649 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/12/07(木) 19:58:38 ID:softbank126036058190.bbtec.net [150/215]

憂鬱SRW ファンタジールート 証言録「魔王がオラーシャにやってきた」



「驚いたな、あのルーデル大佐がオラーシャに来るとはな」
「アンナ攻略作戦のため、ということでしたね」
「カールスラントから地球連合に出向していて各地を転戦していたと聞くが……これはいよいよ本気ということだろうな」
「どちらへ?」
「挨拶だ、ペテルブルク近郷のパヴロフスク基地なのだろう?」
「やめてください。502とは別系統の部隊ですよ?502との共同作戦はあるとしても、それ以上行くと上が許さないです。
 それに、下手に会いに行っても出撃に引っ張っていかれますよ」


  • 空の魔王ことルーデルがペテルブルクに来たとの連絡を聞いてラルとサーシャ。




「そんなに出撃しているのか?」
「入ってくる情報では、1日最低7回は出撃しているそうです。多いと一日で17回を超えるとか。
 僚機のウィッチやウォーザードがばてるくらいには……そして飛べる人間を片っ端から僚機にしています」
「だから行くな、と」
「あちらで有名になって、こちらに伝わってくるくらいです」

  • 同上。出撃中毒は当然健在であり、ラルも下手をすれば出撃に連れていかれる可能性があった。




「しかし、パヴロフスク基地の担当管区が広すぎやしないか?」
「いえ、それで正しいそうです。ルーデル大佐がネウロイを求めて飛び回るので、ある程度の越権行為も認められているためだそうで」
「個人の実力だけでそこまで上を動かしたのか……」
「それだけのことができるのだから、と連合が上層部に掛け合った結果だそうですよ」

  • 同上。本来は「アンナ」方面担当なので担当管区は西がメインだったが、ルーデル大佐のことを鑑み、管区は彼女限定で502などとも重なるエリアまで広げられた。




「普段の性格から鑑みるに……制御できるわけもない、か」
「津波のようなネウロイを一人で処理しているぞ…?」
「同じウォーザードと思えないわね……」
「一人だけ世界観が違いますね、これって……」

  • ルーデル大佐の戦闘映像を見た502の部隊長陣(上からラル、ユーティライネン、カーチャ、サーシャ)の感想。




「大佐の使用する機材は複数種あるようだが…」
「資料によると、トーリスリッターとシュネーヴィトヒェン、さらにMe262VM2G型を使用しているとのことです。大佐の分だけで実質数機ずつ」
「なぜ、一人で複数を?」
「それだけ出撃を繰り返しているので、ローテーション維持のために必要なのだとか……」

  • ルーデル大佐の乗機についてラルとサーシャの会話。乗機の方が人間より持たないというおかしい現象が起こっていた。



「Me262ということは、ウチでテストしているのと同じか?」
「そうらしいです。ただ、あれだけの動きや装備なので、おそらく独自の改良がされているかと」
「爆撃のプロだからな……映像からしても、相当手を入れているのが素人目にもわかる」
「少なくとも、大佐の要求に応えられるものなのは確かでしょうね」
「ゾッとしないな……ただでさえじゃじゃ馬のMe262を、さらに暴れ馬にしたものとは」

  • 同上。シュワウルベ改めシュトゥルムフォーゲル、そのG型は実質的にルーデル大佐の専用機としてカスタムしつくされていた。




「重要作戦に向けて施設の拡充が進むのはありがたいが、その分仕事が増える。
 格納庫、備蓄庫、宿舎、陸港、滑走路、ハンガー……書類で私を殺す気か」

  • 書類の決裁に奔走するラル。ヴァナディース作戦の前にペテルブルクの設備は拡張や拡充を急いでいた。




「輸送艦もそうだけど、戦闘艦も増えてきたね」
「大規模作戦が近いってことだろうな……はぁー」
「どうしたのカンノ?」
「俺の経験上、こういう忙しい時に隊長は俺に書類仕事を手伝わせるんだよ。
 サーシャに投げりゃいいのによ」
「でも、整備班に送っている賄賂って隊長がくれるお酒とか設備の利用券でしょ?」
「そうなんだけどなぁ……なんか餌でうまく動かされている気がする」

  • 哨戒に向かう際、陸港に並ぶ陸上輸送艦および陸上戦闘艦を眺めながら、ニパと管野の会話。

650 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2023/12/07(木) 19:59:11 ID:softbank126036058190.bbtec.net [151/215]

「」
「」
「」
「」
「」

  • ペテルブルク上空を空輸されるモルフォW型を見て、502JFWの面々。この後あれがストライカーユニットと知らされ、ひっくり返った。




「さあ、出撃だ!」
「待ってください大佐ぁ……」
「ネウロイ共は待ってくれないぞ!」

  • 今日も元気だルーデル大佐。お供の強化ウィッチを引き連れ、本日N回目の出撃。




「アーデルハイド!ジェットストライカーで出る!補給役を任せたぞ」
「了解です」

  • 副官のアーデルハイド、戦闘についていく補給役として戦場に追従。そうでないと他の誰かが犠牲になる。





「お久しぶりです、大佐!」
「おお、ニールマンか。久しぶりだな」
「検閲もあって会えませんでしたが、軍からの計らいで来ることができました」
「それは良かった。
 そうだな、前のように戦場について来てもらおうか、前より激戦区だがニールマンなら問題あるまい」
「え゛っ」

  • 取材に来たニールマン、ぶっつけ本番でジェットストライカーで僚機を務めさせられることに。





「大佐たちが帰投したぞ、整備班急げ!」
「了解!」
「ヒャッハー!整備の時間だぁ!」
「すぐに出るとのことだが、準備は?」
「いつでもいけます!」

  • パヴロフスク基地のルーデル専属の整備班の様子。出撃中毒の大佐になれており、もはや整備中毒気味の集団に成長した。




「ヴァナディース作戦で大量の兵器を使うから整備兵が多いと思ったけど、まさかルーデル大佐のためとは驚きだ」
「でも、そうじゃないと日が昇ってから日付が変わるまで仕事になるからな」
「交代制じゃなかったら即潰されているわ」
「なんで大佐は無事なんだろうな…」

  • パヴロフスク基地の整備班の会話。一番おかしいのは専用機も予備機も使い倒してなお元気なルーデル大佐本人であった。





「牛……」
「牛だな」
「なんでここに?」
「ルーデル大佐の福利厚生の一環だそうだ……」
「一番搾りの牛乳が飲みたいから、というが……」
「俺たちの飯にも使われるらしいぞ」

  • パヴロフスク基地に用意されたドーム状の牛舎兼牧場での会話。行き届いた福利厚生であった。

651 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2023/12/07(木) 20:00:51 ID:softbank126036058190.bbtec.net [152/215]

以上、wiki転載はご自由に。
大佐だけでネタが一つ余裕でかける……濃いなぁ。


リーゼロッテさん「やはりルーデル大佐には牛乳を提供しなくてはな」

元ネタと顔を合わせていた可能性のある人なりの配慮です
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最終更新:2024年01月13日 16:19