704 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:36:29 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [31/110]
Gジェネ戦記 二年戦争について 中編

二年戦争説明の中編に移る。

情勢はジオン、プラント、宇宙革命軍のコロニー枢軸軍が地球連合へのダメ押しということで中立国日本へ攻め込んだところから始まる。

日本本土制圧作戦ことオペレーションスピットブレイク。
この作戦に枢軸軍は地上戦力の7割、宇宙戦力の5割を投入。
枢軸軍史上最大の作戦であった。

結果投入戦力のほぼ全てを全損。帰ってきたのは地上、宇宙合わせ動員戦力の1割にも満たなかった。
枢軸が喧嘩を売った大日本帝国は彼らの・・・というか世界の想像以上の勢力であったのだ。


さて。二年戦争は大まかに二つの戦局に分けられる。
枢軸国最大の愚行と言われてオペレーションスピットブレイク(以降SB作戦)以前と以降だ。

この作戦の失敗により枢軸軍は地上軍の7割近く、宇宙軍の5割近くを損失。
勿論そんな数すぐに補充なぞできるはずもないため各地の戦線は滅茶苦茶になった。

最初こそ守勢のままであった地球連合軍であるが、枢軸側から漏れ伝わる通信や暗号を解読するにつれ、どうやらSB作戦が失敗し、戦力の過半が喪失したということが判明した。

事実前線の圧迫感も以前と打って変わってとても薄くなり、何なら中には枢軸軍の防衛ラインを一部突破した部隊も存在していた。

そこから数日ほどかけて入念に調べた結果が本当に枢軸軍が戦力を大きくすり減らしているのが事実だということであった。

これこそ天祐!と言わんばかりに各地の連合軍は反撃を開始。
勿論戦力の過半が消滅した枢軸側はろくに防衛戦を維持できずに敗退。

戦況ががらりと変わった。


地球連合はここが決め所言わんばかりに各地で猛反撃を続けた。

モスクワ奪還。東南アジア解放。メキシコ再進出。フランス上陸。ドイツ戦線押し上げ成功。

対して枢軸軍は戦線の大幅な縮小を決定。防衛を重用地域にのみ絞り、体制の再編に注力した。
また余った装備を現地の反連合、親枢軸勢力に提供。失った人員の代わりに彼らを新たな対連合のための主兵力へと仕立てあげた。

特にアフリカ戦線は連合が再び到達してくるまで若干の時間があったため、その空白期間を使い、現地兵の練成が進められることとなった。


同時期。この頃になると俄かに余裕が出てきた地球連合は日本を改めて連合へ誘っていた。
同じ敵と戦う者同士ということである。

日本君!共に戦おう!
お断りします。

地球連合参戦を断られた。
なんで? だって自分一人で戦えるし…

全く持ってその通り。ユニオン、AEU、人革連と三大国揃って追い詰められた枢軸軍の大半の戦力を単独で葬り去ったのが日本なのである。
そしてそんな日本の話が正しければ戦力の損耗も左程ないという。

マジで?と思った連合であったが日本本土やオーブ自治領に大量に展開された機動戦力を見た人革連関係者がマジだと言ってきた。

またこの頃になると枢軸宇宙軍の半数が吹き飛んだ結果フリーハンドを得られるようになってきた連合宇宙軍が遥々L3宙域の邪馬サイドにまで出向き、現地で見てきた意気軒高な日本宇宙艦隊の大軍を見て、これまた戦力損耗が左程ないという話は本当だと地上本国まで打電してきた。

つまるところ日本は既にこの戦争を単独で決着させる気満々だったのである。

705 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:37:11 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [32/110]
とはいえ。流石にばらばらに動いては誤射の元だと日本も地球連合とそれなりに関係を持つことにした。

互いに連絡を取り合い、敵味方情報の交換。IFF(敵味方識別装置)への情報追加、調整。
戦域の調整。あとそれぞれ表に出していい程度の切り札の情報交換。

地球連合側はGシリーズやガンダムタイプや新型の強襲艦を出し、日本側からはあと三か月くらいしたら本国から10個艦隊くらいの援軍来るよ!という情報。

日本側は「PS装甲か…悪くないね」「ビームを曲げる技術?興味深い」「ミラコロ。ガスの調整すればこちら側からの視界も確保できるのは良いね」
等々大変よい反応が起きた。

