5 名前:ホワイトベアー[sage] 投稿日:2023/12/03(日) 18:38:15 ID:softbank060067081109.bbtec.net [5/76]
日米枢軸ルート(改訂版) 戦闘機紹介 大日本帝国空軍編
F-47 猛禽(モウキン)
大日本帝国空軍が採用した世界初の超音速ステルスジェット戦闘機。F-29の後継機として冷戦が激化の一途を辿る1947年より大日本帝国空軍と都道府県航空戦闘警備隊で運用が行われた。
本機は「敵対国上空での航空優勢の確保」を目的として開発された機体で、機体形状や特殊な塗料により発揮される高いステルス特性で敵国のレーダー網を無効化し、超音速巡航能力で対空砲火を突破し、優れたアビオニクスで長距離から敵を探知し、そして敵機を一方的に撃破することをそのコンセプトとしている。
本機はステルス性と空力性能を両立させるために平面と三角形を組み合わせた形状を取っており、合わせてレーダー波を吸収するレーダー波吸収素材を使用するだけではなく、吸収しきれなかったレーダー波を内部反射と減衰を繰り返して吸収するレーダー波吸収構造も採用することでレーダー断面積を最小限に抑えることを可能とした。
また、レーダー以外にも無線周波放射、赤外線特性、音響特性なども低減するように設計されている。
ステルス特性を重視する一方で敵勢力圏の航空優勢を獲得することを目的とした制空戦闘機でもある。
エンジンにはミリタリー出力でのスーパークルーズ能力を実現できるよう最大推力155.7 kNを誇る大出力ターボファンエンジンを狭い間隔で2基搭載し、推力偏向ノズルやエリアルールの適応、LERXの採用、ウェストベイによる空気抵抗の低下などによって高い運動特性も発揮でき、同時にフライ・バイ・ワイヤ 制御システムと全権限デジタル・エンジン制御など最新技術を用いたことで操縦性も向上している。
固定兵装としては日本軍戦闘機の標準兵装でもある20ミリ6連装回転式機関砲を1門搭載するほか、胴体底面内のメインウェストベイに中距離空対空ミサイルである『AAM-41』6発もしくは460kg爆弾2発or130kg爆弾8発を搭載可能で、両側面のサブウェストベイには短距離空対空ミサイルであるAAM-6を装備可能としている。
機体構造には一般的なセミモノコック構造を採用しているが、機体外板の継ぎ目を減らすために機体を構成する部品は従来機に比べて驚くほど少ない。
これは初期投資の増大を招いたものの、構成部品の少なさは大量生産時の生産効率の向上に寄与し、大量に調達されたため1機あたりの価格をF-29と同額レベルまで低下させることにもつながった。
その性能の高さから本来ならF-29の後継機として諸外国に輸出も検討されたが、議会によって輸出が禁止されてしまい大日本帝国空軍や都道府県航空戦闘警備隊精鋭部隊に配備され、本土の防空を担っている。
F-47A
基本型。F-22Aに相当する。
FB-47A
FB-17の後継機として開発された戦闘爆撃機。
F-47のステルス特性を維持しながらFB-17の後継機として十分な対地攻撃能力を与えるためにF-47Aの胴体を流用しつつ、デルタ翼に再設計が行われている。
爆撃能力としては最大で2,300 kg の爆弾を搭載可能とし、航続距離は内部燃料のみでも最大で2,600 kmを発揮できる。
ただ、本機はステルス特性と空対地能力を重視した機体だったため空中戦能力はF-47Aと比べると遥かに劣る。
6 名前:ホワイトベアー[sage] 投稿日:2023/12/03(日) 18:38:49 ID:softbank060067081109.bbtec.net [6/76]
F-31 隼(ハヤブサ)
大日本帝国陸軍航空軍とその後継組織である大日本帝国空軍が1931年より運用が開始された超音速ジェット戦闘機。世界恐慌による軍事費削減を受けて調達数が削減されたF-29の補完用に正式採用された。
本機は設計コンセプトとして『要撃任務でも運用可能かつ一定の対地攻撃能力も有する汎用軽戦闘機』と言うぶっ飛んだ思想の元に開発された。
そのコンセプトを達成するため、枯れた技術のみを使用し堅実な設計が施された飛鷲とは違い、胴体と翼を一体で成型するブレンデッドウィングボディ(BWB)や機体の操縦をコンピュータで補正・制御するフライ・バイ・ワイヤ(FBW)といった革新的技術を設計段階より全面的に採用している。
機体材料としては従来のものとは違い、価格の低減をはかるためにアルミニウム合金が高い割合を占めている。
固定兵装として20ミリ6連装回転式機関砲を1門搭載し、搭載ステーションとして翼端に各1箇所、翼下に最大8箇所、胴体下面に1箇所の11ヵ所のハードポイントを有している。
ハードポイントには各種空対空ミサイルや空対地・対レーダー・対艦ミサイル、汎用・誘導爆弾、ロケットポッドなど多様な兵器を搭載可能とする。
