708:トゥ!ヘァ!:2024/06/16(日) 19:18:33 HOST:FL1-133-202-72-123.kng.mesh.ad.jp
欧州大戦世界 プリプリ×戦ヴァル

時は20世紀初頭。
激動の19世紀を乗り越え至った時代である。

アジア圏盟主の座をかけた東アジア戦争。
北米を舞台にした南北戦争。欧亜勢の決闘こと極東戦争。

大戦争の連続の後にはアルビオンで革命が起き王国と共和国に割れ、アジアでは大清帝国が四分五裂。
そして北米日本領でも共和主義者による第二次アメリカ独立戦争が起きては失敗した。

そして東欧帝皇太子暗殺を契機とした第一次欧州大戦の勃発…

結果は両者引き分け。実質的な痛み分けである。
戦後に両アルビオンが戦争での消耗から融和姿勢へ寄り、平和的な再統合の機運が高まったのとは逆に東欧帝国では共産主義者による赤き革命が勃発。
数年間の内戦へ発展し、そして勝者となった帝政側によって共産陣営は容赦なく鎮圧された。


情勢はアルビオン王国とアルビオン共和国が睨みあっている横で東欧帝国が軍備の再編を進め、極東の大国は中南米に逃げ込んだ共和主義テロリスト相手に別ゲーやっていた頃である。

第三極時代。そう呼ばれる史実より早い冷戦の時代であった。



〇極東 日本亜大陸群 日本国 夢幻会の会合

今日も今日とて働く社畜の群れこと夢幻会の会合である。
余りにも広くなりすぎた勢力圏を支えるために日夜働く社畜戦士たちの報告会となる。

まあ色々なことが報告され、雑談交じりで話し合われているが、簡単に言えば欧州は睨みあい、中南米はテロ掃討、アジア圏は経済順調人手不足と言った感じ。

「アジア当局です。中華圏は安定してきましたが、アルビオンが取った南部、東欧帝が取った西部は未だ不安定ですね。
昨今では中華マフィアによる人身売買や武器・薬物密輸が活発化しており、これらへの対処のための人員増加が進んでいます」

「北米からの報告です。こちらは南部の安定化には成功しましたが、前回の報告通り中南米に共和派が逃げ込み、現地の反政府勢力や反社会的勢力と結びつき、武力闘争が頻発しております。
テキサス事変の際に流出した重装備の類も見られており、現地政府から秘密裏に対応の援助を求められています。
北米当局及び南米当局は支援に前向きとの回答です」

「欧州当局です。こちらは合いわからずといったところで。
アルビオン王国連合とアルビオン共和国率いる大西洋共和機構の対立が続いています。
現在武力衝突は小康状態ですが、スパイを使った諜報戦が活発化しております。
同時に東欧帝国連合は国内の共産主義者、ダリア人の駆り出しを進めながら内戦で疲弊した軍の立て直しを進めているようです。
現状日本へは友好的な姿勢を示していますが、今後はどう転ぶかわかりません」

「東欧帝国への補足です。国内のダリア人に関してはどうやら東へと追い払っているようでして、我が国の北方大陸領土へ逃げてきたダリア人難民が殺到しております。
殺到と言っても厳しいシベリアの大地を渡ってきたため数は大分絞られているようですが…
また大清帝国崩壊の際に東欧帝が分捕ったウイグル地域へと国内で鎮圧された共産主義者が逃げ込み、現地の独立勢力と結びついては武力行使を頻発させているとのことです。
我が国の中華保護領にも度々余波が来ているので中華当局からも何かしら手を打ってくれとの連絡が来ています」


この他様々な報告が飛ぶ会合模様。
この世界。プリンセス・プリンシパルと戦場のヴァルキュリアが合わさったような様相を呈しており、原作知識も史実知識も半端にしか通用しないのである。
このため夢幻会も技術面以外のアドバンテージは活かしにくく、日夜目まぐるしく変わる情勢に対して苦労していた。

頑張れ夢幻会。負けるな夢幻会。
取りあえずはケイバーライト爆弾やヴァルキュリア人の先祖返りを警戒するんだゾ。

709:トゥ!ヘァ!:2024/06/16(日) 19:19:13 HOST:FL1-133-202-72-123.kng.mesh.ad.jp
〇世界観
プリンセス・プリンシパルと戦場のヴァルキュリアシリーズがごちゃ混ぜになった世界だよ!
おかげで夢幻会も転生知識がどこまで通用するか今一自信を持てないでいる。

世界はケイバーライト文明アルビオン、ラグナイト文明東欧帝国、どっちもそこそこ三産出する日本文明の三極化が進んでいたよ!(過去形)