対して連合側はというと…
「え、日本の本土は火星?もう30年くらい前からそう?」
「10個艦隊の援軍…あのよろしければ艦隊の総数など…18個艦隊?小規模な警備艦隊を除いてこの数?え…え?」
「動力炉は相転移炉? あの何を相転移…あ、真空。そうですか」
「ビームにも実弾にも強い耐性を持てる特殊コーティングが標準。各MS全てが地上でも宇宙でも使える汎用性…」
「疑似的な重力制御による耐Gシステム!? それを応用したエネルギーバリアに飛行装備? どこのSFかな?」
「総人口30億超えの火星を本土とする宇宙国家かぁ。地上本土は囮兼自然保護区と。あ、はい」

カルチャーギャップ!地球連合外交官たちはその日一日寝込んだ。
そして本国への連絡どうしようかと悩んだ。因みに報告しても信じてくれなかったため二度目は各国外交官と日本外交官の連名で各国に同じ報告を飛ばした。

取り合えず日本との共闘体制にまでこぎ着けた地球連合。
日本から宇宙経由で色々物資をもらいながらも反撃を本格化。

取り合えず残り三か月の間に最低でも地上領土全部取り返しておかないと戦後の会議で最低限の発言すらできなくなると必死になったとか。

因みに枢軸側は当初殆ど日本と交渉を持てなかった。
それが混乱に拍車をかけていたが、どうにかスカンジナビア連邦経由で交渉開始。
と言っても南極条約に準じる対応を互いに交換しあっただけで終わった。

日本側からすれば枢軸側を国家として承認していないので端から自称国家体制を解体して既存の地球三大国に引き渡せばいいと考えていたためである。

日本は枢軸側をテロリストなどと侮ってはいなかったが、勝手に喧嘩売ってきて地上本土にまで土足で上がった相手のことを許すつもりもなかったのだ。


枢軸のSB作戦以降は両陣営ドタバタ劇ありながら反撃が開始された。

北米方面ではメキシコまで再進出したユニオン軍が更に戦線を押し上げており、西のカリフォルニアベースを巡って激闘が巻き起こされていた。

欧州戦線では反撃に転じたAEU軍が欧州本土に上陸。フランス、ドイツと奪い返し、イベリア半島方面へ転身。
現在は枢軸側のジブラルタル基地を巡って戦いが続いている。

アジア方面では完全に攻勢に転じており、中国本土から追い出し、インドシナ半島も奪還済み。
現在はインドネシアへ歩を進め、近いうちに枢軸に協力する大洋州連合攻略作戦を思案中である。
このアジア方面の快進撃には共闘関係になった日本からの援護も存在しており、日本の地球本土またはオーブ自治領などから発進した日本軍は東南アジアと太平洋の間を完全に遮断。

また人革連軍が進む傍らで枢軸の東南アジア方面軍を横合いから殴りつけており、彼らの更なる消耗を誘った。

そしてこれらの最中に片手間で枢軸軍に占領されていたハワイ諸島も奪還していた。
突然の奇襲に枢軸側はろくに抵抗も出来ずに敗北。
ハワイ基地に駐留していた戦力の大半が撃破されるか捕虜になる失態を犯した。

706 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:37:45 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [33/110]
地上側は完全に逆転され連合優位な情勢。
各地の枢軸軍は追い詰められ、それなら宇宙に逃げて戦力温存すべし!…ということにはならなかった。

この時期の衛星軌道は完全に日本に抑えられており、下手に衛星軌道に味方宇宙軍が近づこうものなら撃沈必須。
地上から上がったところで十中八九撃ち落とされるか、日本軍に回収されて捕虜生活である。

ということで枢軸地上軍は宇宙への道が閉ざされており、完全孤立状態であった。
北米方面を預かるジオンのガルマ・ザビ中将は自分が担当している北米戦域の放棄を決定。
残存背力をニューヤークに集め、未だ戦場となっていないアフリカ方面への撤退を決めた。

欧州方面ではロシア、西欧の両面から徐々に挟まれ戦域が縮小。
ジブラルタル基地も陥落し、地中海の制海権も揺らぎだすと、これまたアフリカへの撤退が俄かにささやかれ始めた。

アジア方面改めオセアニア方面は特に酷く、主力部隊はほぼ壊滅。
戦況の悪化から大洋州連合との関係も日に日に険悪なものとなってきており、インド洋を渡っての人員のアフリカ撤退は前線三方面軍のなかでは最も速やかに決定されていた。

また当のアフリカ方面軍も各地から逃げてくる味方の受け入れから、防衛体制の構築。
地元兵員の練成と汗水たらして働いていた。

最早枢軸地上軍は最後の占領地であるアフリカの大地に逃げ込むしかなく、そして本国からの方針も持久して、敵戦力を一兵でも多く釘付けにせよ!という実質死守命令を食らっていた。

