177:弥次郎:2024/07/21(日) 22:30:18 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
憂鬱SRW アポカリプス 星暦恒星戦役編設定集【アジ・ダハーカ改】
アジ・ダハーカ改
《諸元》
設計・開発・製造:ノウゼン家
改修:地球連合
運用:ノウゼン家
区分:フェルドレス
生産体制:少数生産(改修機)
全長12.1m
全高:2.7m
基本重量:45.9t
動力:高性能バッテリー
装甲材:超硬スチール合金
搭乗員:1名
武装:
120ミリ滑腔砲(同軸12.7㎜機銃および36ミリスピアランチャー)
前腕部高周波ブレード×2
胴体部12.7ミリ機関砲×2
脚部57ミリパイルバンカー×6
胴体部50ミリグレネードランチャー・ユニット×2
胴体部40ミリマシンガン・ユニット
胴体部装甲ユニット
尾部高周波ブレード・ユニット
概要:
ノウゼン家において開発・運用されていたフェルドレス「アジ・ダハーカ」を改修したもの。
地球連合からの協力を得て改修され、星暦恒星戦役中盤から投入され始め、終盤にかけて活躍。
その後の星外派兵においても運用された。
前史:
ギアーデ連邦と接触してからさほど差を置かず、地球連合の同国担当の外交使節はギアーデ連邦内の政治的勢力との接触を果たした。
ギアーデ帝国時代から異なる人種による二大派閥が存在しており、政治・軍事あらゆる面において水面下で
その片割れが「帝室派」であり、ツィマーマン政権の後援である夜黒種のノウゼン家を筆頭とした派閥であった。
ノウゼン家は地球連合との共同や外交については警戒をしていた節があり、これはブロントローテ大公家も同じであった。
基本的に保守というか、両派閥は国内で暗闘を繰り広げているような状況であるため、外からの接触に敏感で且つ警戒せざるを得なかったのである。
相争っている中でよそ見をした場合、相手に隙をつかれる可能性が存在しており、油断をしないためであった。
しかして、ブロントローテ大公家を筆頭とする「新帝朝派」と異なり、「帝室派」は嫌でも地球連合との折衝に巻き込まれた。
ノウゼン家は前述のように派閥としてツィマーマン政権の後援であり、ツィマーマン政権の動きに必然的に引きずられる形となったのである。
ツィマーマン政権は地球連合との外交を歓迎、また積極的な交流や連合を介した他国との共同作戦などにも積極的な姿勢を見せた。
地球連合はその姿勢や行動力などを評価、またレギオンとの戦いを指導する能力を認め、協力体制を作ることを確約した。
ここで問題視されてしまったのが、旧ギアーデ帝国の貴族である二大派閥であった。
前述したように帝政から連邦制へと移行したとはいえ、その争いは収まることはなく、レギオンとの戦争の中でも継続されていた。
どちらも有力な私兵を所領防衛のためと抱え込んだままであり、戦後を見据えたにらみ合いをしていたのであった。
この対立は地球連合にも知られることとなりはした。とはいえ、他所の国の内情まで深く突っ込むことはせず、苦言を呈する程度で終わっていた。
178:弥次郎:2024/07/21(日) 22:31:13 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
だが、これを問題視したのはツィマーマン政権---というかエルンスト本人であった。
人種も国家も生物としての種も歴史も超えてあらゆる勢力と協力し合い、滅びに抗う地球連合の姿勢に影響を受けたのである。
元より理想家としての面が強いエルンストは、先述の地球連合の苦言も彼にとってはとてつもない指摘となって突き刺さったというわけである。
そして、後援者への提言という体裁で、エルンストは地球連合と共同しないことのデメリットを説いた。
戦おうとする気概のないものに決して地球連合は手を貸すことはない。
よしんば力を貸してくれたところで、内心は軽蔑し、差別こそしなくとも他とは区別をするだろうとも。
同時に、ギアーデ連邦を遥かに超える勢力である地球連合の力を借りねば、確証はないにしても「宇宙怪獣」から逃れられないという現実的問題も。
こうした指摘から、渋々ながらノウゼン家は地球連合との折衝を行い始め、また、温存していた兵力の戦線への投入を開始した。
エルンストほど地球連合を歓迎したわけでもなく、宇宙怪獣の話などを鵜呑みにはしていなかったものの、そうすることで利益があるならばと動いた。
この、一歩か半歩分は「新帝朝派」より早い動きは、地球連合の評価を分けることとなった。
