129 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/11/19(日) 12:13:19 ID:softbank126036058190.bbtec.net [17/211]
憂鬱SRW アポカリプス 証言録「必要なモノを作っている最前線にて」+供与戦力簡易設定
「なんで地球連合は今更フェルドレスなんて欲しがるんでしょうね?
MSやMAとか山ほど抱えているでしょうに」
「他の勢力への供与戦力として欲しているんだそうだ。高度すぎる技術を使っていて、供与側が扱えないこともあるそうだ。
それに地球連合の生産能力にも限界があるみたいでな……」
「案外苦労するもんだな……性能差を見せつけられてなお、フェルドレスを作るのは複雑だがな」
「それがエクソダスやら支援の見返りになると思えば安いもんじゃない?」
- ギアーデ連邦WHM工廠にて。供与戦力として申し分ないフェルドレスは、同国への支援の見返りという形で大量に発注され、またライセンス生産されることに。
「仕様変更……耐環境性に、対空戦闘力に、操縦の簡略化か」
「そういえば対空戦闘なんてのは考慮されていなかったな」
「レギオンに空を飛ぶ個体はいるとしても、攻撃はしてこなかったしな」
- 同上。連合からの仕様変更について話し合う技術者たち。レギオン相手とは違った性能要求が提示されていた。
「レギンレイヴにまでお声がかかるとはな」
「失礼ね、これでも立派な戦力なのよ」
「連合の技術が入るまでは搭乗者を選びすぎる、使いにくいフェルドレスだったことを忘れるなよ?」
「今は違うわ、供与先でも、今後のギアーデでも必要となるフェルドレスになるわ」
「このパワードスーツもまだまだ必要とされているか……」
「その様だな。何、俺たちが連合と力を合わせて強化したこいつらなら、どこだって戦えるさ」
- ギアーデ連邦、ヴィフォサリク陸軍工廠にて。ウルフヘジンは連合の供与技術で底上げを受け、各戦線に積極投入されることに。
「僕たちの星の共通規格……国家間の垣根を超えた統合規格の案かい?」
「地球連合の先例に倣い、我々の移住したこの星系を維持するためにも、こういった連携を前提とした計画は必須と思われます。
レギオン以上に、外敵は相手を選んでくれませんので」
「確かにね。
とはいえ、誰が主導権を握るかで政治の争いになりかねないのも事実だし、時間もかかるだろう。
まずは政治の方から話を通しておこうか」
「感謝申し上げます、閣下」
- ギアーデ連邦、新惑星の仮首都にてエルンスト。今後の軍事において、星暦惑星に共通する規格の策定を立案される。
「採掘した資源もジャガーノートも連合が高く買い取ってくれている。
おかげで開拓に必要なモノも手に入り順調そのもの……非常に助かるな」
「だが、旧共和国の産物が我々を支えているというのは皮肉だがな」
「仕方あるまい。今はあれらに頼るしか、我々には持つものがないのだからな。
つくづく、旧共和国は余計なことをしてくれた……いったいどれほどの技術が消えてしまったことか」
「一から積み上げ直すしかあるまい、十年かかろうが二十年かかろうがな」
- サンマグノリア共和国正統政府での会話。ジャガーノートの生産を請け負う同国政府は、他国に遅れるまいと必死であった。
130 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/11/19(日) 12:14:12 ID:softbank126036058190.bbtec.net [18/211]
「皮肉にもレギオンの個体を参考にして開発するのが手っ取り早いとはな……」
「性能は嫌というほどに理解しているからな、利用しない手はないさ」
「こんな奴らが必要な他の国家とは、どんな敵と戦っているやら」
「レギオン並みに厄介だと聞く。我々が受けた恩を忘れるな」
- 新惑星にエクソダスしたロア=グレキア連合王国の王族技術院にて。鹵獲・回収されたレギオンの技術は積極吸収され、試験も兼ねて他国の支援に輸出された。