後の話となるが。
二年戦争中この枢軸地上軍は枢軸軍の中で最も長く、そして粘り強く戦った部隊として記録に残る。
宇宙で激戦が続く中でも粘り強く抵抗を続けて、本国陥落の情報がようやく届いてから地上軍総司令官の身となったガルマ・ザビ大将(現地昇進)の名前で降伏した。


さて。枢軸地上軍がもうダメポ…状態の中で、宇宙の情勢はどうなっていたかというと、こちらも連合がイケイケ、枢軸軍がじりじり撤退…という形ではなかった。

枢軸不利なのは変わっていなかったが、残存していた連合宇宙軍も言うほど数がいなかったためである。

代わりに活躍していたのは日本軍。
衛星軌道、月、邪馬コロニー群に駐留していた三個艦隊が暴れまくっていたのである。

そう。地上本土周辺+太平洋程度しか暴れていなかった地上軍と違い、日本宇宙軍は地球衛星軌道を中心に存分に暴れまわっていた。

このため宇宙での枢軸軍は地上に比べて日本軍と接敵する割合が多く、そのせいで未帰還報告も地上の比ではなく相次いでいた。
日本部隊と接敵した場合の未帰還率が凡そ7割というのだから、その多さがわかるものだろう。

これは単純に枢軸側の日本への情報不足と、何よりマンパワー、マシンパワーの差である。

極々単純に日本側の方がこの時点で数が多く、平均的な腕も高く、尚且つ兵器の性能が上だったのだ。

元々地上のユニオン、AEU、人革連からなる三大国を単独で相手どる前提で軍備を進めていた日本からすればSB作戦で戦力の半数が吹き飛んだ枢軸軍は楽な相手であり、元から配備の進めていた無人機、無人艦艇とそれらを操る有人機、有人艦との連携攻撃で一つ一つ丁寧に仕留めまわっていたのだ。

特に衛星軌道上は邪馬コロニー群の駐留部隊の半数と軌道エレベーターアメノミハシラ駐留の一個艦隊を用いて完全封鎖網を敷いており、枢軸軍の宇宙と地上の行き来、連絡を完全にシャットアウトしていた。

同時に各国の軌道エレベーター上層部分も奪還。
中には自爆させようと足掻いたところもあったが、元からこれら他国の軌道エレベーターも制圧もいざという時の備えとして作戦立案されていたため、比較的スムーズに制圧が成功した。

707 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:38:39 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [34/110]
制圧の際には枢軸側の歩兵部隊、パワードスーツ部隊も強く抵抗したが、元々対MS戦(それも自国のMS)を想定している日本の歩兵部隊相手には歯が立たずに終わった。

この他地域では月では日本の月面艦隊を中心に反抗開始。
一月経たず、グラナダ以外の月面奪還に成功。同都市へと枢軸月面部隊を追い込んだ。

アルテミスやルナツーに籠っていた連合艦隊も通商破壊のために小艦隊に分けて出撃を開始。
枢軸三カ国間と月面、各宇宙要塞や資源基地の間で暴れまわることとなる。

最も日本&連合側もこれ以上の行動はできなかった。

日本の宇宙戦力の大半は衛星軌道封鎖に割いており、残りはL3宙域と月の防衛にかかりきり。
地球連合の戦力も元から左程回復していないことも相まって月の奪還と各地で通商破壊を繰り返す程度の余力しかなかった。

また枢軸側も宇宙戦力は地上ほど損耗しておらず、元々本国が宇宙のため練成中戦力も駆り出した結果、比較的戦力が安定することとになり、ある程度の小競り合いで済ませられる戦況は維持していた。

最も後方地帯防衛は新兵だらけとなり、衛星軌道やL3、月に近づいた戦力は日本軍の手によりほとんど帰ってこれず、またジオンに関してはグラナダ陥落間近とあっては少なくない戦力を本土に張り付ける羽目になるなど情勢はひっ迫したままであったが…

そしてオペレーションスピットブレイクの一月後。地上戦線で動きがみられる。
地球連合側の大反撃作戦開始である。


まず一番槍を取ったのが北米戦線。ユニオン主軸の北米方面軍である。

大要塞兼大工房ジャブローと同じく大要塞兼大工房アラスカから続々と生み出される戦力を用いた北米と南北から挟み込む形で侵攻開始。

北米解放戦ことブルースター作戦の発動であった。

作戦開始時にまず何が始まったかというとカルフォルニアベース攻略に執着していたユニオン軍が西海岸方面を放置し、そのまま東海岸へと突進。

コロニー枢軸の北米方面軍を東西に分断しようとしたのだ。
これに対して枢軸側も数少ない予備部隊まで動員して動きを止めようとしたが、そこを襲ってきたのが日本軍であった。

