958 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/26(月) 00:42:02 ID:softbank126036058190.bbtec.net [144/155]

憂鬱SRW 融合惑星 マブラヴ世界編SS「オペレーション・トライデント」証言録




「想定はしていたが、弱すぎるな……」
「腕が訛る……こりゃあ、再訓練かねぇ」
「これまでの侵略生物の方がよほど強いからな、仕方がない」

  • サクサクとBETAを排除する連合兵士の会話。



『サザナミ1より各機、攻撃開始だ。
 レーザーなんかにあたったら再訓練ものだぞ!』
『サザナミ2了解』
『サザナミ3、了解です』
『そーら、来たぞ!飛び込め!』

  • 空母タケミナカタから発進した爆装済みのムラサメ弐式隊、インド西部沿岸地域で無防備に等しい状態のBETAの駆逐を開始した。




「揚陸艇より通信、橋頭堡を確保セリ、です!」
「よし、予定通り砲撃地点を変更する。ポイントはO-25エリアを中心に、衛星と観測機からの観測情報を得て随時変更しつつ開始。
 各艦に通達せよ、ようやく肩慣らしは終わりだとな」

  • セイロン島沿岸に陣取る陸上艦艇での会話。現地勢力の艦艇と異なり、一射あたりの火力や加害範囲が段違いであるため、継続した支援が可能だった。



「インドに戻ってきたぞ、俺たちの故郷だ!」

  • 国連軍のインド人衛士、スリランカから上陸して。



『危ないところだった……助かった』
『なーに、デカイ芋虫程度はお安い御用さ』
『こちらが火力を叩きつけてもどうにもならない相手なんだけどな……』
『そこはほら、技術とかの差だからしょうがないさ』

  • インド亜大陸に上陸した国連軍戦術機部隊、母艦級の強襲を喰らうも、駆け付けたMS隊によって救助される。




「船外での活動もノーマルスーツ着用が望ましいほどと分析犯から報告が……」
「そうしなければならなかったとはいえ、酷いな……」
「これは……想定以上に汚染がひどいわね。司令部への報告はしてあるわね?」
「既に。防衛ライン構築後にタワーの投入が優先的に行われる手筈が整っているとのことです」
「よかったわ……こんな光景、見ていて気分がいいものじゃないもの」

  • 改ミネルバ級ディアナ艦橋での会話。激戦とBETAによる環境改変は、人の生存に適さないほどであった。




『な、何、今の!?』
『天使が飛んでいった……!?』
『……ああ、本当みたいだな。信じられないが』
『IFFは……地球連合?』
『カメラでも本当に一瞬しか見えなかった……』

  • マドゥライを目指し進撃していた国連軍戦術機部隊の会話。砲撃で大軍を蹴散らし、補給に戻るフリーダムを幸運にも目撃する。



「……は?」
「東南アジア方面はどうやら、後退に後退を重ねているようです。
 先ほどから確認されている揺れなどは核兵器による焦土作戦のものだと」
「地球連合派遣軍の手を借りなかったのか……?」
「どうやら大東亜連合との交渉が決裂したとかで……」
「……一歩間違えれば、あちらと同じかそれ以上のことになっていたか。
 苦肉の策だったが、勝ちを拾えたということかな」

  • 東南アジア方面での地獄の戦いを聞いて、スリランカ政府首班の反応。

959 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/26(月) 00:42:58 ID:softbank126036058190.bbtec.net [145/155]

「ああ、クラ海峡が……」
「すげぇ規模だが、これでどれだけ足止めできるか……」
「後退急げ、奴らの足が止まっている間に友軍と合流する!」
「了解!」

  • クラ海峡の防衛線に参加していた衛士たちの会話。最前線ということで備えていたものの、クラ海峡防衛線は1時間半余りで崩壊し、核を使うことになった。



『くそったれ、視界が悪すぎる!』
『各センサーの情報を統合して何とかするしかありませんね……』
『これじゃあ迅速な移動にも支障をきたしますね。光線級云々の前に風で機体が流されて危険すぎます』
『それだけじゃないぜ、砲弾がまっすぐ飛ばない!雨風が強すぎるんだ!』
『タイミングが悪すぎる……!なんだってこんな時に重なるんだか』

