224:194:2024/01/21(日) 17:10:34 HOST:KD106155011211.au-net.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その41 巨人達の宴
上空で決死の対決が行われているのと並行して、地上でも激戦が始まった。
カラミティがホバー走行で巧みに射点を変えながら、次々と砲撃を浴びせ始めたからだ。
軍曹「クソッ!今までの比じゃない火力だ!」
兵士A「もしここが都市部だったら・・・瓦礫の山だろうな」
兵士B「んな事言ってる場合か!このままじゃ、こっちも消し炭にされちまうぞ!」
兵士C「プラズマ弾、来ます!!」
上空を見ると、多数のプラズマ弾が此方に目掛けて落下してくるのが見えた。
初速の関係から山なり弾道となっている訳だが、それ故に重力を利用して速い速度で落下して来る。
間に合わない!
軍曹達が覚悟したその時、彼等の前に割り込む機影が。本部が急遽投入した、バルガ改だった。
戦場『大丈夫ですか!?』
軍曹「戦場か!助かった!」
戦場『人型戦車隊が、敵機に向かって突撃を開始しています!我々も盾になりますので、その隙に一時退避を!』
其処まで言ったその時だった。
カラミティが四連装プラズマ砲及び胸部レーザー砲をチャージし、それをバルガ改目掛けて撃ち放ったのだ。
攻撃そのものはシールドに阻まれたが・・・シールド残量を見た戦場が驚愕する。
戦場『・・・何て火力だ!?シールド残量が一気に持ってかれた!』
軍曹「何だと!?」
戦場『半分近く減った!これは、何度も耐える事が出来ないぞ!』
兵士B「クソッたれ!人型戦車隊は何をやっているんだ!」
225:194:2024/01/21(日) 17:11:04 HOST:KD106155011211.au-net.ne.jp
悪態をつく兵士B。その気持ちはよく分かるが・・・接近自体が中々至難の業なのである。
ホバー走行による高速陣地転換に加えて、暴力的な火力。しかも距離を詰めると共に、両肩及び右手の手持ちシールドからのツインレーザーや
左手の手持ちシールドのプラズマガトリングガンの弾幕も加わり、ちょっとした要塞並みの火力なのだ。
中々距離を詰めれない状況下で、新たな転送装置付きのアースイーターが合計四基飛来。
危険を察知した嵐山達が開いた直後を攻撃してその内の三基を撃破したが、破壊されるまでと無傷で残った一基から更なる未確認機が投下されたのだ。
柏木「コイツ等まで出て来るのか・・・」
少佐「あの機体も?」
柏木「ええ。量産タイプの機体、ですね・・・」
本部「量産タイプ、という事は・・・アンドロイドみたいに、多数投入されると?」
柏木「流石にアンドロイド程では無いですが・・・過去作のヘクトル以上に多数出現するかと」
少佐「此方が運用している人型戦車に対応して、開発したのでしょう。以後、あの量産型の機体を『ウィンダム』と呼称します」
取り敢えず呼び名は決まった物の、合計30機投下されたウィンダムがカラミティの周りを固めた為、地上から近付くのは不可能となった。
154式パイロット『守りが固い!地上からの接近は無理です!』
178式パイロット『このままでは埒が明かん!全機、白鳥と合体!空から攻め立てるぞ!』
パイロット達『了解!!』
直ぐ様通信を送り、白鳥隊が緊急出撃。その間、牽制に徹して敵を釘付けにする。
プライマー側としては本隊の方を叩きたい様だったが、流石に放置する訳にもいかず膠着状態に陥る。
そこに数十機の白鳥が飛来。プライマー側の対空砲火を地面スレスレヲ飛行する事で回避し、機体本体とコクピットを分離。
直後に、プライマー側は目の前の光景に驚愕する事となる。分離した機体と人型の機体が合体したではないか。
ここまで幾度か人型戦車との交戦記録はあった物の、白鳥との合体を目撃した事が一度も無かったのだ。
そして合体と同時に飛行して、空から襲い掛かって来たのだ。
226:194:2024/01/21(日) 17:11:34 HOST:KD106155011211.au-net.ne.jp
