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憂鬱SRW アポカリプス編 プロローグ side GUNDAM SEED 『羅針盤の行く末』


「オーブ、大西洋連邦、プラントの合同特務部隊ですか?」

「ええ、融合惑星の一件も一段落付きましたがまだ不穏分子は融合惑星にもこちらにも多数います…」

「プラントの過激派だったハリ・ジャガンナート一派、ユーラシアの国境なき世界のブルーコスモス過激派のミケール大佐…それにアジア方面の南洋同盟ですか…」

「今はどこにいるのやら…融合惑星で奴らの手勢が目撃されたという話もあります用心に越したことはありません」


マリア・クラウス、アズラエルとの会話
ヴォルガーラの襲来から数カ月後、未だに姿を隠したWLFや国境なき世界に関係した残党は不気味に消息が掴めず、
融合惑星などで不穏な活動…特にギアス世界側で暴れているブリタニア過激派残党…ネオブリタニアへの関与が確認されており、
大西洋連邦、オーブ、プラントなども対処のために特務部隊の結成を決断することとなる。



「それでは融合惑星で活動実績もあるムーンハンターズなどは…」

「ハンター大佐はテストチームで多忙です、長期間拘束される任務は難しいでしょうね」

「バジルール中佐のドミニオンとラミアス中佐のアークエンジェルは出向可能ですが…」

「あの二隻は改修が行われてるとはいえ、設計が古いですからねぇ…動かせる戦力ではありますか」

「プラントのあのミレニアムでしたっけ…ウチもああいう船をまた作らないといけませんかね」

「キラ君はコンパスの参加に意欲的だそうです、まあラクスさんがいるからなんでしょうけども…(最近彼、危ういんですけどもね)」

「私の方からいつもの3人を出向させましょう。それにフラガ中佐がいるならエクステンデッドの3人も付いてくるでしょうしね」

アズラエルとサザーランドの会話

融合惑星での戦力展開や新たに地球連合軍で進められている外宇宙侵攻艦隊通称『銀河殴り込み艦隊』の整備もあり、
有力なMSパイロットを動かしづらくなっており、ハンターやグラハム・エーカーなどのトップエースは多忙で動かす事は不可能であった。

結局トップエース枠はキラ・ヤマト、ムウ・ラ・フラガ、艦長としてマリュー・ラミアス、ナタル・バジルール、
部隊メンバーとして3馬鹿こと生体CPU組、エクステンデッド組が派遣される事となった。

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「月光のワルキューレね…どうなの正直?レイやシン、ルナマリアとは同期みたいだけど」

「月戦線でのフォーリナーやゼントラーディを蹴散らせるぐらいには技量はありますよ、まあ…どうやら敵側のエースとはぶつかってはいないですけど」

「ま、アカデミー時代当時のルナマリアの彼氏を寝取って盛大に揉めたらしいですがね…詳しいことはあいつらに聞いたほうがいいですけど…」

「ただ俺達がいるミネルバへの配備は拒否させてもらいます、ウチの隊の女性隊員に俺が殺されちまう」

「レイからも彼女の素行は聞いてるわ…アグネス・ギーベンラートにはミレニアムに出向してもらいます」

プラント停泊中ミネルバ艦長室
タリア・グラディス、ハイネ・ヴェステンフルスとの会話

ミネルバ隊の再編成によりシン、ルナマリア、レイはミレニアムへと出向となり、代わりにハイネ率いるオレンジショルダーがミネルバへと出向となった。
ここで問題となったのは新たに出向する事となったアグネス・ギーベンラートであった。

彼女は月戦線などではフォーリナーやゼントラーディ相手に実績を上げており、その優れた容姿から広報部隊にも参加していたパイロットであるが、
他人の優れた男を寝取とっては捨てるということを繰り返しており、アカデミー時代にはルナマリアの男友達を寝取り、彼女と盛大に揉めていた。
最も上官などには「気さくで優しい女の子」を演じて上官たちに気に入られてきており、事情を知るタリア以外にはそこまで問題にされていなかったのも大きかった。

なお、一度ハイネにも取り入ろうとして盛大に部隊の女性隊員とも揉めており「あの女が入るなら隊長を殺します」とまでハイネは言い含められていた。


『ラクス…本当にいいの?』

『ええ、私もカガリさんやアズラエル理事から求められた以上、それに答えたいと思います…私の力で少しでも平和に近づけばそれが一番いいのですから』

『ラクス…!ありがとう…!』

『(それに…今のキラは非常に危ういですわ…私が今離れるとどうなってしまうか…)』

キラとラクスの通信 

カガリとアズラエルからそのカリスマと今までの戦いを経た事による指揮能力を買われ、コンパスの司令をカガリやアズラエルから頼まれ彼女はこれを快諾。
先の見えない平和を模索すると共に、キラから感じる危うさを察知し自身が見ていなければ彼はどこかに行ってしまうのではないかという恐ろしさを感じてしまうのであった。



「神崎さん…何を見ているんですか?」

「ああ、ちょっとメンデルの件をね…過去に起ったことの見直しをしようと思って…」

「前にメンバーで噂されていた『ガンダムSEED』の続編の話ですか?あれはポシャって影も形もなかったと聞きましたが…」

「それでもこちらではフィクションでも何でもなく現実にその因子がある以上は放置もできませんしね…うん…?」

「『不老化の技術研究』?アウラ・マハ・ハイバル…」

「薬剤だけでアンチエイジングによる若返り?ウィルス関連を使わないだけマシですがアポトキシン4869みたいですね…」

「まあ実用化されていないということはこの研究者もメンデル事件で死んだってことでしょうね」

「研究者でネクロモーフの群れを突破するデュランダル議長のほうがおかしいのでは…?」

夢幻会の会合で使う料亭 神崎と辻本の会話

「原作」の情報でアドバンテージを取る夢幻会、しかし「事前情報」虚憶として観測できなければ後手後手に回ってしまうことも多く、
神崎はそれを防止するためにメンデルや過去のガンダムSEEDに纏わる情報を再確認していた。

当時のメンデルの広報…アウラ・マハ・ハイバルという女性研究者が不老化の研究のため出資を募るという広告を確認するも、
彼女自身の「本当の目的」の情報はメンデル事件により散逸しており、後に本格調査をするまで事実が発覚するのが遅れる事となる。

779:657:2024/06/17(月) 02:02:39 HOST:180-146-147-105f1.kyt1.eonet.ne.jp
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外面は非常にいいアグネスですが、同期のレイがタリアとも親しいことから素行はバレていたという感じで
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最終更新:2024年09月08日 14:07