589 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/10/17(火) 18:34:18 ID:softbank126036058190.bbtec.net [106/204]
憂鬱SRW ファンタジールート 証言録「装備をめぐるエトセトラ」+502JFW装備設定
「結局M2に落ち着きましたか」
「はい、重量としては重たいですけど、質量はやはり正義ですから」
「まあ、そうですね……12.7㎜と7.62㎜では質量として結構な差があります。
雁淵軍曹のように魔力が少ないなら、武器側で補うのも一つの手ですからね」
- エネラン戦略要塞から502JFWへ向かう前の準備の中で、装備担当者とひかりの会話。色々迷って相談した結果、M2を頼ることに。
「あとは……ああ、MP5AMBですか。予備兵装として割と人気ですからね」
「こっちの携行性に優れたサブマシンガンとかもいいと思ったんですけどね……」
「イングラムやUZIなどになると、本当にバラまくしか使えませんから、実はお勧めできないんですよね」
「最低限小型を打ち落とせるくらいじゃないと困りますもんね」
- 同上。マシンガンなどは複数の種類が平成世界から輸入されていたが、対人想定設計のため、対ネウロイという篩にかけられていくつも脱落していった。
「……拳銃に、それですか」
「いや、アハハ……ヴェルクマイスター大佐の命令なので」
「……わかりました。いえ、そういう指示ならそうですかと言わざるを得ませんけどね?
装備を揃える個人としては、単発しか撃てない銃がサブウェポンというのは……」
「……じゃあ、一応選んでおきます」
- 同上。ライトニング・コンテンダーだけではさすがにということから、9㎜パラベラム弾を使用するM1911も支給されることとなった。
「魔導クロスボウにグレネードランチャーに使い捨てロケットランチャー、あとはショットガンですか」
「随分と羽振りがいいですね、新型もいくつも送ってくるなんて」
「雁淵軍曹を送ることについての埋め合わせ、ということなんでしょうか?」
「……まあ、道具に罪はないので、有効活用しましょう」
- 補給物資の目録を確認するサーシャとロスマンの会話。ひかりの着任に合わせ、502JFWには試作品を含む新型装備が複数届けられた。
「お、うち(101)にも新装備来たね」
「レールスマートガン……改良型のアサルトライフル……ビット兵器……え、火炎放射器?」
「エーテル式の火炎放射ってありますが……これで敵をあぶるのでしょうか?」
「試作品の実地テストってことかな?」
- 新装備などを受領するオーカ・ニエーバの会話。割とゲテモノも混じっており、歴戦の彼女らを驚かせる。
590 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/10/17(火) 18:35:03 ID:softbank126036058190.bbtec.net [107/204]
「支給されるのはどいつもこいつも同じような武器ばっかりかよ」
「文句を言うな。使用銃弾と銃の規格の統一によって兵站管理は劇的に改善したんだ」
「ウィッチの要望だぞ?」
「管野は扶桑の出だったな?
