552 名前:モントゴメリー[] 投稿日:2023/07/24(月) 21:08:45 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [100/216]
TFLシリーズ——TFL-2、TFL-3——

  • TFL-2
TFL-1の後継車両。
最大の変更は、発電機をブレゲー 765「サハラ」と同じグローム・ノーム 14R 星型エンジンに換装した点である。
これにより出力は230馬力から1850馬力となり、一気に8倍近くに強化された。
貨物車もこれに合わせて強化・大型化されて1台当たりの積載量は40トンとなった。
TFL-2はこれを動力車1台で5台編成することが可能である。
これはルノーG型中戦車一個小隊を消耗品ともども輸送することが出来る数字だ。
(正確には、陸軍がTFL-2の開発時にそのような要望を出したのである)
またTFL-1用の15トン級貨物車とも互換性があり、こちらならば12台を編成できる。
しかしながら、流石に航空機用大馬力エンジンを車両に搭載するのは無茶の範疇であり運用には多大な苦労が伴った。
そのため、本車両はTFL-1を更新するという当初の目的は果たせず、陸軍機甲部隊が少数を戦車運搬車として利用したに留まっている。

553 名前:モントゴメリー[] 投稿日:2023/07/24(月) 21:09:26 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [101/216]
TFL-3
TFLシリーズの3女。
「長女の素直さと次女の力強さの両立」をコンセプトに開発された。
まず発電機であるが、従来は旧式化した戦車(TFL-1)や同世代の航空機(TFL-2)のエンジンといういわゆる「枯れた技術」を採用してきた。
しかし、運用経験が蓄積されるにつれて“古いエンジンを使うのは非効率であるばかりか逆に信頼性を低下させている”という分析がなされた。
そこで思い切って当時最新鋭の主力戦車であったルノーH型と同じ680馬力ディーゼルエンジンを採用した。
最新鋭エンジンを採用する利点は、生産ラインが全力稼働しており部品も本体も調達が容易であるというところだ。
それは同時に、同じエンジンを使うルノーHと「取り合い」になる危険性も内包した決断であ。
しかしながら、その心配は杞憂であった。
当時は平時であったため主力戦車の生産計画は抑制されたものとなり十分な余裕を持って組まれていたからである。
むしろ量産効果により単価が下がるという嬉しい副産物を生んだ。
肝心の輸送能力は40トン貨物車なら2台、15トンならば8台を十分な余裕を持って編成可能である。
これ以上を牽引したい場合は、TFL-1のように電源車を一両追加することで対応可能である。
「標準編成で戦車一個小隊を輸送できる車両」という陸軍からの要望には答えられない形となった。
しかし、そもそもこの要望が過大なのであり、大多数の使用者である民間ではそのような輸送力は求められていないのだ。
むしろ手堅い規模にまとまり小回りが利くようになったため、現場において本車両はTFL-2の時をはるかに上回る称賛によって迎えられている。
その他の変更点と言えば、それまでは後付けでありかつ簡易であった宿泊施設が標準装備されたことが挙げられる。
一通りの調理が出来る台所と大人一人が横になるに支障がない広さのベッドが備え付けられた休憩室は良好な居住性が確保されている。
運転手の中には目的地についても現地のホテルには泊まらず車両内に宿泊する者も珍しくなかったという。

554 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/07/24(月) 21:10:55 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [102/216]
以上です。
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えらん・ヴぃたーる!(陣龍氏風あいさつ)
いやー、何とかネタの断片をつなぎ合わせたら1200字行けましたわ。
TFL-2は「大馬力でイケイケよ~」の脳筋ギャル次女。
TFL-3は次女よりは抑えつつも力と技が高い水準で両立した某霧島ネキ的三女となります。
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最終更新:2023年08月26日 21:29