現在は1914年が舞台。史実なら第一次世界大戦が勃発した時期である。

この世界では19世紀末頃に史実のWW1また原作戦ヴァルと比べて十数年以上早くに第一次ヨーロッパ大戦が開幕し、終戦した。

現状は戦争疲れから民衆は融和ムードだが上層部が踏ん切りついていないアルビオン共和国&王国と戦争と革命のコンボで疲弊しており、現在軍備再編中の東欧帝国が欧州で睨みあっている。

物語の時系列的には現状未定。
プリプリ原作後、戦ヴァル原作前でも良いし、両者の時系列が前後して現在原作開始中でもよし。

プリプリ、戦ヴァル、そして転生知識による前借の影響もあり、兵器・技術共に史実の同年代より遥かに進んでいる。
空にはケイバーライト由来の飛行兵器が飛び、地上ではセミオートライフルや対戦車槍を備えた歩兵が戦間期相当の戦車と共に進軍する。
そんな光景が欧州のあちこちで見られている世界である。

因みに日本は既に1940年代後半レベルの軍備に達していたりする。
実は秘密裏…というほどではないが日本国内でサクラダイトが産出したりもしている。



〇技術
アルビオンはケイバーライトを用いた飛行兵器に秀でており、地上兵器では東欧帝に劣る。
東欧帝はラグナイトを用いた陸戦兵器に秀でており、陸戦でアルビオンに勝るが空中戦力が飛行船や初期的な複葉機程度なのでアルビオンに劣っている。

第一次欧州大戦では飛行艦隊を用いたアルビオンに対して東欧帝は当時未知数の物であった航空機の運用と列車砲を高射砲に用いての迎撃を行い、同艦隊の撃退に成功している。
最もあくまで周到に用意した自陣地だからこそ迎撃に成功したため、攻勢には失敗しており、戦局は硬直。

両者得るものなしで停戦、講和となっている。


〇日本
大日本帝国。世界を差配する三極の一つ。

勢力圏は日本亜大陸、カムチャツカ、極東ロシア沿岸部、アラスカ、ロッキー山脈沿いの北米西海岸一帯、メキシコ湾沿いの北米南部、オセアニア。
また東南アジア諸国、沿岸、内陸、満州からなる中華保護三領、朝鮮王国、モンゴルが勢力圏内国家となる。

710:トゥ!ヘァ!:2024/06/16(日) 19:20:03 HOST:FL1-133-202-72-123.kng.mesh.ad.jp
〇歴史

  • 東アジア戦争
1800年代に起きた大清帝国と大日本帝国による戦争。
外への膨張を進める日本へ、それを快く思わなかった大清帝国が懲罰目的で起こした。

結果は清の大敗で終わった。
この際に戦後賠償として朝鮮の中立化、海南島の譲渡などが行われた。

以降の清は勢いを失い、諸外国からの介入が激化していく。


  • 南北戦争
ロッキー山脈沿いに西部からメキシコ湾沿いに入植を続けた日本と東部からそのまま南下してきたアルビオンが北米にて衝突した戦争。
1800年代に勃発。

世界で初めて飛行戦艦同士の衝突が起こった戦争であり、メキシコ湾沿いは空中・海上量艦艇によるアイアンボトムサウンドとなった。

最終的には日本が競り勝ち、メキシコ湾一帯の領有を認めさせた。


  • 日欧戦争
南北戦争で日本が疲弊したと見た東欧帝国が東アジアの利権を狙って起こした戦争。
史実の日露戦争に当たる。

飛行艦艇戦力の大半を北米に割り当てていた日本は勃発当初は航空支援が限定されたため、東欧帝国の物量に押されがちであったが、新機軸の兵器である航空機及び飛行船。
また本土で就役したばかりの飛行艦艇まで用いての徹底的なエアカバーを行い、東欧帝軍の物量を凌いだ。

最終的には両軍ともに数十万規模の物量がぶつかり合うこととなり、決戦で制した日本の勝利で終わった。

この際に東欧帝は航空機と飛行船の脅威を改めて認識し、自国での研究を加速させている。


  • アルビオン革命
南北戦争の敗戦によって国民の不満が爆発したアルビオンで起こった革命。
アルビオン本島の過半が共和勢力に奪われ、アルビオン共和国と王国に分裂した。

