711:194:2024/10/01(火) 22:15:33 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件サードシーズン?特別番外編 サードシーズン中のウマ娘達の出来事 その55 カサマツから来たウマ娘
新たに入学して来た転生者二人、トクベツウィーク・カントウキゾクのメイクデビュー戦が共に勝利に終わり、それから少々時間が経過したある日の事。
お昼の時間となり、カフェテリアへと向かうトリーとカナ。その途上で・・・。
同じく食堂へと向かおうとしていたらしい、トクとカンの二人と鉢合わせする事に。
トク「あ、トリー先輩とカナ先輩」
カン「やぁやぁトリプルターボ君と関西くん、二人も食事かい?」
カナ「・・・何度も言うが、その呼び方止めろと言うとるやろ!ええ加減直せや!」
カン「何を言ってるんだい、関西くん!ボクと関西くんの誰にも断つ事の出来ない絆の証とも言うべきニックネームを否定するなんて、出来る筈無いじゃないか!」
カナ「何が断つ事の出来ない絆や!勝手にそんなもん作るなや!」
カン「やれやれ、照れちゃってるね関西くん。時には素直にならないと、人生損をするy」
ブウォン!!※ハンマーが空を切った音
カナ「誰がどう照れとると言うんや!!勘違いされる事言うなや!!そこ直れーーーーー!!!」
最早カナの得物の代名詞と化しつつある100tハンマーを、カンの顔面目掛けて叩きつけようとするカナ。
だが、例によって当たらない(非情)
カン「ハッハッハ、相変わらず手が早いね関西くん。そんな喧嘩っ早いと、他人に嫌われちゃうぞ☆」ヒョイヒョイヒョイ※とてもいい笑顔をしながら回避している
カナ「誰のせいやと思とんやーーーーー!!」ブンブンブン
712:194:2024/10/01(火) 22:16:04 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
この二人が再会してからという物、完全にお約束となっている光景だが・・・
流石にこれ以上は、周りにも迷惑が掛かるという物。トリーとトクの二人がそれぞれ止めに入る。
トリー「・・・カナ、その位にして。周りの迷惑になるよ」※後ろから羽交い絞めしている
カナ「ヌガァー!!離せやトリー!!」
トク「トリー先輩の言う通りですよ、カナ先輩。カンちゃんも煽る様な真似しちゃ駄目だって」※後ろから羽交い絞めしている
カン「いやはや、煽っているつもりは微塵も無いのだけどねぇ」
カナ「・・・ええい、自覚皆無なのが猶更腹立つねん!」
トリー「・・・お願いだから、抑えて。カナ」
カン「あ、そうそう。話は変わるけど、二人はあの噂は聞いたかな?」
トリー「・・・噂?一体どんな?」
トク「知らないんですか?何でも『カサマツで化け物的な強さを見せたあるウマ娘が、中央に移籍してきた』という内容なんですが」
カナ「・・・一体どんな奴なんや?」
カン「いや、ボク達もその本人自体は見ていないんだ。ただ、お昼時だしもしかしたら、その噂のウマ娘の姿を見る事が出来るんじゃないかって」
トリー「・・・にしても、カサマツから中央に移籍って」
カナ「なんや、オグリさんを彷彿とさせる経歴やの」
713:194:2024/10/01(火) 22:16:39 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
正直な感想を言い合う二人だったが、此処であれこれ考えても仕方がない。というか、早くしないと食事の時間が無くなってしまう。
そんな訳で、食堂へと向かう四人。
それぞれの食事を手に空いてる席を探している最中に、ちょっとした人だかりが。
その中にキタサンブラックとサトノダイヤモンドの二人の姿を見かけたので、トリーが声を掛ける。
トリー「二人ともどうしたの?この人だかりは何?」
キタ「あ、トリーちゃん達。この人だかりだけど・・・」
ダイヤ「凄い光景が広がってて・・・」
トリー「凄い光景?」
二人の言葉に、その人だかりの中心の方を見やると・・・・・
二人のウマ娘が、まるで大食い大会と言わんばかりの物量の食事を、次々と平らげている光景だった。
一人は、予想通りオグリキャップ。大食いなウマ娘といえば真っ先に名前が上がるという事も有り、こちらは驚くに値しない。
問題はもう一人娘。オグリと雰囲気がとても似ている葦毛の見かけないウマ娘が、オグリと競争するかの如く次々と料理を平らげている。
その横では、口をあんぐりと開けながら呆然としているタマモクロスと、この二人に餌付け()しているスーパークリークが居る。
タマモクロス(以下タマ)「・・・ウチは夢でも見とるんか?オグリとカサマツから来たオグリそっくりなウマ娘が、フードファイトしとるんやが・・・」
スーパークリーク(以下クリーク)「まぁまぁ、世の中には瓜二つな人が三人は居るって言うじゃない。はい、二人共、炒飯とラーメン持って来ましたよ」
