101:194:2024/08/15(木) 19:55:36 HOST:KD106154149179.au-net.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件フォースシーズン?その44 神の船


激しい追撃を受けたナンバー11だったが、辛うじて地上へと降下。新たな護衛部隊との合流に成功する。
だが・・・彼等は気付いていなかった。この地域へと誘い込まれてた事に。
今まで温存されていたナンバー11攻撃隊・・・ストームチームを中心とする精鋭部隊が、ナンバー11に襲い掛かろうとしていた。


軍曹「急げ!始まるぞ!」

兵士B「大将達!頼みます!」

兵士A「コラ、サボろうとするな」

兵士C「俺達も働きますよ」

軍曹「決着を付けるぞ」

GR隊長「最高の得物だ」

GR副隊長「敵のボスとの戦いか。燃えて来たぞ」

Sp隊長「MONSTER型レーザー砲。強力だがウイングの全パワーを消費する。今の我々は飛べない鳥だ」

Sp隊長「対シップ装備だ。飛べないことを忘れるな」

Sp隊員「イエッサー!」


ストームチームのメンバー達とのやり取りの最中、オペ子から通信が入る。


オペ子『改フーリガン砲搭載攻撃衛星二型、発射されます』


オペ子のコールと同時に、改フーリガン砲搭載攻撃衛星二型の連続射撃が護衛の新型船に叩き込まれる。
移動基地をも屠る一撃に新型船が耐えれる道理も無く、敢え無く爆発四散する。


オペ子『敵船の撃破に成功。再装填』

オペ子『再装填完了』


残っていたもう一隻の新型船に、再び攻撃が放たれる。
此方も敢え無く爆散した。


オペ子『敵船、撃墜』

102:194:2024/08/15(木) 19:56:08 HOST:KD106154149179.au-net.ne.jp
敵新型船撃墜と同時に、攻撃隊が前進を開始。
開発が完了したばかりの新型コンバットフレーム・リギルを中心に、地上部隊がコマンドシップの下部へと潜り込もうと試みる。
更にフォボス隊が、支援爆撃を敢行する。


フォボス『低空飛行にうつる。潜り込むぞ』

フォボス『ロックンロール!』


フォボス隊の空爆で、複数展開していた金蟻が纏めて吹き飛び、重装コスメノーツ達も大きなダメージを受ける。
そして立て直しの暇すら与えずに、護衛部隊に猛攻を掛ける攻撃隊。そして、本部が演説で檄を入れる。


本部『遂に決着の時が来た。今、コマンドシップが頭上にいる』

本部『奴はプライマーの司令船であり、アースイーターという大艦隊を従える旗艦である』

本部『マザーシップとは比較にならない強敵だが、我々は此処でコマンドシップを撃墜する』

本部『地球には空が必要だ。アースイーターという檻を壊し、空を取り戻す!総員、攻撃を開始せよ!』


本部からの檄に、更に士気を高める攻撃隊。


イプシロン『レールガン、撃て!』

リギル『リギル隊、戦闘中!』

軍曹「コマンドシップを撃墜する!」

軍曹「奴を撃墜出来れば、戦局は大きく変わる!やるぞ!」

軍曹「ストーム1、俺達が援護する!あの船に食らわせろ!」

103:194:2024/08/15(木) 19:56:58 HOST:KD106154149179.au-net.ne.jp
新型機すら投入しての猛攻に、従来型の戦力で構成されていた護衛部隊は呆気無く壊滅。
いざ攻撃へと移ろうとしたその時、コマンドシップに動きが。


オペ子『コマンドシップ、移動しています』

本部『なに?』


コマンドシップが形状を変える。船体部分が分割、一つ一つが砲台と化して攻撃隊に襲い掛かる。


隊員『コマンドシップが姿を変えました!』

本部『これは!?』

隊員『撃って来るぞ!』

隊員『浮かんでいる物体は砲台だ!』


レーザー及びプラズマ砲の攻撃が、コマンドシップ下部に展開する攻撃隊に降り注ぐ。
パーソナルシールドの出力を上げるが、それでもなお厳しい状況だ。


隊員『敵の攻撃は苛烈!繰り返す、敵の攻撃は苛烈!』

リギル『コマンドシップの下部は地獄だ!』

本部『これも情報通り・・・一筋縄にはいかない強敵だ』

オペ子『これが宇宙の卵・・・・・卵型宇宙船です!』

オペ子『神話の時代から存在する神の乗る船。実在したなんて』

本部『敵船の力は強大だが、これは大きなチャンスでもある。総員、コマンドシップを攻撃。撃墜せよ!』

少佐『砲台を攻撃して下さい』

本部『まずは敵の抵抗力を削ぎ落す。タイプ2ドローンの攻撃を排除しつつ、砲台を撃墜せよ!』

104:194:2024/08/15(木) 19:57:28 HOST:KD106154149179.au-net.ne.jp
長射程の武器を持つストーム1及びストーム4が砲台を攻撃。残りの者達がタイプ2ドローンと交戦して援護という形へと移行する。
そこに、少佐から緊急の報告が。


