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憂鬱SRW アポカリプス 星暦惑星編設定集【アルカノスト・ドゥアー、レギン・マロース】


アルカノスト・ドゥアー

《諸元》
設計・開発・製造:ロア=グレキア連合王国 王属技術院第六工廠
改修:地球連合
運用:ロア=グレキア連合王国
運用開始:星暦星暦2147年4月(オペレーション・スカイフォール)
区分:フェルドレス
生産体制:量産機(改修機)
全長:4.4m
全高:1.8m
基本重量:14.4t
動力:高性能バッテリー
装甲材:超硬スチール合金
搭乗員:シリン
武装:
105ミリガンランチャー改(同軸14ミリ重機関銃)
ワイヤードヒートブレード×2
前腕部14ミリ重機関銃×2
前腕部高周波ブレード×2


概要:
 ロア=グレキア連合王国で開発された半自律兵器「アルカノスト」に新技術を投入して改良したフェルドレス。
従来の弱点であった火力の低さや装甲の薄さなどを補いつつ、その機動性や運動性などを向上させている。

前史:
 ロア=グレキア連合王国では、マリアーナ・モデルを基にしたシリンを運用しており、人的資源の損耗を抑えることでレギオンとの戦いを凌いでいた。
レギオン同様に人間の脳構造を模倣し、戦闘に最適な調整を施すことにより、人ではない無人機の量産と配備を成功させていたのである。
 このシリンが制御ユニットとして運用されたのがアルカノストであり、主力フェルドレス「バルシュカ・マトゥシュカ」と連携をとっていた。
有人機が安全に戦えるように、時として捨て身の行動をとり、あるいは危険な役目を担う役割を担ったのである。

 地球連合との接触と共同戦線の確立、さらには大規模作戦の連続により、ロア=グレキア連合王国の戦線は徐々に南下していく傾向にあった。
それはロア=グレキア連合王国にとって喜ばしいことであったが、同時に国土防衛用のフェルドレスが運用しにくくなることにつながった。
同国のフェルドレスは基本的に山岳地域や降雪地帯を想定していた。その分だけ、平野部での機動戦闘などには不要な要素が多く含まれていたのである。
同じく山岳地域で防衛戦を展開していたヴァルト盟約同盟同様、供与されたMTやKMFなどがそれを補ったが、それでは面子が立たないと判断。

239:弥次郎:2024/08/05(月) 21:27:28 HOST:softbank126116160198.bbtec.net

 これを受け、開発元である王属技術院第六工廠は主力フェルドレスの改良を行うこととなった。
地球連合からも技術供与などを受ける形で、短期に改良と生産が行われて作戦行動に投入された。
生身の人間と違い慣熟が早かったシリンは星暦星暦2147年4月のオペレーション・スカイフォールよりこれを運用。
従来を凌ぐ活躍を見せることとなった。


改良点:
 本フェルドレスの改良は、平野部での機動戦闘への適合や防御性の改善、火力および戦闘力の向上に重点が置かれた。
投入技術に関しては他国に供与されたものと概ね同じであり、即戦力が望まれたことから大幅な設計変更は控えられている。
それでも超硬スチール合金の採用による耐久性や剛性の向上、駆動系の強化、主機の出力向上は大幅なスペック向上を実現。

 走行システムも5対10本の足を4対8本へと変更、平野での運動能力や跳躍能力強化のため、肥大化を許容する形としている。
超硬スチール合金の採用による脚部強度の向上、OSの見直しによるバランス能力の向上がこれらをアシストしている。
 空いた脚部は武装マウントアームに変更されており、副兵装の充実化を行うことになった。
こちらには改良された重機関銃のほかに高周波ブレードを搭載可能となっている。

 他国で対レギオン戦において運用されたフェルドレス同様、原型機の構造を残したことで、安価な改造と信頼性の確保。
更には早期の戦線投入の実現を実現している。


武装解説:

  • 105ミリガンランチャー改(同軸14ミリ重機関銃)
 主兵装となるガンランチャー。
 原型機から改良がなされ、砲弾の更新および主砲砲身の延長などにより、威力や射程などを向上させた。
整備性や互換性などを持たせるために基本構造はそのままでありながらも、軽量化をも実現したという一品。

  • ワイヤードヒートブレード
 軽量フェルドレスとして、白兵戦や格闘戦に適合するように開発された兵装。
胴体部からワイヤーによってつながったヒート式のブレードを射出、疑似的な射撃兵器として使われる。
基部からそのまま振り回すことにより格闘兵装としても使用が可能で、広範囲への斬撃や相手を拘束して振り回すなどの使い方が可能。
生身の人間では制御に戸惑るところを、シリンはわずかなアップデートにより会得して使いこなしている。

  • 前腕部14ミリ重機関銃
 元々足があった部位から伸びたガンマウントアームに装備されている重機関銃。
 従来のそれ以上の火力を有し、自走地雷や近接狩猟型などへの対応能力を持たせている。

  • 前腕部高周波ブレード
 14ミリ重機関銃と選択式の高周波ブレード。
 ワイヤードヒートブレードでは近距離すぎる間合いにおける格闘戦での使用を前提としている。
特に至近距離に取り付いて大型の戦車型などを確実に撃破するのに適しているため、一定数が配備されている。
時に捨て身で飛び掛かるという選択肢を得たことでシリンの運用の幅は広がった。

240:弥次郎:2024/08/05(月) 21:28:09 HOST:softbank126116160198.bbtec.net

RM-02 レギン・マロース


設計・開発:WHM技術廠
改修・製造:地球連合、ロア=グレキア連合王国 王族技術院第六工廠
生産体制:量産機
運用:ロア=グレキア連合王国軍
運用開始:星暦星暦2147年8月~
区分:フェルドレス
全長:6.6m
全高:2.7m
基本重量:13.9t
動力:高性能バッテリー
装甲材:超硬スチール合金
搭乗員:シリン
武装:
88ミリ滑腔砲
多連装ミサイルポッド
88ミリ長砲身滑腔砲
50ミリ両用連装機関砲
14ミリ重機関銃×2
前腕部高周波ブレード×2
ワイヤーアンカー×2
脚部展開式シールドシステム×2
57㎜脚部パイルバンカー×4
尾部ワイヤードヒートブレード

概要:
 ロア=グレキア連合王国において導入されたフェルドレス。
 ギアーデ連邦から売り出されたフェルドレス「レギンレイヴ」を国産化し、シリンの搭乗に適合させた高性能機。
そのスペックは、リミッターオフの場合、生身の人間では相当な腕が無ければ制御不能に陥るほどの高さを誇る。

前史:
 星暦惑星の中でも大国にあたるギアーデ連邦は、それと比例してエクソダスなどの対価も大きくなり、その返済に追われることになった。
それは地球連合だけでなく、レギオンを開発し解き放ったギアーデ帝国の後身国家として、星暦惑星各国にも貢献する必要もあった。
これは政治的な要求であったが、同時に、星外派遣などにおいて他国との協調をこれまで以上に行う必要があるという実利も絡んでいた。
互いに過去を清算し、必要な技術やモノを融通し、協力をすることで地球連合への返済と協力を行うという実利である。

 その中で、フェルドレス「レギンレイヴ」は扱いにくく熟練者向けだが高性能機という触れ込みで売りに出されていた。
軽量級よりの中量級フェルドレスであり、有視界戦闘においては前のめり且つ防御性をやや捨てていることもあり、各国では持て余し気味になった。
これを使いこなせるオペレーターがいたことも確かであり、実際元々のそれから乗りやすさなどは改善していたのも確か。
 しかしながら、自国の慣れ親しんだフェルドレスを好む傾向が星暦惑星各国はあったため丁重であった。
他の世界の勢力に供与や販売も検討されたが、MTと競合するほか、ジャガーノート改という使いやすい競合相手が存在していたのである。

