582 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/03/03(日) 20:35:13 ID:softbank126036058190.bbtec.net [100/148]
憂鬱SRW 融合惑星編設定集 【ZGMF-1000 ザク・ウォーリア】
ザク・ウォーリア
形式番号:ZGMF-1000(ザク・ウォーリア)/ZGMF-1000F(ザク・ファントム)
設計・開発・製造:プラント 共同開発機構
監修:大洋連合
運用:プラント国防軍「ザフト」
頭高長:18.2m
基本重量:39.9t
動力:プラズマジェネレーター
装甲材:ナノマシン装甲
防御機構:Eフィールド発生装置
補助機関:テスラドライブ
特殊機構:ウィザードシステム
パイロット:1名
固定武装:
頭部60ミリバルカン砲×2
対装甲ナイフ×2
携行武装:
ビームライフル
ビームマシンガン
ハンドレールガン
120ミリマシンガン
ビームトマホーク
500ミリ無反動砲
ハンドグレネード
脚部5連装ミサイルランチャー
腰部5連ロケットランチャー
肩部シールド×2
概要:
プラントがL5戦役などを経て、その教訓や戦訓などを元に開発した新世代のMS。
ミレニアム
シリーズと呼ばれる一連のMS群の中で普及型MSとして位置しており、汎用性や拡張性を第一義としている。
前史:
L5戦役前まで、プラント国防軍「ザフト」のMSはジンおよびシグー、そこから発展したゲイツなどが数的主力を務めていた。
ジンは黎明期開発のMSであったがアップデートを重ねることで活躍を続けていたし、シグーやゲイツも後発機であり現役であった。
高級機としてはいわゆるガンダム目のMSがいくつかエース向けに少数量産され、質的にも補うという体制が確立されていた
しかし、L5戦役においては主戦場となったということもあるが、エアロゲイターの物量および質にザフトは圧倒されることになった。
事情はあれこれあったのだが、とにかくザフトはそれまでの国防プランの大幅な見直しを要求されることになったのである。
特に主力となるMSの性能が不足していたという点において大きなショックを受け、これ以降なりふり構わぬ戦力増強に走ることとなった。
そんなL5戦役のショックから、プラントでは国防戦力の開発・調達を自国のみならず、他国や共同開発機構と連携して推し進めることを決定した。
これまでも国防のみならず地球圏防衛に関して他国との連携などは行っていたのだが、リスク回避もあって自国の割合を多めにしていた。
それが国防軍の戦力の頭打ちの原因と判断し、積極的な交流を行う方針に切り替えたのである。
これにはL5戦役でコロニーが多大な被害を受け、開発能力やそれを支えるインフラなどが喪失したことも関係していた。
無事だった技術者や機材などを集めたとしても過去の開発能力などには遠く及ばず、しかし性能に妥協は許されないというアンビバレントに陥ったのである。
また、次なる外敵が何時現れるか全く不明ということもあって、次期主力機開発は早急に進めなくてはならなくなった。
次なる外敵がエアロゲイターより弱いという保証はなく、その時までに十分に回復できるかも不透明であり、即効性が求められた。
これらの条件を鑑みて、プラント政府はMS開発において連合理事国の大洋連合からの技術供与を決定。
短期間での設計・開発・生産を行い、尚且つ性能を保証させるため、MSそのものの造形などをそっくり取り入れるという決断を下した。
早い話が、ライセンス生産を超えたコピー品の作成に等しいものである。
当然のように反発も存在していたが、前述のようにプラントの技術基盤も技術者も不足しており、とてもではないがこれを超えるMS開発は無理であった。
対抗馬としてフリーダムなどのガンダム目MSの量産計画も持ち上がったのだが、絵に描いた餅と言わざるを得なかった。
斯くしてプラント政府は次期主力MS群「ミレニアム
シリーズ」の計画を策定、実行に移した。
583 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/03/03(日) 20:36:06 ID:softbank126036058190.bbtec.net [101/148]
設計・性能:
本機は「ミレニアム
シリーズ」において普及型の汎用MSとして開発がスタートした。
特化型ではなく、大多数を占めることになる汎用性に優れたMSは国防の要となるだけあり、かなりの肝いりで進められた。
原型機となったのは、大洋連合でMS黎明期に開発され、後のMSの基礎となった「ザク」
シリーズである。
この「ザク」
シリーズは技術更新に合わせて二線級に下げられるか、訓練用として運用される状態であった。
他方で、その基礎設計の優秀性は折り紙付きであり、後々に開発された多くのMSの系譜にはこのザクの知見と設計が生かされていた。
そしてそのザクにしても、近代化を重ねて運用がされており、現行技術を投入する余剰があり、成功する見込みも十分に存在していた。
これを踏襲することで、本来ならば膨大な時間と予算と人員を費やす方向性の策定という手間を省くことができる、というわけである。
投入された技術は先行して開発されていたゲイツなどの近代化改修機から流用。
また、技術的基礎は大洋連合系の技術にザフト系列の技術を織り込み、ザフトが運用しやすいようにするという変更を行った。
大洋連合のザクではなくプラントのザクとして完成させるためにはそれが必須であった。
プラントは大洋連合のような国力が乏しく、開発だけでなく運用においても縛りというのが存在していた。
そっくりコピーしたところで支障をきたし、パフォーマンスを発揮できないだろうという予測があったためである。
