717 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/15(木) 19:01:42 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [164/255]
Gジェネ戦記 おまけ設定集
〇日本の諜報網
対諸外国向けに地上、宇宙問わず相応に張り巡らされている。
二年戦争勃発後は宇宙に主軸をシフト。
ジオン、プラント、宇宙革命政府の三つを主目標として諜報活動を進めた。
対して地球連合諸国の諜報網は初動で連合軍を地上へ追い払われたために連合諸国の宇宙での諜報活動が鈍化。
このためコロニー枢軸側も宇宙における防諜活動が低調化し、知らぬ間に日本諜報網の跋扈を許していた。
コロニーレーザーやジェネシスが日本に見つけられていたのは、この諜報活動の賜物。
〇地球連合のMS事情
連合を構成する三大国において戦前、戦争前半のMSはバッテリーや水素燃料で動くMSが主力。
しかし、これらは大戦が勃発すると核融合炉搭載がデフォの枢軸軍MSにマシンパワーで圧倒されがちであった。
対抗するために連合側も核融合炉の搭載を検討したが、従来のバッテリー型MSでは搭載スペースの確保、エネルギーバイパスの改良が難しく、核融合炉搭載を無理に行った改造機の多くは歪でピーキーな仕上がりとなり、主力機としての運用は難しい結果に終わった。
このため設計段階から核融合炉搭載を取り込んだ新型MSの開発へシフトしていくこととなる。
新型機の完成までの間は既存MSや兵器の連携や鹵獲した枢軸MS、扱いにくい融合炉搭載改造機などを用いての戦闘を強いられていた。
大戦終盤におけるユニオンの主力MS。
GTX
シリーズを試作とし、先行量産型に105ダガーがある。
ストライクダガーは105ダガーの簡易生産型。
競合相手としてV作戦のジムがいたが、コンペの結果主力機はダガーへと決まった。
決め手は性能やコスパではなく、ロゴスを始めとした支援母体からの政治的な要請。
軍主導の開発であったジムに対してダガーはロゴスが主導しての開発だったため、開発資金を回収する意味でロゴスの要望が通された。
原作の同名機と比べ動力が核融合炉のため非常に強力な機体として仕上がっている。
ジンやザクには明確に優位が取れ、シグーやドム相手に互角以上で、ゲイツやゲルググ相手にも劣らない名機である。
AEUが採用した戦争終盤における主力MS。
試作機としてトールギスが存在しており、これを元に一般兵でも扱える機体にスペックダウンさせたのがリーオーとなる。
AEUは核融合炉搭載MS開発ではユニオンや人革連の一歩先を行っており、リーオーの元となったトールギスも三大国の中では先んじて開発に成功していた。
しかしこのトールギスの性能が過剰すぎたため、改めてスペックダウンさせたのがリーオーの始まり。
量産と配備もユニオンのダガー、人革連のジムよりも早く、オデッサ作戦の際には主力機として運用できるほどの数は出そろっていた。
後にリーオーで学んだノウハウを活かしてトラゴス、パイシーズ、キャンサー、エアリーズと言った様々なMSを立て続けに開発し、戦争終盤の地上戦を優位に進めた。
その後はユニオンとの技術交流の末にハイペリオンガンダムを開発。
エース用の高級機として配備を開始し、量産機は合わないがトールギス乗って自殺したいというわけではないベテランやエースの相棒として普及した。
718 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/15(木) 19:02:53 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [165/255]
人革連の戦争終盤における主力MS。
ユニオンが開発していたジムそのもの。
ダガーとのコンペに負けた後で話を聞きつけた人革連関係者が開発を主導していたユニオン軍に話をつけて、人革連主力機としてのライセンス生産権を勝ち取った。
元々人革連は他の二カ国と比べると核融合炉搭載MSの開発に遅れが出ており、そのため今回急遽ジムのライセンス生産を決定した形となっている。
実際にはユニオン本国仕様のジムよりもいささか性能が落ちたモンキーモデル仕様なのだが、鹵獲機や魔改造機を永遠と使い続けるよりマシという判断で主力機に認定された。