ハワイを制圧後、そこを基地化した日本軍はユニオンの太平洋艦隊と協同して北米西海岸に上陸。
そのまま疲弊していたカルフォルニアベースを制圧し、その勢いのまま西部を掃きだしていった。

メキシコ方面から北進する連合の北米方面軍とアラスカ方面から侵攻する北方方面軍は西海岸を囲うように展開。
西海岸で抵抗を続けていた枢軸地上軍を包囲した。

連合軍の目的は北米の攻略のみではなく、端から西海岸に展開していた枢軸軍の包囲だったのである。

これに対して東部に残っていた枢軸軍の動きは素早く、西海岸の部隊救援のために残余の精鋭部隊を編成して突撃。

連合北米方面軍の包囲網に穴をあけようとしたが、この日のために集めて連合の精鋭部隊や配備が進んできた連合製の核融合炉搭載MSに阻まれ失敗。
枢軸西海岸部隊の救援が実質的に不可能となった。

この結果をもって枢軸地上軍北米方面軍は完全な撤退を開始。
東海岸から大西洋側に出てアフリカ大陸への脱出を本格化した。

これを逃すまいとユニオン大西洋艦隊を中心とする地球連合軍も展開したが、北米東海岸の各地でガルマ・ザビを名乗る人物が出没。

残存部隊を指揮し、粘り強い撤退支援を行ったのである。
複数のガルマ・ザビの出現と枢軸地上部隊のアフリカ撤退。
現地の地球連合部隊は政治的な得点の高いガルマ・ザビの捕縛または戦死を求める政治サイドと後々の戦況を鑑みて撤退中の枢軸部隊への追撃を主張する軍事サイドに分かれ意見が二分。
最終的にガルマ掃討と逃亡部隊追撃の二つに戦力を分けることとなる。

708 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:39:24 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [35/110]
この判断を下すまで、また下した後の戦力の減りようから追撃も中途半端に終わり、相当数の枢軸北米方面軍をアフリカへ逃がすこととなる。

また北米中に展開していたガルマ・ザビは全て影武者、または現地の部隊が機転を利かせて独自に自称していたものであり、結局のところ本物のガルマ・ザビは取り逃すこととなる。
二兎を追ったユニオンは結局どちらも捕らえられずに終わったのだ。

一応補足すれば作戦の最終目標である北米解放には成功。
戦力の余剰を作り出しているため、以降の反撃作戦にも戦力をつぎ込むことができるようになり、戦略的には連合優位で作戦終了したと言える。

しかし政治と軍事の意見対立により半端な結果で終わったという事実は地球連合に苦い記憶を残し、以降政治サイドと軍事サイドの意見統一が進むこととなる。


ブルースター作戦から一月後。欧州戦線。今度はAEU主軸の欧州方面軍が主役である。

ここ一月ほどでフランス、スペイン、ドイツ、イタリア、ベネルスク地方などを奪還。
ロシア方面でもモスクワ奪還からサンクトペテルブルグからの反撃で白ロシア(バルト、ベラルーシ、ウクライナ)地域国境線上まで押し返していた。

そして北米奪還を成し遂げたユニオンからの援軍を得て、ここで最後の押し出しことオデッサ作戦開始となった。

目標は枢軸地上軍最大の拠点であるオデッサ基地。これの攻略と欧州の総奪還である。

この作戦に関しては順調も順調であった。
結果的にとはいえ枢軸側のヘマで戦力差が逆転していたところで、駄目押しとばかり北米から大量の援軍を得ての作戦。
おまけで大西洋、西アフリカ沖には日本軍の海上部隊が展開しており、アフリカからの邪魔を防いでくれていた。

地中海には連合が築き上げた水中戦力と対潜部隊が多数展開。
枢軸側の水中戦力と激闘を繰り広げながらも数と質の差もあり戦況を優位に盛り立てていた。

そして海と空からの邪魔を極力排除された欧州の土地を連合の地上艦隊が進み、邪魔する枢軸地上軍を順調に蹴散らしていった。

可もなく不可もなく、山も谷もなく連合優位に戦局が進み、最終局面へ突入。
元よりオペレーションスピットブレイクの失敗により地上戦力の7割をほぼ全て失っていた枢軸地上軍には、これだけの数の連合軍を押しとどめる手段はなく、嫌がらせ程度の応戦しかできずにズルズルと押し込められていたのだ。

そんな中で枢軸軍欧州方面軍司令であるマ・クベ中将が足止めなきゃ核使うぞ宣言を発令。
対して連合軍側の欧州方面軍総司令レビル大将はやってみろ!その程度で怯むか!と言い返し、進撃続行。