その扶桑からお前の愛用の銃と銃弾をわざわざ持ってくる時間も労力も考慮しなければならないのが軍だ。
それとも、手元にある武器で戦うのは慣れていないか?」
「くっ……やってやるよ」
「上々だ」
- 502JFW結成時のラルと管野の会話。兵站の面から九九式二号二型改13mm機関銃からM2へ主兵装を交換することになる。
「管野、その手甲は?」
「これは俺の装備だ。装備するように命じられているからな」
「なるほど、ヴェルクマイスター大佐の指示か」
「……まあな」
「だからお前を引き抜くのは本当に苦労した。
あの大佐のお眼鏡にかなった人材だから、どこも欲しがっていてな」
「ちょっとばかり世話になった程度なんだけどな……」
- 同上。管野に与えられた手甲は、数々の激戦やオーバーロード作戦を超えて持ち主を支え続けていた。
「ふぅん……作った国は違っても、同じ銃弾が使えるんだ。いいねぇ……」
「そんなもんか?」
「スオムスだと各国から送られた物資の兼ね合いがね……武器とかもバラバラなものだから結構苦労した覚えがあるよ」
「そうか……」
「だから、ここだとそこが統一されているだけでもすごい助かるんだよね」
- 502JFW結成直後のニパと管野の会話。NATO規格で統一された銃火器はスオムス出身のニパからすれば極めて画期的であった。
「隊長、私の装備についてはその後どうなりました?」
「問題なく手配が済んだ。しかし、思い切ったものだな、使い慣れた武器の手配も可能なのだが」
「より良いものを使ってネウロイを倒す。そうしないとならないのをよく知っていますからね」
「……それを言われると痛いな」
- 502JFW結成時のラルとサーシャの会話。オーバーロード作戦のことがあり、サーシャは惜しみなくスペックに優れた武器を採用した。
「このオラーシャでも随分と潤沢な装備と設備があるんですね」
「ああ、地球連合のお陰でな。特にストリボーグ艦隊の輸送艦隊のお陰で物資にも娯楽品にも困らん。
それに、ここの設備を拡張したのも地球連合だ。元要塞だったはずだが、すっかり現役の要塞にリフォームされてしまったよ」
「なるほど……その、補給艦隊の次の寄港はいつでしょうか?ぜひとも取材したいのですが」
「悪いが軍機でな……」
「あら、残念」
- 502JFW結成直後のラルとデビー・シーモアの会話。502の後援には地球連合がおり、国力に任せた潤沢な支援があった。
「皆、先だっての大型ネウロイの撃墜ご苦労だった。
502の武勇と実力を知らしめることができ、尚且つオラーシャ方面を支える一助となれることを証明できた戦いだった。
派手にストライカーユニットは壊れたが……それに関して、朗報がある。サーシャ」
「はい、皆さんの活躍が認められ、予備のストライカーユニットが支給されることになりました。
ティル・ナ・ローグを通じて、完全に予備であり補機となるものです」
「マジかよ、やったぜ!」
「パーツが無くて困るなんてことにならないの!?」
「うれしいねぇ、性能がいいのが欲しいね」
「静かに!特によく壊している3人!
……あくまでも予備機であり、502が苦慮している状況を助けるためとのことです。
壊していいということではありませんので、そこは勘違いしないように」
- ペテルブルグ防衛戦後の502JFWのブリーフィングにて。ティル・ナ・ローグからアイビスやバーミュラスの提供が発表された。
591 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/10/17(火) 18:36:02 ID:softbank126036058190.bbtec.net [108/204]
おまけ【502JFW装備設定】
全長など:MG42に準じる
設計・開発・改装:カールスラント
使用銃弾:7.62x51mm NATO弾
使用者:
ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン、ヴァルトルート・クルピンスキー
エディータ・ロスマン、グンドュラ・ラル
概要:
カールスラントに出自を持つMG42を、NATO規格に合わせて再設計、7.62x51mm NATO弾へと使用銃弾を変更したモデル。
平成世界などからもたらされた情報とNATO規格により、実質的にMG3とほぼ同じような銃として完成を見た。
これの開発と早期の完成には平成世界からMG3の現物が持ち込まれ、カールスラントに対して提供されたというのが大きい。
生産にあたっては地球連合も大きく関与しており、生産設備及びマザーマシンの提供などで貢献している。
また、すでに一般化していたエーテルエンチャントなどの強化技術の大本は地球連合の組織から提供されたものである。
502においてはカールスラント系装備を使う人員がこのMG42を運用している。
NATO規格で統一ができるということ、カールスラントが補給兵站面で後援しているなどが理由となっている。
とはいえ、完全に他の銃火器を駆逐したというわけではなく、予備あるいは員外装備として各員の持ち込んだ銃火器は保管されており、使用も認められている。
