667 名前:モントゴメリー[] 投稿日:2023/07/28(金) 23:32:26 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [129/216]
日蘭世界SS——ポテ 75——

乗員:2名
全長:9.09 m
全幅:13.00 m
全高:2.64 m
翼面積:23 ㎡
空虚重量:1,674 kg
全備重量:2,400 kg
エンジン:ポテ 8D-32 8-気筒 倒立-V 空冷エンジン1基(450 馬力)
最大速度:約270 km/h
巡航速度:約240 km/h
航続距離:750 km
武装: 7.5 mm 機関銃×4(機首)
ロケット弾×8(主翼下)

【概要】
ポテ 75(Potez 75)はフランス連邦共和国(FFR)で開発された軽攻撃機である。
FFR体制になって以降初の制式採用機として歴史に名を残している。
「生まれた時から旧式機」と他国から揶揄されることもあるが、「暗黒の30年」初期の近接航空支援の主役として任務を全うした名機である。

【計画】
本機は戦前に国営化され、戦後に復活したポテ社が最初に開発した機体である。
当初は、ついに完成した国産対戦車ミサイルのノール SS.10の発射母機とする計画であった。
つまり、本機は対戦車攻撃機として設計されたのである。

668 名前:モントゴメリー[] 投稿日:2023/07/28(金) 23:33:15 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [130/216]
【設計】
本機の外見は異様とも評せる。
機体こそ全金属製と近代的であるが、ミサイルの射線を確保するためにプロペラとエンジンは機体後部に設置された所謂「推進式」配置となった。
水平尾翼と2枚の垂直尾翼は後部胴体下部から延びるブームにより支持され、首車輪式の固定降着装置を装備した。
ミサイル操作員用座席は機首にあり、その背後の高い位置に操縦席があった。
なお、当初はミサイル操作員席には風防が装備されていたが、操縦席の方は開放式であり体で風を感じることができるというエスプリにあふれたレイアウトであった。
しかし、テストパイロットたち主催の親「撲」会の後に操縦席にも風防が取り付けられ、さらにミサイル操作員席は全面ガラス張りとされ視界が改善された。

【運用】
技術的な冒険を犯していないため設計は滞りなく終了し、試作機が完成した。
(「技術的に見るべき所がない」とは言ってはいけない)
試験の結果、ノール SS.10の空中運用は十分に可能であると判明したが、その母機として本機は力不足であると判断された。
当たり前な話である。
最高速度が300km/h未満でかつ満足な装甲も無い航空機が正規軍同士の大規模戦闘で活躍できる余地など最早この世界には存在しない。
しかし逆に言えば、正規戦以外ならばまだ使い道があった。
そして、当時のFFRは正にその「不正規戦」の真只中だったのである。
そこでFFR空軍は本機を『軽攻撃機』として採用、『ポテ 75』と命名された本機はFFR初の制式採用機となった。
その後はエストシナ植民地やアフリカ州における治安維持戦に従事し、地上部隊への近接航空支援に活躍することとなる。

669 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/07/28(金) 23:34:13 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [131/216]
以上です。
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こちらの世界では100機の正式発注を受けながら、予算削減のあおりを受けてドタキャンされた可哀想な子であるポテ75ちゃん。
ですが日蘭世界では他に適当な機体もないので頑張ってもらいます。
後この子、正面から見るとどことなくA-10に似ているのがチャームポイント。
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最終更新:2023年10月22日 23:42