現在はロンドン以南の一部と欧州領及び海外植民地の過半を有するアルビオン王国とアルビオン本島を領土とするアルビオン共和国が終始睨みあう結果となった。


  • 大清帝国崩壊
東アジア戦争の敗戦とその後の列強による介入の激化、そして大規模な旱魃が合わさった結果大清の各地で革命運動が勃発し多事件。

最終的には四分五裂する結果となり、過激な共和主義者が再現なく暴れだす様子を危険視した日本が各地の制圧。その後の面倒を見る羽目となった。

現在の中華は満州、沿岸部、内陸部の三つに区分され日本の勢力圏に組み込まれている。
また南部はアルビオン王国、西部ウイグル地域が東欧帝国がどさくさ紛れに占領し、モンゴルと朝鮮も実質日本勢力圏へ参加することとなった。


  • 第二次アメリカ独立戦争
日本が大清帝国の後始末、アルビオン王国が革命で疲弊したのを見て北米各地で起こった独立戦争。

大清帝国崩壊の最中に日本の戦力の過半が極東へ移動し、アルビオン王国の戦力が本国や欧州領土防衛のために移動したのを見て起こされた。
どうやらアルビオン共和国とメキシコから秘密裏に支援を受けており、更に各地での革命に失敗した共和派、革命派なども現地に集まり、絡んでいる模様。

北米南部及び東部地域で大規模な一斉蜂起から始まり、一時は幾つもの州を占領するまでに至ったが、事が日本領土のみならず、アルビオン王国北米領にも騒動が及び、一時はチェサピーク湾沿いまで独立勢が迫る事態となった。

これを見て日アが一時的に共闘。両者の現地軍が協力して鎮圧に乗り出すこととなった。
最終的には航空戦力、物量、火力と全てで劣る独立側が大敗。
独立運動が徹底的に鎮圧され、今度こそ北米における共和主義運動は途絶えることとなる。

しかし戦乱の最中中南米へ脱出したシンパも少なくなく、戦後に中南米諸国を舞台に現地にて再び独立運動や革命運動が度々勃発し、日ア及び現地に利権を持つスペインなどの頭を悩ます羽目となる。

711:トゥ!ヘァ!:2024/06/16(日) 19:20:55 HOST:FL1-133-202-72-123.kng.mesh.ad.jp
  • 第一次ヨーロッパ大戦
アルビオンと東欧帝の間で起こった欧州大戦。
東欧帝皇太子の一人が反東欧帝勢力の青年テロリストに殺害されたことを契機に始まった。
史実のww1よりも十数年年ほど早く勃発している。

最終的には東欧帝加盟国である独墺露&北イタリアvs両アルビオン、両シチリア王国、スペイン王国、ガリア公国。

オスマントルコ、北欧諸国、日本は中立を表明した。

数年間に及ぶ連合vs同盟の総力戦が繰り広げられたが飛行艦隊有するアルビオン側と列車砲&航空機&古代遺物による迎撃陣地を誇る同盟の戦いは千日手となり、最終的には両者痛み分けの形で停戦、講和。

両者共何も得るものがない戦争として終結した。


戦後は戦争に疲れ果てた両アルビオン勢が融和に動き出し、国民の間にも平和的な再統合の機運が高まっていった。
反対に東欧帝国側では戦時の強権体制の反動から白ロシア地域を中心に反政府運動が活発化。
後の赤い革命事件へと発展することとなる。


  • 赤い革命事件
WE1(第一次欧州大戦)後に東欧帝国領白ロシア地域を中心に勃発した武力蜂起。
帝政廃止と共産主義、共和制樹立を謡う共産主義者、共和制主義者と自治・独立を望むダルクス人が手を組み行った武力革命。
彼らのみならず戦後の扱いが悪かった戦場帰りの兵士も加わり、瞬く間に大規模化した。

これに対して東欧帝側は徹底的な弾圧を決定。政府軍側の軍隊を動員し、激しい鎮圧戦を展開した。
戦闘は激化し、実質内戦へと発展。
数年間に及ぶ激しい攻防の果てに地力で勝る帝政側が押し返し革命側首脳部を撃破。
内戦は帝政政府側の勝利に終わった。

戦後は共産主義者、共和主義者、ダルクス人などには激しい弾圧が行われ、共産・共和主義者は国外へ脱出。
ダルクス人は東、東へ逃走し、シベリアを乗り越えた一部が極東の日本大陸領へたどり着くこととなる。

712:名無しさん:2024/06/16(日) 19:21:08 HOST:FL1-125-192-218-160.ngn.mesh.ad.jp
689
昨今のポリコレだのキチママだのを見ると劣悪遺伝子排除法制定したくなるしなあ

713:トゥ!ヘァ!:2024/06/16(日) 19:21:28 HOST:FL1-133-202-72-123.kng.mesh.ad.jp
投下終了

設定作ったはいいけど、それ以上ネタが思い浮かばなかったので没にしていた世界観のネタです。
+ タグ編集
  • タグ:
  • 日本大陸×版権
最終更新:2024年09月08日 14:04