少佐『前線より報告!マザーシップ・ナンバー1が移動を開始!』

本部『何だと!?』

少佐『ナンバー1だけでは無く、ナンバー2他、生き残っている全てのマザーシップもこのエリア目掛けて移動を開始しようとしています!』

少佐『恐らく、コマンドシップを守ろうとしているのでしょう』

本部『全てのマザーシップが集まってみろ。このエリアなど、一瞬で消し飛ぶぞ!』


予想を超えて悪化していく状況に青くなる本部。だが、そこに柏木達からの連絡が。



柏木『我々がそれぞれ一隻ずつ、マザーシップを受け持ちます!皆さんはそのまま、コマンドシップとの戦闘を続行して下さい!』

本部『柏木長官・・・恩に着ます』

少佐『ですが・・・マザーシップの総数は八隻。まだ四隻残っています』

レイ『その内の二隻は、私達に任せて下さい!』

いちご『空戦戦娘を中心に、奴等に攻撃を仕掛けます!』

本部『実力を信じてはいるが・・・大丈夫か!?』

イッチ『多対一は戦娘のお手の物だよー!心配しないでー!』

本部『すまない・・・感謝する。死ぬなよ!』

オペ子『残りは二隻・・・』

ポセイドン『その二隻の内、海上に居る方は我々潜水母艦隊が片付ける!』

本部『何だと!?敵の目前に姿を見せる等、自殺行為だぞ!』

ポセイドン『だが、奴等を食い止める戦力は必要だろう?切り札が尻尾を撒いて逃げていては、名折れだからな!』

本部『だが・・・』

ポセイドン『決戦に敗れたら、我々が残っていても意味が無い。今この時こそが、我々が戦う時だ!』

本部『・・・分かった。必ず生き延びろ!』

ポセイドン『当然だ。寧ろ倒してしまっても構わんのだろう?』

オペ子『これで後一隻。でも、余剰戦力が・・・』

少佐『・・・!?。前線より報告!多数の民間人達が、最後の一隻のマザーシップの前面に展開!EDFの旗を掲げながら戦闘を開始したと』

105:194:2024/08/15(木) 19:57:58 HOST:KD106154149179.au-net.ne.jp
少佐からの報告に、本部がこの日一番の驚愕を浮かべる。


本部『何だと!?装備どころか、碌に訓練すら受けていない民間人が戦っているだと!?今すぐ引き上げさせるんだ!』

??『そうはいかない。俺達も戦わせてもらう』

本部『誰だ!?』

ジョエル『こちら、ニューヨーク・ブルックリンのジョエルだ。我々が最後の一隻を足止めする』

本部『無茶をするな!戦いは我々軍人に任せるんだ!素人が出てきても、無駄死にするだけだ!』

ジョエル『見縊らないで欲しい!我々は素人ばかりだが、独自に軍事訓練を行ってきた。EDFの部隊にも、定期的に訓練を受けさせて貰って来た』

ジョエル『全てはこの時の為に!俺達も地球の住人なんだ!故郷を守る覚悟はある!それを・・・分かって欲しい!』

本部『だが・・・』


尚も渋る本部に、少佐が冷酷な事実を告げる。


少佐『残念ですが・・・既にほぼ全ての戦力を投入している状態です。・・・使える物は、全て使わねばなりません』

本部『・・・クソォ!!』


肩を震わせ、辛そうな表情を浮かべながらもそう断言する少佐。
どうにもならない現実に、本部も悔しさに満ちた叫びをあげる。その上で、決断を下した。


本部『・・・・・すまない。現地の残存部隊にも協力させる。短時間で構わない。マザーシップを足止めしてくれ』

ジョエル『了解だ。最後に、攻撃隊に伝えてくれ。『幸運を祈る』と』


この戦いの行方を決める決戦。
互いに総力を挙げての戦いの行方は、攻撃隊の双肩にかかる事となったのである。

106:194:2024/08/15(木) 19:58:28 HOST:KD106154149179.au-net.ne.jp
以上です。遂に始まったコマンドシップとの決戦。その前半戦と相成ります。
護衛部隊の壊滅と同時に、多数の砲台を展開して襲い掛かるコマンドシップと攻撃隊の交戦の最中、マザーシップが救援に駆け付けようとします。
ですが、人類側も様々な戦力がストーム1を援護すべく、マザーシップへの攻撃乃至足止めを試みます。
因みに民間人のジョエルですが、彼はゲーム本編中にも通信で登場しています。
5終盤及び6の最初のループの終盤にて印象に残る通信を遺したキャラです。民間人も義勇軍として参戦という流れで、自然と彼を出す事に。
次回はコマンドシップとの激闘の後編となります。お楽しみに。
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最終更新:2024年10月06日 09:47