「やはりストレンヴルムのままでは限界がある、か」
「軽量故の強みもあることはある、そちらでの需要を狙うしかあるまい。
幸い、連合は素のままでも買い取ってくれているしな」
「ああ。とはいえ、何時までも甘えるわけにはいかん。
供与技術もあるのだから積極的に新型開発を進めなくてはならん」
- ヴァルト盟約同盟のヤーセン第三工廠での会話。軽量級レギオンを仮想敵としたため、ストレンヴルムのカバー範囲の狭さが浮き彫りになっていた。
「こっちが火山惑星用……こっちが氷結惑星用……ああ、これは海洋惑星用だったっけな」
「そんでこっちが砂漠というか水の乏しい気候の惑星用と」
「基礎ができているとはいえ、仕様の変更ってのはなかなか大変なもんだね。
コンピューター上で設計はできても、現場でのトラブルは山ほど起きるんだし」
「大自然が相手だ、しょうがないさ」
- 惑星入植の装備などを開発する企業連工廠での会話。アポカリプス期は戦いの時期であり、同時に開拓の時代であったため、その手の装備の需要が高まっていた。
「戦争をすれば人が怪我をする。当たり前だが、これほど面倒なことはないな……」
「うれしくない大盛況だよなぁ……そのおかげで飯が食えている俺らが言うことじゃないんだが」
「他の世界へは病気やアレルギーが怖いから迂闊に持ち込めないのがなぁ……」
「医薬品を作る施設や機械、薬効植物から抽出した成分とかに制限されるのが痛いよな。コストがかかる割に利益が……」
- 医薬品などを製造するメーカーでの会話。戦線の拡大及び支援対象国家の拡大は必然的に国内企業への負担の増大につながっていた。
「我がアンブレラのおひざ元、ラクーンシティのハーブは多次元宇宙一ィィィィ!」
- アンブレラ幹部の一人、超売れ筋のハーブを評して曰く。
「自衛隊の戦力を派遣しろとは……うちは対外戦争をしないんですけど!(意訳)」
「国家間の問題じゃないんだよ、生きるか死ぬかの戦争なんだよ、わかる?(意訳)」
「そんなぁ……ウチにそんな力はありませんよぉ(意訳)」
「だったら今からでも準備しろ、オラァ!やることは山ほどあるぞ!(意訳)」
「ひぃぃ!(意訳)」
「新しい惑星の資源の採掘と輸出とか傭兵稼業をやってもらわないと、最悪人類の敵扱いされるからそのつもりでな?(意訳)」
- 境界戦記日本、新惑星にて。ツケを支払うため、自衛隊の国軍への格上げ、技術導入、多産の奨励などを行うことに。
「古い戦術機でも供給先があるのは助かるよなぁ……」
「新型への入れ替えになって維持費がかさむと思ったが、買い取ってくれるのはありがたい」
「今更連合が戦術機を欲しがるとは思わなかったけれどな」
「言うな、貴重な外貨獲得手段なんだから」
- β世界アメリカ(オーシア)にて。β世界最大の戦術機生産国であったがため、旧型の戦術機やPSを輸出して連合から外貨を稼ぎ、糊口をしのぐことになる。
131 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/11/19(日) 12:15:09 ID:softbank126036058190.bbtec.net [19/211]
おまけ
ジャガーノート改E型
形式番号:M2A3E
設計・開発:星暦惑星 サンマグノリア共和国正統政府 国営技術廠
製造・改修:地球連合
運用:ストパン世界各国
生産体制:量産型改造モデル
区分:機動兵器
分類:フェルドレス
原型機:RMI「M2A3 ジャガーノート改」
全長:6.4m
全高:2.4m
基本重量:8.4t
動力:エネルギーパック+内燃機関
補助動力:エーテルリアクター
装甲材:強化アルミ合金
乗員:1名
主兵装:
エーテル式ビームカノン(同軸12.7ミリ重機関銃)
57mm滑腔砲
副兵装:
エーテル式ビームガン×2
20ミリ重機関銃×2
ワイヤーアンカー×2
オプション:
牽引式榴弾砲
牽引式ミサイルランチャー
重地雷敷設装置
他
簡単説明:
サンマグノリア共和国正統政府が開発したジャガーノートを、地球連合が手を加えてストパン世界に供与前提に改修したフェルドレス。
基本運用としてはさして変わらず、ギアーデ連邦のウルフヘジンやカールスラントのプロテクトギアと合同で戦う豆戦車的な運用が主となる。
改修に際しては、星暦惑星各国からの供与兵器故に、ばらついていた部品などの多くを共通化・共通規格化を図って運用しやすさを向上させた。
現地には星暦惑星各国から輸出されたフェルドレスも戦力として惜しみなく投入されており、規格統一などは急務とさえ言えた。
その他、ネウロイと戦う際に有効打となりやすいように補助動力としてエーテルリアクターを搭載し、マギリングウェポンの実装を行った。
その為、総合的な戦闘能力は素のままよりも高くなっており、ネウロイ相手にも引けを取らない戦いが可能。
ただし、ヴァナルガンドのように重装甲というわけではないため、やはり歩兵支援という域を出ないのが実情と言える。
132 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/11/19(日) 12:15:44 ID:softbank126036058190.bbtec.net [20/211]
レギンレイヴE型(エーテル対応型)
型式番号:XM2E
設計・開発・製造:星暦惑星 ギアーデ連邦 WHM
運用:ギアーデ連邦派遣軍および供与勢力など
生産体制:試作量産型
区分:機動兵器
分類:フェルドレス
全長:7.2m
全高:2.6m
基本重量:10.4t
動力:エネルギーパック+内燃機関
補助動力:エーテルリアクター
装甲材:強化アルミ合金
乗員:1名
主兵装:
88ミリ滑腔砲(同軸12.7ミリ重機関銃)
長88ミリ滑腔砲
50ミリ両用機関砲(同軸12.7ミリ重機関銃)
多目的多連装ミサイルポッド
レーザーカノン
副兵装:
20ミリ機関砲×2
レーザーガン×2
脚部57ミリパイルバンカー×4
簡易説明:
ギアーデ連邦が開発したフェルドレス「レギンレイヴ」をストパン世界に合わせた仕様としたもの。
基礎的な改修点は上記のジャガーノートとほとんど同じである。
また、レギオンから得た技術と連合からの供与技術により、独自の光学兵器を実装しているのも特徴と言える。
改良された他の武装と合わせ、対レギオンではあまり重視されていなかった対空戦闘能力の向上が図られた。
こちらはストパン世界の兵士だけでなく、ギアーデ連邦からの派遣軍においても用いられている。
同派遣軍には同じような改修が施されたヴァナルガンドも配備されており、物量と火力を生かした戦いを行う。
ファントムT型(ファントム輸出仕様)
型式番号:F-4T
設計・開発・製造:オーシア他
運用:地球連合の傘下勢力など
生産体制:量産型
区分:機動兵器
分類:戦術機
全長など:原型機に準ずる
動力:燃料電池/マグネシウム電池
装甲材:強化スーパーカーボン
乗員:1名
兵装:一般的な戦術機の兵装を使用可能
簡易説明:
オーシアが旧アメリカ合衆国時代に開発した戦術機F-4「ファントム」を他の世界や惑星に合わせて再設計したもの。
設計そのものは古かったのだが、輸出に際して後の世代の戦術機の技術や設計も取り込んでいるため、意外と新しい。
新品の旧世代機と揶揄されたが、拡張性の高さは言うまでもなく、供与先で改造や武装の搭載などを可能とするキャパシティーを持っており評価された。
強化衛士装備や強化外骨格も合わせて輸出されており、技術取り込みも兼ねて輸入し、運用する国も多かった。
133 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/11/19(日) 12:16:51 ID:softbank126036058190.bbtec.net [21/211]
以上、wiki転載はご自由に。
あらゆるものが必要だから生産できるところでは頑張って作ってもらわないとね!
最終更新:2023年12月10日 17:11