40 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2024/06/28(金) 22:46:12 ID:p534043-ipngn801akita.akita.ocn.ne.jp [5/137]
憂鬱スパロボ 台詞集その118


融合惑星 大西洋戦争戦後の一幕 その3


『我々は反超合衆国解放軍 艦隊指揮官の片瀬中将である!』

「馬鹿な片瀬少将は戦死した筈では?」

「偽物か?」

「しかし、コレは…」

『見よ!コレが我々の成果だ!このKMFは悪虐皇帝の騎士ナイトオブゼロの愛機、ランスロットの
発展機である。この機体が、密かに開発された事実をもってしても、呪わしき超合衆国の悪意を
否定できる物がおろうか!!』

超合衆国における国際会議へのテロ後に行われた同世界全土への海賊放送の一部。大規模なテロを退けた
超合衆国であったが、直後に始まった犯行声明に於いて既に戦死した筈の片瀬少将が中将を名乗り、
声明を出した事は合衆国全土へと衝撃を与えた。しかし、この衝撃も次に放送された映像からすれば小さな
衝撃だったと言えた。


『そして、我々が手に入れたのはコレだけではない!黒の騎士団から抜けて我々に加わった同志から
齎された衝撃的な映像が入っている。それがコレだ!』

「こ、コレは…」

「ゼロが悪虐皇帝!?」

「何がどうなって…」

「待て、あの時悪逆皇帝はゼロに討たれた筈だ、では今のゼロは誰なのだ!?」

『この通り、ブラックリベリオンの際のゼロは後の悪逆皇帝である。公式見解としてこの時のゼロは
戦死したという報告であった。しかし、実際にはコレである!騎士団上層部は当時ゼロを演じていた
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアを謀殺しとして失敗した。これ程信義に劣る組織に未来を任せて良いの
だろうか!?』

『さらに、この頃の黒の騎士団には当時ブリタニアの宰相で有ったシュナイゼルが接触している。
間違いなく何らかの取引が有ったのであろう!このような組織に平和を預ける事などできない!』

同放送の一部。この放送の目玉として放送されたのが前代ゼロの正体と言える映像とそれに対して
黒の騎士団が如何いう事をしたかであった。このほかにも前の大西洋戦争に於ける黒の騎士団の蛮行と
合わせて放送された事は超合衆国内の結束にも罅を入れただけなく黒の騎士団と言う組織その物の
信頼性を損なう形となった。


「黒の騎士団の信頼性の低下、致命的だな…」

「各地で黒の騎士団の戦力を預ける事に疑義が出てている長くは持たんな…」

「特に旧幹部勢への信頼は如何ともしがたい…暫くは離れてもらうしかないだろう。」

超合衆国内における緊急会合の一部。海賊報道の後、世界各地では黒の騎士団に対する不信感がブリタニア
バッシングと共に急速に広がりを見せ、合衆国内の治安は混沌とした状況となった。コレを解決するべく
合衆国加盟各国は騎士団に組み込んでいた戦力を引き上げさせて独自の自治組織を再編、コレに寄って対処
に当たることに成ったが、コレは黒の騎士団の影響力を更に低下させる一因となり組織維持の力が減退
する形となっている。

41 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2024/06/28(金) 22:46:48 ID:p534043-ipngn801akita.akita.ocn.ne.jp [6/137]

〈此方、第3中隊的防衛ラインを突破した〉

〈第2中隊、敵主力と思われる集団と接敵〉

「敵は装備こそ良いが烏合の衆だ、そのまま押しつぶせ。」

「主義主張が違うのに結託されると全く厄介な…」

「ブリタニアにダメージを与えると言う一点では合意しているんだろう。」

ブリタニアを防衛する部隊と指揮を執る式部タイトとの会話の一部。超合衆国の混乱は連合制圧下と
なったブリタニアにも影響を与えており、各地に隠れていた現状の変更を狙う勢力と反ブリタニア勢力と
協力して蜂起を行い被害を齎そうとしていた。しかし、連合の治安維持勢力などのまとまった組織的行動に
対しては戦力が足りず。そのまま押しつぶされてテロリスト側の被害が拡大する状況となっている。


「やはり、超合衆国の混乱が此方の治安にも影響を出しているか…」

「テログループの使う装備の多くが無頼や暁を始めとした日本系KMFの配備数が増大している。統治面
としては良くは無いが、大規模な爆発が無いだけマシを見るべきか…」

「合衆国は日本エリアだけで片瀬中将の宣言に呼応して30隻以上の航空艦が彼の元に集結している。
雑多な戦力や機体に関しては其れ以上だろう。」

「それだけでなく、旧ジルクスタンに抱えられていた山賊連中も、組織を再編したという噂がある。
混乱は増すばかりだ。」

ブリタニアを監視する連合関係者の会話の一部。もぐら叩き式のブリタニアに対して、超合衆国内では
一部の旧黒の騎士団所属の戦力が、堂々と離反して反合衆国側に与する事態も散見されており対策の為の
戦力再編は急務となっていた。しかし、情勢安定の為に比較的ブリタニア人の友好的な北海道住民の
開拓への送り出しや旧黒の騎士団の指揮官級人材の連合軍への出向が行われており、歴戦の兵士の混じる
テロリスト側に技量で圧倒されるという事態も多く見られたのである。


「練度面では向こうが上か…」

「実戦経験面が豊富な旧日本解放戦線系の人員や日本軍系の人材の流出は深刻です。」

「解っているだからこそ、パンツァーフンメル等を多く導入して居るのだろうが!」

「延縄を解決するには一番良いのは、他国からの戦力派遣の要請ですが…」

「国民が許さんだろうな…」

合衆国日本内の会話の一部。熟練パイロットが抜けた影響を大きく受けた黒の騎士団は戦力として
訓練不足なパイロットで数を補わざるを得なく成っていた。その影響から、騎士団では旧式となっていた
射撃戦を主体としたKMFモドキと呼ばれる様な機体を、再度主力として投入する形となっていた。
防衛面に於いては機体の運用方法とかみ合い優位に進める事が出来ていたが、こと奪還や侵攻と言う面に
おいては後手に回らざるを得ず。数で劣るテロ組織側への苦戦は免れない状況となって居たのである。
又、何度か合衆国内では他国からの支援を得る事が提案されていたが、外の世界の核抑止や総力戦思考には
ギアス世界の考えとしては想像の埒外である事で援軍を乞う事に忌諱感が産まれていた。

42 名前:ナイ神父Mk-2[sage] 投稿日:2024/06/28(金) 22:47:56 ID:p534043-ipngn801akita.akita.ocn.ne.jp [7/137]
以上です。WIKIへの転載は自由です。取り敢えずギアス世界に於ける超合衆国が
機能不全に陥るまでの状況をば…
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最終更新:2024年09月08日 17:34