一瞬対応が遅れた事も有り、空からレーザーとミサイルによる激しい攻撃に晒されるプライマー達。
ホバー走行で懸命に回避しながら反撃を行ったが、流石に二次元と三次元の不利の差は大きく、1機・また1機と撃破されていく。
更には、上空の敵を片付けた人型戦闘機達も加わった事で決定的な差となり、ウィンダム達は全滅。カラミティに迫る。
飛行隊長『後はアイツだけだ!全機、取り囲んd』
JF-6パイロット『それには及びません!接近戦でカタを付けます!』
飛行隊長『待て!迂闊に近づくな!』
逸ったJF-6のパイロットが、飛行隊長の制止を振り切ってカラミティに突撃。レーザーブレードで切り裂こうとするが・・・
何と右手のシールド先端から大型レーザーブレードが展開させ、逆に斬りかかって来たのだ。
慌ててそれを受け止め、鍔迫り合いに。だが、出力の差で徐々に押され始める。
- が、爆発音と共に不意に圧力が消える。見ると、左脚を飛行隊長が正確に射抜き、カラミティが支えを失って倒れたのだ。
それと同時に、複数のレーザーが機体に着弾。JF-6が離脱すると同時に爆発四散したのだった。
飛行隊長『だから言ったろうが!迂闊に近づくなと!』
JF-6パイロット『す、すいません!ですが、助かりました!』
飛行隊長『帰ったら、腕立て伏せ百回だ!』
何とか敵を殲滅したが、直後に本部から通信が入る。
本部『こちら作戦司令本部。敵の新たな戦力は未知数だ。今は退却しろ』
これ以上ここで戦っても戦力を消耗するだけ。そう判断した本部は撤退を決断する。
戦局逆転を目論んだプライマーの新たな戦力の出現。戦争は、また新たな局面へと向かいつつあった。
227:194:2024/01/21(日) 17:12:32 HOST:KD106155011211.au-net.ne.jp
プライマーが新たに開発した、全高18mクラスの人型機の内の1機。
外観は某種なガン〇ムに登場したカラミティの発展機・ブラウ・カラミティに酷似している。
ただし頭部は、デザインの流用・・・ゲフンゲフン、元ネタと違ってヘクトルの物を大型化した物となっている。
中・長距離からの支援射撃を主任務としている。機体各所に高出力のスラスターを内蔵しており、飛行能力こそ持たないが、ホバー走行を行う事で高い機動性を確保している。
主兵装で目に付くのは背部バックパックに装備された、四連装方式のプラズマランチャー。速射モードと収束モードでの切り替えが可能となっている。
速射モードでは、ウイングダイバーのプラズマキャノンの様なプラズマ弾を連続発射する事が可能となっており、主に歩兵部隊等の比較的低装甲な対象の攻撃用となっている。
収束モードは、エネルギーをチャージする事で大出力レーザーとして射出。連射は出来ないが、並の目標なら一撃で消し飛ばせる程だ。
その他にも、胸部に高出力レーザー砲が一門に両肩及び右手の手持ちシールドの表面に装着されたレーザー砲。左手のシールドにはプラズマガトリングガンが装備されており、圧倒的な弾幕射撃を可能としている。
また、右手のシールド先端に格闘用の大型レーザーブレードの発振器が装備されており、格闘戦も可能となっている。
なお、機体内部の生体部品はアンドロイドの物をベースに、大幅に出力を増大させた物が使用されており、パイロットを必要としない。
更に言うと、元ネタと違ってバッテリー切れの心配は皆無。そういう意味でも、手強い機体となっている。
カラミティと同時期に実戦投入された、空戦用の人型機。
外観は、ゲルプレイダーに似ている。頭部形状も、カラミティと部品を共用化しつつも、細部が異なっている。
簡易的な可変機構を採用する事で、高い機動性と突撃性能を誇っており、カラミティ・フォビドゥンらと連携して戦う事で高い戦闘力を発揮する。
更に推進力が高い事から、所謂SFS的な運用も可能であり、変形時は機体上部に人型機やエイリアンを乗せる事も可能である。
次に武装だが、やはり目に付くのは巨大な鉄球だろう。鋭い突起が付いている事も有り、直撃すれば大抵の目標を破壊出来る。
