837 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/10/20(金) 22:19:59 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [88/115]
ポリコーラル世界支援SS Yak-131軽戦闘機

【概要】
Yak-131はロシアで開発された軽戦闘機であり、高等練習機であるYak-130を基に開発された。
既存インフラを可能な限り活用したことによる生産性の高さから、欧州広域支援機構(略称EORS)各国軍に広く採用され、数の上での主力戦闘機となっている。

【開発】
Yak-130は、飛行安全性と戦闘能力の優位性を高めるために4重の冗長性を持たせたフライ・バイ・ワイヤに代表される機構により第4.5世代機の飛行特性を再現できる優秀な練習機である。
つまりは、この1機種で飛行訓練生に対して第4、第4.5、第5世代戦闘機の飛行方法を短い時間で習得させることができるのだ。
それでいてユニットコストは750万米ドルとF-16戦闘機の4割ほどである。
(国内調達価格。輸出する場合は1500万米ドルとなる)
またロシア機らしく未舗装の滑走路からの運用も配慮されており、降着装置には低圧タイヤを装備し、エンジン吸気口には異物吸入を防止する開閉式カバーを備えている。
そのような優秀な機体を戦闘機へと活用しようとする動きが出るのは必然であったかもしれない。
(開発当初よりCOIN機としての運用は想定されていた)
こうした経緯により軽戦闘機ヴァージョンの開発は行われ、2021年7月に開催されたモスクワ・ジュコーフスキー飛行場での『MAKS国際航空ショー2021』にて計画が披露された。
その後音沙汰が無く、ウクライナ戦争によりほぼ凍結状態となっていたのであるが、世界情勢の激変がその流れを変えた。
安価で扱いやすい戦闘機が1機でも多く、それも早急に必要となったのである。
そこでロシアは本計画を再始動させ、戦力化を急いだ。

838 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/10/20(金) 22:20:29 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [89/115]
【設計】
Yak-130からの最大の変更点は、エンジンの換装である。
イーウチェンコAI-222-25ターボファンエンジン2基からクリーモフ VK-10Mターボファンエンジン1基へと変更された。
エンジン数は半分になったが、出力は2倍以上(21.58 kN×2から107.9kN×1)となり、純粋なエンジン出力だけならスウェーデンのグリペンやインドのデジャスといった本職の戦闘機よりも上となった。
これにより最高速度は音速を超えマッハ1.2前後を記録している。
しかし、元々の機体設計が超音速を想定していないためエンジン出力に比して効率が悪い。
(トルコの超音速練習機”ヒュルジェット”が85kNクラスでマッハ1.4である)
また、機体形状はある程度ステルスを意識しているが、電波吸収塗料などは装備されていないで実質的なステルス機能はない。
しかし、仮想敵筆頭であるリベラル革命諸国ではステルス戦闘機はおろか超音速戦闘機すら維持するのが困難な状況であるので問題とはされていない。
(申し訳程度のステルス機能よりも数が必要なのである)
懸念となるのは文明を維持しているイスラエルであるが、こちらに関しては電子戦で対抗する予定であり、電子戦装備のYak-131PPも製造されている。
肝心の武装はハードポイントが9個装備されており、そこに合計重量3000㎏までの各種ロシア製兵器を搭載可能と必要十分なペイロードを確保している。

【運用】
本機は練習機の改良であり、かつ戦前から開発が進められていた機体であるため大きな問題も起きず短期間で生産体制の構築に成功した。
そしてロシアでは補助戦力として、他EORS加盟国では実質的主力戦闘機として運用されることになる。
なお、トルコは最後まで自国産のヒュルジェットの採用を主張した(実際、カタログスペックではこちらの方が上である)が、ベラルーシを始め前身のYak-130練習機を導入していた国が旧東側諸国を中心に数か国あり導入コストが安かったため本機に軍配が上がった。
(トルコはヒュルジェットと本機の2頭体制を採っている)

839 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/10/20(金) 22:21:33 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [90/115]
以上です。
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トゥ!ヘァ!さん支援シリーズでございます。

といっても史実Yak-131そのまんまですが。
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最終更新:2023年11月03日 20:11