23 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/18(日) 20:20:52 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [7/290]
Gジェネ戦記 おまけ設定集2


〇空間仕様改修計画
主戦場が宇宙に移った枢軸軍により行われた国家間合同プロジェクトの一つ。

地上に送れず余っていた宇宙拠点製造ロット分の地上用兵器を改めて宇宙で使えるように手直しするための改修計画。

オペレーションスピットブレイクの失敗と地上からの戦力回収に失敗した枢軸軍は人員のみならず、機材面においても余力が激減しており、地上用兵器とはいえ倉庫で埃をかぶせておく余裕はなかった。


主に地上仕様MSの(ザク、グフ、ドム、ディン、ジュラッグなど)の宇宙仕様への軽い改修から、水陸両用MS(ゴッグ、ズゴック、アッガイ、 グーン、ゾノなど)へのガチガチの改造まで幅広く行われた。

凡そ改修された機体にはリックの頭文字が付き(リックドム、リックグフ、リックディンなど)、既存の地上仕様と区別された。

多くの機体は見事宇宙空間戦闘力を確保したがマゼラアタックやバクゥ、ザウートと言ったキャタピラタイプの兵器は効果的な改修が見いだせず、要塞や宇宙基地、艦艇における移動砲台となるか、月重力仕様に改良され、月面戦線ことグラナダ基地への配備とされた。



〇コロニー枢軸のMS遍歴

コロニー枢軸側は開戦当初から核融合炉搭載MSの配備が進んでたというのが特徴である。

このため彼らが開発、運用する兵器は基本的に核融合炉搭載前提の設計をされており、MS、MAにおいては連合の運用するそれらよりも高性能に仕上がっていた。

またMSに開発においても、どの勢力も原作より余力、時間があったため進んでおり、原作より早期に登場した機種も少なくない。

大まかにオペレーションスピットブレイク(以降OSBと略称)以前と以後の系譜に分かれており、以後の系譜は露骨に開発、配備速度の遅延が見られる。

OSB以降は地上MSの空間戦闘仕様への改修や、生産性を優先した改造、新型機などが多くなっていく。


〇ジオンのMS

  • ザクⅡ
ジオン公国の主力MS。説明の必要なし。地球圏において核融合炉搭載MSと言えばこいつというほどの代表格。
大戦初期から終盤までジオンを支え続けた名機。

初期のC型、普及型のF型、地上戦型のJ型、後期生産型のF2型、終盤のFZ型などが主だった種類。

原作宇宙世紀と比べ戦争期間が延びているため、改修スパンを長くとれており、その分後期生産型が多い。
このため全体的にはF2型が最大機数を誇る。

FZ型は地上からの部隊撤収が不可能となった後に宇宙の残存戦力を少しでも底上げするために原作よりも積極的に既存機の改修が行われ、機数が増大している。


  • グフフライトタイプ
通称はグフフ。正式名称はグフ飛行型という。
原作では戦争終盤に数える程度にしか確認されていない機種であるが、この世界ではザフトのディンに触発された結果量産にまでこぎ着けた。

原作では飛行というより跳ぶ、滞空時間が長いくらいの性能だったが、この世界では技術の進歩と戦争期間の延長により改良が進み、ザフトのディンと遜色ない飛行性能を得た。

素体にグフが選ばれたのは当時地上戦力の新主力MSとしてザクJ型と代替が進んでいたグフB3型(通称グフカス。エース御用達のイメージがあるが、ここでは量産機の一つ)の生産ラインや予備パーツを流用する目的であった。

こいつが出てきてから人革連のティエレンなどは鴨に成り下がってしまった。

ザクJ型やドムと並んでジオンの地上戦力の中核を成しており、エースが扱った場合は空中で格闘戦まで行えるなど非常にアクロバティックな機体であった。

ザフトのディンと比べ、機動性よりも運動性に性能の主眼が置かれており、そしてディンよりも重装甲であったため、連合の航空機からはディンより戦いづらい相手として有名であった。

戦争終盤では主戦場が宇宙に移ったためお役御免…とはならず、戦力補充のために宇宙で製造していた分の空間仕様化計画に則り改修が施され、リックグフとして運用され続けた。

他にも宇宙で残っていたグフタイプの多くはこのリックグフに改修されている。
なお大雑把に言って変更点は宇宙で戦えるように改良しただけなので、武装は凡そグフや他のMSのものを流用している。

24 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/18(日) 20:21:59 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [8/290]
  • ドム
戦争後半におけるジオン地上軍の主力MS。
新型融合炉による高出力を活かしたホバー駆動による高機動と重装甲を両立させた名機。