タマ「待てい!なに餌付けしとんねん!そこは止めーや!」
カオスにも程が有る光景に、トリー達も固まる。
と、オグリそっくりなウマ娘がトリー達に気付いて気さくに話しかけて来た。
???「おー、トリプルターボと・・・カナリハヤイネンじゃないか・・・。久しいな」ムグムグ※炒飯を頬張りながら
トリー「・・・え?久しいって・・・?」
カナ「・・・お、おのれまさか・・・?」
???「私だ・・・『ハマグリカップ』だ。・・・元気そうで・・・何よりだ・・・・・」ズルズル※ラーメンを啜りながら
トリー・カナ「「・・・・・え、ええええええええええええええええええええええ!??!?!?!!!?!?!?」」
714:194:2024/10/01(火) 22:17:13 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
カフェテリアに二人の絶叫が響き渡る。周りのウマ娘達も、一斉にトリー達を見る。
もう一方のトクとカンの二人はというと、こちらも口をあんぐりと開けた状態で固まっていた。
タマ「何やお前等、ハマ(ハマグリカップの愛称)と知り合いなんか!?」
クリーク「て事は、この娘も転生者なのね・・・。はい、今度はおむすびと鶏もも肉の唐揚げの山盛りですよ」
タマ「いやだから餌付け止めーや!」
オグリキャップ(以下オグリ)「ほう・・・ハマも・・・元UMAだったのか・・・・・」モグモグ※おむすびを頬張りながら
ハマグリカップ(以下ハマ)「はい・・・オグリ先輩・・・前世の・・・同期です・・・」パクパク※唐揚げを口に放り込みながら
タマ「お前等も、食いながら喋るなや!行儀悪いやろーが!!」
タマのツッコミも追い付かないカオスな状況に、さしものトリー達もただただ呆然としていたが・・・
トリーのお腹が鳴った事で辛うじて再起動。周りが気を利かせてか、直ぐ傍の席を開けてくれたので、トリー達とキタサトコンビはそこに座る事に。
トリー「・・・え、えーと・・・『カサマツから転入してきたウマ娘』って・・・」
ハマ「ああ・・・私の事だ。・・・しかし・・・流石は中央・・・料理のレベルが段違いだ・・・」モキュモキュ※焼きたてフランスパンを頬張りながら
オグリ「そうだろうそうだろう・・・私も初めてここを利用した時は・・・地方との格の違いを・・・思い知らされたからな・・・」ムグムグ※ハンバーガーを食べながら
タマ「だから食べながら喋るな言うとるやろーが!!」
カナ「というか、誰がシンデレラグレイのネタをやれ言うとんや!!」
クリーク「まぁまぁ、積もる話も有るだろうし、余り無粋な事を言っちゃ駄目よ。はい、ステーキ十段重ねとにんじんハンバーグ皇帝サイズですよ」
タマ「クリークもいい加減止めんかい!!」
715:194:2024/10/01(火) 22:17:43 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
何と言うか・・・ツッコミ役が・・・・・ツッコミ役が足りない・・・!!という有様だ。
そんな状況等知った事かと言わんばかりに、今度はハマが質問する。
ハマ「・・・で、そこの二人は・・・?」※モグモグ※ステーキを頬張りながら
トク「ああ、私はトクベツウィーク。で、こっちは・・・」
カン「ボクはカントウキゾクだ。・・・まさか君まで転生していたとは、さしものボクも想像が付かなかったよ」
ハマ「・・・それはこっちもだ・・・しかし懐かしいな・・・まるで前世の・・・同窓会みたいだな・・・」パクパク※にんじんハンバーグをオグリと一緒に平らげながら
カナ「・・・そろそろ食べながら喋るんホンマに止めんかい。作者も微妙に描きづらい言うとるで」
トリー「カナ、メタ発言は自重して」
ハマ「・・・んぐ。そうだな。まぁ、こうして再会出来たのも何かの縁だ。今世でも、共に頑張って行こうじゃないか」
笑顔でそう締めくくるハマ。その後はキタサトコンビや、騒ぎを聞きつけてやって来たブリッツとレインボー・ゴーストとも挨拶を交わしている。
なお、今回の騒動の裏でカフェテリアの皆さんが力尽きる寸前まで追い込まれており、理事長に人員増勢を要求したのは、言うまでもない(ヲイ)
716:194:2024/10/01(火) 22:18:14 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
ハマグリカップ
誕生日・9月30日
身長・165㎝
体重・微増(食べ過ぎ(と書いて「何時もの事」と読む))
スリーサイズ・B81・W56・H80
オグリの生き写しと勘違いされる程そっくりな、葦毛の天然ウマ娘。地元で余りにも圧倒的なデビューを果たした結果、
「彼女は地方では無く中央で戦うべき」
という声が圧倒的多数となり、中央へと移籍する事となった。
その経歴とオグリ相手に一歩も引かない程の健啖家という事も有り、地元では「オグリの再来」と呼ばれていた。
登場時はほぼ必ず何か食っている。実は前世の記憶が・・・・・?