「内部争いこそするが機を見るに敏」という印象を与え、血を流してでも戦う姿勢は受け入れられることになったのである。
そして、ノウゼン家およびその派閥のインテリジェンス層やテクノクラート層にも地球連合の技術が開示・供与された。
無論これは単純な取引ではないと釘を刺され、また誠意とは行動と出血にありという方針から協力を求められたことになった。
それらを実行したことで徐々に信用を勝ち取り、やがては地球連合の企業との共同も行われるようになった。
その中において、ノウゼン家の保有するフェルドレス「アジ・ダハーカ」について、改修プランが持ち上がり実行されることになった。
改修点・性能:
基本的な改修箇所はギアーデ連邦軍の主力であるヴァナルガンドに準じる形となった。
装甲材の変更、駆動系および主機の見直し及び歩止まりの解消、新規設計の武装の追加、OS及びFCSの改良。
さらには対G機構の整備や操縦系統の刷新、整備性の向上などを積極的に推し進めた。
これらによって夜黒種の身体能力に依存しない高性能なフェルドレスとして生まれ変わることとなった。
技量と勘で制御していた改修前と比較し、OSなどのサポートがあり、尚且つ剛性や追従性が改善されたことで、パフォーマンスは向上した。
武装面で大量の火器を搭載し、取れる選択肢を増やしたことでその戦闘力は鰻登りとなっている。
とはいえ、OSのサポートはあるとはいえ熟練者向けであることは変わってはいない。
ヴァナルガンドよりも機敏且つ重装甲で武装も多いということで、瞬間的な判断や操作を求めるわけである。
連邦軍で正式に採用が予定されているレギンレイヴを凌ぐ難易度であるとの評価も当然と言えた。
運用:
地球連合の来訪、そして改修から投入までは驚くほどの短期で済まされ、慣熟訓練がされて以降、重要作戦などに投入されている。
やはりパイロットがノウゼン家の人間に限られているということもあって、総数としては少ないものの、ヴァナルガンドを凌ぐ戦果を挙げている。
地球連合に依存することなく戦果を挙げることも求められている都合もあり、むしろ積極的になっていたほどだった。
問題点としてはやはり元々調達コストを度外視した高級機がベースということで、生産から改修までの時間とコストがかかることにある。
多様な武装が搭載できるという利点も、裏を返せば整備箇所の増大につながり、
エクソダス後の星外派遣においても、各地で戦線投入されることとなった。
ただ、性能と引き換えに要求する点が多いことが災いし、改修を経てもやはり運用に難点があることから、少数の遊撃戦力として運用されている。
これは運用するノウゼン家私兵が他の兵科との連携を拒否しているのではなく、足並みをそろえて運用するには性能が良すぎることに由来する。
他の階級への差別意識も少なからずある面も存在しているが、やはり改修したヴァナルガンドでは追従が不可能なのが根本にあるようである。
179:弥次郎:2024/07/21(日) 22:32:25 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
武装解説:
ヴァナルガンドでも採用されている主砲。
歩止まりの解消や砲身・砲弾の構造や素材の変更もあり、改修前以上のスペックを誇る。
主砲と並ぶ形で搭載されている対装甲目標兵器。
貫通力に特化した弾丸を射出、めり込んだ後に起爆することで目標を破壊する。
特に対レギオンにおいて、主砲のリロードの合間を埋める飛び道具として重宝された。
前腕部に内蔵されている近接格闘兵装。
切れ味は改修前をはるかにしのぐ。
胴体に内蔵されている機関砲。威力が向上してはいるが、やはり小型種や牽制用といった趣である。
レギンレイヴと同じ脚部装着型の格闘兵装。
取り付きさえすれば確実に撃破できる強力な武器として重宝されている。
胴体の換装装備の一つ。中・近距離を担う擲弾発射機で、主砲を使うには弱い相手を蹴散らすのに使われる。
胴体の換装装備の一つ。とにかくばらまくことで敵の数を減らすことに向いている。
胴体の換装装備の一つ。純度の高い超硬スチール合金で構成されており、決戦距離での重戦車級の砲撃さえも容易く弾く防御性を発揮可能。
殆どの武器にとって死角となる後方への備えとして採用された格闘兵装。
多関節の尾部の先端に高周波ブレードを内蔵し、旋回を強力な斬撃へと変換する。
180:弥次郎:2024/07/21(日) 22:34:17 HOST:softbank126036058190.bbtec.net
以上、wiki転載はご自由に。
リハビリその2って感じですかね。
最終更新:2024年09月14日 14:53