エンジンはリスク分散の為に飛鷲とは別に倉崎が開発した125 kN級ターボフォンエンジンを単発で搭載している。このエンジンにはF-29のものと同様に始動用のJFSと緊急時の電源であるEPUを備えており、緊急時には単独でのエンジン始動を可能とした。
エンジンを動かすために必要なエアインテークは遷音速域での効率に重点をおいたため機体下部に固定式で装備されており、速度こそマッハ2が最高であるがただでさえ高い格闘戦能力の向上に繋がってる。
本機は本土空軍や都道府県航空戦闘警備隊に集中配備されている飛鷲と違い、国外駐留軍にも配備され帝国陸軍航空軍・帝国空軍の実質的な主力戦闘機として運用されている。
また、その運用コストの低さや高い汎用性や拡張性と運用コストの低さも相まって、日本軍や都道府県航空戦闘警備隊はもちろんハワイ条約機構に加盟する中南米諸国や東南アジア、中東アジア諸国にも採用され、ハワイ条約機構軍主力戦闘機としても知られている。
1940年代までのバリエーション
F-31A/B
基本型。史実F-16ブロック25に相当
F-31C/D
F-31E 猛鷲とエンジンを共有し、全天候型レーダーの搭載によるAAM-41中距離空対空ミサイル運用能力とデジタル式飛行操縦装置による自動地形追随機能の付加され、エアインテーク等機体一部のRCS軽減処理が行われた機体(1937年より配備開始)。
F-31CJ/DJ
アビオニクスを刷新し、それによる大型化と機体重量の増加に対応するためエンジンをより高出力低燃費なものに換装した機体。
対空戦闘能力が強化された他の対レーダーミサイルの運用能力を獲得した。
7 名前:ホワイトベアー[sage] 投稿日:2023/12/03(日) 18:39:56 ID:softbank060067081109.bbtec.net [7/76]
F-29 飛鷲(ヒジュウ)
大日本帝国陸軍航空軍とその後継組織である大日本帝国空軍がF-9の後継機として1930年より運用を開始した要撃戦闘機。
主に大日本帝国本土空軍や都道府県航空戦闘警備隊、太平洋側のハワイ条約機構加盟国の精鋭部隊に配備され、各国本土の防空を担っている。
本機は欧州連合の高高度爆撃機を迎撃可能で、なおかつ海軍のF-30を凌駕する格闘戦能力を求めて開発された。
そのため軽量な機体に最大推力23,930 lbfを誇る高出力ターボフォンエンジンを2基搭載し、双発機でありながら高い運動性を誇っている。
設計上の特徴として海軍のF-30などの様な新機軸の技術は採用されておらず、ー前例のある肩翼配置クリップトデルタ翼に双垂直尾翼と全浮動の水平尾翼を配置した堅実な構造を採用したことで、機械的な信頼性と戦地における整備性の高さを実現。
レーダには高出力パルスドップラー・レーダーを搭載し、電子戦システムとレーダーを中心とした火器管制装置の自動化により単座での運用を可能とした。
また、エンジンの起動用にJFS、電源・油圧の供給用としてAPUを搭載している。
固定兵装として20ミリ6連装回転式機関砲を1門搭載する他、主翼下の2ヶ所にパイロンが、胴体下面4か所にランチャーが設けられており、最大で8発のミサイルを搭載する可能である。
要撃戦闘機と名付けられている事から本機を対空戦闘に特化して設計された戦闘機と誤解する人間も多くいるが、開発当初から汎用爆弾及びそれらから派生した各種誘導爆弾などをミサイルの搭載を妨げない形で搭載可能としており、火器管制装置にも対地攻撃モードが搭載されているなど戦闘攻撃機としても及第点はとれるレベルの能力を有している。
大日本帝国陸軍航空軍ではそのコストの高さと性能の高さから防空軍団に集中的に配備され、外地ではその姿を見ることは滅多にないが、それでもイラン帝国やオスマン帝国、満州連邦などには輸出が認められており、これらでは空軍精鋭部隊が運用している。
海軍のF-30と同年に採用されたことから混同されるのを避けるために全規模開発機であるYF-29のナンバーが引き継がれた。
1940年代までの主な派生型
F-29A
基本型。史実F-15Cに相当
F-29B
F-29Aの複座量産型
F-29C
多段階能力向上計画に基づきレーダーを含むアビオニクスの刷新とそれに伴うエンジンの換装によってミサイル運用能力・電子戦能力・通信能力を向上させた機体。
最大4発の中距離空対空ミサイルを別々の目標に対して連続発射できるようになった他、レーダー反射の特性によって補足目標の機種を判別するNCTR技術やレーダーを探知される可能性を低下させるLPI技術、周波数帯拡散技術、統合戦術情報伝達システムや全地球測位システムなどの導入が行われた。
1933年より調達が開始され、段階的な改修が行われていった。
F-29D
F-29Cの複座型。
