32 名前:635[sage] 投稿日:2024/05/24(金) 07:29:42 ID:119-171-249-59.rev.home.ne.jp [4/9]

銀河連合日本×神崎島ネタSS ネタ ゲートの先は神崎島もヤルバーンも無いようです 幕間 予言或いは預言 前編


ぐだーず&ゴースト TДT)TДT)TДT)<オワナライオワナライオワナライオワナライ…

ネイチャ ;-ω-)<終わりそうもないね…
キング ;`・ロ・´)<終わらないわね…


12月中旬、ゲート日本世界銀河連合日本領惑星アクア。
古代の母によりジュラ紀の生態系が構築された軍神の星にある水都市と呼ばれる植民船をそのまま海に浮かべたどう見ても水の妖精の居そうな銀河連合日本の植民都市の一角はエラく近未来的だった。
近代的な建物の立ち並ぶそのエリアの一角に一際巨大な建物がある。

行政機関以外にも神祇院が詰めておりその神祇院区画の一角には下部組織である知的生命体継続調査機関カルデアのこの世界でのオフィスもある。
知的生命体継続の名の通り人理ではなくティエルクマスカ連合を構成する人類含めた知的生命体の文明継続の為の調査研究を行う機関である。

そんな建物を遠くに望むどう見ても水の都な街中の電達姉妹のお家で机に向かい終わらない終わらないと呟き続ける立香二名+ゴースト。
それを見ながら後頭部に汗を浮かべながら見守るキングヘイローとナイスネイチャの姿があった。


「修羅場ね…。」

「そらこっちと政府への反感でお役所の一部がが遵法闘争始めちゃって書くもの増やしたり、いらない処理増やしちゃったりで学校の課題とかに取り掛かるの遅れちゃったしね…。」


溜息を吐きながらネイチャは紙の書類の束を纏める。
そんな二人の周囲にはそれなりの書類が山となっている。
これらはゲート日本の公的機関に提出する書類だ、それも多くは本来ならば相当簡略出来るもの。
ティ連外交、軍備拡張そして公的に認められた自警団など政府主導で行われた最近の諸々の政策が自分等を経ず行われ反発した一部官僚やら政治屋やらが遵法闘争始めた結果の産物だ。
その矛先は発端となった銀連日本と神崎島に向けられた。
銀河連合日本からのボランティアや鎮守府関係者を狙ったそれはそれらはゲート日本一般のボランティアやゲートイゼイラの活動にも影響を与えていた。
現在ネイチャとキングの処理しているそれらはゴーストらの物も混じってるが本人でなければならないものは最優先で処理させたのでその残りである。
それでも結構な数になったがゴーストらの書いたのよりキングらが処理してる方が量が多い。


「それで苦戦してるあの子達の残りの課題なんなの?」

「ゴーストが読書感想文。立香達がボランティア作業とかのレポートとかね。」

「両方とも不得意分野ね…。」

「ゴーストの方なんて最初に書い私に添削で提出した感想文がすごくすごいと思いました(小並感)よ。」

「Oh…。」


なお、課題とはボランティアや招集にあたり学校休むことになったので出された宿題とかである。
そしてキングは呟く。


「マリーさんやジェーナスさん達は?」

「書類の記述内容の不備だとか法律違反だとか大きいのから重箱の隅から見つけられたのこじつけられるもの全部、
鎮守府経由で今回関わった官公庁の部署に正式な抗議文書出す為にアナスタシアさんの所に行ったわ。」

「臨時ブリカスフラカス連合…まあ、少し時間掛かりそうだしご飯の買い出しでも行こうかしら。」

「そうね美味しいものでも作ってあげましょう。」

二人は頷くと出かけていった。



それから暫く、立香らとゴーストは虚ろな目で立ち上がりとツカツカと台所へ向かうと台所で電専用と書かれた冷蔵庫を開けた。
中には何やらビンやら缶やらが大量に入っている。
そしてその中から『ハトさんから』と書かれたビン取り出すとコルク栓を抜き紫色の液体をコップに注ぎ、
これまた電専用と書かれた棚から『テスカトリポカさんから』と書かれた袋に入った素揚げしたコーンを取り出しそのまま貪り、飲み始めた。
缶やら瓶やら何本も開ける三人、そして十数分後全員赤ら顔になった所で立香(女)が叫ぶ。


「日本のお役人とか政治屋の過ちは藤丸立香が粛清する!!」


今まで無駄なものを書かされて課題に取り掛かるの遅れストレスが溜まってたのだろうまあ言うの当然である。
言ってること残当だが手にストロングなのを持ったまま赤ら顔なので酔っ払いの戯言にしか聞こえない。

33 名前:635[sage] 投稿日:2024/05/24(金) 07:30:14 ID:119-171-249-59.rev.home.ne.jp [5/9]


「ぐだのやり方正しくないよ。」

「じゃあどうすればいいんだよ!!この日本の政治の仕組みのアレさ加減どうにかする方法を!?」


実際に被害の目の当たりにすると異聞帯の方が良かったかなあという思考が頭を過る。
ゴクゴクとネクタルと書かれた瓶の中身飲むゴーストが呟き、それに反応した立香(男)が叫ぶ。
その手にはジャンヌさんからと書かれた袋からはみ出たパンが握られている。


ゴースト(赤ら顔) ゚д゚)<そこでコレです(ドン)
ぐだーず(赤ら顔) ゚д゚) ゚д゚)<カボチャヘッドだと…?
ゴースト(赤ら顔) ゚д゚)<やってみせろよぐだ!
ぐだ子(赤ら顔)  ゚д゚)<何とでも成るはずだ!
ぐだ夫(赤ら顔) ゚д゚)<俺は変わるよ…変えて見せるよ…!




『私の名はマフディー・アヴァロン・カルデア。ここに言葉にしよう…日本は反省を促されると…。』

「え…なにこれ…?」

「えええええ…。」

『日本の犯した過ちはマフディーが反省を促す!』


ドサリとビニール袋が落ちる中、そんな声が耳に入る部屋の入口に立つキングヘイローとナイスネイチャ。
二人の視覚に飛び込むのは散乱するワイン瓶やら八塩折と書かれた陶器製の瓶やらストロングコーラルとかいういかにも怪しげな缶やらコーンの袋とかしょっぱい系の所謂おつまみ。


「あれって電ちゃんの…。」

「秘蔵のやつの筈…。」


数時間後、帰ってきた二人が見たのはそんなゴミの散乱する中ソファーの背に腹つけて干した布団の様な状態のガボチャマスクとみごとなボテ腹出した状態てテーブルの上で仰向きにイビキをかく立香(女)、
そしてテーブル上に造成されたゼルモニター前で突っ伏すゴーストの姿、その傍らには二つのハロウィンに出そうなカボチャヘッド。
状況からカボチャマスクが藤丸立香(男)か。

ゼルモニターからは何やら鳴らない言葉を描くやら青すぎる空やら歌が流れ3人のカボチャヘッドが踊ってる。
その中立ち尽くすナイスネイチャとキングヘイロー、中々に状況はカオス。
ゴーストの脇のカボチャヘッドが嗤いながらその光景を見ていた。

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最終更新:2024年05月28日 00:37