当のマ・クベ中将は実際に核融合弾を一発打ち込もうとしたが、AEU軍エースのゼクス・マーキス&乗機トールギスの活躍もあり、これを阻止。
打つ手のなくなった枢軸軍欧州方面軍は完全瓦解した。

オデッサ作戦は、欧州の戦いは地球連合の勝利で終わったのである。


以降の連合軍は枢軸に占領された地域を解放しながら、残党の鎮圧に奔走。
オデッサで敗れた枢軸部隊は地中海を経由し、アナトリア半島を越え、アフリカ方面軍の援護を得ながらも東地中海またはアラビア半島経由でアフリカへ撤退。

しかしこの時期の地中海は既に枢軸の海ではなく、連合軍と争う熾烈な海に変貌済みであり、撤退中の欧州方面軍を連合の水中MS部隊や航空部隊が容赦なく追撃した。

アラビア半島経由で撤退していた枢軸部隊に対しても、以前とは打って変わり、反枢軸を掲げる地元ゲリラや掌返して連合側に恩を売るためにと攻撃してきた地元国家や部族の妨害に合い、各地で相当数の部隊が脱落することとなる。

北米方面と違い、崩壊した軍団がバラバラに逃げてきたことも相まって、アフリカへたどり着けたのは欧州方面軍の中で1/4もいなかったという。

709 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:39:54 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [36/110]
欧州にてオデッサ作戦が開始されるのと同時期。
アジアでも動きがあった。
人革連。そして日本軍を中心とする部隊による大洋州連合攻略作戦開始である。
八・八作戦と命名されたこの作戦では東南アジア方面からは人革連、太平洋方面(珊瑚海やタスマン海あたり)から日本軍が攻め込む算段である。

作戦開始された後は速やかに砲爆撃、進軍が開始された。
抵抗は微弱。

枢軸軍カーペンタリア基地こそ激しい抵抗を行ったが、人革連と日本軍の容赦ない攻撃によって一日絶たずに陥落した。

そして数日も戦いうちに大洋州連合政府から降伏の申し出が届いた。
「我々は枢軸に脅されて協力していただけ。協力していた前政権関係者も差し出します」

そう通告しながら現政権の者が釈明した。大洋州連合ではクーデターにより政権が交代していたのである。

八・八作戦は大洋州連合が降伏したことによりあっけなく終了することとなった。
何なら欧州のオデッサ作戦よりも大分早い時期に終わっている。この頃の欧州ではまだオデッサの決戦の最中である。

その後の大洋州連合内では逃げ遅れ、クーデター側の大洋州連合部隊と交戦中であった枢軸部隊を幾つか鎮圧するのみで終わった。

駐留していた枢軸部隊の大半は戦況の悪化による大洋州政府との関係悪化からさっさとアフリカへ逃げ出していたとのこと。

当の大洋州では親枢軸派と反枢軸派による対立が進んでいたそうな。
反枢軸派は前々からクーデターの準備を進めており、国内の枢軸軍がアフリカへ逃げ、数を減らしたのを見計らって蜂起。
それと大体同じ時期に連合軍も攻撃を開始したという話であった。

肩透かしを食らった気分の人革連と日本軍であったが、まぁ犠牲も少なく短時間で目標は達成したな!ヨシ!といった感じで気分を切り替えた。


こうしてオペレーションスピットブレイクから約二か月とちょっと。
地上はアフリカを除き、連合の手中に奪還されることとなる。

その後は余力の余った人革連と日本地上軍がそのままインド洋を突っ切り、アラビア半島へ上陸。
現地の抵抗する国家や言い訳する元枢軸協力国を踏み潰しながらスエズ運河へ攻勢開始。
これを見て連合の欧州方面軍も急いで地中海側へ戦力を投入。

南北から挟まれる形となったスエズ基地はそれなりに激しく抵抗したが、数には勝てずに陥落。
枢軸のSB作戦失敗から三か月経つ前にスエズ運河と紅海の奪還。
そして地中海も凡そ連合の海として復活することとなった。

この時点でAEU主軸の連合欧州方面軍もジブラルタル海峡を渡り西アフリカに上陸。
ユニオン主体の北米方面軍もAEU領南アフリカへと戦力を陸揚げし、徐々にアフリカ南部からビクトリア軌道エレベーター目指して進撃を開始していた。

