763 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:11:23 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [175/187]
日本連合 日本 第七話 中南米事情 南米円の誕生


今回話すのは既存秩序崩壊前後の中南米事情である。

この地域も例に埋もれず世界経済崩壊の影響を多大に受けていた。

まずは最初に南米事情。

元から政局が荒れに荒れていたベネズエラは崩壊。
富裕層は富裕層たる権威付けが失墜し、武装した貧困層を主軸とした革命軍が跋扈し、元正規軍を引き入れた麻薬マフィアが好き勝手に暴れていた。
貧民がスラム事焼かれたと思えば次の日は元富裕層が串刺しとしてさらされ、モヒカン脳のマフィアが元気に略奪を仕掛けるそんな毎日である。


コロンビアはどうしようもない不景気の波に流されコロンビア革命軍が復活。
しかし時を同じとして武装難民を引き入れた現地マフィアも蜂起。
コロンビアは革命軍、コロンビア政府、武装マフィアの三極に分かれ混沌を極めていた。


他の南米諸国も似たり寄ったり。
経済は失墜し失業者で溢れ、元からあった反政府ゲリラやマフィアなどが元気に暴れまわるようになり、国内難民や他国から逃げてきた難民が武装民兵と化していった。

そんな情勢の中で動いた国々がいた。
ペルー、チリ、エクアドル、アルゼンチン。
アルゼンチン以外は太平洋に面した国々である。

彼らが行ったことは何かと言うと日本への全力土下座外交からの経済支援のお願いであった。

代わりと言っては何だが各種輸出品への関税取り下げと自国市場への参入自由許可。
つまり経済的に傘下に入りますので助けて!というヘルプコールである。

殆ど経済植民地化を受け入れると言わんばかりの条件であったが、当の令和日本とその後ろにいる日本連合はこれを飲んだ。

日本目線からすると今すぐ欲しい市場と言うわけではないが、インド以西の中東や欧州があんなことになっているので、将来的に経済が安定、成長していけば現在の東南アジア、オセアニア以外の市場が必要になると理解していた。
そのための取っ掛かりを作るため今回の経済支援を進めることとしたわけである。

そうして一部の南米諸国は経済的な自由を失う代わりにギリギリのところで安定を得たのであった。

そんな一部南米諸国の中で取り分けて面白いことになったのがアルゼンチンである。
この国は日本の支援を願い出た国の中では唯一太平洋に面していない国であり、古くは先進国にも数えられた国家で、現在では国家デフォルト常連の万年駄目経済国家であった。

そんなアルゼンチンであるが世界経済崩壊の影響を勿論受けた。
受けた結果が物々交換の復活であった。

なんじゃそりゃという話であったが元々アルゼンチン国民自身が自国通貨を欠片も信用しておらず、ついに来るところまで来たなぁと言った感覚から改めて物々交換が復活したわけである。
政府への抗議も起こったりはしたが、よその国ほど過激にはならなかった。
こと経済に関しては国民が元から政府に期待していなかったというのと、抗議しても金が沸いてくるわけではないという認識からくる非常に下向きな平和であった。

そんな中でアルゼンチン政府がは開き直り々的に物々交換レートはこんな例があるようですね!という物々交換レート比較表を政府ホームページや役所などで公開。
むしろこの流れに全力に乗っかりにいったのだ。
正に政府自身も自国通貨と経済状況を欠片も信じていなかった結果と言えよう。

このため経済崩壊しながらも他国と比べそんな酷く治安が悪化することもなく(元から治安が悪いという点もある)、貨幣への信用が消え去り物々交換が復活する奇妙な情勢が誕生することとなる。

因みにこの手の物々交換の復活はアルゼンチンのみならず多かれ少なかれ世界中で起きていたことである。

764 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:12:34 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [176/187]
無論アルゼンチン政府は流石にずっとこのままじゃいかんと思っており、その結果行動が太平洋側の南米諸国との日本への経済支援願いであったが、そんな中で他の国々と趣の違う提案を行っていた。

それ自国通貨としての円の導入である。

当の令和日本からすれば「ええぇ…」といった印象であったが、実権を持つ日連からはおもしれーやつ!判定をもらい無事日本もとい日連の経済的な保護下に入ることに成功。
エクアドル、チリ、ペルーに先駆け更に深く日本経済と繋がろうと目論んだのだ。

とはいえアルゼンチン的には割と前々から狙っていたことであった。
既存秩序時代は米ドルを自国通貨に導入することを掲げる政治家が人気であったように、前々から強力な国際通貨を自国通貨として導入することを虎視眈々と狙っていたのである。
今回の日本への嘆願はそれを狙っての行動であった。


しかしいきなりそうしますか!とはいかない。
日連からおもしれーやつ認定はされているが、流石に優先事項は令和日本の方が上であり、いきなり太平洋を挟んだ別の国に円を導入させるのでは諸々問題があるだろうと調整。

その結果誕生したのがアルゼンチン円である!

