことからも彼らの言い分が正しかったことがわかる。

なお学者チームが言う最も楽な対応方法は武力で駆除、または追い返すことだそうな。



「新しい航路の構築は命がけだった」

オーシアの長距離交易船団員の言葉。

融合惑星誕生当初は広がった海域に対して陸海空の輸送インフラが追いついておらず、特に他世界地域との交易は一から手探りで会った。

このため初期においては輸送船団方式を取って長距離航海に臨んでいた国が多い。

当初は野良ゾイドやバンデットなどの脅威が多く、輸送船を守るために散っていった船乗りも少なくなかったという。


なおこの時期に上手くバンデットや在野の傭兵などと話をつけて護衛してもらったり、逆に自分から売り込んで後に護衛専門PMCを設立した元バンデットや元傭兵なども存在しているなど、カリブ海の海賊時代のような出来事も多かった。



「ミサイルの進歩」

融合惑星誕生当初はどこの国も既存のミサイルを運用していたが、時が進むにつれそれでは力不足なのが露呈していった。

特にマクロス世界から流入するVFとゾイド世界から流入する野良ゾイドの脅威は大きく、これらに対応できるミサイルの開発は急務であった。

また戦術機、AS、レイバーなどの西暦系兵器は当初はそれぞれの世界でミサイルの的という意見が出ていたが、実際に戦場に投入されると兵器自身の迎撃兵装、または後方からの電子支援によりミサイルそのものが決定打ならない事態が多発しており、最終的には兵器同士の正面戦闘へと回帰していくこととなった。

これは国家同士の正規戦が相次ぐようになり、更に他世界からの技術や戦術ノウハウの流入による技術や戦術革新の結果、既存の国家群が想定していたような一方的な戦闘が起こらなくなっていったためである。

特に既存の対空ミサイルの類は戦術機の装甲にすら余りダメージが通らず、跳躍ユニットのエンジンや頭部センサーに直撃させなければ賑やかし程度にしかならない始末であったという。
そしてエネルギー転換装甲を用いた新世代兵器群がロールアウトするようになってからは対VFを想定したマイクロミサイルや大型ミサイルの類にとって変えられるようになっていった。

逆に対戦車ミサイルの類は威力は十分であるとして、射程と精度の改良が続けられていき、後の汎用ミサイルの礎となるものも少なくなかったそうな。

831 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/08/07(月) 19:29:52 ID:FL1-60-237-27-130.kng.mesh.ad.jp [247/292]
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最終更新:2023年08月26日 20:25