924 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/10/23(月) 21:36:42 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [108/115]
ポリコーラル世界
支援SS Yak-133襲撃機
【概要】
Yak-133はロシアで開発された襲撃機であり、Su-25の後継機である。
Yak-131軽戦闘機と同様に高等練習機であるYak-130を基に開発されており、Yak-131と同じく優れた生産性と操縦性から欧州広域支援機構(略称EORS)各国軍はもとよりロシア空軍でも主力攻撃機の地位を確固たるものにしている。
【開発】
本機の源流はPSShまで遡る。
Perspektivnym Samoletom Shturmovikom(将来襲撃機)計画と命名されたそれはSu-25襲撃機の後継機を選定するための計画であった。
そこにヤコブレフ社が提出したのがYak-130を基に設計した本機である。
しかし、ロシア空軍からは”機体が小型過ぎ、乗員防御の不足する”という評価がなされ落選。
スホーイ社が提出したSu-25の直系子孫がその座を射止めた。
されどPSShは2016年に中止されSu-25の後継機開発は停止された。
(代わりに近代化改修機であるSu-25SM3が開発される)
そして時は流れてロシアをめぐる世界環境が激変した時、ロシアには頼りとするべきシュトルモビークは数十機のSu-25しか手元にないという惨状と相成ったのである。
Su-25自体は未だに世界最高峰の襲撃機であるが数十機では数が少なすぎる。
再生産しようにも、国内で唯一の生産拠点であったウラン・ウデ航空工場でも2017年に生産を終了していた。
(治具すら解体しているのだからどうしようもない)
そして後継機はPSShと共に夢と消えている。
だからロシアには、もう本機しか残されてはいなかった。
一度不採用とした本機しか。
こうしてYak-133は再び歴史の表舞台に立ったのである。
925 名前:モントゴメリー[sage] 投稿日:2023/10/23(月) 21:37:14 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [109/115]
【設計】
基本設計はYak-130を踏襲している。
兄弟機とも言えるYak-131との相違点は装甲の有無とエンジンである。
襲撃機たるもの、装甲を積んでいなければ話にならない。
そこでSu-25に倣い操縦席とエンジン部分に装甲を追加している。
しかし、その能力はSu-25のそれと比較して限定的でありロシア空軍としては非常に不満が残る結果となっている。
しかし元が練習機であるためこれ以上の改装は飛行性能に無視できない悪影響を与えるため不満は飲みこまれた。
エンジンに関しては元型機から引き続きイーウチェンコAI-222-25ターボファンエンジン2基が搭載された。
これは、被弾する可能性が高い襲撃機では単発より双発エンジンの方が生存性が高くなると判断されたためである。
Su-25と比較すると合計出力は半分以下であるが、機体重量も同様であるため最高速力はほぼ同等の950km/hを発揮する。
襲撃機が音速以上で飛行する必要性は乏しいためこれは許容された。
(なお、最大の理由はクリーモフ VK-10MエンジンがYak-131用の生産で手一杯だと言うのは伏せられた)
ペイロードはYak-130や131と同様に9個のハードポイントに合計3000kgまで各種武装を搭載できる。
この数字はSu-25の約2/3、PSShの半分である。
当然ロシア空軍としては認めたくない数字であるが、すぐに用意できる機体がこれしかないのだから受け入れるしかなかった。
なお、生産コストに関してはSu-25の8割前後である。
【運用】
本機は、ロシア空軍から見ると要求未満の性能しか発揮しない落第機である。
(だからこそ一度不採用となったのだ)
しかし、急変した世界情勢に対応できる襲撃機は本機しかなく、苦虫を?筋み潰しながらも本機を採用するしかなかった。
しかし、機体の素性そのものはYak-130や131同様に申し分ないものであったためEORS各国空軍には干天の慈雨に等しかった。
その優れた生産性の高さから比較的早く前線に行渡り、主に欧州革命国家に対する阻止攻撃に活躍することになる。
一部の関係者からはYak-131よりも重要な戦力であると評価されたほどである。
926 名前:モントゴメリー[] 投稿日:2023/10/23(月) 21:39:12 ID:116-64-135-196.rev.home.ne.jp [110/115]
以上です。
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戦車の人氏も陣龍氏もみんなみんな「攻撃機」っていうから、本物の襲撃機用意したぞオラァァン!!!!
最終更新:2023年11月03日 20:13