570 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/10/02(月) 03:01:51 ID:p380185-ipbf501imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [7/38]
【ネタ】OGクロス会話集・ファンタジールート編 【時系列デタラメ】 その4
「これから陸上自衛隊極秘裁判を行う。
弁護士はつかんし、弁明の機会はない。
最後に言い残す事はあるか?」
「か、彼女の友達が、自衛官紹介してほしいって言ってました!
もちろん女友達ですっ!」
「こ、こっちも似たようなこと言ってました!
できれば曹や幹部が良いそうです!」
「そういう事は早く言え!
で、いつ会えるんだ?」
邪神紛争が原因で口減らしのために故郷を離れたエルフ、ダークエルフの女性と付き合い始めた同僚をシメていた自衛官たち、自分たちもお近づきになれると知ってあっさり態度を変える。
「総理、知ってますか?
最近自衛官と特地の女性が接近しているというのを」
「知っとるよ。
まあ特地の特地の武家社会も真っ青な男尊女卑の連中に比べれば遥かにやさしい日本の男と、ああ……何というか……その……日本より注文が少ない特地の女性。
まあ仲良くなるのは自然だわな」
「のんきにしている訳にはいきませんよ。
防諜もそうですが、もし結婚ともなればそれらの法整備も必要になります。
年金ひとつとっても、地球人と寿命の長さが違う種族だった場合どうバランスを取ればいいか――」
特地の住人をどう扱うべきか話し合う平成日本の閣僚たち。
「役人は災害時の避難所って言ってますけど、ここって――」
「黙って手を動かせ」
「……はい」
日本各所に急速に整備される避難所を作る作業員たちの会話。
本当は何に備えているかは言わずとも皆が理解していた。
「新しい師団が用意できるのはいつになるか……」
「普通科師団を減らしてASやカタフラクトを主力にした機動師団を作るのはどうだ?
それで人員を抑えよう」
「給与と任期満了金が上がり、ロボット兵器が使えると知って入隊してくる連中が少しは増えたが――特地に送った分を穴埋めするだけで精いっぱいだ」
陸上自衛隊高官の会議。
時代の変化に四苦八苦していた。
571 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/10/02(月) 03:02:58 ID:p380185-ipbf501imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [8/38]
「美味しかったぁ……」
「やっぱり扶桑人は米――それも扶桑米食べないと駄目だねぇ」
「缶には日本産って表記されてるけど?」
「うっ……うるさいなぁ」
連合が送ってきた白米、野菜と鶏肉のカレー、福神漬けの缶詰を平らげた扶桑のウィッチたち。
皆、満足気であった。
「今日の晩メシはなんだ?」
「鶏肉と野菜のアヒージョ、チュロス、ソパ・デ・アホ、ナッツとドライフルーツ。
酒も配給された。赤ワインだ」
「ヒスパニア料理か――酒、これだけ?」
「贅沢言うな……気持ちは分かるが」
戦友から連合が送ってきた食料で作った料理が乗った使い捨てプレートと、紙パック(180ml)を受け取るカールスラント兵。
皆、配給の酒の量だけは不服な模様。
「お母さん……」
「やめてよそういうの!」
「で……でも……」
欧州で連合が送ってきた戦闘糧食のジャスミンライスとゲーン・マッサマンの缶詰が手元に届き、思わず泣きそうになるシャムロのウィッチがほかのウィッチに叱られる。
「新型の超力戦艦のテストが終わったと思ったら、今度はゲート先の浄化作業……休みなしで……」
「坂上君! これは誰かがやらねばならん事で、誰でもやれることではないのだ!!」
「は、はいぃ、すみません矢部野さん」
新たに特地入りする対オカルトの人員。
非常事態で休みのないことを嘆く若手を先輩がどやしつける。
『まいりましたね、宇宙人に間違われるとか』
『まあ、ある意味間違いではないが……』
『『カシオペア座の第28惑星系の人間だ!』とか言ったら、絶対に信じてたましたねあれは』
「やめておけ鈴木中尉。収拾がつかなくなる」
助けた現地人を町へ送り届けた時に、宇宙人に間違われた迫水隊の会話。
572 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/10/02(月) 03:03:51 ID:p380185-ipbf501imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [9/38]
「次はアフリカですか」
「ああ、オーラバトラーの砂漠戦のデータが欲しいようだ」
「スカンジナビア半島からサハラ砂漠……」
「いきなり環境が変わるが、体調管理を万全にな」
「「「了解」」」
迫水隊に新たな命令が下される。
「うぇ……酒どころか肉や魚、乳製品も週一回?」
「修行僧みたいですね」
「まあ、アスリートだからな。