また、嘗ての量産機を超えるためもあり、ザフトガンダム目で培われた技術も惜しみなく投入されることになった。
中には量産化にあたってデチューンするところをそのまま、あるいは発展させた部分もあるとのことである。
如何に基礎的なスペックを高くするかに非常に注力していたかが窺える話である。
また、大洋連合の「ザク」
シリーズとの相違点として、大西洋連邦のMSと類似した、「ウィザードシステム」を採用しているのが特徴となる。
「ザク」自体はMSとして必要な要素を備えていたが、限られた国力で出来る限りを行う場合、MS一機ができることを増やすことが求められた。
理事国のように場面ごとに使うMSを新規設計して配備という点は模倣できないため、拡張機能を導入することで解決しようとしたのである。
これはザク・ウォーリアに限った話ではなく、同時並行で開発されていたグフ・イグナイテッドやドム・トルーパーでも採用された。
機体特性は異なるが、共通の装備を搭載できるようにすることで、運用をスムーズにする「ミレニアム
シリーズ」のコンセプトが窺える。
他方、ザフトガンダム目セカンド
シリーズの「インパルス」と異なり、戦闘中の換装などは考慮に入れられていない。
インパルスの時点で発覚していたが、必要な装備を適宜判断し、戦闘中に換装するというのはかなりリスクが伴い、パイロットへの要求度合いが大きかった。
MSパイロットにしても、L5戦役で優秀な人材がそれなり以上に失われたことがあり、練度を必要とするモノを普及させることには及び腰であった。
その為、ウィザードシステムは母艦や基地などの設備がある場所での換装が基本となった。
勿論、ザク・ウォーリアがウィザードシステムありきのMSとならないように配慮されていたことをここに追記しておく。
その他にも、コアMSとしての運用も最初から組み込まれて設計されており、特段の改修を経ずに各種モジュールユニットが装着できる。
ただ、搭載しているウィザードや装着するユニットによっては、装備が干渉しあうこともあるため、ウィザードをパージする必要があることも。
本機は一般機としてのザク・ウォーリアと、ベテラン向けのザク・ファントムの二機種が存在している。
ただ、両者の違いは機体のリミッターが一部解除されているか否か、通信能力などを増強するブレードアンテナの有無など些細なものしかない。
武装やパーツなどにおいては大きく変更するような部分もないため、事実上同一のMSと言っても過言ではない。
ここは原作との大きな差異と言えるだろう。原作の時点で両者に大した差異がないとは言ってはいけない。
584 名前:弥次郎[sage] 投稿日:2024/03/03(日) 20:36:37 ID:softbank126036058190.bbtec.net [102/148]
、MSを運用する各種母艦にウィザードシステムに適応した換装設備の配備も急がれ、運用体制の確立が進められた。
その後は各種バリエーションなどが開発され、アポカリプス期においても運用が継続されている。
尤も、想定される環境が変化して要求が変更されたことに伴い、次期主力MSの開発と配備が進むことになるのだが、ここでは割愛する。
武装解説:
共同開発機構で開発された近接防御機関砲。
L5戦役の戦訓から標準化された実体格闘兵装。
袖口部分に内蔵されており、フェイルセーフとして用いられる。
ミレニアム
シリーズ向けに新規設計されたビームライフル。
インパルスなどの高級機向けからいくらかのデチューンを施し、量産性を向上させた。
連射性や取り回しを優先したビーム兵器。
ギラ・ドーガ系列のそれを参考に、多数の敵機を相手取ることを想定している。
グレネードランチャーが銃身下部にセットされている。
L5戦役の教訓から開発された手持ちのレールガン。
弾速・射程・威力に隙がない。弱点はコストが比較的高いことか。
ミレニアム
シリーズでの運用を想定し、新規設計された実弾マシンガン。
口径は変更されていないが、使用銃弾の技術更新のほか、機構の見直しなども行っているなど、別物となっている。
ギラ・ドーガのビーム・ソード・アックスを参考にした格闘兵装。
ビームを利用した斧のほか、ビームサーベルの発振、さらにはそのまま鈍器としての運用も想定されている。
サイドスカートもしくはシールドに懸架することが可能。
ザフト系列の無反動砲。
ジンの頃から運用とアップデートを重ねてきた、信頼性の高い兵装。
膝部のアーマーに収納されているMSサイズのグレネード。
炸裂・焼夷・閃光・ジャミングなど各種揃えている。
脚部に外付けするミサイルランチャー。
弾幕形成などを優先しており、打ち切った後はパージが可能。
その運用方法から生産性などを重視し、単価などを下げる工夫がなされている。
選択して搭載可能なロケットランチャー。
こちらも弾幕形成や制圧火力などを求めて開発された。
ザクⅡなどのシールドを参考に開発された、肩部に装着可能なシールド。
稼働アームの延長やシールド自体の設計変更を行ったため、防御可能範囲や取り回しが大きく改善している。
パイロットの要望や任務に合わせて搭載数を変更可能で、防御特化モデルも存在する。
各種兵装や予備弾倉などを運ぶキャリアーとしての面もあり、利便性は高い。
大西洋連邦で運用されているストライカーパックに類似した装備換装システム。
原作で開発されたもののほか、憂鬱SRW時空の要求に合わせた新種も開発されており、配備されている。
多岐にわたるため、ここでの説明は割愛する。
585 自分:弥次郎[sage] 投稿日:2024/03/03(日) 20:37:09 ID:softbank126036058190.bbtec.net [103/148]
以上、wiki転載はご自由に。
どうしてザクになったかを含めたので長くなりました。
他のMSもオイオイネー。
最終更新:2024年07月06日 20:47