876 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/06/25(日) 23:11:45 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [62/79]
征独世界支援SS——Ⅳ号戦車Ⅱ型C/L——

Ⅳ号戦車Ⅱ型のヴァリエーション。
戦争後半の主力である。

まずC型について述べる
主な変更点は、車体前面装甲を100㎜に増圧。見かけ上の厚さは140㎜に迫る。
これでも連合国軍のセンチュリオンや三式中戦車の主砲である17ポンド砲に対して劣勢であるが、生存率は確実に向上した。
更に、エンジンをマイバッハ社製HL 157P直列12気筒液冷ガソリンエンジンに換装したことにより馬力はほぼ倍増している(300→550馬力)。
これでもパンターの8割ほどであるが、重量はパンターの6割強であるため機動力はパンターを凌駕することとなった。
運用上は装甲強化よりむしろこちらの方が重要であり、この機動力を活用した戦術機動により連合国軍は幾度も敗北の苦渋を舐めることになる。

総合評価としては、攻撃力は据置きながら、防御力及び機動力を強化した正当進化系と言える。
特に機動力は「軍馬」に再び竜騎兵としての活躍の場を与えるに至る重要な強化である。



一方のL型であるが、こちらは攻撃力の強化を目標に開発された。
具体的には主砲が100口径7.5cm砲に換装されている。
これは本来パンターへの搭載が予定されていた新型砲であるが、高価なパンターで試験して失敗した際の損失が問題となりより安価なⅣ号Ⅱ型にお鉢が回る事となった。
そんな何とも言えない経緯がある砲であるが、威力は本物であり硬芯徹甲弾を使用した場合距離1000mで180mmの装甲板を貫通できる。
これは、英国のセンチュリオンや日本の三式中戦車をも正面から撃破可能な数字である。
しかしながら、その長大すぎる砲身は運用上問題となる。
走行中に木々に引っ掛かることもしばしばで、行軍が中断することもあった。
さらに、本来はパンター用の砲であったため、より軽量小型であるⅣ号Ⅱ型に搭載するのはやはり無理があり重量バランスが前方へ偏るという問題が発生した。
そのため、本車両は制式採用されたものの主力とはならず、限定生産された物は各部隊の切り札的運用をされ主に待伏せに使用された。
それが上手くはまった場合、米軍のM26重戦車1個中隊を1個小隊で撃退したなどという戦果も挙げている。

なお、本車両の型式であるが本来はD型となるところである。
しかし、計画時のその長砲身から「ラング(Lang)」と呼称されそれが正式名となった経緯がある。

877 名前:モントゴメリー[] 投稿日:2023/06/25(日) 23:12:15 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [63/79]
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
久々に征独世界を書かせていただきます。

「軍馬」の物語はまだ終わりません。
終わらせてたまるものか…!!

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最終更新:2023年10月26日 23:48