公式ポータルサイトより
容姿
オグリそっくりな葦毛だが、頭頂部はオグリと違って黒くない。長さはセミロングで、青色のリボンで髪先を纏めている。履物は短パン
勝負服は灰色のブレザー(少しだけお腹が露出している)に灰色のタイツを履いている。カチューシャやボタンは赤い丸色。騎手の勝負服の模様がモチーフの様だ。
性格
オグリと似たり寄ったりなド天然キャラ。嫌味や皮肉・揶揄等も、真顔でさらりと受け流して、相手を閉口させる事も。
一方、勝利への渇望は非常に強く、送り出してくれた人々に応えたいという思いと、トリー達と出会って(と言うか再会して)からは
「彼女達に勝ちたい」
という思いを、心の中で激しく燃やしている。愛称はハマ。
717:194:2024/10/01(火) 22:18:45 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
ここからは、重大なネタバレを含みます。そういうのが苦手な人は、ロールバックしてください。
本編でも描写した通り、前世でUMA・ハマグリカップ号だった頃の記憶を持ち合わせている転生者。
トクベツウィークやカントウキゾク同様に、この事実発覚後に話題となった。
なお、両親等には転生者という事は話していなかった。要らぬ心配は掛けたくなかったかららしい。
その為両親にとって、娘が転生者だったという事実は青天の霹靂だったそうな。
交友関係は、似た様な経歴を持つオグリキャップやその親友であるタマモクロス・スーパークリーク、更に転生者な面々とよく一緒に居る。
特にオグリは、故郷が一緒という事も有ってとても仲が良く、二人で食堂でフードファイトを繰り広げている光景が良く目撃されている。
そんな二人をクリークが放って置く筈も無く、にこやか笑顔で餌付け()をしてタマにツッコミを入れられるのがお約束となっている。
トリー達という場合も、おにぎりや稲荷ずしなどの手軽に食べれる物を頬張りながら、彼女達のやり取りを見ている。
718:194:2024/10/01(火) 22:19:15 HOST:KD106155013174.au-net.ne.jp
以上です。復帰第一弾は、予定を変更して転生ウマ娘ネタでした。
ネタ自体はかなりの部分が既に降りて来ていたので、改めて出力した次第だったり(ヲイ)
そんな訳でお送りしたハマグリカップのネタですが、名前の元ネタも有ってオグリとよく似たキャラと相成りました(汗)
トクベツウィークと併せて、カフェテリアの職員の皆さんが地獄を見る羽目に(汗)。オグリとスぺが二人になったも同然だからね。仕方ないn←殴
そんな彼女の前世の最終戦績は73戦37勝。やっぱりというかGⅠ二桁勝利(12勝)も成し遂げています。
「オグリの再来」の異名は前世でも使われており、笠松→中央への移籍という経歴やオグリに負けない健啖振りからこう呼ばれました。
え?道草?文字通り食ってますが何か?(ヲイ)。ガチで牧場と厩舎を繋ぐ道はぺんぺん草も生えない状態と化し、牧場主が頭を抱えました(ヲイ)
さて次回は、再びフォースシーズンに戻ろうと思います。お楽しみに。
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最終更新:2024年10月06日 09:58