  • クラ湾防衛線の戦術機部隊の会話。悪天候と台風の合わせ技で戦うには劣悪すぎる環境が出来上がっていた。


『一体いつまで続くんだ!?』
『かなり削ったはずだがな……』
『対水上攻撃できないのがもどかしい……!』
『なーに、伝え聞くELSなんかよりは大分楽だろうよ」
『比べる方が失礼だぞ、あれは』

  • フィリピン近海に展開するボスゴロフ級エーリッヒのMS隊の愚痴。楽には倒せるが、隠匿しての任務の都合上、縛りが多く歯噛みすることになる。




「くそったれのBETA共め……お前らはここでおしまいだ……!」
「残念だったなぁ……!ハハハハ!」

  • パラワン島守備隊司令部にて。陥落寸前にまで必死に抵抗したのち、司令部はパラワン島各地に仕込んだ核兵器を一斉に起爆した。




「押さないで!まだまだ輸送機は十分にあります!」
「避難する方はIDタグを必ずつけてください!」
「はい、はい、こちらです!押さず、走らず、焦らずに!」
「揺れていますし、床が濡れています!焦ると逆に転びます!誘導に従ってください!」
「次の便が来るぞ、離陸急げ!」
「ベースジャバーの発艦準備急げ、輸送仕様にしてあるから射出はしなくていい!」

  • タケミカヅチ級空母タケミカヅチ甲板での市民避難の様子。その能力をフル活用し、ヴァルファウなどの母艦となり、多くの市民を逃がし続けた。



「提督、砲術長からですが……各艦の砲弾および爆雷、全て撃ちきったと」
「くそ、これまでか。まだBETA共は進撃しているというのに、歯がゆいな。
 各艦に通達、これよりシンガポールまで後退する。急ぐぞ!」
「イエッサー!」

  • 大東亜連合海軍の艦隊、マレー半島に形成されたクラ湾防衛線で必死に援護を行うも、弾薬切れという事態に撤収を余儀なくされる。




「……湾が窮屈だな」
「補給を求める艦艇がここまで多いとは……」
「これでは支援が間に合わなくなるぞ。まだ海上からの支援を求める戦場は多いというのに!」
「提督、ここでの補給は時間がかかりすぎるかもしれません……」
「ぬぅ、司令部に打診しておけ……最悪別な基地で補給を受けるとな」

  • シンガポール沖合および湾は弾薬補給のために艦隊が集結し、極めて手狭になるほどであった。



「……次から次へと、まだ終わらないのか!」
「それだけ各方面で艦隊が動いているってことだろ!」
「くそったれめ」

  • シンガポール基地の軍港のスタッフの愚痴。次々と続けられる補給に人員の疲労は早くも限界に近づいていた。




「……それは本当か?」
「はい、沿岸部に展開した部隊から、機雷原にBETAが接触したと」
「浸透が早すぎる……!」
「まだ少数だという報告もありますが……?」
「楽観視できるものかよ、防衛線を抜けてBETAが押し寄せてきているのは事実だ。
 うかうかしているとここも蹂躙されるぞ!」

  • BETA接近の情報を聞いて、オーストラリア政府首脳部。前線で支えてもなお、零れ落ちたBETAは後方へと浸透しつつあった。



「放せ、もう、死なせてくれ!」
「馬鹿なことはやめるんだ!」
「そうだ、死んでどうするんだ!」
「こんなのは、あんまりだ……!」
「私は悪くない…私は悪くない…!悪くないんだぁぁあああ!」
「拘束しろ、早く!何も持たせちゃいけない!」

  • カリマンタン島 国連太平洋方面第12軍ボルネオ基地での阿鼻叫喚の絵図。

960 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/02/26(月) 00:43:30 ID:softbank126036058190.bbtec.net [146/155]

以上、wiki転載はご自由に。
時系列バラバラですがご容赦を。
もうちょい続くかもですね。

ではおやすみなさいませー
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最終更新:2024年05月19日 21:49