更に対レーザー・ビームコーティングが施されているチェーン内部には、小型化に成功したフォースフィールド発生装置が内蔵されており、
鉄球を回転させる事で瞬時にフォースフィールドを発生させる事で、敵の攻撃から機体を防護する。
それ以外にも連装レーザー砲が装備された防楯や、頭部の口に当たる部分に装備された近距離用レーザー砲。
背部に装備された変形時にのみ使用可能なリニアレールガンに、変形時に展開されるクローとクロー内蔵式のプラズマ砲と、多彩な武装を搭載している。
228:194:2024/01/21(日) 17:13:02 HOST:KD106155011211.au-net.ne.jp
カラミティと同時期に開発された、突撃用の人型機。
此方の外観は、ロートフォビドゥンに酷似している。頭部はカラミティと同じ物を使用。
特徴としては、背部バックパックを機体上部に被る強襲形態に変形出来る事であり、この形態限定で飛行能力を発揮する事が可能。
更に元ネタ同様にレーザーを曲げて無効化する機構を搭載している。これはシールド表面に装備された対レーザー粒子発生装置を起動させる事で
対レーザー粒子をばら撒き、地場発生装置と併用する事でレーザーを機体から逸らしてしまうのだ。しかもこれを応用して、自機のレーザーを曲げるという搦め手も使用して来る。
武装はバックパック先端部に搭載された誘導プラズマレーザー砲に、バックパック両側に装備されたレールガン(レーザーを曲げる地場発生装置を兼務)・
両腕の装備されたプラズマガトリングガンやバックパック表面に装備された拡散レーザー砲。近接格闘戦用にレーザーブレードを展開可能な巨大な鎌と、遠距離戦から近接戦闘まで幅広く装備されている。
カラミティ等3機の人型機の開発で得られたデータを基に開発された、量産型の機体。
外観は運命な種に登場したウィンダムに酷似している。ただし、顔はやっぱりヘクトル顔だが。
上記の3機は確かに高性能では有るのだが、やはりコストが高いという問題を抱えていた。基本的に数で押すプライマーにとって、その数を用意出来ないというのは流石に看過しえなかった。
更に言うと、敵側は多数の人型機を投入しており、下手をするとこちら側が数で押し潰されかねない。
そんな訳で、より数が揃えやすい程々な機体が要求され、その結果開発されたのが本機である。
上の3機と違って特殊な装備を採用していない事も有って、量産面でのコストが釣り合い、採用される事となった。
武装はシンプルに、収束・速射モードの切り替えが可能なプラズマライフルと、レーザーブレードが二本に実体式のシールドとなっている。
一方で拡張性も確保されており、後に支援機との合体を自己流で解釈して実用化したバックパックも開発されており、それぞれ
- 対空ミサイルを装備した、機動性向上型
- 大型の対艦レーザーソードを装備した、格闘戦型
- 手持ち式の大型レーザー砲と、バックパックに二門のプラズマランチャーを装備した砲戦型
が開発されている。EDF側は各タイプの呼称を、上から順にA(アサルト)・B(バトル)・C(カノン)と命名している。
229:194:2024/01/21(日) 17:13:32 HOST:KD106155011211.au-net.ne.jp
以上です。更なる新型として、ウィンダムが登場。脇を固める量産型が投入される事となりました。
- 何時からこの世界は、某ガン〇ムのVSシリーズになったんだろう?(ヲイコラ)
圧倒的な火力と、その脇を固める量産機に苦戦を強いられましたが、合体機能による空からの奇襲で逆転。何とか敵を殲滅出来ました。
とはいえ、本部の言う通りプライマーの新戦力の力は未知数という事で、敵部隊を殲滅出来た事も有って退却する事に。
アースイーターの件と併せて、人類側も頭を抱える事となります。まぁエクス・グラウコス程には引っ張らないですが・・・多分←殴
次回は恐らくですが、状況説明な回となるかと思います。それでは。
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最終更新:2024年01月23日 19:42