F-29E 猛鷲(モウジュウ)
元々一定の対地攻撃力を有していたF-29Dを原型に全天候型長距離深部阻止攻撃機として開発された戦闘攻撃機。
基本的な機体形状はF-29Dと大差ないが、求められた性能が大きく違うことから搭載する電子機器などの装備品は一新され、また幾つか追加されている。
1937年より運用が開始された。
8 名前:ホワイトベアー[sage] 投稿日:2023/12/03(日) 18:40:47 ID:softbank060067081109.bbtec.net [8/76]
FB-17 深山(シンザン)
大日本帝国陸軍航空軍およびその後進組織である大日本帝国空軍にて運用されている戦闘爆撃機。
8式戦闘爆撃機(FA-8)の後継機として開発され、陸軍航空軍/空軍の爆撃飛行隊に配備されている。
本機は世界初の実戦配備された可変翼機で、アフターバーナー付きターボファンエンジン・地形追従レーダー、コントロール増強システムなど当時としては最新鋭の技術を多く取り入れている。
その為、喪失を恐れ世界大戦には投入されなかったが、戦後には世界最先端の戦闘機として大々的に紹介され、欧州連合やイギリス連邦が可変翼に手を出すきっかけの一因とも言われている。
11,340 kgと非常に高い積載量と低空侵攻能力を誇り、その対地攻撃能力は同年代の欧州列強の純粋な重爆撃機を遥かに上回っている。
一方で対空戦闘能力はお世辞にも高いとは言えず、演習等などでは旧式のFA-8にすら敗北する光景が決して珍しいわけではなかった。
その為、本機は陸軍航空軍および空軍では政治的理由から配備されていなかった戦略爆撃機の代替としては重宝されるものの、FA-8の代替機としては見られることはなく、同戦闘機の完全な退役はFB-47の配備を待たなければならなかった。
主に陸軍航空軍戦略航空軍団に配備された他、一部機体が陸軍航空軍戦術航空軍団にも配備された。
主なバリエーション
FB-17A
基本型。F-111に相当する。
FB-17B
アビオニクスやエンジン等を変更し、フライバイワイヤシステムを搭載した能力向上型。1920年より配備が開始された。
FB-17C
それまでの結果を反映した改良が施されている最終生産型。
アビオニクスの刷新やエンジンの換装はもちろん、前方監視赤外線やレーザー指示システム、グラスコックピット化などの装備も行われている。
1935年より配備が開始された。
FB-17D
低空侵攻能力に優れたFB-17を原型に後部胴体を再設計し、航続距離と耐荷重能力を高めるために翼を長くした戦略爆撃機型。
EF-17
電子戦機型。
F-10 疾風(ハヤテ)
大日本帝国海軍と大日本帝国陸軍航空軍及び大日本帝国陸軍航空軍(とその後継である大日本帝国空軍)が運用している超音速艦上戦闘機。
海軍初の全天候型双発艦上戦闘機として開発され、大型の翼と高出力のアフターバーナー付きジェットエンジンを双発で装備することによって得た大きな搭載量と無給油で3,184kmを飛行できる航続距離をその特徴としている。
艦上戦闘機として開発された本機であるが、その長い航続距離と大きな搭載量、低翼面荷重から発揮される高い格闘戦能力、そして海軍と共同の機体を使用することで運用コストの圧縮をはかろうとする大蔵省と陸海軍予算関係者の思惑もあり、本機はその空軍仕様機である。
当初は迎撃用戦闘機として運用されていたが、次第にその搭載量を活かして戦闘攻撃機としても使用され、後の能力向上型では誘導爆弾や、核爆弾対地、対レーダーミサイルの運用能力が付与されるなど対地攻撃能力の向上も図られていく。
主な兵装は固定兵装としては20ミリ6連装回転式機関砲を1門搭載する他、胴体下ステーション4発の中距離空対空ミサイルを、主翼下パイロンに計4発の短距離空対空ミサイルを搭載可能としている。また、その他に胴体中心線下/主翼下パイロンに多数の兵装が搭載可能である。
大日本帝国陸軍航空軍及びその後継である帝国空軍戦術航空軍団や本土防空軍団、都道府県航空戦闘警備隊などにも配備されていった。
F-10D
F-10の空軍仕様。事実F-4Dに相当
F-10E
エンジンやアビオニクスの換装など大規模な近代化改修が施された機体。史実F-4Eに相当。
F-10G
F-10Eを原型機として敵防空網制圧用に再設計を施した機体。史実F-4Gに相当する。
9 名前:ホワイトベアー[sage] 投稿日:2023/12/03(日) 18:42:35 ID:softbank060067081109.bbtec.net [9/76]
以上、だいぶ前に投稿した戦闘機紹介の改訂版でした。
wikiへの転載はOKです。
題名は『日米枢軸ルート(改訂版) 戦闘機紹介 大日本帝国空軍編』でお願いします。
最終更新:2024年03月06日 23:12