ユニオンやAEUは多様なMSを開発、運用していたが人革連は戦力整備に手間取っていたこともあり、主力MSをジム系列に一本化。
主力機からエース用の高性能機、後方支援用の補助MSや砲撃、偵察に及ぶまでMS関連は全てジムの派生で固定。
迅速な戦力化と生産体制の設立。整備性の向上、補給体制の改善を成し遂げた。
〇地球軍旧主力MS
ユニオンの旧主力機。
大戦勃発時ではフラッグは最新鋭機だった。
大戦中はコロニー枢軸の核融合炉搭載型MSに性能差で苦戦を強いられており、特に彼らのホームである宇宙では徹底的に押し込められてしまった。
地上では空を飛べるという利点を活かし、枢軸MSとも渡り合ったがディンやグフフライトタイプが出てくると空もホームと言えなくなり、苦戦が続いた。
戦争の途中で核融合炉搭載の試みも何度か行われたが、無理矢理搭載するための設計変更と重量増加、機体剛性強化のため変形機能が取り払われた陸戦機となってしまい、逆に相手のホームである地上での戦いを強いられる羽目となった。
この結果性能やバランスで劣る融合炉搭載型は枢軸MS相手にまともな戦果を挙げることは難しく、設計段階から核融合炉搭載を見越したMS開発ことV作戦やG計画の発足に繋がった。
ダガー系普及後はリアルドが一気に二線級機として下げられていったが、フラッグは改良が重ねられ、なんやかんや二年戦争中は第一線で扱われ続けていった。
AEUの旧主力機。
ユニオンのフラッグ同様にAEUのイナクトも大戦前、勃発時は最新鋭機であった。
こちらもユニオンの旧主力機同様の試行錯誤や失敗を重ねているが、違う点はAEUがいち早く設計段階からの核融合炉搭載MSの開発を始めたこと。
そしてその実機が出来上がるのが早かったことである。
その名はトールギス。二年戦争ではAEU最強のMSの名をほしいままにした機体であった。
最も扱えるパイロットがほとんどいなかったため専ら運用されていたのは三機ほどであったが。
ユニオンと違い、戦前から陸戦MAの開発も進めていたため、アグリッサなど容量に余裕のある大型MAへの核融合炉搭載などを行い、後の大型MAとMSの協同戦術を組み上げた。
この大型MAによる枢軸軍への対抗という経験から戦後にてザムザザーやユークリッドなどの大型MA開発を促進させていく切っ掛けとなった。
人革連の旧主力MS。
他二国のMSと比べても長年運用が続いていた旧式機であったが総合的なポテンシャルは他国のMSに劣らないものを誇った。
鈍重で低機動力。それでいて重装甲、重火力。
そんなわかりやすいコンセプトなのがティエレン。
古い設計のMSのため運用履歴十分でコスパや整備性も改善され尽くしており、枢軸MSが出てこなければ今度もう10年、20年は安泰だと言われていたほどである。
人革連のMS開発が低調であったのは、このティエレンの完成度故と言われている。
二年戦争中も持ち前の装甲と火力を宇宙、地上問わず発揮した。
しかし近接戦となると、その動きの鈍さや枢軸MSの機体出力に負ける部分が目立っており、人革連軍では専ら距離を取っての砲撃、射撃で封殺するように訓示されていた。
地上に主戦場が映った後は陣地化された防衛体制と合わさり、枢軸MS相手にも比較的善戦している。
また核融合炉搭載のための改造においても人革連はティエレンに搭載しても枢軸MSほどの運動性や格闘戦能力は得られない(設計が古いし)と割り切っており、もっぱら大型レールガン利用のための出力増幅装置として扱われた。
しかし枢軸軍がドムやバクゥと言った高機動MS、ディンやグフフライトなどの飛行MSを運用しだすと戦局が一変。
機動性、運動性に劣るティエレンは硬いだけの的となってしまい、防衛線崩壊後はより簡単に狩れる獲物へと成り下がってしまった。
このためMS開発が遅れていた事実も合わさり、人革連はユニオンと交渉し、かの国でコンペで敗北したジムの自軍への採用と配備を進めることとなる。
719 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/15(木) 19:03:33 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [166/255]
投下終了
Gジェネ戦記本編で書きださなかった設定をつらつらとまとめました。
余裕あれば次はコロニー枢軸軍の設定を書いておきたい…
最終更新:2024年05月03日 20:36