宇宙においては変わらず戦いが続いていたが、地力で劣る枢軸側は徐々に兵力、国力を削り取られていき、練度の甘い人材が前線でもちらほら見られ始めていた。

そして来たる11月後半。火星から日本の主力艦隊が到来。
その数は事前の宣言通り十個。十個の艦隊が地球圏近郊へと出現したのである。

戦局は最終局面に突入した。


さて。日本の主力艦隊が到着したからのは主戦場は宇宙になるわけだが…
それを見込んで地球連合各国もオデッサ作戦終わりあたりから戦力を宇宙に上げ始めた。

アフリカに逃げ込んだ枢軸地上軍は既に残党軍と言っても良い規模であるし、残っている地上部隊だけで対処可能だからだ。

710 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:40:43 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [37/110]
しかし、ここにきて宇宙への戦力打ち上げに困った国が出た。
AEUである。
なんせかの国の軌道エレベーターはビクトリア湖にある。そしてまだ枢軸軍の手の中だ。

しかし流石に遅れるわけにはいかないとアイスランドの打ち上げ施設やスペインにあるマスドライバーでちょこちょこ打ち上げは開始した。

とはいえこれでは足らない。というわけでは比較的近場のユニオンに土下座してパナマ軌道エレベータージャブローの打ち上げ施設を使わせてもらった。

その最中でもAEUはおのれ枢軸軍!と勝手に敵意を燃やしてアフリカ攻略に力を入れることとなる。
なおビクトリア湖軌道エレベーターが解放されたのは終戦間近だったのをここに記す。


宇宙の情勢は日本の主力艦隊が地球圏近郊に到着した時点で既に決着ついたなぁっという空気であった。

というわけでここからは戦後を真面目に考えながらの戦いとなった。

日本が「取り合えず艦隊分けて一気に叩いても良いけど?」と聞けば、連合側から「しばらく!しばらくお待ちを!お願いですから!」と懇願。
連合からすれば宇宙でも活躍の場…具体的にはわかりやすい戦果がないと国民を納得させられないのだ。

ならばということで宇宙側でとりあえずは前哨戦とジオンのソロモン、プラントのボアズを攻略することが決まった。

ボアズはユニオンと人革連。ソロモンはAEUと日本の艦隊が対応することになった。

この編成に関しては非常に単純で連合側ではユニオンが最も宇宙艦隊の数が多いため、逆に宇宙艦隊の数が低い人革連と組ませ、AEU艦隊に足りない分だけで日本が艦隊を付けたというだけである。

目標に関してもボアズは元々人革連の資源基地であったし、ソロモンに関してはAEUが秘策ありと言ってきたため任せた。

日本からすれば奥の手も連れてきていたため、いつでも枢軸攻略はできる。
ということで少しだけ連合の都合に付き合ったというわけであった。
既に日本からすれば戦争は決着しているに等しいのだ。


こうして始まったボアズ戦とソロモン戦。

先にAEUが秘策あり!と言ってきたソロモン戦を見る。
こちらはAEUが先方となり、その両脇を日本艦隊が固める形で戦いが進んだ。

地球連合艦隊+αがソロモンへ仕掛け、同要塞の戦力を釘付けしている中でAEUの秘策ことソーラーシステムが準備完了。
自軍を一時退避させ、そのまま照射。原作のようにソロモンの側面をこんがり焼くことに成功した。

ここに至っては枢軸側もソロモン放棄を決定。
ジオンのみならずザフトや宇宙革命軍の戦力も一緒に籠っていたため、脱出する数も多く、このため戦闘は意外にも長期化した。

枢軸軍は逃げるためにもまずはソーラーシステムをどうにかしなければと、脱出準備中の味方以外の残存戦力にて同システム方面へ突撃開始。

AEU側も逃げようとする枢軸艦隊相手にソーラーシステムを再度照射する気満々であったため、両軍がここに激突。
しかし流石に防備が厚かったため枢軸軍は中々突破できず、脱出が開始された際にすわ、再度照射開始!と言ったところでザフトが命掛けてグングニール搭載輸送艦を突撃させ、これを起動。
ソーラーシステムを無力化に成功した。

しかしその代償としてソーラーシステム無力化に向かった枢軸部隊は所属を問わずに壊滅。
その後も大半が脱出部隊と合流できずに殲滅されるか、捕虜となった。
突撃部隊の中にはソロモン総司令のドズル・ザビ中将の姿もあり、巨大MAビグザムを用いて突貫を仕掛けてきたが、日本のMS部隊に囲まれ敢え無く撃破。そして捕虜となった。

最初の突撃とソーラーシステム防備のために相応の被害を受けたAEU軍であったが、そこは側面を固めていた日本の二個艦隊が対応。

ソーラーシステム方面以外では日本軍の活躍もあり、比較的損害は軽微に終始できたそうな。

このためソロモン戦における戦果は同要塞の陥落。
枢軸側戦力を多く殲滅、または捕虜にすることに成功。その中ではジオン宇宙軍総司令官であったドズル・ザビの姿もあり。

対して連合側はAEU艦隊に相応の損害あれど、それ以外は軽微。

言ってしまえばほぼ完勝である。
AEUからすれば苦労して宇宙に打ち上げた戦力での完勝であったため、万歳三唱状態。
釣られて日本艦隊も万歳三唱した。
順風満帆といった流れである。