ザフトのバクゥ、宇宙革命軍のセプテムと並んで連合軍の脅威となった。
これらが出てきて以降の連合地上軍の戦車損耗率が跳ね上がったとされる。

主戦場が宇宙に移って以降は空間戦闘仕様であるリックドムとなり、ザクと共にジオンの主力であり続けた。

なおこの世界では技術開発も原作より進んでいたため、戦争終盤ではビームバズーカもそこそこ普及している。


  • ゲルググ
ジオン終盤における新型主力機。
原作よりかは早く仕上げられ、多く生産できたが、悲しいかな日本軍相手には焼け石に水であった。

性能はガンダム並みのスペックにビーム兵器を標準搭載したMSという理想的な代物。
非常に強力な量産機として仕上がっている。

連合軍のストライクダガーやジム、リーオー相手にも優位に立ち回れるだけのスペックを有していた。

しかし終盤のジオンそのものが追い詰められており、きちんと訓練を積ませたパイロットが用意できず、学徒兵や訓練不十分の急募徴兵を載せる事例が相次いだ。

このためスペックを発揮できず撃破される例が相次いでおり、地球連合軍と衝突したボアズ戦やグラナダ戦でも思ったよりも戦果を挙げられずに終わっている。

反面エースやベテランが乗った場合の活躍はすさまじく、連合MSに対して明確に優位に立ち回れるだけの強さを発揮できている。


  • ケンプファー
ジオンの開発した高機動MS。
元々は次世代機開発の一環にて高性能試作機群の一つとして開発されたが、その高性能ぶりが評価され、改めて少数生産機として正式採用された機体。

高機動、重武装の強襲機として高い性能を発揮しており、腕に自信のあるエースパイロットに好まれた。

型番は先行生産型ゲルググより後だが量産型ゲルググなどより先んじて完成しており、宇宙のみならず地上においても製造された機体が存在する。

強力なMSであったが、正面以外の装甲が薄いのが欠点。
当たらなければどうということはない!といった自身のあるパイロット向け。

非常に高い機体ポテンシャルからNT部隊においても運用されており、NT専用機が完成するまでの繋ぎとして運用されている。

25 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/18(日) 20:22:57 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [9/290]
  • ギャン
ジオンの開発した格闘戦仕様MS。
元々はゲルググと次期量産機の座を争っていた機体。

悪くないMSであったが総合性能でゲルググに敗れた。
しかし、その高い近接戦闘能力がグフの後継機を望んでいた一部エースに評価され、エース向けに少数採用された。

多大な功績を挙げたエースを通して現場の声が届きやすいのがジオンの利点であったが、逆に声を聴きすぎて余計な生産ラインが乱立しがちなのは欠点であり、そういったジオンの体制を象徴する機体の一つでもあった。

なお性能自体は本物であり、近接戦闘性能に限っては日本MSにも劣らないものがあると日本軍関係者がコメントを残している。


  • ガルバルディ
ジオンが開発した最後の量産MSと言われている名機。
ゲルググとギャンを合わせたような性能をしており、ジオン量産機の中では最も高い性能を誇ると言われている。

採用、配備されたのが大戦末期であり、その製造数は余り多くない。
ほぼ全ての機体が親衛隊に配備され、それらもア・バオア・クー戦域へと配置された。

同戦域を担当した日本軍からしても驚くべき性能であったと言われており、ザフトのデルタフリーダム、宇宙革命軍のオクト・エイプと並び同大戦中の枢軸軍最高峰量産機として評価されている。

ア・バオア・クーでは親衛隊の腕もあり、日本軍相手でも縋って見せるほどの善戦したが、それでも機体性能と数の差に押され、戦局を覆すほどの戦果は挙げられなかった。

親衛隊の多くが撃墜されるまで戦ったため、戦後に稼働可能なレベルの残った機体は少ない。



  • ズゴック
ジオンの開発した水陸両用MSの一つ。
ゴッグと合わせ地上戦線の中核を成した機体。

非常に高い完成度を持つMSであり、水陸両用MSの完成形の一つともいわれている。
戦後も接収された機体が地球連合や中立国、更には日本軍でも運用されているほどと言えば、その完成度の高さが伺える。


  • ジオング
ジオンが開発したNT専用MS。
既存MSよりも大型ながら高い推力とバーニアの数で機動性、運動性を補い、更に専用融合炉による高出力ビーム兵器を備えた機体。

腕部が有線サイコミュ兵器となっており、その高い火力を好きな地点から投射できる。
大戦末期頃に複数機製造され、自国のNT部隊へ配備された。

性能そのものと火力は非常に高かったが、NT専用機として宇宙革命軍が開発したベルティゴやフェブラルの方が完成度は高かったとされる。

NT部隊に配備されていからは地球連合相手に獅子奮迅の活躍をしたが、肝心要の日本軍には主兵装であるビームが余り通らず、ミサイルポッドやマシンガン、更にはヒートサーベルと言った実体兵器を後付けする羽目となった。

戦後は各地の製造ラインから建造中のものが接収され、各国のNT専用兵器開発に役立てられている。

26 名前:トゥ!ヘァ![sage] 投稿日:2024/02/18(日) 20:23:28 ID:FL1-119-240-154-97.kng.mesh.ad.jp [10/290]
投下終了

ザフトや革命軍の分も書いてましたが、長くなったので分割。
今回はジオンの分です。
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最終更新:2024年05月19日 21:19