造幣から流通管理まで現地に日連が立てた外国派遣特務造幣局アルゼンチン支部という組織が行うため、ほとんどアルゼンチン政府の手から離れた代物であったが、当のアルゼンチン政府や国民はこれを歓迎した。
自分たちの経済センスを欠片も信用していなかったからだそうな。

当の日連も面白いデータが取れるかもしれないといった心持ちでこのアルゼンチン円の運用を開始していくこととなる。

つまるところアルゼンチンは実質日連にダイナミック身売りしたと同意義であった。

こうして南米にモルモット三号こと南米モルモット君が誕生した。
(一号令和日本、二号ラオス連邦)


さて。このダイナミック売国ともいえるアルゼンチンの行動に対して大きく反応したのは太平洋側に面したエクアドル、チリ、ペルーなど国々である。

自分たちも円通貨の導入をしたいという声を上げたが当の日本は日連と共に取り合えずアルゼンチン円の運営で様子見を見るからといったん拒否。
代わりにアルゼンチン円の運営が上手くいったら、それ流通させるという話で落ち着いた。

アルゼンチン円と名付けられているが造幣、運営権は日連が握っているものであるため、そこからくる安心感が上記三カ国を落ち着かせた。

最も内心アルゼンチンのやつは上手く抜け駆けしやがったと忌々しく思っていたが…


こうして日本からの支援、アルゼンチン円の始動、改めての各種交易の再開は南米経済だけではなく、太平洋全域の経済を活発化させていった。

因みに南米へと改めて経済が接続されたことにより改めて恩恵を受けたのはハワイやグアムに閉塞する旧米政府主体の正統米国政府であろう。

彼らは日本と南米を繋ぐ太平洋航路へ挙って参加し、持て余していた大型貨物船や時には軍用輸送艦まで使ってせっせと商品を運び、糧を得るようになった。

米国系PMCにおける主要業務の半分は冗談ではなく輸送業という話はここから来ているし、全くの事実である。


こうして既存秩序崩壊からどうにかこうにか復興が始まった南米諸国であったが、しかしそんな平和は長く続かなかった。

765 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:13:28 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [177/187]
傭兵大乱闘!

アルゼンチンのダイナミック売国や太平洋側諸国の日本経済圏への参加により俄かに復興が進みだしている中で、他の地域は混沌とした情勢を迎えていた。
ボリビア、ウルグアイ、パラグアイは国家機能が麻痺。
ブラジルは政府こそ生きていたが首都をリオデジャネイロへ避難。
ギリギリ南部地域へは政府の統制が届いていたが、それ以外は武装難民、マフィア、反政府組織、先住民と言った勢力が蜂起し、個々に独立宣言や紛争が勃発しており、ブラジル政府の管理下から外れることとなる。

ベネズエラは完全に世紀末化と化し、旧政府軍と民衆の革命軍、それらとは別の武装マフィア軍が暴れまわりまともな秩序は失われて久しかった。

コロンビアは政府軍と革命軍が何故か仲良く手を組んで麻薬組織率いる武装マフィア軍にレジスタンス活動を続ける毎日。
元々コロンビア革命軍の資金源がマフィアと組んでの麻薬売買だったのに、その部分だけ綺麗に抜けたのだからさもありん。
現在のコロンビアを支配しているのは武装マフィアであった。


このように南米の半分が世紀末的状況では太平洋側諸国+アルゼンチンが幾ら平和になろうと、それ以外の地域から難民やら人さらいやら麻薬やらが流入してきては元も子もないのである。

ということで日系PMC(令和日本系、日連系両方を指す)が派遣され、更には米国系を中心としたPMC組織も大々的に雇われ活動し始めた。

日系PMCに関してはいつも通り(正規軍を動かしたくないけど、実戦経験や兵器の実験はしたい)の理由であったが、米国系を中心としたPMCは改めて構築した陸上戦力の養育という側面が存在していた。

避難してきた旧米国民や欧米民、また亡命政府の物でもいいからと国籍取得を目指す難民などで作られた新米国陸軍のための経験値稼ぎである。
旧米陸軍と違いほとんどが素人から構成された新米陸軍は実戦経験に飢えていたのだ。