711 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:41:19 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [38/110]
対してユニオンと人革連が担当したボアズ側は激戦であった。

ボアズ側の主戦力はザフトが中心となり、それをジオンと革命軍が補助する形で展開。
対して地球連合側は地上から打ち上げた分に月やルナツーから引っ張り出した分を加え編成したユニオンの大艦隊と、それを補助する人革連艦隊と言った陣容で挑んだ。

小細工など不要と言わんばかりに両軍とも真正面から激突した。

原作ではある程度敵側を蹴散らしたら核を打ち込んでいたが、この世界では人革連の希望で元々自分たちのものであったボアズを取り返したいという思惑があったため、正面からの戦いとなった。

この際に地球連合側が出した量産型核融合炉搭載MSストライクダガーとジムは設計段階からジンやザクに打ち勝てるMSとして想定されていたため、数の差もあり、MS同士の衝突から始まる戦況は連合側優位で進んだ。

この他原作seedや宇宙世紀と違い、00世界のように以前からMSが存在していたこの世界ではMS操縦の練度という意味では連合側兵士も枢軸側に劣っていなかったのも大きい。
対して枢軸側は原作宇宙世紀やCEと違い、地上からの引き上げという名の兵員補充ができず、代わりに占領したサイドからの義勇兵と徴兵年齢枠の拡大による戦時徴発兵で賄う羽目となり、全体の練度が低下していたのも足を引っ張った

このため枢軸側は多数の新兵を少数のベテランが補助する形で動くしかなく、機体性能、平均練度で勝る連合側にじりじりと押されていたのだ。

一応枢軸側もゲイツやゲルググと言った新型を配備し、練度の差を補おうとしていたが数の差もあって焼け石に水状態。
そんな中でも二年戦争時最高峰の量産型MSと評される宇宙革命軍のオクト・エイプは獅子奮迅の活躍を見せており、特にエースやベテランが乗った同機は平均的な地球連合MS10機分の戦力に相当するなど敵味方問わず高い評価を得た。

しかし戦争というのは結局のところ総合力がものをいうもの。
前述の通り、地力で劣る枢軸側はじりじりと追い詰められていき、戦局はボアズ要塞そのものを巡るものへ推移。

ボアズへ取りつき、または内部に侵入した連合部隊に対して枢軸側のMS部隊や砲台、宇宙歩兵などが対抗を繰り返す消耗戦となっていった。

最終的にこの泥仕合を制したのは地球連合側であった。
単純に数の差、地力の差が決め手となった。

以降は枢軸軍側が撤退を始め、連合軍側がこれを追撃する形であったが、両軍とも疲弊しすぎたためか、この追撃戦は短期間で終わった。

枢軸側の残りの大拠点と言えばジオンのア・バオア・クー、月のグラナダ、プラントのヤキンドゥーエ、宇宙革命軍の革命の園の三つの要塞、軍事基地群。
そしてジオン、プラント、宇宙革命政府の本拠点コロニー群程度。

実質次の戦いがこの戦争の最後となることは誰の目からも明らかであった。

後編に続く。

712 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:42:09 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [39/110]
〇設定

  • 日本艦隊の編成
旗艦級1、MA母艦4、空母2、戦艦6、巡洋艦12、駆逐艦24、その他支援艦複数で構成されている。
任務や担当地域により編成には差異が存在する。

巡洋艦からは艦載機運用能力が標準化しており、実質巡洋艦から戦闘空母としての運用も視野に入る。

領土の広さから艦隊単独での広域行動能力が高いのが特徴。
一個艦隊が行動できる範囲が非常に広く、独自行動性も高い。
このため艦隊司令官の権限も他国のそれよりも強いものが与えられている。

艦載機はMSとMAの混合。
有人機がMS。無人機がMAと分けられている。
少数例ではあるが有人のMAや無人のMSも存在する。

MSは韋駄天(グレイズ)シリーズ。現在の日本軍主力MSである。
高機動型の韋駄天・隼(グレイズリッター)、指揮官用の韋駄天・疾風(シュヴァルベ・グレイズ)なども配備されている。
また高機動部隊として可変形MSの飛龍(ガフラン)が運用されている。
ガンダムタイプは完全にエース様にこしらえており、配備数は非常に少ない。