全長など:史実ブレン機関銃L4に準じる
使用銃弾:7.62x51mm NATO弾
使用者:ジョーゼット・ルマール
概要:
平成世界からもたらされた7.62x51mm NATO弾に対応したブレン軽機関銃の情報をもとに製作された機関銃。
ブリタニアにおけるNATO規格導入に合わせて開発されており、使用感が似ていることからジョゼは使い続けている。
全長など:オリジナルに準じる
使用銃弾:12.7×99ミリNATO弾
使用者:
管野直枝、雁淵ひかり、下原定子、管野直枝
モートラート装着者など
概要:
ご存じアメリカ合衆国の送り出したジョン・ブローニングの開発した重機関銃。
有名すぎるので本銃そのものの説明については省く。
502JFWにおいては、一部のウィッチ及びモートラートを装着する一般兵、魔導士などが用いる銃火器として普及している。
その他にも装甲車や雪上車、拠点備え付けの自衛火器の一つとしても採用されており、極めて汎用的に運用されている。
MG42-mod.NAと同様に、全体にエーテルエンチャントによる強化が施されている。
その他にも地球連合の手により使用する銃弾の火薬や弾頭なども強化が加えられており、そのスペックは平成世界のそれを超えている。
592 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/10/17(火) 18:36:42 ID:softbank126036058190.bbtec.net [109/204]
- PSR-1100G プリンストン ストライカーライフル
使用者:管野直枝 ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン、アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン
使用銃弾:7.62x51mm NATO弾
概要:
説明不要のCMA製航空戦特化型アサルトライフル。
502JFWには優先的に提供されており、各員の判断で使用されている。
性能的には同じ7.62x51mm NATO弾を用いる銃火器より上であるが、扱いに習熟している銃を選ぶウィッチが多い。
とはいえ、戦闘でぶっ壊したり落っことして回収できなかったりするケースもあるわけで、その際の代用として使われることがある。
具体的な個人名をあげると、502では管野やニパはそれなりにお世話になっている。
他の使用者として、サーシャも502JFWに招聘された時から、DP28の代わりに性能の優れた本銃を用いている。
- PHR-994 クロースレー ヘビーストライカーライフル
使用者:アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン
使用銃弾:20x144mm CMA弾
概要:
説明不要のCMA製対ネウロイ大型ライフル。
PTRS1941対装甲ライフルの上位互換武装ということで、こちらを使用している。
念のために慣れ親しんだPTRS1941も持ち込んでおり、時折持ち出して運用している。
使用者:管野直枝
設計・開発・製造:シティシス
動力:ウィッチ直接供給/エーテルコンデンサー複合方式
概要:
管野直枝の用いる装備。
シティシスにおいて固有魔法の修練を積んだ際、リーゼロッテから選別として送られた。
手指の動きを邪魔しないようにしつつ、手の甲から前腕部までを連合製の軽量合金で保護する防御用の装備である。
エーテルエンチャントも施されており、見た目に関して軽く、それでいて非常に強度に優れている。
魔力を蓄えるコンデンサーも内蔵されており、圧縮式超硬度防御魔方陣の効力を高めることが可能。
ただし、固有魔法の再現にまでは至っていないため、シールドを圧縮して叩きつけるのは使用者の能力に依存する。
この性質から、実質的に管野専用の装備であり、この世に二つとないレアものである。
開発者曰く、本当は固有魔法を組み込んだパイルバンカー付きのシールドにしたかったそうだが、流石に止められた。
593 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/10/17(火) 18:38:10 ID:softbank126036058190.bbtec.net [110/204]
以上、wiki転載はご自由に。
ふと思い立ったので装備に関する証言録を。
作品上の都合で差別化のためもあるんでしょうけど、使っている武器やストライカーユニットがほぼ全員バラバラとかやばくないですかねぇ…?
それに作品の都合上とはいえ、戦闘要員が衣食住医の管理までやらないとならないってやばくないですかね?
ここら辺は統合航空戦闘団設立時にリーゼロッテさんがツッコミ入れてある程度は改善していますね。
まあ、札束と物資と生産力と輸送力で文句たれる奴の頬を軽く往復ビンタした程度なんですが。
最終更新:2024年07月05日 20:36