こうして改めて訓練をつけられた将来の新米陸軍を構成する人員たちはPMC名目で南米へと派遣され、現地軍や日系PMCなどと共に南米の不穏分子相手に激戦を繰り広げることとなる。

この流れに関してはオセアニア諸国や欧州系亡命政府にも伝播し、改めて再編、増強した兵士たちに実戦経験を積ませるために、南米へと積極的に派兵していくこととなる。

766 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:14:44 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [178/187]
中南米の情勢

さて。各国が実戦経験と外貨稼ぎのために傭兵を送り込み始めた南米であったが、その情勢も刻一刻と変わっていった。

日本に取り入ることに成功した太平洋側諸国やアルゼンチンは徐々にだが経済復興の兆しが見えだしており、治安崩壊した大西洋側とは真逆の状況となり始めていた。

復興の始まった太平洋側諸国では国家機能が崩壊し、難民生み出し放題となっていたボリビア、パラグアイ、ウルグアイなどへも徐々に介入しだし、同地域の治安回復と日本経済圏への取り込みを加速させていった。

この際頼れる武力であったが雇い入れた各国のPMC(派遣傭兵業)である。
支払いがアルゼンチン円、または日本円であったため外貨を欲した国々の多くは挙って軍事力を派遣しており、旧秩序時代に見られた国連軍のような多種多様な国々の軍勢が顔を合わすこととなる。


対して大西洋側では既存国家の大半は崩壊し、唯一正当政府が機能しているブラジルも政府は南部に閉塞し、過半の地域において影響力を喪失していた。

コロンビアとベネズエラは武装マフィアの持ちたる国となっており、逆に今まで主流であった政府や革命軍と言った人々は立場が逆転。
追い詰められた同士で手を組んでいるが、元々手段を択ばないマフィア軍相手には地下に潜んでの抵抗活動も上手くいかずにいた。

アンティル諸島やカリブ諸島地域でも国家崩壊からの内外から侵食してきた反社会勢力によって新たな治安体制が引かれ、カリブ海全域は国家と反社勢力の関係が逆転したかのような社会が誕生した。

中米地域によってほとんどの国家機能が崩壊しており、様々な武装勢力が入り乱れる戦国時代と化し、多くの戦争難民や現代に復活した山賊、海賊が周辺地域の治安を更に脅かしていた。

特にパナマは中米の中でも最大の武装勢力が占領しており、ここを中心として中米の武装勢力と南米、カリブ海のマフィア勢力が積極的な取引を行い、ある種の集積所、または経済的な中央地域(セントラル)となっていった。

これらの地域はパナマに引っ張られるように新たな経済圏が確立され、中米やメキシコ湾を通り、コロンビアやベネズエラ同様にマフィアが支配するメキシコへ商品が荷揚げされ、それが更に北米の自由民主連邦(リベラリスタン)やイミグラント合衆国、更には中部同盟地域に流れ、独特な経済流通を確立するまでとなる。

因みに商品の内容は麻薬(ヤク)、奴隷(シャチク)、児童臓器(ガキモツ)、武器弾薬(チャカとハナビ)、あぶら(石油やガス)、キラキラ(宝石や貴金属)など。


このように既存国家が復活し、秩序が回復しつつある太平洋側地域+αと反社会勢力が実質トップとなり、北米まで届く新たな経済圏を構築しだしている大西洋側という非常に対照的な状況なのが現在の中南米情勢と言える。


現在では小競り合い程度であるが、後に欧米亡命政権連合による北米奪還計画の際には、前作戦として、反社連合の経済力を弱める目的で、これら大西洋側勢力への武力介入が行われるのだが、それはまた別の時に話すとする。

767 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:15:50 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [179/187]
〇説明



  • アルゼンチン円
アルゼンチンが土下座した結果誕生した珍妙な通貨のこと。

造幣から流通に関しては日本から派遣されてきた海外派遣特務造幣局という組織が担当している。

日連直属の組織であり、貨幣、紙幣の造幣から流通までを日連製AIが判断。その予測にそって造幣と流通をコントロールするという試みである。

因みに運営権が完全に日連にあるのでアルゼンチン政府はオブザーバーとして参加しているだけなど実質財政機能が乗っ取られているに等しいのだが、彼らは特に気にしていなかった。

後に南米全土に普及していき、日本円に次ぐ地域通貨となっていった。

なおアルゼンチンがアルゼンチン円の運用に慣れた頃合いを見て、将来的に同政府へと特務造幣局含めた財務関係の権限の譲渡、返還も話されているが、現状アルゼンチン政府及び国民からはこのまま日連が運営してくれと反対されている。