MAは基本MA空母に搭載されており、運用される。
凡そ空母一隻に100を超えるMAが搭載されている。


戦術に関してはMAを中心とした物量戦と、戦線をこじ開けるための突破戦術または首狩り戦術を基本としている。

日本軍における有人MS乗りとは単独で中型無人MA(ハシュマル)を倒せて一人前とされる。
ガンダム乗りは単独で一個MA大隊(MA母艦へ搭載されている基本的な部隊単位。四個MA大隊で一個MA師団になる)



  • 韋駄天
日本軍の主力MS。鉄血のオルフェンズに登場するグレイズシリーズがモデル。

デザインこそグレイズ系統だが技術体系が違うため中身は別物。
エイハブリアクターの技術を応用した重力制御技術により単独での飛行、空中戦闘が可能。
この機能とは別に空戦パックと呼ばれるフライトユニットを装備することにより、大気圏内での機動力、運動性能に磨きがかかる。

ナノラミネートアーマー加工によるビーム、実弾への強い耐性とガンダニュウム合金による素の高い対ビーム、対実弾能力を併せ持つ。
日本製MS共通のビームバリア機能もあるため、合わせて三重の防御が搭載されている。

操縦面では長年磨かれてきた専用OSに加え、自律思考型AIを標準搭載(フルメタのアルみたいなもの)
これにより操作性の改善、いざという時の自動反応防御が備え付けられている。

昨今ではナノマシンを介した間接思考制御を取り入れた試作モデルも実験的な配備が行われているとか。


  • 飛龍
日本軍の可変形MS。ガンダムAGEのガフランがモデル。

こちらもグレイズ同様に中身は原作とは別物。
動力にはエイハブリアクターを利用しており、韋駄天(グレイズ)同様に胸部ビームバリアや重力制御技術の応用による空戦能力を持つ。

日本の広い領土に対応するため部隊単位での長距離航行可能な緊急展開機として開発された。
このためMS形態と巡航形態の二つの姿を持つ。

スペック的にはやろうと思えば単独で火星圏から地球圏までの航行も可能。
専用の長距離航行専門パイロットスーツを着込んだ長距離展開部隊は各地の基地から火星を始めとした木星、土星などの各領土への援軍、救援、展開を前提に運用されている。

この運用思想から艦隊よりも基地航空隊の方へ重点的に配備されている。

713 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:42:58 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [40/110]
  • ガンダムシリーズ
日本軍が運用しているエース専用少数生産MSシリーズ。

エイハブリアクターを二基搭載し、それらのエイハブウェーブ周波数を同調させ、性能を相乗させるツインリアクターシステムを搭載している(GNドライヴにおけるツインドライヴみたいなもの)MSのことを指す。

このツインリアクターシステムの整備性が非常に難物のため、かかるお値段と合わせ余り製造されておらず、日本軍全体でも300機程度しか配備されていない。

取り扱うのは軍を代表するようなエースたちであり、単独でMA一個大隊を相手どれる猛者たち。

表向きは広すぎる領土における問題へ対処するための精鋭即応部隊の人員及び、それ専用の兵器として開発されたものだが、裏では地球圏に誕生してくるであろうスーパーエースたちに対抗するための代物。

二年戦争時にも一個艦隊に2~3人ほど同乗してきており、地球圏に来た10個艦隊と元々地球圏に配備されていた3個艦隊と地上に配備されていた分を合わせ50人ほどが参加している。


ツインリアクターシステムは元ネタのツインドライヴ同様に単に出力が倍になるわけではなく、同調させた結果相乗効果による性能が二乗されている代物。
調整は難しくなるが、三基のリアクターで行うトリプル、四基のリアクターで行うクアドラプルなども存在する。
現在の日本では六基のリアクターで行うセクスタプル同調まで成功している。

またMS以外にもMS搭載強襲母艦などの特殊な船ではツインリアクターに近しいシステムが取り入れられている。



  • 革命の園
宇宙革命軍が独自に建造した宇宙基地群の総称。

戦争初期に発生した破壊されたコロニーや宇宙基地の残骸。無人となった資源衛星などを組み合わせ建造した。

地球軍からは廃材要塞と馬鹿にされているが、単純な規模では枢軸随一の広さと収容規模を持つ。
また幾つもの宇宙基地やデブリを複雑に絡めた形をしているため司令部のある中心部に中々辿り着けず、まともな攻略は非常に困難を極める。

実際のところは枢軸国の中では国力事情が寂しい宇宙革命軍が戦争序盤で発生した巨大デブリを流用してこしらえた簡易宇宙基地が、宇宙で暇を持て余した人員の手によってどんどんと巨大化していったのが現在の姿である。

714 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/07(水) 17:43:31 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [41/110]
投下終了

当初の予定では前後編だったのに、伸びて中編入れて分ける羽目に…(汗

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最終更新:2024年05月03日 17:35