241:弥次郎:2024/08/05(月) 21:28:57 HOST:softbank126116160198.bbtec.net

 このフェルドレスに目を付けたのが、ロア=グレキア連合王国であった。
 同国において運用されるシリンは人間に必要な保護機能などを半ば不要としており、プログラミングで慣熟もしやすいという利点があった。
折しもロア=グレキア連合王国では星外派遣も視野に入れたフェルドレスの調達ないし開発を考えており、その候補に挙がったのである。
コンペティションの結果として、レギンレイヴはライセンス生産が決定。同国の需要に合わせた改装を行って配備されることとなった。

設計・性能:
 基本設計及び基本の装備などはレギンレイヴを踏襲している。
 ギアーデ連邦からライセンス生産した武装のほか、アルカノストなどで運用されていた武装とも互換性を保有しており、非常に多目的に運用できる。
規格や設計思想の異なる二か国にまたがっていても支障をきたさないというのは非常に稀有と言える。

 変更が大きいのはやはりコクピットを中心とした制御系にある。
 人ではないシリンの搭乗を前提とし、パイロット保護機能を最低限まで削減。
その分だけ得た余剰を機体性能に振り分け、あるいは機体自体が汎用的且つ耐久性などを発揮できるように設計を変更しているのである。
生身の人間が登場する際にはリミッターが設定されるが、シリン搭乗時にはこれが解除され、レギオンの高機動型を超える運動性などを発揮できる。
その分だけ反応系や駆動系などには手が入れられており、人を超えた反応と操縦に耐久出来るようにと備えられている。

運用:
 開発の完了とそれに適合したシリンの調整---改良型シリン「仔羊」が終わったことで、星暦2147年8月より戦線投入が開始された。
シリンが死者の残響に影響されるという予想外のトラブルこそ起こったものの、改良以降はトラブルなく運用されることになった。

 星外派遣においては、安全性をやはり重視したために重量級のままであった有人フェルドレスをフォローする役目を担った。
リミッター設定型も含めて運用され、重量級フェルドレスにはない強みを生かして多大な戦果を挙げることとなった。


武装解説:
  • 88ミリ滑腔砲
  • 多連装ミサイルポッド
  • 88ミリ長砲身滑腔砲
  • 50ミリ両用連装機関砲
 レギンレイヴにおいて運用されていた武装の流用品。
 アルカノストの105ミリガンランチャーなども搭載可能であり、アタッチメントを介した武装の変更による多様性を獲得している。


  • 14ミリ重機関銃
  • 前腕部高周波ブレード
 ガンマウントアームに搭載される武装。
 アルカノストなどで採用されているロア=グレキア連合王国の標準的な機関銃。

  • ワイヤーアンカー
 胴体に内蔵された立体機動を実現するツール。
 機動力や運動性に長け、瞬発力もあるレギン・マロースとの相性は高い。


  • 脚部展開式シールドシステム
 前方の脚部に搭載可能なシールド。
 高純度の超硬スチール合金を採用しており、十分な厚さも相まって高い防御性脳を発揮する。
適切な防御態勢をとることで機体前面をほぼ覆い隠すことができるほか、他機と連携することで強力なファランクスを形成することもできる。

  • 57㎜脚部パイルバンカー
 レギンレイヴと同様の格闘兵装。
 取り付いた相手を一撃で仕留めることを主眼としている。

  • 尾部ワイヤードヒートブレード
 アルカノスト・ドゥアーから輸入された兵装。
 ワイヤーの延長でより広範囲をカバーできるようにし、また死角となる後方を補うように配置を変えた。

242:弥次郎:2024/08/05(月) 21:29:30 HOST:softbank126116160198.bbtec.net

以上、wiki転載はご自由に。
レギンレイヴを使えるのって、やっぱり肉体が頑丈か、もしくはそもそも人間ではないってパターンですよね。
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最終更新:2024年10月12日 13:09