768 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:16:40 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [180/187]
  • 大マフィア経済圏
南米から中米及びカリブ海を通してメキシコへ繋がり、更に西海岸やカナダ西部、果ては西欧やアフリカ西部にまで繋がる一大経済圏である。

別名大マフィア経済連合。略して大マ連。

主な商品は麻薬(ヤク)、奴隷(シャチク)、児童臓器(ガキモツ)、武器弾薬(チャカとハナビ)、あぶら(石油やガス)、キラキラ(宝石や貴金属)など。
以前は偽札も流通させていたが、世界経済が崩壊してからこれらも無価値なものとなった。

取引で基軸とされているのは各種麻薬。麻薬本位制である。

今まで裏でやっていた取引を大々的に表で行いだしたアウトロー経済圏と言える。

経済規模自体は既存の世界経済が崩壊して以降ではある意味最大規模の物であり、既存秩序崩壊後に構築された経済網としては目を見張る規模がある。

無論この無法者たちに立ち向かうレジスタンスも各地に存在しているが、元々下手な正規軍より強い武力を持ったマフィアも珍しくなかったため、既存秩序崩壊後は益々持って戦力増強されたマフィアに太刀打ちできず、各地で敗退するか、その支配下に組み込まれる事例も相次いでいる。


非常に強大な勢力の反面、その実態は各地の現地マフィアやギャング、売人、独裁国家が参加している巨大経済同盟であり、誰かが主導した確固たる集まりというわけではない。

このためマフィア同士の縄張り争いや対立関係なども存在しており、実態経済は日連や他国が危険視しているほど高くもなければ堅固なものではなかったという予測も立てられている。

反面どこかに大本となる存在がいるわけでもないため、一つの経済拠点が破壊されても、全体の崩壊にはならず、最悪は旧時代同様地下に潜り、アングラ経済を再結成するなど対処が非常に面倒。


戦力的な部分も既存世界崩壊後の現在ではかなりのものを保有している。
これは既存国家の戦力をそっくりそのまま取り込んだ組織が多かったため。
またどこぞの真っ赤な西欧と違い、技術者や生産拠点の類は出来る限りそのまま確保して流用しているなど意外と理性的な連中が多い。

このため国家崩壊の最中に正規軍を裏切りマフィアに寝返った兵士や、なんなら旧政府崩壊の切っ掛けやトドメとなった例も多い。
中米では特に軍が中心となりクーデターを起こして、軍事独裁国家を形成する事例が数多く報告されている。

このため新時代(既存秩序崩壊後の世界)においては珍しく旧時代相当の技術や戦力を受け継いでいる勢力が多いのが大マ連全体の特徴である。


だが、あくまでそれは総評。各戦力はそれぞれの地域の反社会組織や独裁国家などに属したものであり、NATOのような確固たる指揮系統が確立された軍事同盟というわけではない。

またあくまで旧政権時代の戦力や工業をそのまま取り込んだだけであり、国際流通網が崩壊した現在となっては、満足な兵器や工業製品の開発、研究ができないという国や組織も少なくない。
これを是正するために大マ連の経済圏に加わった組織も多い。

このため今現在でこそ強力な軍事力を維持しているが、高度製品の供給が限定的なため中長期的には質の低下が起こり、戦力値も下がっていくことが予想されている。

最も大マ連経済圏の巨大さ、高度製品製造能力を持つリベラリスタンやイミグラント合衆国との経済的な連結。
そして先進国の残骸とはいえ、未だ数多くの技術者を抱えている革命西欧地域や人手や資源には困らない暗黒大陸(アフリカ)にも船を出しているなど、将来的に自力で高度製品の満足な供給を実現させる可能性も危惧されている。


時が進み北米解放戦が起こる時期では、北米反社勢力の弱体化目的の前作戦として各国の特殊部隊がメキシコまたは中米などで破壊工作活動を繰り広げ、同時にコロンビアとベネズエラに向けても南米諸国を中心とする軍事連合軍が侵攻を開始。
これまた同時期にパナマを欲した日連の介入により、パナマ運河及びカリブ海の制圧も起こり、最終的には欧米亡命連合の北米解放作戦の成功により、誕生以降猛威を振るっていた大マ連経済圏は崩壊することとなる。

769 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2023/11/21(火) 18:17:37 ID:FL1-133-209-109-210.kng.mesh.ad.jp [181/187]
投下終了

これにてプロローグが終わり、次から崩壊後の世界での動きをメインに書いていく予定です。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 日本大陸
  • 日本連合
  • ポリコーラル
最終更新:2023年12月09日 17:11