今は軍にいるからそこまで節制できないが」
「そんな生活して何が楽しいんだか」
坂本光がサハラに居るのウイッチが飲み会を誘ってきたのを断った際のやりとり。
「うわぁ、おっきい!」
「ヒカル大尉が7フィートで、チャンピオンのジャック・ハンマーとかいうのが8フィートとか……」
「相手はコーディネイターだからね。
一時期一部の小金持ちが、子供を使ってスポーツで儲けようと遺伝子操作したんだ……」
「まるでモロー博士の島ね……」
たまたまネウロイの襲撃が無く暇になったウィッチたちにせがまれ、坂本光のタイトル挑戦の試合の動画を見せる大野雄大。
ガンダムファイターがいる世界のトップレベルの格闘家の試合映像は、ウィッチたちも驚いた。
「すごいじゃなか。あんな風に投げられたのはひさしぶりだ」
「レスリング自体は小学校の時に親にやらされていたんで」
「やらされていた?」
「自分からやりたいと思って始めたわけじゃないんです。
でも楽しかったからのめりこんだんだけど……ああ……まあ色々あって辞めることになって……」
声をかけてきて、一緒にレスリングのトレーニングをした現地の兵士と話す大野雄大。
初めての大会で自分より上の学年の選手たちを相手に3位入賞したのに優勝しなかったと平手打ちと罵声を浴びせた母と、浮気相手と遊ぶのに忙しくて妻の子供への虐待に興味を持たない父のことを思い出し少し落ち込む。
573 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/10/02(月) 03:06:00 ID:p380185-ipbf501imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [10/38]
「今度はVACガンヘッドのUNACタイプか……」
「休む暇もない」
「やはり大規模作戦が?」
「ああ、多分な」
テレポートパイルの操作員、
ストライクウィッチーズ世界の欧州へ運ばれてくる物資の量を見て大規模な作戦があることを察する。
「今度は元の世界へ……」
「坂上君――」
「わかってます、わかってますから……」
本国に帰ることになった対オカルト部隊。
その扱いはブラックだった。
「本国に召還? 何かあったんですか?」
「分からん。だが命令は下った」
「……いやな予感が……とても嫌な予感がします」
「大野臨時少尉、それはニュータイプの勘か?」
「……はい。そう受け取ってもらっても構いません」
迫水隊に本国への召還命令が下る。
アポカリプスの始まりであった。
「こんなに沢山――
でもどうして急に?」
「今を逃すと二度と貸せなくなりそうなんでな」
「えっ!?」
ゲートから元の世界に向かう直前たまたま伊丹耀司に会った坂本光、今まで貸し出していなかった仮面ライダーシリーズの映像を貸し出す。
その際の発言に不穏なものを感じる伊丹。
574 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/10/02(月) 03:07:17 ID:p380185-ipbf501imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [11/38]
キャラクター設定
坂上 錬司
ヤタガラス所属の若きサマナー。
非転生者。
都落ちした陰陽師を祖に持つ地方の退魔師一族の出身で、封魔管の扱いや人払い、追跡捜査、封印、浄化など色々な術を受け継いでいる。
L5戦役直後に裏で活動していた魔術結社と偶然遭遇して、悪魔召喚機を入手。以降その結社との戦いで覚醒し、たった一人で壊滅させた。
その一件によりヤタガラス他の霊的機関に知れ渡ってしまう。
放っておかれるわけもなく各組織が話し合いの末、ヤタガラス直属になった後で少尉待遇で軍に出向ということが本人を無視して決まる。そのせいで入った進学校から通信制高校に転入させられた。
基本的に真面目だが、世間知らずな所があってたまにボケる。
ただ仲魔にはクセの強い側面が発露した者が多く、召喚時には突っ込み役に回る事が多い。
女悪魔にはモテるが、本人自体は仲魔(男)たちに「石の擬人化。草木の方がまだ子孫残す意志がある」と言われるほど鈍感。そのため女悪魔からの制裁を受けることもある。
矢部野 彦麿
ヤタガラス所属の術者。現在は現在は大尉待遇で軍に出向中。
非転生者。
葛葉四天王のサポートも数多くこなしている。
最近は坂上蓮司とコンビを組むことが多い。
上層部からも信頼される技量の持ち主。
基本的に陰陽師のような狩衣を纏っている。
20代後半だが、実年齢より10歳上に見えられる容姿を少し気にしている。
本人のせいではないが、名前、容姿、声色、口調が多くの転生者の腹筋に大ダメージを与えている模様。
575 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2023/10/02(月) 03:09:48 ID:p380185-ipbf501imazuka.yamagata.ocn.ne.jp [12/38]
以上です。
まとめへの転載は自由です。
最終更新:2023年10月16日 20:42