148 :名無しさん:2012/03/18(日) 18:12:06
 蠣崎氏とアイヌ人のネタです。
慣れてないので下手ですが、思いついたので。ウィキへは自由に     




         ~北の大地で平穏に~


 1565年蝦夷地札幌城にて

「ようやく、日高地方のメナシクルとシュムクルの争いの調停ができましたね、近衛さん…ではなく兄上。」

通常は蝦夷各地に派遣されている夢幻会の人たちだが、現状報告と今後の方針を決めるために久しぶりに各地より集まることになった。

「寒冷で広大な蝦夷地を統治するためには彼らアイヌ人の協力が必要ですからね。我ら蠣崎家などの人間たちのアイヌ人の不信感はありますから、協力体制を構築して一つにまとめるには苦労しました。」

彼ら夢幻会の連中は、またこうして戦国時代へと転生することになったのだが、再びかつての同志をまとめて夢幻会を結成することになった。昭和時代の経験もあり日本を改革する…とはならず戦国時代の中でも比較的平穏な蝦夷地で支配権を強固にして開拓を推し進めるために、現地のアイヌ人たちを取りまとめて統一体制へとするべく蝦夷各地へと派遣され現地住民との交流を深めている。
 過去に何度もアイヌ人との戦闘があったり、商取引で詐欺をする連中がいたことから、アイヌ人たちの中には不信感を抱いている人々は多くいたものの蝦夷地のいわゆる和人を夢幻会が説得したりして、共同に狩りや開拓するなどして徐々に信頼関係を構築している。


 「まったくこれで、本格的に蝦夷開発を進めることができるようになりやれやれですよ。」

 「確かに蝦夷地は広大だし、オホーツク海の海産資源や北東シベリアの動植物資源も豊かですからね。将来的にロシアが進出する前に東シベリアを日本の勢力圏にしておきたいものです。」

 「将来的に東シベリアまで進出してロシアの進出を阻止するのはいいとして、現状は蝦夷地の支配権を中央にも承認させることも重要ですからね。で朝廷との交渉はどうなりましたか」

「朝廷とは長い時間をかけて毛皮などの蝦夷の特産品を献上することで、公家衆には好意的な人が増えています。少なくとも当初存在すら不明な扱いであったり、あからさまなど田舎者扱いから好意的な対応をされています。」

「蝦夷の官位については前例がないなどで良い返事がいただけませんでしたが、朝廷の奥州平定の事例なども示したり、官位を得られたら朝臣ですから定期的に税金といった形で金銭や特産品を贈る案を示すことで進展しています」

「やはり戦国時代だけあって朝廷も困窮しているため、定期的な収入源を確保するのは大きな要素ですかね。費用が定期的に必要なのは惜しいですが、朝廷に地位を保証してもらうことには代えがたいですし、日本領として確保できることから必要経費でしょう」

夢幻会は蝦夷各地の調停・開拓以外にも京都の朝廷に人を派遣して蠣崎氏の蝦夷の支配権を承認してもらえるよう交渉している。


「朝廷は官位を得られ地位が承認されるから良いとして、問題は武将たちですね。そろそろ信長が美濃制圧をするころですし、信長の天下統一事業が始まる頃です。」

夢幻会としては当初から統一事業にどの程度関与するかは議題にあったものの、いかんせん蠣崎氏の力で関与してもあまり効果はなく、また下手に関与して無秩序な拡大路線へとなってしまうのも困るため、関与せず史実通り徳川幕府成立で決定している。


「統一後無秩序な拡張路線は困りますし、将来的には破綻しますから徳川江戸幕府を成立してもらい国内開発をしつつ、それに協力するのが一番でしょう。」

「我々が派手に動きすぎるのも問題ですから、蝦夷地で自由に好き勝手開発させてもらうとするのが一番です。そもそも介入する力も不足してますし。」

「札幌に大学を開校できますたし、学問・教育レベルで基礎構築するとしましょう。それに平穏でないとアニメや漫画などの娯楽も普及できませんし、美味しい食べ物も食べれませんから」

 【終了】
愚だ愚だですが投稿します。夢幻会は今回は蝦夷地で好き勝手に開発することになるかも。東シベリアに進出するでしょうけど、まずは地道に開発です。それと地位を保証してもらうため朝廷対策を怠ることなく上手く付き合っていきます。

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最終更新:2012年03月19日 21:31